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○期日 2007年9月21日〜23日 ○場所 栃木県 今市〜鬼怒川〜湯西川〜霧降高原〜佐野 ○泊地 佐野藤岡SA 道の駅「湯西川」 |
残暑の残る9月後半の連休は、目をつけていた水陸両用自動車と川治ダム探検ツアーとその他色々と楽しんできました。 場所は、紅葉にはまだ早い栃木は湯西川方面。家族全員そろってのキャラバンは北海道以来ってことで、気合十分、準備も万端。 出発は金曜日。早く退勤したいのはやまやまだけど、そうもいかず。なんだかんだと遅くなってしまい、土曜早朝の出発にしようかと思ったけれど、連休の渋滞を恐れて強行出発。 我がエネルギーが果てるまで、行けるところまで、眠くなるまでと首都高から東北道へと渋滞もなく順調に北へ進みます。 それでも、佐野藤岡SAでダウン。 数年間、大阪に単身赴任していたときは、6:00時新大阪 9:00東京 11:30自宅 12:00出発 3:00現地着なんて平気だったのに。ん〜若くない! |
![]() 東北道での日の出 ![]() 杉並木街道 ![]() 観瀑台から ![]() 東武日光駅前 |
トラックのエンジン音が煩くなかなか熟睡できなかったが、それでも早朝6:00に目が覚め、再出発。 ちょうど、日の出の時間でまぶしい太陽がいい天気を予感させてくれた。 渋滞が始まる前に第一目的地の日光へ。時間的には余裕があるので、せっかくだからと杉並木街道をドライブ。 ちょっと狭くて、対向車が来ると冷や冷やしましたが、風情があっていいですね、杉並木街道。 さて、第一目的地は、今市にある県営の日光だいや川公園。キャンプ場だけでなく、実はパークゴルフ場があるのですよ。パークゴルフは我が家のマイブーム。 ちょっと北海道気分を味わおうってことで、早朝パークゴルフに興じようっていうわけ。しかもレンタル料金込みで500円という北海道なみの料金。ちなみに「だいや」ってのは、ダイヤじゃなくて、そこを流れている大谷川のこと。ただ、開園まで時間があったので朝食を兼ねて、近くの霧降の滝まで行って見ました。無料駐車場に車を止めて、数分で展望台(観瀑台)まで行くことができました。気軽に行けるので、おすすめです。 滝そのものは、かなりの遠景になりますが、これがなかなか迫力のあり、轟々という音はよく聞こえました。ちなみに栃木景観百選に選ばれているそうです。この滝は、木々の間を2段になって落ちており、かなりの高さがあるようでした。滝壺のところまで降りられるのかなぁ。素人には無理かな? ま、立ち寄ってラッキーでした。紅葉の時期はさぞ綺麗でしょう。 観瀑台までの散歩と朝食を済ませ、だいや川公園に戻る途中、東武日光駅前のロータリーにある湧き水(?)で給水。確か、説明のところに日本一美味しい水って書かれていたような。日本一は大げさにしても、美味しい水でした。世界遺産巡りツアーのバスを待つ観光客もみな、水を汲んでいました。 さて、いよいよパークゴルフ。白樺があったり、爽やかな風が吹いてきたりと、北海道ようなロケーションではありませんが、芝生もよく整備されていて、気持ちよく楽しめました。ちなみに国際パークゴルフ協会の公認コースとなっており、男体山コースと女峰コースとありました。前者は平坦コース、後者は起伏があり、ちょっと難しかったかな。 18ホール回って、優勝はσ(^_^;、準優勝はハイジ。いつもは不調のサチがなかなか鋭いショットを見せていました。 ![]() ![]() |
![]() ![]() 霧降の滝全景 ![]() 滝つぼ拡大 |
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さて、気持ちいい汗も流し、喉が渇いてきました。ちょっと休憩もしたい。おやつも食べたい。
あっ、そうだ!おあつらえ向きのところがある!
ってなわけで、名水の里日光おかき工房に立ち寄りました。
あえて、説明は要らないと思いますが、おかき工場が直販しているんだけど、試食がすごくてね!
しかもコーヒーやお茶が飲み放題。
いまや、観光バスも大挙してやってくる日光・鬼怒川の観光コースの代表選手。
あんなに大盤振る舞いしちゃって、大丈夫かなと心配しちゃうけど、みなさんけっこう買うんですよね。
我が家もミックスおかきをしっかり買いました。
あれだけ、ご馳走になっちゃったら買わないと悪いしね。みなさんもちゃんと買いましょう(笑)
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店内の様子。販売用おかきが大量に積まれていて、その合間に試食ボックスがたくさん! 減ってくると店員さんが、すぐに詰めにきます。![]() ![]() |
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喫茶スペースでのんびりくつろぐ。ママとハイジは試食に忙しいので、ここにはいない(笑)![]() |
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せっかくなので、絵付け手焼き(1枚105円)にチャレンジ! せんべいの生地に醤油を画材にして、絵を描いていきます。なんも構えることはありません。失敗もありません。おじさんの言うとおりにやっていればOK,しかも要所はほとんどスタッフのおじさんがやってくれます。![]() ![]() |
![]() はい、できました! |
お茶したところで、再出発。
時間的には余裕があったので前を走っていた観光バスにつられて、龍王峡PにIN
随分前に職員旅行で来たことがあったような、なかったような。
いずれにしても家族で来るのは(多分)初めて。
たまには、定番観光もいいかということで、ひたすら階段を下り、渓谷美を楽しみにいきます。
大勢の団体さんと一緒に階段をひたすら下り、滝や釣り橋(むささび橋)や渓谷をバックに記念撮影
鬼怒川は透き通っているというより、エメラルドグリーン。温泉成分の影響なのかな?
紅葉の時期は、この水面のグリーンと紅葉の赤が素晴らしいコントラストを描き出すんだろうなぁ。
紅葉の時期にまた来ようと誓いつつ、階段を上がりますが、これが大変。
毎日、8Fの自分職場まで階段で上がって鍛えてきましたが、とても追いつかない。
フーフー言いながら、やっと上がりきりました。
今宵の宿泊予定地である道の駅「湯西川」に早めに到着。
以前は野岩鉄道の湯西川温泉駅でしたが、昨年8月に道の駅としてオープン。
表には24時間の足湯コーナー、2回には日帰り温泉も併設されたということで、P泊には好都合。
龍王峡の人出に比べると、連休にも関わらず閑散としてややさびいい感じ。おかげで、静かに眠れそうです。
先日の台風9号の影響でここから湯西川温泉郷までの道も崩れてしまい、つい最近仮復旧したばかり。
いまだ、大型車両は通行止め。というわけで、湯西川温泉に向かう大型観光バスはここでSTOP。
お客さんはマイクロに乗り換えピストン輸送。暗くなるまで、駐車場はこの乗り換えで賑やかでした。
携帯のアンテナも立ったり、立たなかったり。テレビの地上波も全くアウト。DVDも持ってこなかったので、
やることもなく9時過ぎにはお休みなさいになりました。
朝起きると、大雨。 天気予報では雨なんて言ってなかったのに!
まさか、水陸両用バスの運行が中止になりやしないだろうな。
少なくてもダム探検のキャットウオーク(後ほど説明)は中止だな。
ちょっとブルーになりながら、車内で時間が来るまで寝ながら過ごします。
バスの第一便は10:30出発。9時過ぎから徐々に人が集まってきました。
やがて車両も到着。その異様な姿はいやでも人目を引いていました。
さて、この水陸両用バスですが、聞いた範囲でQ&Aで説明をしますと.....
Q どこで作られたの? A アメリカです。 Q 日本での所有者は? A 大阪にあるNPO法人だそうです。 Q 名前は? A チャレンジャー号と言います。 Q 価格は? A アメリカからの輸送料込みで、乗り出し価格で軽く1億円を超えるそうです。 Q なぜ湯西川に? A 簡単に言うと実験のためです。鬼怒川流域ダム観光活性化実験という、ダムによる受益者がダム貯水池及び貯水池周辺を水陸一貫で見学することにより、水源地及びダムに関する理解を深めてもらうことを目的としているそうです。 Q 運行コースは? A 道の駅発〜川治ダム探検〜ダム湖クルーズ〜道の駅着(約1時間半) Q 免許は? A 陸上は大型免許。水上は船舶免許(種類は忘れた)が必要です。 Q 水上航行中タイヤは? A そのまま付いています。格納されません。 Q エンジンは別なの? A 陸上走行と水上航行と同じエンジンを使用しています。 Q 窓がありませんね。なぜですか? A 水上航行中に万が一があると脱出できなくなるからです。 |
次に写真でご紹介!
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真正面より 赤いパイプ状のバンバーが目立つ |
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前方斜めより |
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真横から 湯西川に関連したデザインが描かれている |
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バスの車内はこんな感じ 窓ありません。雨降ってると最悪 |
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後方スクリュー部分 水中では、このスクリューが下にさがってくると思われる |
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やはり排気マフラーは上の方についていた まさか水中に排気はできない |
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通常のATシフトレバーの隣に船舶用シフトレバーがついている。 |
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乗り降りはラダーを使って。(真っ直ぐに伸びます) ちなみに運転手and船長もこのラダーで乗り降りする。 |
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面白いのがこの表記 船長名と運転手名が別々に記載されている。 |
さて、説明はこのへんにして、いよいよツアーの始まり!
まずは道の駅を出発して、川治ダム管理事務所に向かいます。
地上での乗り心地はというと、ポンポン跳ねてあまりいいものではありませんでした。
サチに言わせるとキングよりも悪いとのこと。
それでも、窓がなく自然の風が入ってくるため、車酔いした人はいないそうです。
ちなみに、陸上走行時は、船長さんがガイドを務めてくれました。
管理事務所に到着すると、待機していた国土交通省のお役人さんが乗車してきて、説明と緒注意をしてくれます。
話は下手だが、実に丁寧な対応。見習わなくては。
この後、いよいよバスを降りていよいよダム内部への探検が始まります。
一般人は決して行かれない、ダム内部です。
ひんやりしたトンネルを進みます。
するとそこは、驚きのl場所! 自分の居場所でこんなに感激したのは久しぶり!
この場所を歩かせてもらえるのですよ! これぞキャットウォーク!
本来雨天時は安全のため通行不可なのですが、ちょうど雨があがり、通行許可が下りたのです!ラッキー
これはダムの上から撮った写真ですが、人が歩いているのが分かりますか?
現場写真はこれだ! 1,2,3!
笑っているけど、かなり怖いです。
キャットウォークから上を見ると!
ダムの巨大さに恐ろしくさえなってしまう。
キャットウォークから下を見ると!
ダムの高さにめまいがしそうになる。
極めつけはこれ! 足元はこんな感じ。
ちなみに同行していたあるお父さんは、キャットウォーク入り口に到着するなり、「ダメだ!」と
腰を抜かしてしまい、動けなくなってしまった!(俺じゃないぞ)
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さて、次はダム湖クルーズです。いよいよ水陸両用バスの本領発揮!
特設進入路から、一気に湖へと入っていきます。
ちなみにここで運転手から船長へ人員交代。
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進水直前! 入水とは言いません(笑) |
一気にサブン! かなりの衝撃 |
そしてプカプカ 間違いなく船 |
あとはしばしのダム湖クルーズ。速度はそれほど出ていません。時速5キロって言ってたかな。
のんびり、ゆったり進むといった感じです。
あんまり速度を上げるとエンジンが焼きついてしまうのだそうです。
詳しくは分かりませんが、タイヤ&道路の摩擦とスクリュート&水の摩擦によるものらしい。
しかし、さっきまで道路を走っていたのに、今度は船となって水面を航行。とっても不思議な感じがしました。
スタッフ曰く、遠くから見るとバスが水に流されているようにしか見えないとのことでした。
事実、東京でイベント走行したときに、近所の住民から「バスが流されている!」と通報があったとのこと(笑)。
今後は、災害時用車両やダム点検整備専用としての活路も模索していくとのことでした。
個人的には、観光用途での発展を望みますが。
最後にスタッフからお願いがありました。
この辺に住む河童が困っているので、「湖や川にゴミを捨てない」、「ブラックバスを放流しない」というお願いです。
なんでもブラックバスの放流は生態系を崩し、結果的に湖や川の汚染につながるんだそうです。
実は、この河童の話には続きがありまして。
数分でクルーズは終了ですが、これで終わりじゃなかったのです。
実は小型の水陸両用自動車がもう一台あり、お客を乗せたバスが故障した際に緊急時に備えているのです。
この小型自動車がデモンストレーションとして、バスと入れ替わりに進水していきました。
今度は、かなりのスピードで我々の前を行き来します。
バックしたり、急加速したり、エンジンを止めてプカプカ浮いたり、
よく見ると運転しているのは河童!
河童が運転席から手を振っているではありませんか。小さい子達は大喜び。
「次回はきゅうりを持ってきてください!」なんてシャレも面白く、サービス精神に感心しました。
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ドイツ製で3千万だそうです。 | かなり速い! | バックもしていました。 |
よく見ると河童が運転している(笑)
皿までついていたぞ。
その後、道の駅に戻り、本当に終了。あっという間の90分でした。
スタッフに心より感謝申し上げて、下車。 チャレンジャー号は、休む間もなく、次のお客を乗せて出発していきました。
この水陸両用バスとダム探検、11月までの限定だそうです。 すぐに予約を取って、行ったほうがういいですよ!
実に実に貴重な体験でした。
さて、用事もあり今日中には戻らないといけないので、帰路につきます。
帰りは、鬼怒川経由ではなく、無料開放された霧降高原道路経由にしました。
ルート上にある大笹牧場では北海道に似た景観が広がってるって言うし。
ところが、これが失敗。名前の通りに霧が立ちこめてしまい、景色どころではありません。
運転に必死。こんな霧の中を走行したのは始めてかな? ま、これもいい経験でしょう。
霧が晴れるのを大笹牧場のレストハウスで待つことにしました。
ジンギスカンを食べましたが、意外にサッパリしていて旨かったなぁ。 松尾ジンギスカンよりも食べやすいかも。
1時間ほど待ちましたが、晴れる様子もないので再出発。
不思議なもので、峠を越えると視界スッキリ!
そして、日光市内の大渋滞へと突入していきました。
さすがは、連休&世界遺産。 東照宮の駐車場待ちの車やバスで街中は大渋滞。
仕方がないので、ちょっとはずれの旅館で日帰り入浴をして、日光をあとにしました。
最終目的地は佐野プレミアムアウトレット
これは、サチのたっての願いで寄ることにしました。
σ(^_^;は全く興味なし! コールマンのアウトレットがありますが、特別欲しいものもなく、
テレビで有名になったというCOLD STONEというアイス屋さんでアイスを食べて買い物が終わるのを待ってました。
そうそう、このCOLD STONE うまいです! 佐野アウトレットで唯一行列ができていた店でした。
歌を歌いながら、冷たい石のプレートの上でアイスをコネコネして作るんですよ。
あれ、やってみたいなぁ。
結局、佐野アウトレットを出たのが9時前、東北道渋滞の表示を見つけ、渋滞を避け一般道で千葉へ。
12時過ぎには自宅到着。
いい連休でした! 今度は、紅葉の時期に行きたいと思います。
できれば、また水陸両用バスに乗りたいけど、チャンスあるかな?