アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
ペルセポネ
春の女神・豊穣の神 、ローマ名 プロセルピナ
ゼウスと収穫の女神デメテルの娘。デメテルは、ペルセポネに魔法の絵の具を与えた。ペルセポネは魔法の絵の具で、春の花に彩色をした。
4月のある朝、いつものように花に色をつけていたペルセポネを、黄泉の国の王ハデスがさらって行ってしまった。花嫁にしようとしたのである。
ハデスは金銀、宝石を山と積み、優雅な踊り子たちを用意したり、歌い手を呼び出したりして、ペルセポネのご機嫌をとろうとした。しかし、ペルセポネは、なかなか黄泉の国王ハデスに屈しなかった。口もきかず、食もとらなかった。
そのころ、母親の収穫の神デメテルが、娘がいなくなったことに気づき、地上を鬼火のように探し回った。デメテルは娘を誘拐した犯人が、自分の兄、黄泉の国王ハデスであることを知った。
収穫の女神デメテルの怒りは飢饉であった。大地は乾き、飢えが地上を覆い、家畜も人間も死んだ。
ゼウスはとうとう、もし、ペルセポネが下界で何も食べていなければ、彼女を取り戻すことができる、と告げた。
神の使いヘルメスはさっそく黄泉の国へ向った。しかし、飢えと渇きに苦しんでいたペルセポネは、ザクロの六つの赤い種を食べてしまった。ちょうどそのとき、ヘルメスがペルセポネを救出した。しかし、完全ではなかった。
ペルセポネはザクロを食べてしまっていたので、黄泉の国王ハデスは、彼女が自分の花嫁だと主張した。
ゼウスが妥協案を出した。ざくろの種、六粒食べたので、六ヶ月を黄泉の国で暮らし、残りの六ヶ月を母親のもとで暮らしても良いとなった。母親デメテルもこれで納得した。
愛する娘が地下に暮らしている間は、穀物はいっさ育たず、春になってペルセポネが戻ってくると、野原は花でいっぱいになり、木々は実をつけた。

アバーデ
プロセルピナの略奪

フレデリック・サンズ

Painted in 1865

ロセッティ
1874

レイトン
プロセルピナの帰還
Painted circa 1891


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