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コロニス
語源:カラス
オリュンポス山のふもとにある、ラリッサの王の娘。美しいコロニスは、アポロンの寵愛を受けた。

アポロンは忙しくて、なかなかコロニスに会いにいくことができなかった。そこで、そのころまだ色が白かったカラスに、自分の思いを伝えるよう言った。

カラスはコロニスのいるラリッサへ飛んでいった。

カラスは、コロニスが若い男と親しげに話しているのを見た。カラスは、そのことをアポロンに伝えた。

アポロンは嫉妬に狂って、銀の弓を引いたのである。アポロンの銀の矢はラリッサまで飛んでいき、コロニスの胸を射抜いた。

コロニスは死ぬ直前に、アポロンに言った。
「お腹にいるあなたの子供を生んでから死にたかった。」

アポロンは悔やんだ。真実を確かめなかったことを。

コロニスのお腹から、赤ん坊を取り出したアポロンは、その子を、半人半馬族(ケンタウルス)の賢人ケイロンに育てさせた。

ケイロンは医薬の術に秀でていた。アポロンの子は、医薬の神として知られるアスクレピオスになった。

カラスは、コロニスが死んだときから、真っ黒になって、永遠にコロニスの喪に服することになった。


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