オルタネータ&バッテリ修理


 クロカンからの帰り道、エンジンルームを洗車したらバッテリーが上がってしまった。年代物のバッテリー&泥漬けのオルタネータにとって、冬の水道水は厳しかったようだ。最近はオルタネータのチャージも甘いようだし、今回は冬に備えオルタネータのオーバーホールとバッテリーの交換を行うことにしよう。


●オルタネータ編

 UBSの場合、オルタネータのオーバーホールはチト面倒だ。オルタネータはコンプレッサの下に隠れている上、イスズ車特有の整備性の悪さとディーゼルの場合オイルラインがあることも手伝って、か・な・り 面倒だ!
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コンプレッサの隠れてる真ん中のがオルタネータだ

 

 

 

 

 コンプレッサを外すと泥で汚れたオルタネータが見えてくる。普通は、この状態で簡単に外すことができる…。
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 オイルラインをカットし、オルタネータを止めてるボルトを外す。文章にすると1行足らずだが、実際に作業をすると1時間以上かかる。
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 これが外したオルタネータアッシー。上の黒いのがバキュームポンプ。
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 後は普通にオルタネータをバラす。ローターはブラシを傷つけないように注意しながら真っ直ぐに引き抜く。バラしたらベアリングやローター、スリップリング等をチェックする。
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 不良個所発見! ブラシに泥が詰まり動きが渋くなっている。これがチャージが甘い原因だろう。
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 スリップリングを接点復活剤で掃除する。ベアリングの方は大丈夫だ。
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 ブラシも掃除する。外側(写真では下側)の動きが悪かったようで、内側より磨耗が少ない。もう数万キロは行けそうだ。
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 後は元通り組み立てればOK! くれぐれもブラシを傷つけないように注意すること。
本当はレギュレータのチェックや規定通りチャージされるかテスターにかけるのだが今回はパス。規定電圧が出ていて、負荷をかけてエンジンの回転数を上げた時にヘッドライトが明るくなればOKだ。


●バッテリー編

 バッテリーも交換した。今回取り寄せたのは、サービスターミナル付きのデルコのDeep-Cycleバッテリーだ。通常の自動車用のバッテリーに比べ、何度も充放電を繰り返しても大丈夫。大電流を長時間流せ、補水不要のメンテナンスフリーのカルシウムバッテリーというクロカン(特にウインチ)ユーザーにとっては嬉しい仕様だ。流石レジャー大国アメリカといったところか。日本では選べるのはメーカー位で、使用目的でバッテリーを選ぶことは難しいもんね。
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 車に載せた状態。写真のステーは55時代からの愛用品。UBSはステーの形状がイマイチでバッテリーに優しくない。
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