● ペルシアのムカルナス装飾 ●

(イラン、イスファハーンの 金曜モスク 12世紀)
レンガを積んでつくったイーワーンの天井の立体構成、
はじめは 構造的な力の流れを表した力強い造形だった。


(イラン、イスファハーンの 王のモスク、現・イマームのモスク 1612-30年)
17世紀のイーワーンでは、彩釉タイル貼りの
石膏パネルを 複雑に組み合わせて吊った表面装飾になる。


(イラン、イスファハーンの ハールーン・ヴェラーヤト廟のイーワーン)
修理中のムカルナスを見ると、張りぼての装飾であることが よくわかる。
レンガ造のドーム天井から、タイル貼りの石膏パネルを吊っている。
(ここでは、パネルを吊るために 鉄骨まで使われているのが見える)