破壊王出現!



 その日、当研究所の非常事態を告げるテレックスがカタカタと音を立て始めた。
「 …フムフム、」 「なに! 破壊王@阪急電車が松伏村に出現したぞ!」
「おっさん、緊急出動だ! 敵はタイミングベルトを持っているぞ! 気を付けてくれ!」

 

 

「ギャス〜、ギャス〜、ギャス〜」
「ギャ〜ピ、ギャ〜ピ、ギャ〜ピ」

破壊王@阪急電車登場!

 

 

 



 「ブラ、 …いや、違った、ラジャ〜!」
 現場に急行するおっさん。

 「うおっ! 破壊王のサビサビ攻撃だ! サビの毒液に注意しろ!」

 毒液を撒き散らす破壊王。辺り一面サビサビの海と化す。
 思わずたじろぐおっさん。

 「おおっ! こいつはニセモノだ! ラジエータが一段しかないぞ!」
 精神的攻撃で破壊王に揺さぶりをかけるおっさん。

 「おぉ! これを見てくれ! こいつぁ〜酷い!!」
 更に攻撃を加えるおっさん。こうなると、破壊王はただうろたえるばかり…。

 「よし! ここで一気に攻撃だ! 破壊王@阪急電車をバラすぞ!」

 「ここまで攻撃を加えれば完璧だ! カバーを外してタイミングベルトを外すぞ!」

 「よ〜し! 下が取り出したタイミングベルトだ。位置を白でマーキングしておけ!」

 「よし! 慎重に作業しろ!」 「マーキングを移植するんだ!」

 「うむむ…。なかなか手強いぞ!」

 どこからともなく東京音頭がが聞こえてくる…。
 ジャンジャジャ〜ン! しま隊員登場!

 「よ〜し! 一気にやっつけるぞ!」

 「それ、10Kgテンション攻撃だ! クランクプーリーはおまけだ!」

 「よし! なかなか効果的な攻撃だ!」

 「ぬぅぉっ! 破壊王のラジエータホース穴あき攻撃だ!」
 「ステンボルトで対抗するぞ!」

 「よ〜し! なかなか効いているぞ!」

 なす術もなく、リザーバータンクを洗う破壊王…。

 「よ〜し! ここまでくればもう大丈夫だ!」

 「たぁ〜!!」
 ヘキサゴン攻撃をかけるしま隊員。仰向けになって倒れ込む破壊王。

 めでたし、めでたし。

 尚、この物語はフィクションでありハクションではありません。
 ラジエータ洗って風邪ひいた〜。



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