|
    |



 |
 |
住宅・集合住宅の建築計画・設計や住宅地の計画を中心とした研究や設計計画業務を行っています。
現在日本の集合住宅の計画は、新規に住宅を供給する時代が終わり、大量にあるストックの再生に視点が移ってきています。昭和30年代から40年代、高度成長期に大量供給された集合住宅や、団地といわれた住宅地をどのようによみがえらせるかが現在及び今後の課題となっています。
これらの住宅や住宅地には、すでに長い年月をかけて人が居住しており、そこには街やすまいの歴史、人の継続した生活が存在しています。今から40〜50年前、これらの集合住宅は何もないところに夢や理想を掲げて計画された新しい街やすまいとしてもてはやされました。集合住宅の計画論もこの時代に確立されたものでしたが、これは、その時代で完結してしまうものであり、将来の日本の街やすまいとして存続可能な姿を描いたものではありませんでした。
今後、これらの街や住宅を徐々に再生、更新し、50年後100年後に歴史ある日本らしい住宅地となっていくよう、すまいや街の継続性を組み込んだ新しい集合住宅の計画論を考え、取り組んでいくことが必要であると考えています。
青木光之
   |
|
|