『コンクリートの俺んち』


冷たい鉄のドア

アルミサッシの窓

郊外の団地は

コンクリートの俺んち

年老いた両親が

皺くちゃの笑顔で

一人息子を迎える

喜ぶ母が作る懐かしい手料理

「今日はゆっくりしていきな」

ストレスに胃袋をやられた息子は

箸さえ付けないでテレビを見つめて

一言もないまま乾いたパンを齧る


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