アート at ドリアン   絵画の主題      ギリシャ神話解説
三美神
カリテスともいう。美、雅、芸術的な霊感、そしておそらく、古代においては豊穣の女神でもあった。

ゼウスとエウリュノメの間に生まれた三人姉妹で、エウプロシュネ(歓喜・祝祭)、タレイア(花のさかり・喜び)、アグライア(光輝)と呼ばれ、喜びと平和を人々に広めた。

彼女らはまた、「愛欲」、「純潔」、「美」を表すとも考えられた。

左端が官能的な「愛欲」の化身、中央は「純潔」、右端が「美」の化身であるという。

「愛欲」と「純潔」は対立する、相反する性質を持っているが、「美」によって和解させられ、統一させられる。

我々の内面には、この「愛欲」「純潔」「愛」があり、それぞれバランスをとりながら生きているのである。

三美神がいつも三人で描かれるのも、こういう訳があるのである。

三美神はたいてい、裸体で描かれ、互いに抱き合っている。アポロ、アテナ、アプロディテ(ヴィーナス)、エロス(キューピッド)、ディオニュソス(バッコス)などどともに描かれる。

ラファエッロ
c.1503-1504. Oil on panel. Conde Museum, Chantilly, France

コレッジョ 
c.1519. Fresco. San Paolo Camera, Parma, Italy

リュベンス
1636-1638. Oil on canvas. Museo del Prado, Madrid, Spain

エドワード・バーン=ジョーンズ


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