アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
ディオニュソス  セメレ  シレノス  バッコスの巫女
セメレ
ディオニュソスの母、セメレはゼウスに愛された。

ゼウスの正妻ヘラは嫉妬して、セメレに言った。

「あなたのところへ通っている者がゼウスなら、天上の光を身に付けてくるはずよ。だって、私のところへ来る時は、いつもそうですから。」

ある日、ゼウスは、セメレの元へ行き、彼女の希望と約束は必ず叶える、と言ってしまった。

セメレは、ゼウスに、頼んだ。

「今度来るときは、天上の光を身につけて来てください」

ゼウスはひどく困惑したが、約束した以上、やむを得ない。

次の逢引のときに、雷鳴をとどろかせ戦車に乗ってセメレの元へ行き、稲妻を放った。

セメレはその稲妻に当たって、焼け死んでしまった。

ゼウスはすぐに、セメレのお腹から、六ヶ月になる二人の赤ん坊を取り出し、大腿の中に埋め込んで育てた。

そこから生まれたのが、ディオニュソスである。

モロー
ジュピターとセメレ
1895
Location: Musee Gustave Moreau, Paris, France




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