アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
パリスの審判
トロイア王プリアモスの息子。
パリスが生まれてくる前、占い師が母親に、お腹の子供はトロイヤの滅亡をもたらす、と言った。

母親は占い師の忠告に従い、生まれたばかりのパリスを山に捨てた。パリスはその後、羊飼いたちに拾われ育てられた。

やがて川と泉の精ナイアスたちの一人、オイノネと結婚する。

ペレウスとテティスの結婚式があった。オリュンポスで一番盛大な祝宴であった。その招待客のリストにエリスが外されていた。

エリスは、軍神アレスの妹で、醜くって、戦車に乗り、血を求め叫び声を上げ、死の光景を見て笑うのが彼女の暇つぶしだった。当然、神々の間では人気がなかった。

招待されなかったエリスは復讐を考えた。「最も美しい者へ」と刻んだ黄金のりんごを饗宴のテーブルにそっと転がした。

ヘラとアプロディテとアテナの3人が、りんごは自分のものだと言いだした。そして、ゼウスにその審判を頼んだ。しかしゼウスは、この3人から一人選ぶと逆に大変なことになると考え、若いトロイアの王子パリスに審判を委ねた。

3人の女神たちはパリスに賄賂を提供。ヘラはパリスに無限の力を約束した。アテナは知恵を約束した。アプロディテは、パリスの手を取って何やら囁いた。そうしたら、パリスは黄金のりんごを即座にアプロディテに渡した。

アプロディテや、自分と同じくらい美しいスパルタの王妃ヘレネを約束したのだった。

ギリシャ軍がトロイア侵略の原因は、パリスのヘレネ誘拐でった。

戦争の間中、ヘラとアテナは、ギリシャにエコひいきした。


クロード・ロラン   パリスの審判
1645-46  ワシントン・ナショナル・ギャラリー

ベンジャミン・ウエスト  パリスに連れてこられたヘレン
1776  Oil on canvas  143.3 x 198.3 cm  スミソニアン・アメリカ美術館  ワシントンD.C.

ジャック・ルイ・ダヴィッド    パリスとヘレネの恋
1788  147x180cm   ルーヴル美術館 パリ

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