アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
ヘパイストス(ヴァルカン、ウルカヌス)
ゼウスとヘラの息子。鍛冶の神。工芸家の主、工芸の守り神。

生まれたとき、身体がねじれて醜かったので、ヘラは一目見て、ヘパイストスを憎み、オリュンポスの山から突き落とした。

ヘパイストスはこの落下で、両足を折ってしまった。

海の女神(テティス)に拾われ育てられた。

ヘパイストスは海の女神テティスたちのために、さんごと真珠の美しい飾りを作ったり、生きた宝石を海に泳がせたりした。これは今日の熱帯魚である。

ヘラは海の女神テティスがつけていたブローチを見ると、誰が作ったものか、しつこくたずねた。

テティスは、「あなたが捨てた息子が作った」とは言えず、困ってしまった。しかし、ヘラがあまりにしつこかったので、ついに本当のことを言ってしまった。

ヘラは、自分が息子を捨てたことに罪悪感など感じていなかった。息子のヘパイストスに会いに行き、オリュンポス山に連れ戻したのである。
ヘラは彼に鍛冶屋の仕事場を作ってやった。なぜか、ヘパイストスは母親のヘラを許したのである。

ヘパイストスはここで、ゼウスに雷電を作り、英雄たちに武器を製造した。

ヘパイストスの徒弟は片目のキュクロプスたちであった。

ヘパイストスは人間に大いに尊敬された。古代では鍛冶屋は、道具や武器に魔法の性質を与える魔法使いとされていたのである。

ヴェラスケス

1630
Oil on canvas
87 3/4 x 114 1/8 in. (223 x 290 cm.)
Museo del Prado, Madrid


ギルランダイオ
-
Oil on canvas
The Hermitage, St. Petersburg


ホームページ | 西洋絵画 | 女流画家 | 聖書の物語 | ギリシャ神話   文学