アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
ダフネ
語源: 月桂樹
ある日、アポロンはエロス(キューピッド)が弓矢で遊んでいるのを見て、子供がそんなものをおもちゃにしてはいけない、とからかった。

エロス(キューピッド)は、怒って、金の矢をアポロンに向かって放った。そして、鉛の矢を川の神の娘、ダフネに射た。

金の矢は恋に陥る矢である。鉛の矢は恋を拒む矢である。

二本の矢が、二人の胸にささった瞬間から、アポロンはダフネを恋し、ダフネはアポロンを拒否した。

アポロンはダフネを追いかけた。ダフネはどこまでも逃げた。

ダフネは父親の川の神のところへ駆け込み、言った。
「助けてください、お父様、私の姿を変えてください。」

彼女の姿が変化してきた。足元から月桂樹の木になっていった。

アポロンが追いついたとき、ダフネは最後の心臓の鼓動を鳴らせていた。

アポロンは、ダフネへの愛の記念に、ダフネの月桂樹の葉で冠を作り、生涯それを頭にかぶっていた。

ベルニーニ
1622-25  Marble  243 cm    Galleria Borghese, Rome

ニコラ・プッサン
1625  Oil on canvas   Alte Pinakothek, Munich

テオドール・シャセリオー

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