○日時:2009年5月1日〜2009年5月5日
○場所:岡山〜広島
○走行距離:2056キロ
 政府・与党の追加経済対策のETC割引1000円乗り放題!
この制度が導入されると分かったときから、心は決まっていました。
 今年のGWは岡山へ行こう!
実は岡山の倉敷市に親戚がいるのですが、その叔父が昨年逝去してしまいました。ところが、お線香の1本もあげてなかったのです。

 さて、地図を広げてみていると、(当たり前だけど)岡山の隣に広島があることが改めて分かる。岡山まで行ったら、広島にも足を伸ばさないと。修学旅行以来の平和記念公園にも行けるな。呉にも行けるじゃないか。広島の仲間にも会えるじゃないか!

 2009GW西遊記はこうして幕をあげました。


900kmのスタート
自宅から、広島の平和記念公園まで約900キロ。
一気に行ける距離じゃない。でも、のんびり行ってる時間もありません。
しかもETC割引1000円乗り放題が導入されてから初の大型連休。
マスコミ各社も新型インフルエンザの特集とあわせて、このGWの民族大移動を放映しています。
高速道路渋滞も例年の倍以上で、予想もつかないなんて話もある。
その真っ只中を無謀にも東から西まで走行することになるので、果たして無事にいけるのかと不安の出発となりました。

第一関門の首都高の東京横断は、通常の渋滞程度でクリア。
最後の最後まで、中央道か東名道で悩みますが、東名道に通じる渋谷付近の渋滞が激しかったので、中央道で決定。
第二関門の相模湖〜八王子間は、渋滞予想で1日夜9時段階で30キロと言われていたにもかかわらず、不思議なことに渋滞なしでクリア!
これは、幸先いいぞ。みなさん渋滞を避けて、車でのお出かけを控えたかな?
(もっとも、これはたんなる偶然で、関西に入ってから渋滞にいやというほど苦しめられる。)




さて、なんとか午前3時過ぎに養老SAに到着。
トイレ休憩とちょっと一休みのつもりが爆睡。2時間ほど眠ってしまいました。大阪を少しでも早い時間に通過したかったのですが。
案の定、名神高速は真っ赤か。簡単に言うと京都のずっと手前から吹田の先までずっと渋滞です。
その距離、50キロ以上!!! そのまま、数時間も延々と続く車列の中に留まっていました。


 予定だと名神から山陽道に入り直接倉敷に行く予定でしたが、道を間違えて吹田から尼崎に向かってしまいました(笑)。
 1000円が途切れてがっかりでしたが、ここから阪神高速に乗ると神戸淡路鳴門自動車道、通称明石大橋に行けるじゃないですか! もちろん予定変更。せっかくだから四国に渡ろう!と気を取り直すも、この阪神高速がまた大渋滞。芦屋を通過したときに、友達の玉ちゃんがこの近くだったな思いながらも(玉ちゃん、連絡しないでごめんなさい)、かれこれ6時間近く渋滞の中にいると、思考能力ゼロ状態。前の車に追突だけはするまいとだけ考え、ノロノロ進みました。
 そして、ようやくお昼過ぎ無事に明石大橋の上を走ることができました。



明石大橋
    

クリアな視界ではなかったが、さすが日本一のつり橋!(今はどうなのかな)
説明によれば、明石海峡大橋は平成10年に開通し、長さ3911m、海面からの高さが297mだそうだ。
なにより、車窓からの景色は最高クラス。
改めて日本の橋建造技術に感動しながらも走行はアッという間で、淡路SAで遅い昼食を取りました。
ここも人がいっぱいでしたが、なんとかレストランに座席を確保。
ママが食べた玉ねぎが丸ごと1個乗ったカレーは、玉ねぎが甘いのなんのって。どうも玉ねぎはこの辺の名産らしいです。
あとσ(^_^;は「瀬戸内しらす丼」。しらすがたくさん乗っていて、これも美味しかったです。
SAやPAのレストランで食事をすることって、今まであまりなかったけど、
こうやって地の物が安く、美味しく食べられるなら、どんどん利用してもいいかもしれないですね。
    

食後は、長時間運転でなまった体をほぐしながらブラブラ。
下の写真を撮るのも大変で、大勢の人に見られながらパチリ。
ここはハイウェイオアシスになっていて、もうちょっと時間があれば、ゆっくり散歩もできたんだけど、
明るいうちに倉敷に着きたいので、いそいそと出発。




初の四国走行
想像以上に大きかった淡路島から、大鳴門橋を走って四国へ!
四国は、出張で徳島と松山に来たことがあったけど、いずれもJR利用。
車で走るのはこれは初めて。といっても時間的にも、ETC割引からも高速道路上だけでしたが(笑)
途中、橋を走行中にうず潮の観光船がいるのが目に入り、道路上からもうず潮の出現を期待しましたが、アウト。
次回は、四国を目的にゆっくり来たいものです。
北海道に続いて、病気になっちゃったりして(笑)

さぬきうどんが食べたいというリクエストが後部座席からあり、津田の松原SAでうどんタイム。
さっき淡路SAで食べたばかりですが、うどんは別腹?
SAなのであまり期待はしませんでしたが、そこそこ美味しかったのではないでしょうか。
もっとも、「さぬきで食べるさぬきうどん」というバリューのせいもあったでしょうが(笑)
あなぶき屋という店でしたが、完全セルフ式。これはこれで面白かったです。


SAでは日本一とのこと

並びます。

うどん玉を選びます。

汁を注ぎます。

トッピングを選びます

お湯にくぐらせます。

オリジナルさぬきうどん出来上がりました!

ハイジからは、「関東で食べるうどんより太くて、もちもちしていて、無理なく食べられる」との評価をいただきました。
σ(^_^;は歯ごたえがある富士吉田のうどんの方が好きだな。
次回は高速道路から降りて、地元の人が集う本格派さぬきうどん店で食べたいものです。



瀬戸大橋

 四国内での渋滞はなく、ほどなく瀬戸大橋の四国側起点である坂出に到着。
正式には瀬戸中央自動車道といい、本州と四国を3つの島を経由して、六つの橋で結んでいます。上段が自動車道で、下段がJRと2段構造になっている。 建設時,道路と鉄道の併用橋としては世界第一の橋だったとのこと。途中、与島にはPAがあって、風光明媚で休憩やショッピングも可能。ETC割引のおかげで本来は4000円近くかかるところ1000円!

 ま、下手な講釈はこの辺にしておいて、景色は明石大橋以上にグー!
 走行しながら、瀬戸内海の島々や連絡線の往来が観れるんだけど、これがいいんです。関東地区では有り得ない光景だし、時間がゆったり流れているという印象を受けます。また、サンセット時はさぞ素晴らしい景色になるでしょうね。

 与島PAでは、岡山側から回ってきた宮ちゃんと合流。一緒に景色を楽しんだ。
 もっと近けりゃ、P泊に絶好な場所もおおそうだし、ちょくちょく来るんだけど。

与島PAの展望台から


海面から先端まで194m。


瀬戸内海の島々を車窓から


下段はJR瀬戸大橋船


宮ちゃんと合流しやした。




倉敷美観地区
親戚宅に向かう我が家は宮ちゃんと別れて倉敷へ。美観地区のすぐ近く。
もう10数年前、出張の際にお世話になった叔父さんにお線香上げさせてもらって、しばし歓談。
倉敷美観地区に連れて行ってくれるというので、お願いすることにしました。
1時間ほど、いとこの説明を聞きながら美観地区を見学。
この地は江戸時代の天領(幕府の直轄領)だったところで、重要伝統的建造物保存地区に選定されているとのこと。
なまこ壁の蔵やアイビースクエアなんてホテルもあって和洋折衷のバランスが絶妙で、整えられた街並みがいいです。
飛騨高山とも川越とも違うし、中央に川が流れているところは佐原の雰囲気かな?
飛騨古川もこんな感じだったかな。などと色々思いを馳せながら散歩。
なお、かぐや姫が船に乗って登場するというイベントがあって、美女を一目見ようとする人で一杯。
一眼レフの高級カメラを構えたおじさんたちが大勢いました。
残念ながら暗くて、かぐや姫の顔が分からなかったが、雰囲気は良かったな〜。

久しぶりにお会いしたので、ゆっくりしたいところだが、先を急ぐので無理を言って出発。
市内の日帰り温泉で汗を流して、買出しをしてから広島へ向いました。
倉敷から広島まで、けっこう距離があって133キロ。結構遠いんですね。
さすがに渋滞はありませんでしたが、広島到着は12時近くになってしまいました。
今宵の宿泊地は宇品港のフェリーターミナルの有料駐車場。
昨晩からの走行距離が約1000キロ。よく走ったもんだ。






平和記念公園&資料館

 6時起床。昨日の運転の疲れは残っているものの、元気快調。
 朝食を簡単に済ませて、平和記念公園近くへ移動し、駐車場を早々ゲット。
 朝一番で確保しておかないと、フラワーフェスティバルというイベントで1日に50万人の人出と交通規制で動きが取れなくなるので、交通規制外で平和公園至近の一等地を確保しました。

さて、まだ人のまばらな平和公園内や原爆ドームを見学がてら散歩に出発。
ガイドブックを片手に、原爆の犠牲になった人のご冥福と今日の平和への感謝をかみ締めながら歩きます。
資料館は朝一番で入場して、2時間ほどゆっくり時間をかけました。


1945年8月6日、あの瞬間、自分が今立っているこの場所に大勢の人がいて、一瞬に消えてしまった。
何が起きたのか考える間もなく、消えてしまった。今も分からぬまま、さまよっているかもしれない。
瞬間を生き延びた人たちの苦しみも、地獄のようだったと書いてあったが、むしろ、地獄以上だったろう。
今まで、口では簡単に「核実験反対」と言ってきたが、この場に立って初めてその言葉の深さというか、重さを感じました。
とにかく、なにかを感じることができます。ぜひ、一度訪問することをお勧めします。
 最近全国から送られた千羽鶴を展示してあります。
ほとんどが、修学旅行でやってきた小学校や中学校からでした。
 平和資料館は、開館前から長蛇の列。中もごった返しており、落ち着いては見学できなかった。平日にゆっくり見たいですね。
 フラッシュ禁止だが、撮影は可。
 たくさん写真を撮りましたが、ここでは掲載しません。
 どうぞ、一度足をお運び下さい。


フラワーフェスティバル
これも混んでました。毎年恒例になっているようで、メインは平和大通りのパレードでした。
 地元ニュースだと3日間で160万人の人出が予想されるっていうから、かなりのもの。
 パレードの先頭は、高校サッカー選手権で優勝した地元高校の選手たち。
 2番手はハーレーダビッドソンのおじさん軍団。
 ここまでしか見ませんでしたが、かなり盛り上がっていました。夕方には、演歌歌手のジェロさんのライブが行われていて、これが一番凄かったかな。さすが、歌はうまかったです。
我々は、花より団子ってことで、パレードよりも出店の方を重視。各地の名産品をパクつきました。


県立皆実高校サッカー部の選手達

スペシャルゲストのジェロさん
(最大望遠で撮影)



広島焼き
昼食はお好み焼きと決めていました。そう広島の名物です。
平和公園近くに「お好み焼き共和国」と「お好み村」というのがあるというので行ってみました。
「へんくつや」という人気店を調べておいたのですが、すでに行列。もう渋滞や行列は嫌だ!
あちこち探すのも面倒くさいので、対面にあった「村長の店」に決定。

でも大当たりでした!
 


すでに行列の「へんくつや」


村長の店も出るときには行列になっていた。

村長の店ではカウンターに座ることができ、目の前で次々とお好み焼きが焼かれていきます。
基本作業を3人で分担して焼いているのですが、これが見事の一言!
お好み焼きショーを見ているようで楽しかったです。

芸術の域に達していると言わざるを得ません。
味も美味しかったですよ!
 まず、笑顔のないおばさんが、生地を焼き、キャベツやネギといった基本の具をのせます。
 一気に10枚以上やります。適当にやっているようにしか見えませんが、きっと計算されつくされているのでしょう。

 出来上がると、隣のおにいちゃんに渡します。
 次にとなりのおにいちゃんが、麺を焼いたり、ひっくり返したり、焼き加減をチェックしたり、中間作業を担当します。
 時々、失敗して生地をだめにして、おばさんに生地を焼いてくれと頼みます。
 でも、この人が多分責任者です。会話の内容から判断しました。
 最後の仕上げ担当のおにいちゃん。卵を焼いて、海鮮の具材を焼いて、最終的に一つの形に仕上げます。
 お客さんが食べやすいように切れ目を入れてくれますが、この手さばきが見事です。
タンタンタンというへらで鉄板を叩くリズムも雰囲気を盛り上げます。 
 食担当のおじさんです。
 黙って食べてます。食べっぷりが見事です。




世界遺産 宮島厳島神社

原爆ドームは世界遺産登録。
そして広島のもう一つの世界遺産が宮島の厳島神社。これも高校の修学旅行で来たっきり。
時間的にどうするか悩みましたが、ここまで来たんだからと市電(路面電車)を利用して行ってきました。
千葉はもちろん、関東にもあまり市電(路面電車)がないので、ちょっと楽しみです。
ガタゴトという揺れと、あののんびりしたスピードがいいですね。
宮島口は、市内から約1時間弱ですが、この市電利用は大正解でした。
車窓からみる宮島に向かう道路は大渋滞。
この自主パーク&ライド方式は研究する価値ありそうです。
  

そうそう、高校時代の記憶といえば、
鹿がいたこと、早朝にクラスで鳥居まで歩いて記念撮影をしたこと、
○○がタバコを吸って旅館の人に見つかって、それを先生に報告されて、同じ部屋の全員が怒られたことしか覚えていません(笑)。

宮島口からは、連絡船に乗船。2社で運行しており、10分おきに出航しています。
ここも凄い人。こんなに宮島に人が渡って平気かよってくらい(笑)
所要時間は10分程度ですが、春の潮風に吹かれての船旅は気持ちよかったです。
ちなみに連絡船はカーフェリーですが、キャンカーは高さ制限に引っかかって搭載できないですね。
  


宮島に到着すると、鹿が出迎えてくれます。というか、餌をねだっているだけですが。
奈良公園の鹿ほどしつこくはありません。けっこうお行儀がいいかもしれません。
世界遺産に認定されたから、鹿もしつけされてるって?
そんなはずないな(笑)


そして、鹿ではなく人をよけながら、厳島神社を目指します。
ちょうど干潮後だったようで、神社の周辺はまだ陸地が見えており、降りることができました。
さすがに鳥居までは行かれませんが、ラッキーでした。
下からみる神社もなかなかです。
  

参拝を済ませたあとは、参道を歩きます。これが旅の楽しみですが、ここはもみじ饅頭の一人舞台。
どの店もお土産を買い求める観光客でごった返し。たくさん儲かったでしょ!
元祖や本家や限定や製造元など様々な形容詞がついたもみじ饅頭のお店がたくさんあって、食べ比べてみるのも一つの楽しみ方。

何店かで食べましたが、甲乙つけがたい。(つまりどれも一緒)
むしろ、揚げもみじ饅頭なんて邪道派が人気も味も独占していたようです。

広島在住の佐藤さんのお勧め店


「坂本菓子輔」 安くて、味も良し。


紅葉堂の揚げ饅頭 これは旨かった。

さて、世界遺産を見れたし、お土産も買った、鹿にも会ったので、また市内も戻ります。
帰りは、熟睡してしまいました。けっこう歩いたので、さすがにくたびれました。


駐車場に戻って、明日に備えて呉に移動です。
広島-呉は広島呉道路が整備されていて、30分ほどで容易に行くことができました。
途中、段々畑が見えまして、「小柳ルミ子の瀬戸の花嫁に出てくる段々畑はこれだろう」と口ずさみます。
知床では知床旅情、函館では函館の女、ご当地ソングは快適ドライブに欠かせません(笑)

宮ちゃん情報で、海上自衛隊の鉄のくじら館前の駐車場をゲット。
目の前には鉄のくじら館と大型スーパー、隣に大和ミュージアム、お風呂も徒歩圏内、トイレも併設と好立地
ここも翌日朝起きたら満車だったので、早めの動きで正解でした。

お風呂は駅前の大和温泉物語にしました。歩いて行かれます。
1100円と高めですが、お風呂の種類も多いし、塩分の強そうな泉質でとても気持ち良かったです。
食事はスーパーの弁当で済ませましたが、食事処も充実していました。
しばらく行く機会もありませんが、近くにあればリピーターになってるでしょう。

入浴後は、夜の散歩を兼ねて呉の屋台を楽しみに行きました。
歩いて15分くらいでしょうか。川沿いに市役所の方に歩いていくと、数軒の屋台が並んでいます。
あかちょうちんがぶら下がっていて、とっても懐かしい感じ。
種類はおでん、ラーメン、焼き鳥、お好み焼きあたりかな。観光客もけっこういたようです。
ハイジなんか、屋台は当然初めて! とてもいい社会経験になりました。
佐藤さんお勧めの炭火焼のまんまるでビールと焼き鳥で乾杯
 

就寝は12時。今日は車の移動は少なかったけど、かなり歩きました。疲れた〜。






てつのくじら館
(海上自衛隊呉資料館)


まずはど迫力の写真をご覧あれ!


これ、本物の潜水艦です。まさにてつのくじら。ピッタリの名称です!
平成16年に退役した潜水艦あきしおを国内最大のクレーンで引き上げ展示用に改装したものです。
海上自衛隊の艦艇として実際に任務についていたそうです。
その迫力たるや間違いなく釘づけになります。はじめて見るとビックリしますよ!
手前の乗用車と比べるとその巨大さが分かります。
潜水艦ってこんなに大きいんだ。これが海の中に潜ってるんだよなって感心するばかりでした

鉄のくじらは海上自衛隊の資料館となっていて、一部ですが中にも入れます。3階から入ることになります。
ちなみに入場料は無料。
入場制限があるという話だったので、朝一番で並んで入場。開館前には200数人の行列となっていました。
ちょっと、あきしおの内部をご紹介します。
潜望鏡
 実際の映像が見えるようになっています。呉港に停泊中の船が見えました。
 
操縦席
 飛行機の操縦席に似ていました。もちろん窓はなく、全て計器により操縦。
 ちなみに写真左にも操縦席があって2人で操縦します。
レーダー
 細かい性能は教えてくれませんでした。やはり最高機密なのです。
指揮室(中枢部)
 操縦席と作戦室が一緒になっています。それでも とても狭いです。
 あれだけ巨大なのに、人間の移動できるスペースは最小限に抑えられています。

 
トイレとシャワー
 貴重な水なので、シャワーを浴びられるのは3分だけ。汚水は廃棄だそうです。
歓談室
 ちょっと広めに作られてます。
 ちなみに、館長室は唯一の個室となっていました。もちろん、狭いですけど。
 
    


資料館は、3階建てになっています。展示もなかなか凝っていて、とても勉強になります。
潜水艦や海上自衛隊の歴史、歴代潜水艦の模型、潜水艦の機能、乗組員の艦内生活をはじめ、機雷の除去活動などが展示されています。
スタッフがあちこちにいて、どんな質問にも丁寧に回答してくれます。
ただし、機密に触れること、例えgば現有潜水艦の能力などの質問には、
「すいません。その答は私だけが知っていて、最高機密のためお答えできません」と笑顔で答えてくれました。

某国が敷設したであろう機雷

色々な種類がありました

体験用乗組員ベッド
σ(^_^;は潜水艦隊員にはなれません。

食事は1日4回
金曜日はカレーライス!

食事用テーブル
任務中の楽しい一時

もう一度、あきしおの迫力を!


大和ミュージアム

その名の通り、戦艦「大和」のミュージアムです。
ママとハイジは興味がないというので、σ(^_^;一人で行きました。全くぅ!
小学生の頃に、戦艦「大和」のプロモデルを作ったのが、大和に興味を持った最初。
興味を持っただけで、決してハマるというレベルじゃないけど。あとアニメの宇宙戦艦ヤマトは、よく観ましたね。
あっ、アニメオタクじゃないですよ(笑)
そういうわけで、一人でも大和を見学しにいきました。今回一番楽しみにしていたんです。
なお、入場券を買うための行列ができてしまって、σ(^_^;が出るときはそれが1時間待ちになってました。
おそるべしGW!

メイン展示は入館してすぐに目にする10分の1サイズの戦艦「大和」でしょう。
26.3メートルあり、やはり迫力があります。
精巧に作られており、大勢の人がパチパチ撮影していました。
σ(^_^;のデジカメでは、全体像がなかなか入らず、いい写真が撮れませんでしたが、その雄姿を目に焼き付けました。

このミュージアムを見学して、戦艦ってカッコいいで終わってはいけないんじゃないかと思いした。
多くの人が犠牲になっているのは事実だし、大和や他の戦艦や軍艦の存在が今の時代に意味するものをしっかり意識しないと。
それは何かって? 平和記念公園でみた「過ちは繰り返しませぬから」でしょうね。


他には、東洋一の軍港と言われた呉の歴史、
ゼロ戦、人間魚雷「回天」、特殊潜航艇の実物展示、船を作る技術の展示、未来への展示など
特に、印象に残ったのが、人間魚雷「回天」で特攻に出た青年の遺書と録音された肉声。
お国ために、特攻に向かう極限の気持ちが紹介されています。
全文読んで、テープを聴いたほうがいいです。思わず目頭が熱くなります。

  

 




海上自衛隊呉基地

アレイからすこじまという小さな公園から呉基地を見るだけです。しかし、凄いものが見れました。
なんと現役の潜水艦の大集合です。その名も潜水艦桟橋。もちろん、立ち入り禁止なので、見るだけです。
確認できただけで、9隻の潜水艦が停泊していました。
他にも護衛艦らしき艦艇も多く停泊していました。 なんか感激です。
なお、日曜日は護衛艦の一般開放も行っているそうです。
あの「なだしお」も停泊していたのかな? あれは横須賀基地だっけ?

 

 





江田島の旧海軍兵学校
現在は海上自衛隊の第一術科学校と幹部候補生学校となっており、
一般の観光地施設ではなく、あくまでも自衛隊の施設です。
しかし、日曜日などは1日に4回の見学をさせてくれるます。もちろん無料。
呉の自衛隊で潜水艦を見たあと、倉橋島を抜けて、江田島まで走ってきました。小一時間で到着します。
90分程度の見学時間ですが、σ(^_^;の回は約200人近くの大集団でした。
さすがGW!

案内のスタッフ(退役した自衛官幹部じゃないかな)の説明が巧みで、
シャレを交えながら詳しく面白く説明してくれました。
各施設のほか、戦艦陸奥の主砲も屋外に展示されています。その大きさには驚きます。

大講堂
大正6年建造で、海軍兵学校時代は宮様の臨席のもと、儀式が行われていたそうです。
現在も入校式や卒業式が行われているそうです。


幹部候補生学校
海上自衛隊の幹部の教育を行う学校だそうです。
年間600名が学んでいるとのこと。


教育参考館
海軍関係者の書物や遺品が展示されています。
特攻隊員の遺書が心を打ちました。


戦艦陸奥の主砲
人と比べるとその巨大さがわかる。


江田島は風光明媚で、まだまだ見所もあるので、のんびりしたいところですが、
今夜は佐藤さん宅に泊めてもらうことになっています。
ここからだと結構遠いので、自衛隊の見学を終え江田島を後にしました。
途中、渋滞や入浴で時間がかかりましたが、明るいうちに到着。
隣町のかんとくもやってきていて、夕食をご馳走になりながら、遅くまで盛り上がりました。
お世話になりました。







鞆の浦

いよいよ、旅の最終日
あと2日残っていますが、移動に1日と余裕1日の計算で5日に帰ることにしました。
渋滞を考えると、遅くてもお昼前には広島を出発したいところ。
最後は、佐藤さんに案内してもらって、鞆の浦に行きました。
以前ニュースで特集していた、湾を横断する橋を作るか作らないかで揉めているところです。
違う視点で言いますと、宮崎駿監督がここ地で「崖の上のポニョ」の構想を練った場所なんですね。
その崖やソースケの家のモデル(かも)もあります。(写真は非公開)
佐藤宅からは、小一時間程度で到着。
出発時間が気になって急ぎ足でしたが、昔ながらの町をブラブラと案内してもらいました。
今度は、もっとゆっくり時間が欲しいですね。
  
小道もバスも雰囲気ありあり。


  
対潮楼(福禅寺)からの景色
その昔、朝鮮通信使が訪れた時に日本で一番の景勝地として「日東第一形勝」と書き残したほど。
かの坂本竜馬もやってきている。

   
宮崎駿監督も見たであろう仙酔島
連絡船で渡れます。


常夜灯
つまり江戸時代の灯台
港の常夜灯としては日本一の規模らしい。


この湾を横断するように橋をかける計画なんだそうだ。
生活権優先なんて看板もあったけど、賛否は分かれるだろう。


さて、名残惜しいがいよいよ広島を去る時間がやってきた。
佐藤さん、大変お世話になりました!

10:30に福山東ICから山陽道へ。
さぁ一気に千葉まで帰るぞ!と意気込んだが、すぐに15キロ&15キロのダブル渋滞に出くわします。
その後、大渋滞が予想される吹田までは、なんとか流れていたけれど、その後の名神道が難所となってしまいました。
京滋バイパスで迂回するものの一宮ジャンクションまでずっと渋滞。

小牧からは中央道へ。ここからは渋滞はなかったけど、今度は雨との戦い。けっこう激しく降ってて、思うようにスピードが出せません。
それでもなんとか、諏訪SAに20:30に到着し、ハイウェイ温泉で入浴&食事休憩タイム
ところが、今度は温泉渋滞にはまってしまいました(笑) だって湯船が狭いんだもんなあ!
サッパリしたところで仮眠を取ります。おかげで目もパッチリし、再出発。
一気に千葉まで帰るぞと頑張ったけど、再び睡魔に襲われ、検討虚しく談合坂であえなくダウン。
なんだかんだと自宅到着は朝5時になってしまいました。

往復2056キロ!
北海道なみの走行距離になりました。
さすがに疲れましrたが、初の西遊記は歴史と現実を意識できる有意義な旅でした。
今度は、しまなみ街道・道後温泉・石見銀山に行ってみよう! 九州だって射程圏内だよな。
西遊記第二章に向けて、夢は膨らむばかりです。

佐藤さん&宮ちゃん&かんとくぅ ありがとうございました。