エントツ

最近、なんだか知らないが身の回りではエントツ(シュノーケルとも言う)を着けるのが流行っている。エントツ愛用者と言えば隊長が有名だが、S氏、イギリス研究室のハルブー氏もエントツを着ける予定だそうだで、今回はSの氏がエントツを着けると言うことで、その様子をレポートしよう。
今年のクリスマスはビッグホーンの中でサンタクロースを待つオフローダーが増えそうだ。
それでは早速、取付の手順を紹介しよう。まず最初にエアクリーナー・ケースを外し、ケースから出ている吸気ダクトを取っ払う。このビッグホーンは寒冷地仕様のツイン・バッテリーとなっているため、外すパーツが色々あって大変だ。後ろに見えている「SAFARI」がエントツのキットが入っている箱。
次にキットに入っている型紙をフェンダーに固定し、エントツを固定する穴をマーキングする。ホールソーを使ってエントツが通る穴を開ける。ビッグホーンは鉄板が一枚なので比較的簡単に穴が開く。以前80に着けた時には鉄板が2重になっていて、えらく大変だった。

穴が開いたら、錆びないように切り口をタッチアップしておく。

振動などで鉄板とエントツが擦れ錆の原因になるため、切り口に縁ゴムを接着する。但し、このパーツはキットには入っていない。

次にエンジンルーム側にも穴を開ける。こちらは治具がキットに入っているので穴のセンター出しは簡単だ。治具の取付方法はマニュアル(英語)に説明が書いてあるのでよく読んでから作業すること。いい加減な位置に開けるとエントツのジョイントの長さが合わなくなるので注意。

穴が開いたらエントツ(外側の本体とフェンダーの中に入るジョイント)を仮止めして位置を確認する。問題が無ければ、先程と同様にしてタッチアップした後、縁ゴムを接着する。うん、カンペキだ!

エントツはステーを使ってピラーに固定するため、仮止めして穴を開ける位置をマーキングする。

キットでは付属のボルトを使って固定するようになっていたが、今回はリベットを使用した。付属のボルトは鉄を黒くメッキしたもので、錆び易い。気候の違いからか、アメリカやオーストラリアの製品は錆び対策がされていない物が多いようだ。リベットステンのもが良いだろう。
最後にエアクリーナー・ケースを元に戻し、エントツのジョイントとエアクリーナー・ケースを接続する。各ジョイントとホースバンドの締め付けをチェックして作業完了。

ところで、肝心の性能の方だが、水の中を試走した訳ではないので???。水だけを考えた場合、Sの氏タイプはメカポンプなので問題ない(と〜ぜん室内は水浸しになるが)と思われるが、新型の場合はセンターコンソールの低い位置にコンピューターがあるのでNG! それよりも、エンジンのパワー面で吸気温が下げられるので、こちらの方が若干効果があるだろう。 …あっ! そうじゃなくて、これを着けてるとおねーちゃんのGet率が易いのだろうか?
ま、何れにしても、今後のSの氏の走りには注目だ!

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