○日時:2009年8月1日〜2日
○場所:群馬県玉原〜川場〜金精峠〜奥日光湯元
○走行距離:685キロ

夏も8月突入。子供達はすっかり夏休み!
σ(^_^;は、ここ2年ほど7月下旬に渡道し、8月第1週の週末はおとなしくしてました。
しかし、今年は夏の北海道キャラバンは仕事の関係で泣く泣く断念。
あ〜ラベンダーがσ(^_^;を呼んでいる! 涼しい気候がσ(^_^;を呼んでいる。

北海道に行かなくたって、関東にあるじゃないか!
というわけで関東屈指のラベンダー畑のある玉原&関東屈指の標高を誇る奥日光に行ってきました。


天気予報によると、群馬も栃木も降水確率が60%を越えていましたが、金曜日夜に決行!
前回は久しぶりに家族4人揃って静岡まで足を延ばしましたが、今回はまた夫婦二人旅。

夜のうちになんとか赤城山SAまでたどり着きました。
もっと混んでいるかと思いましたが意外に空いていたので、やはり天気予報の影響かなと思いつつ就寝。
忙しい1週間だったので、ぐっすり熟睡しました。

起床は5時。今にも雨が降りそうなどんよりした雲でしたが、沼田ICで降り、玉原方面に向かいます。
目的は、玉原湿原散策&ラベンダーパーク!
まずは玉原湿原です。一番奥のレストハウスがある駐車場に到着すると一番のり!
爽やかな湿原で朝食をしようと、ご飯を炊いておにぎりを握ります。夫婦二人でお握りを握るなんて、何年ぶりでしょう。

さて、早朝散策に出発!
あいにくの天気で景色もなにも見れませんでしたが、朝の空気を思いっきり吸い込んで、
ベンチでコーヒーを沸かし、お握りを食べ、心のリフレッシュができました。
1周20分もあれば終わってしまいまう小規模の湿原ですが、木道が整備され、ミニトレッキングには好都合です。
もうちょっと早い時期だと、キスゲが綺麗だったことでしょう。

ちなみに小尾瀬とも呼ばれているそうです。
 コオニユリです。
 下を向いて咲いているのが印象的でした。
 寒いくらいの気候でしたが、やっぱり晴れて欲しいなぁ。
 ちなみにここの標高は1178mです。



  霧で幻想的でもありました。
 まるでディズニ−に出てきそうな美しいキノコを発見!
 けっこう大きかったです。20センチくらいあったかな。

 間違いなく毒があるでしょうね!

玉原湿原の後は、ラベンダーパークに向かいます。向かうといっても隣接しているようなものだから、車で3分です。
駐車場は無料。ラベンダーの香りが駐車場まで漂ってきますので、期待感がグングンあがりますが、入場料は1000円也。
北海道富良野の各ラベンダー畑はどこも入場料無料! 河口湖のラベンダーだって無料!
ラベンダー=無料という図式ができてしまっているので、ちょっと抵抗感がありましたが、
関東最大のラベンダーを見てやろうってことで入場します。

霧ばかりでクリアな視界にはならず、青空の下の紫のじゅうたんを楽しむことはできませんでしたが、
香りを楽しみながら、リフトを使わず一番上まで歩き、霧の中のラベンダーを堪能しました。
日の出公園やファームTOMITAには及ばないものの、ゲレンデの斜面一面にラベンダーが整備されていて、そこそこ楽しめると思います。

ちなみに、ここのラベンダーは北海道富良野からの株分けだそうです。
北海道に行けなくても富良野のラベンダーを関東で楽しめる! どうりで懐かしい香りがすると思った(笑)
時期的には、もう1週早くてもいいかなってところでした。8月一杯は楽しめるそうです。

入り口」ゲート


標高1350mまで行けます。寒いくらいの涼しさでした。
北海道のラベンダーに比べると、色がやや薄いかな?



いい年こいて恥ずかしいのですが、一応お約束ってことで。
子供すらやってませんでした(笑)

 ラベンダーソフト! 美味しかったです!



ラベンダーを満喫した後は、川場を経由して金精峠に向かいます。
川場経由ってのは、道の駅「田園プラザ川場」に寄ってみたかったのです。
2004年〜2008年まで関東「好きな道の駅」の第一位を独走中!
温泉が併設されているわけじゃなし、大きな観光地にあるわけじゃなし、興味は深々でした。


果たして、5年連続第一位の実力とは!
1 敷地が広く、ゆとりがある。芝生でゴロンもOK!
2 地元農産物店の品数が豊富!
3 レストラン&食事どころが充実してて、地ビールも楽しめる!
4 ブルーベリー公園がある!
5 パン工房、ミルク工房、ミート工房などの施設が充実!

特に一押しなのがこれこれ! ミート工房の山賊焼き!
  

人がたくさん並んでいて、食べているのを見ていたら、いてもたってもいられなくなってしまいました。
ユーロに戻ってお握りを作って準備が整ったところで、さっそく購入!
ハム&ソーセージがこれでもかってくらいに盛り付けられて500円!
うまかったなぁ! 
写真では分かりづらいですが、夫婦二人でも食べ飽きるほどの量でした。
これで地ビールも飲めればなぁ 最高なんだけどなぁ。



山賊焼きで大足した後は、老神温泉に立ち寄りました。
実は老神温泉は初めて。派手さはないけれど、落ち着けるところですね。
吟松亭あわしまというホテルの日帰り温泉でサッパリしました。
ラッキなーことに、他にお客さんがいなかったので、完全貸切状態。
気持ち良かったなぁ。
  

温泉でサッパリした後は、いよいよ金精峠越え。
非力なキャンピングカーにはかなりの難所と聞いています。しかも冬季は通行止めになるほどの金精峠。
その噂どおりのルートでした。急な坂に加えて、霧で視界の悪い走行とあって緊張の連続でしたが、なんとかクリア。

群馬から一気に栃木へ、便利なルートですね。
  


栃木県側に入ると、そこは奥日光湯元温泉。標高1480m!
今日は、ここで泊まることにしました。夜は涼しくて快適でした。むしろ寒いくらい!
まるで北海道にいるような錯覚に陥ります。夏は涼しい場所に限りますね。

そうそう、夜中に目が覚めて夜空を見上げると満天の星!
宝石箱をひっくり返したとか、星が降ってくるとか、星に手が届くってのは、きっとあのことを言うんでしょう。
ちょっと感動ものでした。






涼しくて快適に眠れたため、5時ごろには目が覚めました。快晴です!
湯元温泉周辺をブラブラ散歩しました。
湯ノ湖の向こう側に日光の男体山が見えましたが、それはそれは綺麗でした。



簡単に朝食を済ませ、ビジターセンターが主催している早朝散歩に参加しました。特に予約も参加費も必要なく、6:30に日光湯元ビジターセンターに集合するだけ。
 約1時間ほどスタッフと周辺を散策します。奥日光の自然のことを色々話してくれます。今回の参加者8人、そこにスタッフが3人もついてくれました。

 σ(^_^;もママも植物の生態とか名前には全く疎いので、へぇ〜とうなづくばかり。

例えば、白樺(シラカバ)。正式には「シラカンバ」なんだそうです。
標高によって白樺(シラカンバ)と岳樺(ダケカンバ)の2種類がります。
その見分けは、幹の色(岳樺の方がやや赤い)と葉っぱの葉脈の数なんだって。
奥日光は、標高的に境目に位置しているので、両方を見ることができました。
ちなみに、白樺の幹の皮は油成分を含んでいるので、濡れていても火が付きます。
そういえば「北の国から」で五郎さんが着火材に使っていたのを思い出しました。

「キハダ」という木について教えてもらいました。今度見つけたら、葉っぱを揉んで匂いをかいでみてください。知っている果実の匂いがしますよ〜。
   
 湿原になっているところでは、菖蒲の説明をしてくれました。菖蒲の花をはじめて見ました。
 
 スタッフが「これが菖蒲湯の本当の匂いだよ」って匂いをかがせてくれましたが、参加していたおばちゃんが感動してたなぁ。
 通称、マクドナルドゼミ(笑)  下界では見られないそうです。
 *正式名称は忘れました。
 珍しい咲き方をする「キフネツリ」(だったかな)
 葉の裏側から細い茎が下に伸びてきて、その先に花が紐につらているように咲いています。
 名前の由来は、船がつられているような黄色い花ということだそうです。


早朝散策が解散した後は、湯ノ湖から湯滝までトレッキングしました。
往復で2時間はかかりませんので初心者向きです。
林間学校の小学生に負けちゃならないと張り切りすぎてね。
湯滝から上がる階段がつらかったなぁ(笑)

 


北海道に行けない代わりの玉原&奥日光
ラベンダー&涼を満喫し、北海道の代わり以上だったかな〜。