2004年8月15〜16日 白山登山

白山山頂 雲に現れた鏡

平成16年のお正月から、なぜか、山が脳裏に浮かんで、しかも、キラキラ、キラキラと、光り輝いているのが見えていました。 山が、呼んでいるような、そんな気がして、 今年こそは、登ろうと決心しました。 その、輝いていた山は、白山だと感じました。 白山姫神社で奉納した5年前、登りたい、登ろうと思っても、登れなかった白山。 今年は、絶対 登れる気がしました。

富士山での奉納が終わってから、 白山の奉納へとエネルギーが流れ始め、 待望の白山登山に、ワクワクし、 水の鏡 という舞いを創作しました。 ハーモニックコンコーダンスの時に降りてきた歌に合わせて とてもシンプルな舞いが出来上がりました。 まあるい水の鏡が、光でキラキラしている それを称える舞です。

その舞の後に、アワの歌を唱えるという 予定でいましたが、 なんと、出発前に風邪を引き ほとんど声が出ない状況になってしまいました。 でも、当日になれば、治るに違いないと 強気の計画でした。

山小屋に到着した頃は、体調もかなり不調で、 高山植物のガイドツアーに参加しながら 頭痛と、ふらつきに苦しんでいました。

でもその日の夕方、素晴らしい日没が訪れました。

雲に太陽の光が反射して その雲が、水面のように輝いていました。 初めて見る光景でした。 宙に湖が浮かんでいるようにも見えました。

その夕日に向かって ひふみ祝詞を唱える人 鈴を振る人 そして、私は 水の鏡 を舞いました。

翌日の、ご来光の後の奉納が この声で、一体どうなるのだろうと思いながら 眠りにつきました。

山小屋で、朝目覚める時に、 8つの言葉を唱えながら、目を覚ましました。 そして目が覚めた後も、ずっとその言葉が頭の中に 流れつづけました。

なぜだろう?と思いながらも、 ご来光の、その瞬間、 クリスタルボールに太陽を写しながら その8音を唱えました。 白山とその8音に、 どんな繋がりがあるのかは わかりませんが でも、山ってすごいなと実感しました。

そして、ご来光の後、奉納場所を決めて 奉納をするつもりでしたが、 結局できませんでした。

私が、奉納したい場所には行かないことになり、 そのことにすねて、私は奉納をしませんでした。

こんなわがままな人間で、 しかも一人で移動する事もしなかったのですから、 声が出なくなるのも、あたりまえです。

私は、その場所から、はるか高い場所を見ながら、 また、来年登山する事を誓いました。

あの、8音を称える舞を創作して 来年、あの場所で、奉納しようと決めました。 天に聖なる図形を描きながら あの8音を唱える舞を舞いたい。

そして、なんとなく、無念の思いの中で 下山しました。

そして、あれから、八ヶ月経ち、 この日記を書きながら あの、水の鏡 の舞は 日没の時に現れた、雲に反射した あの輝きを称える舞だったのだと やっと、気づきました。 あの、瞬間に気づけなかったのは 次の日の奉納に重点を置いていたからです。 変性自我の得意分野のランク付けです。 私は、水の鏡は、頂上近くにある湖だと思っていたのです。 そう、思い込みです。

あの素晴らしい瞬間に そんなことをしていたのです。 なんということでしょう! オー・マイ・ゴッド!

これからは、 予定を持ち歩くのはやめて、 なにをするのかは決めないまま、 エネルギーを感じ 自由のままに、過ごしたいと思います。 山に限らず、どんな時も。

あの日、 「昨日の舞で、奉納が終わった気がする」 と言った、一緒に登山した方の意見は 本当の事だったのだと、 やっと、気づきました。

自分の決めた事に、執着すると 自分だけ、一生懸命違う現実を作り出そうともがき 苦しむ事になるのでしょう。 そして、勝手に無念の思いまで 作り出してしまうのです。 恐ろしや〜です。

白山、聖なる山は、 私に、たくさんの気づきの機会を 与えてくれました。

白山に、 そして、菊理姫様に、 感謝を捧げます。

今度こそ、なんの予定もないままに、 白山の聖なるエネルギーを感じたい、 また、登ってみようと思います。



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続く

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