松川湖(奥野ダム)
静岡県伊東市にある人造湖私のホームグラウンドでもありルアー・フライ限定の自然型エリアである
釣れるのはニジマス アマゴをメインにブラックバス ブルーギル オイカワ ウグイなどなど・・
まあ一般的にフライフィッシングの対象としてはニジマス アマゴであろう(笑)
このエリアの特徴としては人造湖で(ダム)であることから定期的に水位が3M程上下すること
(渇水期 6月中〜下旬→10月中〜下旬)
そして珍しく湖のインレット(流れ込み)エリアが禁漁になっていないこと・・流入河川である松川エリア(湖より上)もルアーフライ専用
であり魚影は濃く・・真夏でも岸から数メートルでニジマスが釣れるという特徴を持つ
そしてニジマスのレギュラーサイズも大きいらしい50CMクラスとか普通に釣れる・・(私はこれが普通だと思ってました(笑))
また湖の周りが公園になっているので季節の花が楽しめる特に芝桜は有名であるし桜も綺麗♪
猪や鹿なども付近に生息するし蛍も飛ぶ(数は少ないけど)
無料駐車場がありトイレもあるが付近に売店の類がないので食料 水は事前に用意したい
また一般の散歩の人や家族連れも多いのでキャストのときは安全確認を徹底したい
またゴミは持ち帰るなど人としての最低限のマナーも守りたい
では季節別に攻略法を・・
3月 湖は落ち合い岬やログハウス前で回遊してくるニジマスの釣りタナは3Mとかもっと下渇水期にもみずのあるエリア
中心に回遊が多い・・渇水期に一度地形を見ておくのをお勧めする
定番であるマラブー系やウエット・ストリーマーなどをタイプU〜タイプWとかで引っ張るとか
・・ルースニングとか・・まあ人それぞれお好みで(笑)
ただ回遊待ちの釣りであるから・・回ってこないと釣れないし・・回ってくるPOINTもピンポイントである
私の場合はタイプU〜タイプWで#6のサーモンフックに巻いたジェネラルプロテクショナーを引っ張るなどしますが数釣りたかったら
フックサイズ下げてマラブーやソフトハックルを引くのが良いとは思う
実際には35CM程度あれば#6程度のフライは食べるので大物狙うなら大きい針を使いたい
落ち合い方面などときおり60UPクラスのサイズもかかってくるので糸も太めがお勧めである
川ではユスリカ コカゲロウ カワゲラ類のマッチ・ザ・ハッチなど・・日によって#27でもフライが大きいと感じるが・・基本的に#18前後でOK・・ただ前年からの残り魚?のニジマスの良型が釣れたりするので油断大敵(笑)
白川橋上までは50CMクラスのニジマスが遡上していることもある前年からの個体は総じて綺麗な個体が多い
アマゴは白川橋下流などのプールでの釣りが中心である
4月 湖は3月と変わらず・・ただ回遊が頻繁になり水深も浅く1.8Mくらいでも釣れるようになる湖ではガガンボのスーパーハッチがあったり・・水面付近の虫も活発になるので見逃がせないが
湖の釣りは回遊待ちが基本なので・・禁猟エリア方面の深いとこから群れの本体が回遊してこないと4月といえど数もサイズも伸びない・・ただ朝夕には頻繁に回遊を初めライズの嵐があったりするので見逃せない
川は釣りあがりが楽しい
各種メイフライのハッチに合わせての釣りになるが瀬にでたいる個体はストーキングに注意すれば
それほど難しくはない関東#14のライトケイヒルなど大型で見やすいフライでも十分楽しく釣りができる新緑の中の釣り♪
プールなどのフィッシングプレッシャーがかかりやすいところは
難易度が高いこともあるのでそれなりのシステムで望みたい
5月
湖は浅いエリアにも活発に魚の回遊がみられるのでルースニング ストリーマー ウエット・・などなど色々な釣りが楽しめるが・・
何と言ってもこの季節はドライが楽しい フックサイズ#6(3〜4CM)のドライフライでイブニングに湖のニジマスを狙うのだ・・
ヒゲナガの状況によってはま昼間でも#6のドライにでる・・これが病みつき(笑)
ヒゲナガがよくないときは#8のストーンで・・松川湖はヒゲナガやストーンは個体数多いです
またポイントによっては岸からサイトで50UPが狙えます
ウエットも楽しいですね♪
川はイブニングはアマゴ狙いのヒゲナガ・・GWすぎたあとはテレストリアル系が有効
川にニジマスが遡上している場合もあり飛び石付近から釣り上がり・・付いてるニジマスをウエットで狙い撃ちするのも楽しい
川にいる大型ニジマスは以外に簡単にフライにアタックしてくるがファイトは強烈(笑)
但しウグイが産卵遡上してくる時期でもあるのでストーキングでウグイを散らさないように(笑)
6月 湖は前半は相変わらずドライを中心になにをやってもが楽しいが・・水温が高くなってくるので
このころから湖の釣りは難しくなってる
フィッシングプレッシャーと松川湖は温暖の地伊豆にあり
流入河川ありともいえども標高が低いので高水温はマス類を釣る場合に難しくなってくる要因である
中頃になるとダム湖の為渇水期モードになる
3日くらいかけて湖の水位が約3M程度下がるので要注意
中盤以降は水温があがるので厳しくなる 湖にいたアマゴ(銀色)が低水温を求めて川へ移動するのもこの時期前後からのようである
台風や大雨で増水したあと一箇所に魚が溜まる傾向があるので・・当たれば大釣りできる可能性が高い(但し 場所 時間がピンポイントではあるが)
川はテレストリアル中心に雨の切れ間を狙い大型のアマゴが期待できる
アマゴを狙うならやはりこの時期が一番?(笑)
7月 湖は渇水期 渇水期の釣りは厳しい・・湖の水温が高いのでハデハデアトアトラクター系のフライやエッグなどででリアクションバイトを狙うかニンフなどを口元に送りこんで食わすか・・イブニングにはドライで出るけれど・・かなりフィッシングプレッシャーは高い
基本的に渇水期の湖の釣りは流れ込みの形で決まります(水量によって流れ込みの形が変わるので)
理想は対岸側に一本の細くて重い流れが(早いながれ)が集まっているような状況・・・・
最悪はダーっと広がって流れ込みの形が判然としないような状況
どうやら湖のニジマスのほとんどははこの時禁猟区の一番深いとこの低水温域にいて・・一部が流れ込みに酸素と餌を求めてきているようです(推測) 流れ込みの形が良いときはニジマスも多めについてますし・・大型も期待できますが
形が悪いときは深みに帰ってしまうようです流れ込みに居ついてる魚の個体数は決して多くないので
キャッチ&リリースを徹底したい
例外的に台風や大雨降ったときは流れ込みに魚が戻ってきますので・・当たれば夢のような釣りができます(笑)
川はテレストリアルの釣り・・しかしテレストリアル一辺倒ではないので場合によってはミッジのパターンが有効です
8月 湖は7月に準じますが湖の水温は表面温度が25度近くまであがるので日中はかなり厳しくなる
それでも流れ込みについてる個体がサイトで狙えたり・・ウエットでそこそこ釣れる場合もある
台風がきたりするとこの時期はかなり楽しいこともある
基本的に渇水期は流れ込み近辺がポイントになるルアーで禁猟区ぎりぎりの深場を狙うって手もあるだろうが(これはいつのシーズンでも共通だが)
川は白川橋〜深山橋などのボサがかぶっているエリアが涼しいので釣りやすい支流が流れ込む場所は水温も低いので
活性が高い この時期以外とテレストリアルドライやウエットで良型が望めるがメインはユスリカだろう
9月
湖は中ごろから漁協の秋の放流が始まるが基本は8月に順ずるイブニングにはヒゲナガドライで好調な場合もあるがどうも
流れ込みの形や水温次第であるようだ例年9〜10月または8月の内1ヶ月くらいがが水流れ込みの形や水温などの要因で
湖が一番良くないシーズンである
早い個体は産卵が絡んでくるためちょっと釣り方が違ってくる
流れ込み付近の浅瀬畳1畳ほどに50匹くらいニジマスが集まってたりすることがある
ハデハデでリアクション系の釣りも必要だろう
松川湖ではニジマスが産卵孵化するのでなるべく暖かく見守りたい孵化した個体は例年5月くらいにドライで川で良く釣れる
がなかなか最後まで大きくはならないようではある
川も産卵が絡んでくるためとたんに難しくはなるがメイフライ系パターンやユスリカ系でさぐればそこそこは楽しめるだろう
フックサイズは小さめが反応良いようだ
10月
湖は初旬〜中頃に水位が復活し始める
水位が復活すると湖の秋のシーズンが始まる
ドライ ウエット ニンフなどなど・・・かなり楽しくなる時期
ヒゲナガドライも楽しめる
落合方面にも浅場にニジマスが戻ってくる
産卵も始まるので暖かく見守りたい
川は各プールなどで産卵遡上しているニジマスを見かけるが
そういう魚は遡上魚狙い系のウエットで狙うくらいしか攻略法ない(エッグなどは別)*(ここでいうエッグはヤーン系のみで作ったエッグで松川湖フィッシングルールに抵触しない)
余談になるが松川湖で一番釣れるフライは何か? それはエッグであると断言しよう、ただある程度釣れるようになったらエッグは卒業したい、エッグに頼ってるとそこで釣りが止まってしまうから(*わかるひとにはこの表現で理解していただけると思う)
アマゴはプールを中心にドライで狙うが産卵が絡んでくるので意外に手こずることが多い*川は10月いっぱいで以後禁漁である
11月
水温も大分下がってくるが飛び石付近でユスリカドライで50UPのニジマスが狙えたり
落合プールに産卵組が押し寄せたりする特に落合は午前中荒れた日の午後にひっそりと大型の個体が入ってきてユスリカにライズしていたりする。
ユスリカがメインにハッチするのはこの時期夕方であるからそれを狙ってみるのも面白い
引っ張り系などではそろそろタナを深めに意識する必要があるだろうが・・朝夕はそうでもないようだ
後半になると川と湖の水温が拮抗するのか・・湖〜川間でアマゴの移動があるようではある
12月
湖は狙うタナは3M以下が中心で引っ張りやルースニングなどになるドライでやるとしたらオナシカワゲラだろう11月くらいからオナシカワゲラやブラックカディス?系が湖でもよく見られる
回遊待ちの釣りで基本的に3月に順ずる産卵組が入っていれば落合いでは近距離で魚を狙える