2020年は不思議な春でした。ライブはすべて中止になり、家に籠る日々。
初めて、Macに搭載されているガレージバンドという録音ソフトに触り、試しに1曲つくってみました。
その頃、SNSにトランペットの田村氏が自宅録音源をあげていて、彼にこんな才能があったのかと驚き真黒毛音源作成を依頼。
それから何人かの演奏者と音源データのやり取りが始まり、夏にかけていくつかの曲が形になりました。
おそらくこのような状況下でないとできなかった音源ばかりです。
今回、アルバムとして発表できることをとても嬉しく思います。
このアルバムを聴くたびあの不思議な春を思い出すことでしょう。
1.アルコルの空
2.水玉ワンピース
3.パノラマ
4.上海急行
5.取手パラダイス
6. 5月6日の唄
マスタリング/岡村陽一、盤面デザイン/下村晴香、ジャケット/籔内碧(消しゴムハンコ)
サブスク配信中
青空レコードより音盤(1000円)販売中！
＊歌詞カードはありません
「アルコルの空」 2020年初頭にできた曲。歌詞を作ってるうちにこれは普通の曲には言葉が乗らないと思い、ラップみたいな感じになりました。田村氏が素晴らしいトラックを作ってくれたので、私はただ唄っただけなのです。ミックスも田村氏です。 田村和紀/トランペット、ギター、プログラミング |
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「水玉ワンピース」 5年くらい前に作って何回かバンドで演奏したけどうまくいかなくて、小編成でやってみたらわりと良い感じでした。その時ピアノを弾いてたのが北原さんで、いつか二人で録音したいと思ってましたが、今回リモート録音にて実現。唄無しでのピアノ伴奏は大変だったでしょう、彼女の柔らかいピアノがこの曲に合ってます。 北原智恵/ピアノ |
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「パノラマ」 この曲だけ2018年「アダチダイナマイトレビュー」録音時の音源です。曲を作ったのはかなり古くて「歓びのダンス」のアルバムに収録されてます。なぜか今の気分に合ってるような気がします。 田中万智/ドラムス |
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「上海急行」 ギターの斎藤氏と久しぶりに呑んだ時「在宅時、暇だったので打ち込みで音源作ってました」とのことで送ってもらったら、細野さんのようなエキゾチックな曲だったので驚きました。斎藤氏によると仕事で上海に行った時のことをかいた曲とのことで、そういえば自分も一度だけ上海に行ったことがあったなあと思い出しているうちに言葉が浮かんできて、紙に歌詞をバーと書いて一気に録音しました。まあ、歌詞というほどのものでは無いですが。ちょうど緊急事態宣言が終わる日でした。 斎藤健人/ギター、プログラミング |
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「取手トワイライト」 「アルコルの空」のあと、また何か録音しようかと田村氏相談した時、「取手トワイライト意外と好きですよ」と言われて、ああ、昔ライブでやってたなあと思い出し作成を依頼しました。リズムトラックが難しかったですね、この曲も田村氏のギターとトランペットと打ち込みで、桐子さんにトロンボーンとコーラスを重ねてもらいました。 田村和紀/トランペット、ギター、プログラミング |
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「5月6日の唄」 私がMacのガレージバンドで初めて作った音源です。田村氏に送ったら「大槻さん、かなり楽しいでんしょ」と言われ図星でした。まあ、他の方の宅録音源に比べるとかなりチープなのですが、籔内碧さんのコーラスを重ねて記録に残しました。 籔内碧/コーラス |