聖家族

礼拝像である。キリストと母マリア、父ヨセフが登場する。他に、祖母アンナ、洗礼者ヨハネ、その母エリザベツが登場する。

15世紀に登場した主題。礼拝像として、あるいは、キリスト伝の始まりとして扱われた。

イエスの父親ヨセフに対する信仰が高まったのが、15世紀後半である。これは、家父長制が浸透していく過程でもある。人々の暮らしが楽になり、「家族」というものに意識が行き始め、さらに、父親の存在が意識され始めたこととに呼応する。

16世紀以降、イエズス会は、三位一体を構成する群像であるという考え方をとった。

時代が下るにつれて、背景は日常生活の場面へと移っていく。

ルーカ・シニョレッリ

c. 1490
Oil on panel
48 13/16 (124 cm) in diameter
Uffizi, Florence

ミケランジェロ 

1503-04ころ、Oil on panel、Diameter 120 cm、Uffizi, Florence


ラファエロ

1518
Oil on canvas, 207 x 140 cm
Musee du Louvre, Paris

アンドレア・デル・サルト

1520、Panel, 129 x 105 cm、Galleria Palatina (Palazzo Pitti), Florence

ブロンズィーノ 

1534-40
Oil on wood, 124,5 x 99,5 cm
Kunsthistorisches Museum, Vienna

ブリューゲル 

-
Oil on panel, 93,5 x 72 cm
Alte Pinakothek, Munich

エル・グレコ

1594-1604
Oil on canvas, 107 x 69 cm
Museo del Prado, Madrid

ムリリョ 

1650
Oil on canvas, 144 x 188 cm
Museo del Prado, Madrid

レンブラント 

1630s
Oil on canvas, 183 x 123 cm
Alte Pinakothek, Munich

プッサン 

1648
Oil on canvas
National Gallery of Art, Washington

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参考文献 『新約聖書』 (日本聖書協会)
『西洋絵画の主題物語 T聖書編』 諸川春樹 著 (美術出版社)
『ヨーロッパ美術を読む旅 新約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『ヨーロッパ美術を読む旅 旧約聖書編』 柳澤保雄 著 (トラベルジャーナル)
『西洋美術の主題と物語』 三輪福松 著 (朝日選書)

『西洋美術解読辞典』 河出書房出版