Leica
m4
Leica M4

 僕が最初に買ったライカ。
 レンジファインダーカメラは、以前フォクトレンダーのプロミネントIを 持っていたが、カメラ屋で、ライカM2のファインダーを覗かせていただいたとき プロミネントとは別世界のように見やすいファインダーと距離計に感動し、 一気にライカが欲しくなってしまった。

 35mmレンズを最も多く使うのでM4かM2のどちらにしようか迷っていた。 巻き戻しクランク、クイックローディングを採用したM4が実用向きと思ったが、 M2の方が安価。ということでM2にしようと思いM2を探し歩いていたら、 委託で安いM4を見つけてしまった。
 トップカバーに数箇所キズがあり、グッタペルカが 少しぺろりと剥がれかけていたが僕は中身重視なので、さっそくお店でレンズを借りて 距離計、シャッタースピードの確認をしたが特に問題はないようだった。ファインダーも綺麗。 ということで購入。グッタペルカの剥がれは、後で接着剤でくっつけた。

 2、3ヶ月使っただろうか、ある日M4をいじくっていると、距離計コロを指で押して 放したとき、コロの戻りが鈍いことに気が付いた。
レンズを装着しているときは、無限遠から一気にすばやく最短までピントリングを 回すことはないので気が付かなかったが、実際に無限遠から一気にすばやく最短まで ピントリングを回してみると、二重像が遅れてゆーっくりと動く。
 ピントのズレはないし、ゆっくりピント合わせすれば使えることは使えるのだけど、 コロの戻りが鈍いのは、気になる。
一回気になりだすと、たまらなく気になる。ということで修理に出して直してもらった。



m6ttl
Leica M6TTL (0.72)

 「雨の日でも雪の日でも、酷使できる現行のライカが欲しい。」  という理由から購入に至ったのがこのM6TTLである。  実際、現在使用している35mm判のメインカメラとなっている。一眼レフカメラに比べると コンパクトで、ズミクロン35mmを付ければ、旅のお供には最適だ。 M6以降では、トップカバーの筆記体のLeicaのロゴが入っておらず、これはちょっと 殺風景だなと思い、僕はロゴの刻印が入ったモデルを購入した。

M4と比べて気になる点を数点挙げると、

1.巻き上げ感触
 巻き上げの感触が、M4では非常に滑らかなのに対し、 M6TTLでは、ちょっとゴツゴツというかザラザラというか滑らかでない。
でも、これは、感覚的な問題であって、M6TTLをしばらく使って 久しぶりにM4を使った時に「う〜ん、いい」という 感動が得られるという程度で、実用には支障ない。

2.正面上部の赤丸のロゴ
 ブラックボディに、この日の丸は目立つので、デザイン的に バランスが悪いなと思っていたが最近は、慣れてどうでも良くなった。

3.若干背が高い
 M5を除くM6以前のM型に比べると2.5mmほど高くなっている。 M4と並べてみるとちょっと気になるが、最近は慣れて、 どうでも良くなった。

4.距離計のハレーション
 逆光時、ある特定の角度から光が入射すると、ファインダーの 距離計部が真っ白になり、測距不能となってしまうことがある。 これは実用にちょっと支障がある。
 この現象が起きたときは、目測でエイヤとピントを合わせるか、 どうしてもピントの精度が必要なときは、採光窓を指で押さえながら ピント合わせをする。でも、このような状況になることは頻繁に 起こる事では無いし、最近は慣れて、どうでも良くなった。

 ということで、M4を使ったあとに、M6TTLを使い始めると、はじめは若干違和感があったが 慣れれば気にはならない。M6TTLは良いカメラだと思う。


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