Voigtlander
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Voigtlander BESSA-T

 ベッサTが発売になった当初から、欲しいカメラだった。2001年にヘリアー50mmと セットになった限定のモデルが発売されたのをきっかけに購入。僕のはグレーのモデル。
 28mmレンズを使うことがたまにある。M6にも一応28mmファインダー枠が付いているが、 0.72倍のファインダーだと見にくく、右下がレンズでけられてしまう。ならば 潔く外付けファインダーを使う。そうなると、カメラボディは距離計のみで良い。 となれば、このベッサTが最適だ。今はウルトロン28mm専用機となっている。



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Voigtlander VITESSA (ULTRON 50mm F2)

 なぜだか衝動的に欲しくなり、購入したカメラ。
 このカメラはスゴい。まず、最も特徴的な巻き上げ機構がスゴい。 上に伸びた棒をぐぐっと押し込んで巻き上げをする。 このカメラが発売された当時、多くのカメラはノブ巻き上げから レバー巻き上げに変わろうとしていた時代だ。 そんな時代に、棒押し込み巻き上げを思いつき、実用化してしまった フォクトレンダーはスゴい。
 シャッターボタンを押すと、全面の観音開きの扉がパカッと開き レンズが出てくる。このカラクリもスゴい。
 地味なんだけどスゴくて涙が出てきそうなのは、上の写真でいうと、 右側の扉の下部に折りたたみ式の小さなツメのようなものがある。 通常は、レンズを出した状態でカメラを立てるとレンズの重みで 前に傾く。ところが、このツメを引き出すと、脚のような役割をして カメラが傾かず正面を向いてくれるのだ。どうでもいい機構なんだけど フォクトレンダー技術者のささやかな心遣いに涙が出てくる。
 僕のビテッサはライカM型用の視度補正レンズを接着剤でくっつけてあり、 撮影のとき、水平、垂直をとるために外付けの現行フォクトレンダーの ファインダーが付けてある。



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