アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
ゼウス  ガニュメデス  レダ  エウロペ  イオ
イオ
ゼウスの正妻ヘラはゼウスの浮気には、嫉妬深く追求し、罰を与える。家庭を守るため、女性は強くなるのである。

ヘラの神殿にはイオという美しい巫女がいた。

イオはある日、夢を見た。レルネの湖に行き、ゼウスに身を任せよ、というお告げであった。

イオは湖畔に出かけて行き、月光の中で、ゼウスと結ばれた。

ゼウスの正妻ヘラは、おかしいと気づき、ゼウスに詰め寄ったが、ゼウスは知らないふりを通した。そして、陰では慌てて、イオを牡牛に変える。

正妻ヘラはお見通しであった。彼女は知らないふりをして、その牡牛を欲しがった。

ゼウスはしかたなく、イオがなっている牡牛をヘラに渡してしまう。

ヘラは百眼怪人(アルゴス)に、牡牛を見張らせていた。

ゼウスはヘルメス(メリクリウス)に、この牛を盗んでくるよう命じた。しかし、さすがのヘルメスも、目が百個もある怪人には困り果てた。眠っている間に盗もうと思っても、一個の目が眠っていても、他の目が眠らないからである。

ヘルメスは美しい音色の笛を操ることができる。そこでヘルメスはその笛を吹くと百の目はいっせいにうっとりとなり、やがて眠りについた。

ヘルメスは、百眼怪人(アルゴス)の頭を石で叩きつぶし、牡牛になっているイオを助け出した。

正妻ヘラは、百眼怪人の死を悲しみ、その百の目を孔雀の羽の模様にした。そして、牡牛のイオを苦しめるために虻を放った。以後、世界中の牛たちは、尻尾で追い払っても、払いきれない虻に苦しむようになったのである。


アルゴスは通常、普通の目の数の牧人として表わされる。

ラストマン  (オランダ)
イオと一緒のゼウスを見つけたユノ  1618  54 x 78 cm  ロンドン・ナショナル・ギャラリー

アミゴニ 
アルゴスの首を受け取るユノ
1730-32  108 x 72 cm  Moor Park, Rickmansworth, Hertfordshire

コレッジョ
1531-32
Oil on canvas, 163,5 x 70,5 cm
Kunsthistorisches Museum, Vienna


SCHIAVONE, Andrea (c. 1515-1563
Oil on canvas, 205,5 x 275,5 cm
The Hermitage, St. Petersburg

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