無線機 FT-8800H


 今まで使っていたアマチュア無線機(KENWOOD TM-941S)の調子がイマイチなので買い換える事にした。
 機能的には特に壊れているという事でもなかったが、同じ場所でしまさんが受信できている状況でこちらはノイズ混じりといった状態だった。マルチプレクサ(TM-941Sはトライバンダー)を使っているのが悪かったのか同軸が古かったのか定かではないが、元々この無線機、耳がちょっと悪いようで(個体差か?)、TM-941Sの中古相場もそこそこ良さそうだったので、これを機会にリニューアルする事にした。
 因みにこのTM-941S、Jマーク無しの最終ロットのハイパワーモデルで、受信改造や送信改造はもちろんのこと、クロスバンド・リピータ機能など色々と楽しめるモデルである。現状は特に改造していなかったが、本機の改造特集の雑誌を数冊付けて、新しい無線機と同軸、アンテナまで買う事ができるという素晴らしい無線機であった。



●新 無線機

 何を購入するかは非常に迷った。ま、迷ったと言ってもモービル機は数える程しかないが、アイコムIC-2720が良さげである。製品のスペックもそうだが、オプション類やサイトの充実度、ユーザーサーポート状況など、他社に比べ高いレベルにあると思う。

 が、しか〜し

 この機種、既にしまさんが使ってる…。 同じ機種を買うのもつまらないし、違う機種にしておけば後で色々比較できて後々何かの参考になるだろう。と言う事で、少ない他社製品の中から買ったのはこれ。バーテックススタンダードFT-8800H。八重洲無線とマランツがくっついた会社ってのがちょっと気になるが…。

 当然、144MHzと430MHzのデュアルバンド機だ。機能的にはアイコムと同様、完全独立のツインオペレーション。DXモードと呼ばれるちょっとしたプリアンプもどき(?)が他社には無いところだ。


 背面から見たところ。ハイパワーモデル(MAX50W)は電動ファンが付いている。本体はケースが放熱器を兼ねたモノコックのような構造で、コンパクトにできている。


 セパレートモデルなので、フロントパネルは脱着可能。


 マイクは壁掛けタイプ。慣れると使い易いそうだが、今まではフックにぶら下げるタイプを使っていたので…。




●取り付け

 さて、取り付けだが、本体が小さいので灰皿の裏に付ける事にした。こんな感じ。因みに、上はナビの本体だ。


 今回は、同軸、アンテナも新調した。基台の取り付け場所は色々悩むところだが、可倒式基台なので簡単に操作できる場所という事で、Bピラーの上にした。


 取り付けは思い切ってリベット止めにした。すっきりしたでしょ? 最近の車は雨樋がないので、基台の取り付けには色々と頭を悩ませるのだが…。これなら何処にでも取り付け可能だ! 当然、防水は忘れずに。


 操作パネルはバックミラーの上。元々は温度計のあった場所だ。マイクは、フックを付けてミラーにぶら下げてみた。


 操作パネルの延長ケーブルだが、純正品はステーもセットで5千円位する。ステーは不要なので、何か合うケーブルは無いかと無線機屋のオヤジに相談したところ、アイコム用の延長ケーブル(確か6ピン)が出てきた。因みに、値段は千円くらい。



 そうそう、肝心の無線機の性能だが、特にコレと言って特筆したところもないが、ダメなところもない。アイコムと比較しても、機能、性能とも互角だろう。DXモードについては、それなりに効果あり。


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