On-Board Air その3


 前回まででパーツが揃ったので今回はいよいよコンプレッサーの実装作業に入る。



●バッテリーの移設

 先ずはコンプレッサーを取り付けるスペースを確保するためバッテリーの移設を行う。移設先はエンジンルーム右上のスペース。


 寒冷地仕様のダブルバッテリーを考慮したと思われるスペース。因みに、UBS73系には寒冷地仕様という設定はないが…。


 バッテリーのマウントは穴の開いたアングルとフラットバーを使った。


 現物合わせでマウントを製作。


 足の方も車両側の既存のボルト穴に現物合わせで製作。重いバッテリーをクロカンで支えるため、しっかりと作る。


 シャシブラックを吹いて完成。


 バッテリーをマウントしたところ。ステーは既存のものを流用。配線はノーマルの配線をターミナルの所でカットし延長。車両側メインハーネスは60スケ、ウインチは38スケで取り回しが長くなるため一回り太めの電線を利用した。また、バッテリーターミナルもボルトでしっかり固定できるタイプに変更。


 ターミナルのカバーはジョイフルホンダで購入。+電源のラインは万一の際の保護のためコルゲートチューブでカバー。


 配線の手配、延長作業はひらぬまでんきさんにお願いした。 ありがとうございました。



●コンプレッサーの取り付け

 コンプレッサーの取り付けスペースを確保するため、バッテリーのマウントを取り外す。スポットドリルでスポット溶接を剥がす。


 フタ(?)を取るとこんな感じ。


 干渉しそうな部分をカットし、面取りをして完成。


 さて、ここからが一仕事で、ステーの製作を行う。例によって、4.5mmの鉄板とジグソー、ベビサンのトリオだ。


 手作りの長穴加工は結構大変カモ〜!


 コンプレッサーを仮止めしスライドを確認。


 ステーはエアコンのコンプレッサーのボルトに共締めで固定する。手を切らないよう、先にカットしたバッテリーのマウントにはモール(廃車のドアモール)を取り付ける。また、コンプレッサーの取り付けや位置調整時に、ホイルハウスに干渉するのでゴムパッドを貼り付ける。



 錆止めの塗料は、ROVALの亜鉛メッキを奢った。


 ステー上部のパイプは補強用で、エンジンを吊るマウントからアンカーを取る。因みに、パイプは捨ててあったママチャリのサドルのパイプだ。


 コンプレッサーを取り付けたところ。ベルトは、太い方のプーリーに合わせ(ベルトの腹が擦るとスリップするから)Bタイプを使用したが、エアコンのコンプレッサーのテンショナーに干渉するので、Aタイプに変更! Yorkのプーリーは溝が深いので、Aタイプでも何とか行けた。



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