99年5月 F2&TRAC
今日の実験会場はF2(ファミリーフィールド)小湊! お天道様も元気に顔を出し実験には最適の日和(人によっては雨の方がいいという人もいる)。
いつものように集合場所のセブンイレブンへ行くと既にメンバーは全員到着していました。なんと集合30分前には到着していたとのことでして、みなさんのやる気にいきなりあてられた感じ…(遅れてきたわけじゃないけど、ちと後ろめたいのだ)。
さてさて本日の教材は、いしざきUBS、ファイヤーマンジムニー、バブちゃんテラノに私のUCSでございます。バブちゃんは昨晩遊びに来た友達を「遊びに行くぞ!」とろくな説明もなしで拉致してました。実験目的の中心は、UBSのTRACサスの最終テストとテラノでのクロカン(タイヤは32×11.5R15のマッテレ、ダンパーはオールドマンエミュー)ですか〜。特にバブちゃんは4年ぶりのオフロードということであり、気合い十分でごわす!!
F2に向けていざ出発、UBS、テラノ、UCS、ジムニーの順番ですが、養老渓谷を抜けていく葛折りの裏道を、UBSとテラノは結構いい調子で駆け抜けていきます。特にバブちゃんはオンロードも趣味でやっているので速い速い!! それについてく私目のUCSはちょっとしたカーブでもタイヤが鳴りっぱなし! これで235/85R16のMTに換えたらこのペースにはついていけないだろうから、サスのセッティングも見直さなきゃいけなくなるな、元々遅い車だから、なにしても無理か (T_T)
てなことで10時前にはF2到着です! 早速いつもの場所をベースに陣取り、プシュプシュとエア抜き開始! みなさんエア圧はバラバラで、抜いている教材になると1.3kg/立方m、私目のUCSは前回砂咬みを起こしたこともあり1.7kg/立方mとちょいと高めにしました。

とりあえず外周路から周りだし、肩慣らしを含めて最初のポイントで腕試し開始! 場所は急勾配上り坂で、ファイアーマンジムニーと私目UCSがそれぞれお気に入りのラインでクリア、バブちゃんテラノは「久々だと緊張するわ〜」といいながらも無事クリアし、そしていしざきUBSははたから見ても一番きついラインに挑戦! すごいよ〜、だってあのスワンパーが半分以上隠れる段差とかわざと選ぶんだもん! それを撮影しようとパシャパシャ写真を撮っているといきなり「パーン!」だもんね! 見てみると左リアタイヤのバルブ付近が裂けたらしくシューとエア漏れしてました。いしざきさん「なんだよう〜、まだまだ楽しいところがあるのにいきなりかよ〜」とがっかり! とにかく抜けたスワンパーを後ろに背負い、ノンスリ保護とこの後のTRAC実験のためスペアタイヤをフロントに組んでフロントスワンパーを後ろに組み直しました。

次は、実験に特に最適な場所の一つのトップオブザチェスト!! 今日のコンディションは悪くはありません。でも、ファイヤーマンといしざきさんはこれじゃ不服かなぁ〜? 一番手はファイヤーマンジムニーで、何事もないようにいとも簡単にクリアーです。さすがファイヤーマンは走りの次元が違うのだ!

さてさてお次は…、あれぇ〜 いしざきさんは先程のショックからまだ復旧しきってないぞ、ちょっと待って何でそんな目でみんな俺見るの? みんな「どする?、行く?(べっつに無理しなくてもいいけど、やっぱ走ってみるんでしょ)」との目の問いかけに、私目は「う〜ん」と熟考。「こ〜なったら、俺の腕前(人はそれを無謀とも言う)を見せちゃる〜!」と、から元気で挑戦しちゃった。

結果はファイヤーマンの指示のおかげもありクリアなのだ、ちょ〜きもちいぃ〜!! 当然その後はいしざきさんがまたまた過酷なライン選んでアタックしました。それを見ていた私らはアクスルが捻れるなんてとんでもない、アクスルがはずれると言った方が適切な表現であるほどの後ろ足の動きに呆然でした! これらを見ていたバブちゃん、最初は「無理だから止めとこうかな」なんて言っていたのも忘れて大奮起!! 結果は…

やっぱ4年のブランクはきつかったのでした。一つ目の大きな関門である段差が越えられず、とりあえずたばこ一服! 気を取り直してアタックするのだけど、ラインはどんどん悪くなり、ここでたばこまた一服!! ついにはもう下がれないところまできた感じ…。さすがにバブちゃんも意気消沈気味になり「お〜い!この段差越えないと助けられないぞ!」「うしろにもうちこっとだけ下がってみろ!」とのかけ声に何とかがんばって少し上がったけどここでギブ!! そこからはファイヤーマンが何とかカーロープを掛けられるところまでバックで降りて引っこ抜き、ベースに戻って何とか昼食をぱくつきました。(バブちゃんはもう食欲なくてぐったり!)
昼食後は、気を取りなおして40ヒルに到着! ここはクリアすると札に名前が書かれるんだけど、まだまだクリアした人は数人しかいませんね〜。なんとこの数人のなかにいしざきさんとM田60の名前があるのよね〜。今回はみなさん40ヒルはあきらめ、隣の壁に挑戦なんだけど、UBSやジムニーはするする登っちゃうのにUCSはやっぱ調子が上がらない。でも何とかクリアしたあと、また事件は起こったのでした。

そうです、またバブちゃんテラノに問題が生じたのです。フロントが暴れてなかなかグリップしてくれず、何度も勢いをつけて挑戦していたのですが、上から見ていた私とファイヤーマンは異常に気づいたのです。「なんか、フロントのトーインがやけにきつくありません!?」「そうだよねぇ〜、ありゃやっぱりおかしいぞ!」異常に気づいた私たちはバブちゃんにトライを止めさせ、バブちゃんに聞いてみると「そうなんだよね、右に舵があんまり利かないよ〜」下回りのぞいてみるとやっぱなんかがおかしい! この後テラノは下に置き、バブちゃんとその友人を他の教材に乗せてその後の実験場を楽しみました。
ベースに戻ってから足回りを点検すると、アイドラーアームのシャフトが曲がっていたのです。これをジャッキでなおしたんだけど、「こんなところも曲がるんだねぇ〜」と驚きです。
話をチョイ戻しまして、二人を別の教材に乗せてこれまた難関の一つ、オノズにチャレンジです。今日のオノズはなかなか掘れててグリップも効きそうにない。ほんでも、いしざきUBSがチャレンジして走破しちゃうんだよね! それにしても腕もあるけどTRACアンドスワンパーはすごいよね!! 「こりゃ私はむりだわ」と言うことでファイヤーマンジムニーと順番を換え、さっさと撤退しました。撤退途中に左前方の確認不足でUCSはやじろべぇになり、後から戻ってきたファイヤーマンに引っこ抜いてもらい助かったぁ〜です(また助手席サイドシルにエクボ作っちゃった)。

帰りはスクエア船橋に寄り、とりあえず実験結果報告です。もちろんおいしいコーヒーもご馳走になりました。そして相馬さんが仕事を終えるのを待ち、拉致して研究室へ。バネに係る話やスタビ解除装置開発計画、ホームページやお互いの仕事の発展を讃え合い、大いに語り合うなか夜は更けていくのでした(解散はと〜ぜん日付変更線を越えてのこと)。
そっそ、ちゃんと実験結果はまとめとかないとね!
TRACサスは絶好調です、いや〜ほんと! 縮み側はしっかり縮み、伸び側はホイールハウスにもひとつタイヤが入るぐらい伸びてます。いしざきさんいわく「オンもスタビ戻せば、乗り心地良いままでロールもそれほど多くないよ」とのこと。UCSでも4インチアップぐらいに留まるなら入れたいもん(あとお財布が言うこと聞いてくれたらね)。
たぶん次回の登場では、テラノはまたまた足回りが変わってるかもしれませんね、帰りにはバブちゃん、なんか熱いものをたぎらせていたから!
本日の実験結果レポートはしまがみでした。
P.S.今回はホームページ開設記念と致しまして、いつもより長く書いてます
|