iWeb with Mac
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古い機種(iBook Dual USB/AirMac カード Rev C)との接続互換性テスト
チャンネル:自動
マルチキャストレート:2
電波干渉の制御を使用しない
送信電波の強さ:100%
暗号化のタイプ:なし
上記設定で iBook Dual USB + AirMac カード Rev C、および PowerMac G5 2.7GHz + AirMac Extreme カードの2機種から接続できることを確認しました。
それでは、設定を変更してみましょう。
➡チャンネルを変更
チャンネルを14に設定した場合。AirMac Extreme では、802.b/g 互換モードに設定できませんでした。チャンネル14に固定した状態では、802g は使用できないようです。
また、ベースステーションアップデート時に、「接続できない可能性があります」とのアラートが表示されました。
この状態で、ibook, PowerMac G5 それぞれからワイヤレスネットワークに接続しようと試みましたが、双方ともネットワークが見えずに接続できませんでした。
そこで、チャンネルを13以下に設定したところ、 「接続できない可能性があります」アラートは表示されなくなりました。しかし、チャンネル自動、11、13ともに、iBook および PowerMac G5 の両方の装置で接続は問題なくできました。
➡暗号化のタイプを変更
チャンネル13の設定のまま、暗号化のタイプを 40 ビット WEP に変更したところ、アラートは出ませんでした。、再びチャネルを自動にすると「接続できない可能性があります」アラートが表示されました。
続けて、暗号化のタイプを 128 ビット WEP に変更したところ、チャンネル13でも「接続できない可能性があります」アラートが表示されました。128 ビット WEP だと、チャンネル11以下だとアラートが出ないようです。
チャンネル自動、11、13ともに、iBook および PowerMac G5 の両方の装置で接続は問題なくできました。
暗号化のタイプを WPA に変更、 iBook、PowerMac の両方とも接続に問題はありませんでした。しかし、チャンネルの制限は 128 ビット WEP と同様に、チャンネル11以下でないと「接続できない可能性があります」アラートが表示されます。しかし、前述同様、 チャンネル自動、11、13ともに、iBook および PowerMac G5 の両方の装置で接続は問題なくできました。
暗号化のタイプ WPA2 は、iBook からは接続の際に WPA を選択できず、接続できませんでした。
それでは、Base Station の暗号化のタイプを、”WPA と WPA2” に設定すれば、PowerMac G5 では WPA2で、iBook では WPA で接続できるかもしれないと試してみましたが、iBook からは WPA、WPA2 ともに接続できませんでした。
以上のことから、AirMac カード搭載の古い機種と接続したい場合は、
・ 40 ビット WEP、 128 ビット WEP、WPA では iBook からでも接続できる
・WPA2 および “WPA と WPA2” では、iBook から接続できない
・通常使用する範囲おいては、チャネルは自動でも問題なく接続できる
・しかし、万全を期すならば、チャンネル11以下に固定
以上に気をつけて設定します。WEP は暗号化方式としては非常に解読されやすいので、お勧めは WPA です。
さて、AirMac カード には製造時期の違いにより、Rev A, Rev B, Rev C と呼ばれる3種類のカードがあるようです。これはカードの裏側の型番で区別ができます。巷の噂では、Rev C のみ WEP128bit 対応という話もありますが、手元の Rev A カードでは Rev C と同様に 128 ビット WEP、WPA にも問題なく接続ができました。
速度等は検証していませんが、通常使う範囲であれば、リビジョンの違いは気にしなくても良いようです。