アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
イカロス

ダイダロスはイカロスの父で、細工の名人であった。ダイダロスがミノス王のためにラビュリンス(迷宮)を造った。

ダイダロスは後にミノス王から見放され、息子のイカロスと共に、ある塔に閉じ込められてしまった。

その塔を抜け出すために、鳥の羽を集めて、大きな翼を造った。大きい羽は糸でとめ、小さい羽は蝋(ろう)でとめた。

翼が完成した。二人は翼を背中につけた。

父ダイダロスは、息子のイカロスに言う。

「イカロスよ、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうから。」

二人は飛んだ。

農作業中の人々や羊飼いたちが二人の姿を見て、神々が空を飛んでいるのだと思った。

イカロスは調子に乗ってしまった。父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまった。

太陽に近づくと、羽をとめた蝋(ろう)が溶けてしまった。イカロスは羽を失い、青海原に落ちてしまった。

以後、その海はイカロスと名づけられた。

ブリューゲル Bruegel, Pieter
落ちるイカロスのいる風景
1558, Oil on canvas, mounted on wood, 73.5 x 112 cm, Musees royaux des Beaux-Arts de Belgique, Brusse

PIOLA, Domenico
1670s, Oil on canvas, 136 x 111 cm , Private collection, Genoa

Odilon Redon
イカロスの墜落

Herbert Draper    
イカロスへの哀歌

Sidney Meteyard

レイトン Leighton
ダイダロスとイカロス
1869 、Buscot Park, Oxfordshire, England, Faringdon Collection

Alfred Gilbert(1854-1934)
1884

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