カルロ・クリヴェッリ
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(1430-1495)   イタリア  初期ルネサンス 
15世紀、ヴェネツィア派の画家。

人妻を誘拐して、有罪となり放浪の身になる。
ユーゴスラビアのザダールなど放浪し、中部イタリアのマルケ地方に落ち着いた。
絢爛豪華な装飾が特徴で、金属的な硬質な線描で、大変に特異な個性を持った画家。

玉座の聖母子
1470  129.5 x 54.5 cm    ワシントン・ナショナル・ギャラリー

玉座の聖母子 ・聖フランチェスコ(アッシジの)
1471-72    各 183 x 59,5 cm   ブリュッセル王立美術館
モンテフィオーレ多翼祭壇画より

モンテフィオーレ・デル・アーゾのサン・フランチェスコ聖堂にあった。
19世紀に分断・分散

玉座の聖母子
1476  107 x 55 cm  ブダペスト美術館

マグラダのマリア      
1477  アムステルダム国立美術館
主題解説;聖書の物語へ行く

この町に一人罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壷を持ってきて、後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。・・・「赦されることの少ない者は愛することも少ない。」 そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。

罪深い女の行為を不信に思い、イエスに訊ねると、多くの罪を持つものは、罪の少ないものより、愛も大きい。そして多く愛したものは赦される、と言って彼女の罪を赦した。罪あるものこそ深く愛さねばならないという教え。

絵画を見るときは、油壷を持っているか、キリストの足もとにいる。

カメリーノ三連祭壇画(玉座の聖母子と聖人たち)
1482  ブレラ美術館  ミラノ
左:使徒聖ペテロと聖ドミニクス

右:聖ウェナンティウスと殉教者聖ペトルス

ピエタ
1485  88 x 53 cm  ボストン美術館

受胎告知
1486 Oil on wood transferred on canvas, 207 x 146.5 cm  ロンドン・ナショナル・ギャラリー      
主題解説:聖書の物語へ行く

大天使ガブリエルが、マリアに近づき、「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。驚くマリアをよそに、さらに言う。「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名づけなさい」

マリアは「まだ夫がありませんのに」とのけぞると、大天使ガブリエルは、「聖霊によるのであって、恐れたりすることはない」。さらに、「生まれる子は聖なる者。神の子と呼ばれる」と告げた。

落ち着きを取り戻したマリアは「私は主のはしためです。お言葉どうり、この身に成りますように」と受け入れる。

絵画では、大天使ガブリエルは、白いゆりの花を持ち、左側から近づく。

玉座の聖母子と聖人たち
1488  191 x 196 cm   ベルリン国立美術館

ろうそくの聖母
1490-92   218 x 75 cm  ブレラ美術館  
カメリーノ大聖堂の多翼祭壇画

18世紀末、地震のため、サン・ドメニコ聖堂に移され、その後分散。

キリストの磔刑
1492  218 x 75 cm   ブレラ美術館
カメリーノ大聖堂の多翼祭壇画

18世紀末、地震のため、サン・ドメニコ聖堂に移され、その後分散。

聖母戴冠
1493  Panel, 225 x 255 cm  ブレラ美術館  ミラノ
主題解説:聖書の物語へ

礼拝の対象、あるいは教会の擬人像として描かれた。

聖母マリアに冠を授けるのはキリスト、神、聖三位一体などである。しばしば、天使たちの聖歌隊に取り囲まれている。

キリストが手に書物を持っていることもある。そこには「来たれ、わが選ばれし御方よ。われ汝をわが玉座につかせん」と書かれている。



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