燃料漏れ

ビッグホーンが月まで走っている間ジムニーをほったらかしにしておいたら、燃料漏れや水漏れ、排ガス漏れなど、あっちこっちトラブルがたまってきた。今回は、燃料漏れの模様についてレポートしよう。
先日、アスファルトの駐車場にジムニーを止めておいたら、車の下に大きな黒いシミを発見した。ちょうど燃料タンクの下あたりだが、燃料タンクを見ても漏れている様子もない(というか泥と汚れで分かりにくい)。臭いやアスファルト具合からしてガソリンの様だ。一応アンダーガードは付いているが、オフロードでヒットしているので多少へこんでいる。
念のため、泥だらけになりながらアンダーガードを外してみると、燃料タンクの下側に小さなクラックが入っていて、じわじわと燃料がしみ出ていた。クラックは、ちょうど燃料タンクのプレスのカドの部分で、へこんだアンダーガードに押され、長い間の振動でヒビが入った様だ。クラックの部分を手で軽く押してみると、ポタポタと燃料が漏れてくる。オフロードでも時々こういったトラブルがあるが、仕事の途中だしヤバイ! とりあえず、応急処置をする。
1.さて、ガソリンタンクからの燃料漏れの場合、応急処置が難しい。接着剤等はガソリンに侵されて溶けてしまい役に立たない。ここはやはり、オフローダーの定番アイテム「ガム」の登場だ! ガムといっても色々あるが、ロッテのBLACKBLACK
がGoodだ。これを2〜3枚まとめて口の中に放り込み、良くかんで柔らかくする。125回以上はかむ事。
2.次に柔らかいウエスを用意し、左手にウエス、右手にかんだガムを持ち、タンクの下に仰向けになって寝そべる。これで準備OK!
3.左手で素早くガソリンを拭き取り、右手でガムを押しつける。空気等が入らないように擦り込むように延ばしていく。漏れは止まった。これでOK! 2〜3日は大丈夫だ。
4.更に、近所の文房具屋で2液性エポキシ系接着剤を購入。この接着剤は、固まってしまえば比較的ガソリンには強い。ガムの上からたっぷりと塗る。これで2〜3週間は大丈夫だ。後は、後日新品の燃料タンクと交換し修理完了。今回は、タンクガードも新品にした。
ところで、こういったアンダーガード類はできればジュラルミンの方が良い。アルミに比べ固くて岩などにヒットしても食いつかない。難点は固い為、厚物が工作しにくく割高になる事。ジュラルミンはアルミ親戚だが(厳密に言うと規格で金属の成分等により色々と分類されているが手元に詳しい資料がない)、一般的に言ってキーの先やコイン等で簡単にキズが付くのがアルミ。ジュラルミンと言われている製品は、ドライバーなどで引っ掻いても多少のキズは残るが食いつかない。
今回は、4×4マガジンのカタログに「ジュラルミン製」と書かれた製品(発売元は忘れた)を頼んだが、手元に来た製品を見ると、どう見ても単なるアルミっぽい。キーの先でどらえもんの絵が描ける。やられた!。

左が新品のタンクガード
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