○日時:2010年4月30日〜5月4日
○場所:山形(米沢〜蔵王〜山寺〜大石田〜最上川下り〜酒田〜温海)
2010年のGW、最初は青森に行くつもりでした。
できれば大間まで行って、北海道に向かって叫びたい!
大間まで行ってしまえば、函館はすぐそこ。 いっそフェリーで渡ってしまえ!
そんなことも考えましたが、ガソリン代も高騰しており、ずっと手前の山形県に行ってきました。

今まで山形県は通過するだけの地でした。
目的を持って訪れたことがない場所だったのです。
そこで、るるぶを購入し下調べをし、実質3日間で回れる計画を立ててみました。
実際は、行き当たりばったりなんですけどね(笑)




自宅−稲敷IC−常磐道−磐越道−差塩PA

自宅出発は21:00 仕事の疲れも溜まっており、すでに眠い。 
行けるところまで行こう。
「できれば郡山まで」の夢叶わず、きっかり3時間走って磐越道の差塩PAでダウン。
郡山JCTのはるか手前でした。







差塩PA−福島飯坂IC−R13−米沢−R13−JR高畠駅-蔵王温泉

起床5時。快晴、絶好の行楽日和です。
昨夜ガラガラだったPAも満車状態でした。
渋滞情報を見ると、すでに渋滞が始まっていて、郡山近辺でも渋滞発生のお知らせ。
この時間からすでに渋滞するとは、恐るべしGW


宮城蔵王からエコーラインで山形蔵王へ抜ける予定でしたが、変更。
(エコーラインが午前中不通になっており、結果的に正解でした。)
福島飯坂ICで下車し、一路米沢へ向かいます。R13は走りやすく、ほどなく米沢に到着。
さっそく、伝国の杜 米沢市上杉博物館に駐車して、開館時間を待ちます。


 松が岬公園の一角にあり、上杉神社に隣接しています。
 市立の博物館ですが展示は充実しており、上杉家の歴史、米沢の歴史、直江兼続や上杉鷹山がジオラマやシアターなどで紹介されています。
 見どころたっぷりです。米沢市頑張っていますね。
 
 お約束ということで(笑)

NHKの大河ドラマ「天地人」でもおなじみの智将
 直江兼続です。
兜のシンボルは「愛」の文字。 カッコいいですね。

 
 火縄銃を撃つゲーム
 夫婦でチャレンジしましたが、1発も命中しませんでした。
 世が世であれば「犬死でごじゃる」です。



米沢城の本丸跡地が公園として整備されていて(松が岬公園)、その一角に上杉神社はあります。
上杉謙信はじめ、上杉家がまつられています。
米沢の上杉祭の期間中ということもあり、観光客も市民も大勢が参拝に訪れていました。
きっと、市民の憩いの場でもあるのでしょうね。


お堀の周では、の桜が満開。 まさに見頃を迎えていました。ホント綺麗でした。
米沢は、千葉よりちょうど1月遅い春だったんですね。
春を追ってやってきたわけです。



これ知ってますか?
  
上杉鷹山(ようざん)の残した有名な言葉です。
聞いたことはありますが、上杉鷹山の言葉だとは知りませんでした。
含蓄のある、いい言葉です!

上杉鷹山は米沢藩の第9代藩主ですが、いわゆる武将ではありません。
領地返上寸前の米沢藩が再生するきっかけを作ったそうです。
今風に言えば、
行政改革を率先して行い、財政危機を乗り越えて経営改革を成し遂げた人物と言えるでしょう。
しかも、あのケネディ大統領が、最も尊敬する日本人として上杉鷹山の名前をあげたということですから、これまた凄い。
今も米沢の人々の心に残り、愛され、敬われるわけです。
つい、上杉鷹山が現世の政治家であったならと思ってしまいました(笑)
  上杉鷹山の像




さて、歴史の時間は終わり、もぐもぐタイムです。
米沢と言えば、そう米沢牛です! ちょっと奮発して、すき焼きとステーキを食べました。
二人で1万円弱といったところでしょうか。
この値段でも、まだまだ安いほうです。 米沢牛の高級さがお分りいただけると思います。
    

どこで食べたかというと、Web上で店の名前は紹介しません。
お肉はさすがに美味しかったし、サイドメニューも豊富でした。
しかも、肉に鑑定書が添付されていたし、ステーキ用の岩塩もお土産で付いてきたし、申し分はありませんでした。
ところが、一期一会の精神が全く感じられない、レベルの低い店でした。
米沢に行く機会があれば米沢牛は食べてみたい。この店以外でね。
この店には二度と行きませんし、お勧めもできません。
知りたい方はDMをどうぞ。




米沢を後にし、北上です。途中、JR高畠駅に立ち寄りました。
なぜJRか? 別に電車に乗るわけではありません。お風呂に入るためです。
JR高畠駅に太陽館という温泉が併設されている、面白い駅温泉だったのです。
   

改札口を挟んで左に切符売り場 右に温泉窓口。


大人300円と格安な上に、とてもやわらかい温泉でした。
いいなぁ、山形は温泉が豊富で!

JR高畠駅は、小さい駅ですが、山形新幹線も停車する駅です。
風呂から上がると、ちょど上りと下りのつばさ号が行き違いをする貴重な場面に遭遇!

撮り鉄ではありませんが、夢中でシャッターを切りました。





入浴後は、宿泊予定地の蔵王温泉に向かいます。
開湯1900年なんだそうですね。 歴史の深い温泉です。
源泉主義というキャッチコピーがいいですね。

温泉街は、GWにしては元気ないように感じられましたが、蔵王のトップシーズンは冬。 スキーシーズンは凄い活気とのことでした。

まずは、楽しみにしていた蔵王温泉大露天風呂へ
温泉街から急勾配の坂を上がっていくので、キャンピングカーはエンジンが唸り、大変です。
しかし、そこは期待を裏切らない最高の癒し空間でした。

入り口はこんな感じ

階段を下っていきます。

受付はこんな感じ


見づらいですが、全体はこんな感じ


女性が小屋の向こう側の上流、男性が下流です。もちろん女性風呂は見えません。
男性・女性とも風呂は2か所ずつあり、上段は熱く、下段は適温。
泉質は、含硫化水素強酸性緑ばん明ばん泉。 簡単に言えば、強酸性&硫黄臭たっぷりの白濁湯。
まさに、正統派温泉といったところでしょうか。

あまりの強酸性のため、石鹸は役に立たないとのことでした。
辺りの自然を楽しみながら、蔵王の湯にゆっくり浸かりました。ちょっと湯当たりしたかな。
風呂上りにちょうどいい風が吹いてきて、これまた気持ちがいいこと。
おかげで、硫黄の匂いがたまらなく好きになりました(笑)

車中泊は、蔵王中央ロープウェイの駐車場。
もちろん、駐車場スタッフからOKをもらっています。
隣にコンビニもあるし、正面は日帰り温泉施設「湯の花茶屋 新左衛門の湯」もあり、便利な場所でした。








蔵王温泉−山寺(立石寺)−大石田-徳良湖-銀山温泉-道の駅「尾花沢 花笠の里ねまる

今日も快晴です。 気温はかなり低く、外気温は5度まで下がっていました。
5月とはいえ、標高が高いと寒いですね。
ロープウェイの運行時間までに朝食や準備を済ませます。
午前中は、ロープウェイで頂上まで行き、散策しながら降りてくるというお手軽トレッキングをするつもり。
時間ちょっと前に発券所に行きますが、どうも客層が違う。
うちら二人を除く全員がスキーヤー。

心配になりスタッフに聞いてみると「雪の中を歩ける靴はありますか」
どうやらトレッキングにはまだ早いらしい。



トレッキングはあきらめて蔵王の御釜を見に行くことにしました。
温泉街から、蔵王エコーラインを走行することになります。
冬季通行止めから開通したばかりで、GW中は夜間はもちろん天候次第で昼間でも通行止めになるそうです。
5月1日も午前中は通行止めになっていたそうですが、今日はOKでした。
昨日は行かずラッキーでした。

上がるにつれて雪が多くなります。
一昨年にバスツアーで行った立山の雪の大谷ほどの迫力はないものの、雪の回廊ドライブは楽しかったです。
除雪は完璧なので、ノーマルタイヤでも平気でした。

最初はこんな感じ


残雪が増えてきました。


最終的にはこの高さまで雪がありました。
推定2メートル!

御釜までリフトで行けるようになっていたので、リフトに乗車です。
ちょうど強風が吹いていて、これが寒かった〜。
想定体感気温0度ですね、きっと。

この冬のシーズンに千葉で体験したどの寒さよりも寒かったです。
この駅舎の中のストーブがどれだけ暖かかったことか。




リフトの途中に県境があり、面白いです。
特に線は引いてなかったぞ(笑)
 

リフトですれ違う人の服装を見ると、完全防備の人は少ないようです。
これほどまでに寒いと思わなかったのでしょう。
半ズボンの少年やサンダルのお兄さん、薄着のおじさんまでいたりして。
あの薄着のおじさん大丈夫だったかな〜。


さて、リフトを降りてお釜まであとちょっとです。
このちょっとが大変!


この雪原を歩くのが一苦労でした。
距離はたいしたことありませんが、風が強くて前に進めないのです。


やっと御釜が見えてきました!
ガーン!凍っています。
あのエメラルドグリーンの御釜ではありませんでした。
こりゃ、またこないといけないな(笑)
しかし、噴火の破壊力は凄まじいですね。山の半分がこうやって吹っ飛ぶわけですから。


ちょっと遊んでみました。
ズボンがビチョビチョになりました(笑)





蔵王エコーラインを下り、名刹 山寺に向かいます。
山形県にきたら欠かせないスポットですね。
かの松尾芭蕉があの有名な句を詠んだ場所です。


山形屈指の観光スポットだけあって、観光客で賑わっていました。
手前に大きな駐車場がありますが、すでに満車でした。
さて山寺と言えば、1015段の階段を登るわけですが、もちろん一気には上れませんでした。
ママはスタコラさっさと登っていきましたが(笑)
膝がガクガクになって、裏側の筋も痛くなるし。まさに修行でした(笑)
ちなみに夏の入山はキツイでしょうね。


まずは旅の安全祈願を済ませます。


入山料いやいや修行料300円也


スタート地点 まだ余裕です(笑)
しかし、やがて口数も減り、写真も撮れません(笑)

とりあえず画像です。


修行を終えた後は、参道で団子やらアイスやら。
こっちの方が楽しいですね。
 




山寺での修行を終え、遅い昼食を取りました。お腹もペコペコです。
るるぶにもネットの口コミにも載っていた蕎麦食べ放題の店に行ってきました。
大石田町にある「七兵衛」です。


県道36号ののどかな山間の風景を走っていると突然姿を現します。


遠くからでも人が並んでいるのがわかりました。もう2時を過ぎてるというのに(>_<)
さすが人気店&GWのダブルパンチ。
番号札22番を取ったとき、2番が呼ばれました。 まだまだ待つなぁ。
実際、食べ放題の前に待ち放題があったのです(笑)
説明するとこんな感じですね。
1 まず店内に入るのに外で待つ。
2 店内では、座席を指定されるのを隅っこで待つ。
3 やっと座席に座ると薬味と蕎麦つゆが運ばれてくるのをじっと待つ。
4 薬味と蕎麦つゆが運ばれてくると、蕎麦が来るのを我慢強く待つ。
5 蕎麦が運ばれ食べてしまうと、お代わりが運ばれて来るのを辛抱強く待つ。

結局、番号札を手にしてから、蕎麦を口に運ぶまで1時間半。
まるでビックサンダーマウンテンの待ち時間。 一方、満足度もビックサンダーマウンテン

蕎麦も薬味も美味しかったぁ。
つゆもただものじゃありません、麺つゆを大根汁で割ります。これがサッパリ!
薬味はきくらげ煮、大根の酢漬け、切干大根と蕨の煮物でした。
薬味というより立派な小料理ですね。手を抜いてないですよ。
料金も驚きの1050円!(ちなみにメニューはこれだけ)


そうそう、面白かったのは隣の4人家族。
着席するや否や、お腹が空いて待てないモード炸裂。
運ばれてきた薬味とつゆを4人でガツガツ食べ始め、肝心の蕎麦が到着する頃には、なにもない状態(笑)
たまらず、つゆを追加注文。

厨房のほうでは、合計5人が蕎麦をうっていました。
次から次へとお客さんが来て、腹いっぱい蕎麦を食べるわけだから休む間もなかったでしょう。
5人で打っても追いつかないのではないでしょうか。
本当にご苦労様です。

さて、どれだけ食べたかというと夫婦で6杯。
1杯の蕎麦の量が多いので、それほど食べれませんでした。
待っている間に、胃の中で蕎麦が膨張するんでしょうね(笑)
待つのも楽しい、また行きたくなる蕎麦屋さんでした。









大正ロマンあふれる銀山温泉を散策してきました。
テレビでよく紹介されている山形県屈指の温泉地です。
銀山温泉の歴史は、江戸時代に銀山が発見されたことから始まるようです。
その遺構として、温泉街の外れに銀鉱洞が一般公開されていました。(今回は時間の関係でパス)

山奥にあるイメージでしたが、市街地からさほど遠くない場所で、アプローチは楽でした。
温泉街に駐車場はありませんので、手前の共同駐車場に止めて歩くことになります。

坂を下っていくと、銀山温泉が姿を現します。
規模的には小さい温泉地ですが、圧倒的な存在感です。
宿泊客が浴衣に下駄でカランコロンと歩いていましてね。これがピッタリはまってるんですよ。
ある一角は大正時代のテーマパークのようです。

せっかくなので共同浴場に入りましたが、お湯が熱くて入れませんでした。
温泉に入って熱いという感覚を通り越して、痛いという感覚になったのは初めて(笑)
今もタオルに硫黄の匂いがほのかに残っています。
蔵王に引き続き、この硫黄の匂いが癖になりそうです(笑)



    

    



そうそう、一時マスコミでも有名になった金髪の女将さんジニーさんは、現在銀山温泉にはいないそうです。
本国アメリカに帰国されてしまったとか。
彼女見たさのお客さんも多いようですから、ちょっとガッカリでしょうね。
とにかく、銀山温泉いい感じです。

入浴は、銀山温泉から程近い、徳良湖温泉 花笠の湯で済ませました。
山形の日帰り入浴は比較的安く、ここも350円でした。
近くにはキャンプ場もありました。


車中泊は、道の駅「尾花沢 花笠の里ねまる」
やたら大きな駐車場でした。国道13号沿いにありますが、静かに眠ることができました。
中味の濃い一日でした!






道の駅「尾花沢 花笠の里ねまる」-
R13−R47−戸沢村-最上川の舟下り-酒田-R7-温海温泉-道の駅「あつみ」

起床6時。今日も快晴です!
朝トイレに行ってビックリ。ゴミ箱がこういう状態。

ちなみに、ちょうどおばさんがゴミを捨てにきて、持ってきたゴミを投げていきました。
つい「それ、まずいんじゃないですか?」
チラッとこちらを見ましたが、無視して行ってしまいました。
そのおばさん、ご主人と隣県のナンバーをつけた1BOXで車中泊をしていたようです。
分別あるように見えたんですけどねぇ。





今日の午前中は、戸沢村の最上川の舟下りで遊ぶ予定です。
混む事が予想されるので、一番乗りしようと、早めの出発。
R13からR47へと走ります。このR13がよく整備されていてまるで高速道路のようでした。



最上川に沿って走ること数十分。乗船場である戸澤藩船番所に到着です。
立派な門構え!
 

GWにつき臨時便がでるそうです。臨時の第1便の出航は8:40。
それまで、ゆっくり朝食をとり、車内を片付けて過ごしました。
こういう時間は大切ですね。

さて、最上川ですが、日本三大急流の一つ。
他の二つというのが、熊本県の球磨川、静岡県の富士川だそうです。
船上からも流れが早いことがよく分かりました。きっと、カヌーとかは厳しいでしょうね。

時間が来て、放送で呼び出されます。いよいよ乗船です。
戸澤藩船番所から最上川リバーボートパークまでの12キロ、1時間あまりの船旅のはじまり!

入り口が狭く、乗り込むのはちょっと大変。

船上では、女性船頭さんの話が軽快でユーモアたっぷり。
民謡なども披露してくれました。しかも英語バージョンもあります。
山形弁なまり英語だぁなんて言っていましたが、たいしたものです。

この仕事ができて「おらしあわせだぁ」と申しておりました。
ニコニコしながら説明する船頭さん、本当に幸せそうでしたよ。
後で知りましたが、ガイドブックでも紹介されている数少ない女性船頭さんだそうです。
山形弁がとても優しく感じられました。


船内はこんな感じ
座敷になっていて、足も延ばせます。冬は炬燵がセットされるそうです。


両岸の景色ですが、山々が桜のピンチ新緑の緑で色づいてきています。
萌えるような新緑には、ちょっと時期が早かったでしょうか。
それでも目をリフレッシュさせてくれました。
  


2箇所ほど急流の場所もあり、船体に波が当たり波しぶきが立ち、スリルも楽しめます。



途中、トイレ休憩を兼ねて最上峡ふるさと村に立ち寄ります。
簡単に言えば、川のSAですかね。
飲み物やおつまみ、アイスなどを補給することもできます。(これがメインかな)



ゴール地点の最上川ボートパークが見えてきました。
土産物屋を兼ねた大きな建物です。


出発地点まではバスで帰ります。ちゃんと迎えに来ますので、大丈夫。
ちなみにバス代が400円かかります。車の回送サービスだと2000円だったかな。
人数によっては、利用価値大ですね。

この最上川舟下りは2社が営業していて、今回は「最上峡芭蕉ライン観光」でしたが、
もう1社の「最上川船下り義経ロマン観光」の方は、発着場所が同じだそうです。
コースも途中立ち寄る場所も微妙に違います。船の名前はそれぞれ芭蕉丸、弁慶丸です!
どちらがいいか? これは難しい質問ですねぇ。
料金は後者の方が安かったようですよ。

四季それぞれ楽しめるようなので、紅葉の秋にまた訪れてみたい場所でした。
冬の季節に炬燵舟もいいなぁ。

五月雨を 集めて早し 最上川




歴史と映画「おくりびと」の街 酒田にやってきました。
江戸時代、庄内平野でとれる米の積出港として北前船で賑わい、
西の堺 東の酒田と称されるほどの栄華を誇った町です。
上方から雅な文化が伝えられ、料亭文化や茶屋文化が発展したそうです。
この貴重な文化を次代に残そうと、舞娘さん制度も創設されたとのこと。

さて、無料で観光用自転車(レンタサイクル)を借りられますので散策も楽です。
市内12か所で借りられ、乗り捨ても可能です。大変助かりました。
(人気があるので、早めに借りましょう)



それでは、酒田の観光ポイントへ行ってみましょう!
【山居倉庫】

 明治時代に建造された米穀倉庫で、全部12棟あります。 倉庫は今も現役で使用されていますが、一部博物館やショップになって、観光客に開放されています。

 ケヤキの新緑の時期になると、緑と黒の調和が見事だそうですが、ちょっと早かったですかね。




 下の画像は表側ですが、観光客で賑わっていました。

 酒田の代表的な観光スポットです。 

【相馬楼】
 酒田が栄華を極めた江戸時代から営業していた料亭「相馬屋」を修復し、一般公開しています。竹久夢二の美術館も中に入っています。 
 JR東日本の「大人の休日倶楽部」のCMで吉永小百合さんが舞娘さんと一緒に踊るシーンの舞台になった場所です。

 14時から舞娘さんの演舞鑑賞もできます(入場料込み1000円)。いい機会なので鑑賞しましたよ。
 当時であれば、庶民は絶対に入れないし、舞娘さんの舞踊なんて夢のまた夢でしたでしょうからね。1000円なら安いものです。
 
 三味線に合わせて3曲ほど踊り、最後は記念撮影のサービスもあります。 ちなみに室内で写真が撮れるのはこの時だけです。あとは撮影禁止でした。
 お化粧が真っ白で、可愛いんですよね〜。ついつい見とれてしまいます。それに障子の閉め方とか、お辞儀の仕方とか洗練されていて見事でした。

【映画「おくりびと」のロケ地】

 映画「おくりびと」のロケが市内に点在しており、ロケ地巡りができるようになっています。

 全ては回りませんでしたが、葬儀屋NKエージェントの社屋を見に行ってきました。これも料亭だったんですね。
 外部だけではなく、内部も撮影セットが再現されていたり、小道具が展示されており、映画の各シーンを思い出しながら見学することができます。



   

   

【みなと市場の海鮮どんや とびしま】
 誰もが驚く値段で、新鮮でボリュームのある丼や定食を提供している名物店です。以前、テレビでも見たことがあって、来たかった場所です。海鮮市場の2階にあります。
 最初はお昼過ぎに行きました。もう空いているだろうという考えは甘かった! 行列が延々と伸びていて、2時間待ちとのこと。一度は断念。
 改めて、夕方5時過ぎにやってくると、今度はお目当ての「刺身舟盛膳 」がすでに完売でした。ちなみにこのボリュームで1050円ですよ、1050円!
 その他の人気メニューも軒並み売り切れ。あれだけの人が食べに来たんだから、あるはずないか。仕方ないので、残っていた海鮮丼(特上)と刺身定食を注文。これだって、それぞれ1050円に720円ですから、安いですけどね。

 次回、機会があれば朝一番で入店しないと!
     

     

ほぼ半日、酒田でブラブラと過ごしました。
「西の堺 東の酒田」と称されるだけあって、なかなか楽しめる町でした。
観光スポット全ては回れませんでしたが、自転車で散歩できたのも良かったですね。
そうそう、暑かったですよ〜。
確か、山形は日本の最高気温を記録したんじゃなかったかな。



酒田を後にし、日本海沿いに南下です。
できれば新潟県との県境にある道の駅「あつみ」までは南下しておきたいところ。
右に日本海を見ながら国道7号を走行しますが、これが信号のない快適なドライブルートでした。
しかし、1ケタ国道がここにあるんですね。それだけ重要なルートなのでしょう。

ほどなく温海温泉に到着。正面湯
ここの温泉も源泉でしたが、熱かったなぁ。
水で薄めたかったけど、地元のおじいいちゃんに怒られそうで、我慢しました(笑)


温泉街にはデラックスな旅館が2軒ほどありました。
GWの割には、あまり活気はありませんでしたが、地元の人はみな礼儀正しく
すれ違う度に「こんばんわ」と声をかけてくれました。

温海温泉街


車中泊は、道の駅「あつみ」
時間的に夕陽に間に合いませんでしたが、日本海を望む好立地です。
コンビニが併設されているので、便利ですね。
波の音をBGMに眠れました。

ここも利用者のマナーは悪かったですね。
ビックリするような光景も目にしました。1ボックス車の熟年夫婦でした。
室内の休憩コーナーのベンチに布団やシェラフを引いて寝る準備をしていました。
他の人の迷惑とかは考えないのでしょうね。
自分の車で寝ればいいのになぁ。






道の駅「あつみ」-R7-新潟県-瀬波温泉-日本海東北道-関越道-首都高-自宅

実質3日間の山形キャラバンを終え、千葉に戻ります。
最後に温泉博士を利用して新潟県の瀬波温泉で旅の垢を落としました。
瀬波温泉「湯元 龍泉」です。 
硫黄の香のする泉質で、なんとシャワーまで温泉になっていました。



のんびりしたい気持ちをおさえ、、日本海東北自動車道、関越自動車道を経由して一気に帰りました。
そうそう、途中トイレ休憩で立ち寄ったPAでキャンプ仲間のクジラパパを偶然発見
埼玉まで一緒に走行してました。


関越自動車道で渋滞はありましたが、想定内の渋滞で東松山から先は快調に走行できました。
瀬波温泉を出たのが午前10時。 自宅到着が5時過ぎと明るいうちに帰れたのはラッキーでした。

走行距離1250キロの山形県を巡る旅
温泉天国の山形県、歴史の山形県、味覚の山形県を堪能できました。
次回は、フルーツ王国 山形県といきますか。

ご愛読ありがとうございました。