ミッション交換 その2


 なけなしのお金をはたいてYahooオークションで購入したミッション。残念ながらトラブル品を掴まされてしまったようだ。このままにしておくとミッション自体の焼き付き等、走行不能に陥ることが予想されるので早いとこ何とかしなければならない。
 トラブルが発生した元から付いていたミッションは5速のみ入らない現象。一方、購入したミッションは全て入る(走行可能)ものの、4速以外は全て「ギシギシ」という音が出る。ミッションの構造を確認すると、5速ギアはミッション後端に有り、後ろ半分だけバラせそう・・・。と言うことで、元から付いていたミッションを修理することにした。


 これが元から付いていたミッション。ブリーザーなどから漏れたオイルとホコリの固まりが、走行距離の多さ(14万キロ走行)を物語る。

 まずはコントロールレバーをバラす。右側の穴にシフトレバーが刺さる。

 エクステンションケースをバラすと5速ギアが顔を出した。

 左側がシフトフォークのシャフト。ここをコントロールレバーで押したり引いたりしてギアを切り替える。因みに、これがニュートラル状態。

 これが4速の状態。

 これが3速の状態。

 シンクロのスリーブから何故か金属片が出てきた。何だろ???

 シフトレバーケースの金属粉の中から、金属片が出てきた。どうやらスナップリングらしい。何処の部品だろう・・・?

 クラッチ交換用に購入したパイロットベアリング・プーラー。ストレートで2840円で購入した。品質はイマイチだが安いのでついつい購入してしまう・・・。

 プーラーの足が斜めになっているのが価格相応といったところか・・・。(^^;) アウトプットシャフトが刺さる5速のベアリングがガタガタだったので外す。

 これが外したベアリング。ベアリングがガタガタになり、リテーナーが削れている。

 後日取り寄せた新品のベアリング(左側)。

 新品のベアリングを打ち込む。サービスマニュアルには詳細説明が書いてないのでよく分からないが、たぶんこんな感じ。どうやら先程のスナップリングはアウトプットシャフトのものだったようだ。(バラした時には無かった) 因みに、スナップリングはジョイフル本田で10円/1個で購入。

 後は元通り組むだけ。当研究所特製、ミッションテスターで動作確認する。

 購入したミッションと交換する。因みに、これで3回目のミッション交換。ジムニーと言えど、疲れる・・・。(^^;)

 早速、テストをしに当研究所のテストコースへ・・・。恐る恐るフルパワーをかけてみる。

 「ブォォォォォォォォ〜ン!」 4速

 「ブォォォォォォォォ〜ン!」 5速

 「ブォォォォォォォォ〜ン!」

 特に問題は無い。シフトもスムーズに入る。バッチリだ! さて、後は手元に残った不良品のミッションをどうするかだ・・・。

[TOP]