紅葉の信州路=リフレッシュ路

 ○期日 2007年11月23日〜25日

 ○場所 信州

 ○キャンプ場 ACN赤倉の森オートキャンプ場

今年も晩秋の信州に行く季節がやってきた。
キャンプ雑誌「ガルヴィ」で知り合って、もうかれこれ7〜8年もお付き合いさせてもらっている
長野在住のオビさん主催の「キャンプで会いましょう」だ。
これは、すっかりガルヴィーズの恒例行事になっていて、オビさんの人柄につられ各地から仲間が集まってくる。
最初は、「リンゴ狩りキャンプ」ってことで始まったが、ここ数年はリンゴ狩りはさておき、
焚き火を囲んで旨いものを食べて、旨い酒を飲んで、のんびりするのがメインになっている。
昨年、一昨年と参加できなかったが、今年は久しぶりに参加でき、リフレッシュしてくることができた。

ここに照準を合わせてきたので、、この一週間は遅くまで仕事を頑張り、木曜日出発は12時前。
仕事の疲れもあって、すでに眠い。
明日から始まる渋滞を避けるために、せめて首都高くらいは通過しておかいないと。」
「眠眠打破」やらというユニークなネーミングの眠気防止ドリンクを一気飲みして、いざ出陣。
気合十分でなんとか中央高速の談合坂SAまで走り、ここでダウン。
時間は2時をまわっていたので、我ながらよく頑張ったものだ。
ちなみに、今回は夫婦2人旅。子供達は、ばあちゃんの管理下に(笑)。
寂しいような、嬉しいような.....。

翌朝、SAはすでに行楽の車で一杯。キャンピングカーも数台P泊していた。
急ぐ旅でもないし、特段予定もないので、朝風呂でもってことで、久しぶりに「ほったらかし温泉」に向かった。
TVでも何度も紹介されたおかげか、日の出入浴から時間がたっていたにもかかわらず、大勢の人で賑わっていた。

 入浴料金は600円だったが、以前は500円じゃなかったかな? 施設拡張につき、値上げをしたのだろうか。そういえば、アプローチの道路も新しくなっていたな。
  実はリニューアルされてからは初めて。以前駐車場だったところに新しくできた「あっちの湯」の方に入浴。
 長湯するにはちょうどいい湯温で、白い頭をのぞかせる富士山や朝もやの甲府盆地を見ながら、ノンビリした。 あの景色は、何度見ても息を呑む絶景だ。

 風呂上りは、朝食コーナーで和定食を注文。ご飯、味噌汁、納豆、生卵、御新香という素朴なメニューだったが、いや〜旨かった。朝風呂に入って、いい景色見て、ご飯食べて、癖になりそうだ。欲を言えば、風呂上りの一杯もできれば、極楽なんだが。
   


体も心もリフレッシュでき、市内へ下ると、「桔梗屋」看板が、目に入った。
おっ、久しぶりに詰め放題で秘技21個詰めをやるかってことで、桔梗屋へ。
まだ開店前なので余裕だと思っていたが、状況はすっかり変わっていた。
入り口の前は、すでに長蛇の列。どう考えてもあの狭い店内に入れる人数じゃない。聞けば、整理券が配られたとのこと。
これもTVで紹介されたおかげか、超人気スポットになっていたのだ。
以前来たときは、どの時間でも余裕で入れたのに。
仕方がないので、車で時間をつぶしてから、店内へ。ところが、欲しいものは何にも残っていなかった。
「つわものどもが夢のあと」って感じ。
  

そうそう、店内でととろんさんにばったり。前回は北海道の富良野でバッタリ。
そこもいわゆる甘いものを売っている店だったっけ。
それから2年。 ホントお久しぶりです。 俺たちバッタリの出会いが多いねなんて、しばし談笑。
彼の買い物カゴの中には、詰め放題の袋がしっかり入っていたのが、悔しかったぞ(笑)
でも,詰め方が甘いぞ!(笑)
  


さて、結局何も買わずに甲府盆地から諏訪方面へ。
R20のドライブでは、冠雪した南アルプスや八ヶ岳がその雄姿を見せてくれ、ホントいい眺めだった。
海育ちの自分にとっては、山の景色は好きだ。憧れもあるし、新鮮で、なんか気持ちが広くなったような感じになる。
 多分八ヶ岳連峰

途中、シャトレーゼの工場やら白州のサントリー工場に寄っていこうかとも思ったが、
アイスの試食にしてもジュースの試飲にしても寒いだろうし、混んでるだろうなぁとパス。
早めにキャンプ場でのんびりすることにした。
諏訪から、ビーナラインで白樺湖を経由して赤倉に向かった。
この辺りの固有名詞だが、ビーナスライン、女神湖、美ヶ原、白樺湖とちょっとおしゃれな地名が多い。
途中
白樺湖で休憩をしたが、なんと一部結氷していた。まだ、11月なのに! 今年の冬の寒さを感じさせてくれた。
それに、赤倉までのルートでは、日陰の部分が先日の雪の影響か路面凍結しており、ちょっとびびった。
11月とはいえ、雪が降る地域に行くときは、それなりの準備をしておかないといけないな。
 白樺湖。写真だと分かりづらいが、凍っている。


明るいうちにキャンプ場到着。
ところが、場内には雪がまだたくさん残っていて、驚いてしまった。
今日の夜から大雪だよなんて驚かされながらも、予期せぬ初雪にちょっと嬉しい気分もあった。
雪の降らない所に住む人間にとっては、雪は最高だ!


途中からエンパパも合流し、焚き火を囲んで、眠くなるまで飲み、食べ、語り、笑った。
焚き火の火は癒しの魔力を持っているようで、仕事のストレスが一気に吹きとんでしまった(笑)
    

      


オビさん、名誉の負傷!
 
  時は、丑三つ時(笑)
 信州馬刺しを用意しようとフラフラ立ち上がったオビさん。
 旨い旨いと日本酒を煽るように飲んでいたオビさんは、すでに酩酊状態。
 それでも、なんとか包丁を握り、一枚一枚丁寧におろしていく。
 しかし、ある瞬間、馬刺しと自分に指を間違えてしまったのだ(笑)
 似ていないこともないが、酔いがそうさせてしまったのだろう。

 幸い、大事には至らず、消毒と通院ですんだが、酔いとは怖いものだ
 
 ん? 待てよ、ということは誰かがオビさんの指を食べたか(笑)

 どうりで旨かったわけだ(笑)

翌朝、寒いこと寒いこと。
ペットボトルに入っていた水は凍りついていた。いや〜今年の赤倉は、いつもの年より寒いぞ!
昨日の残りもので朝食を済ませ、みんなで善光寺参りと新蕎麦を堪能することになった。
牛に引かれて善光寺ならぬ、オビに連れられ善光寺である。
連休中日の善光寺は、かなり混んでおり、本尊の真下にある「極楽浄土への錠前」に触れるための「戒壇巡り」には長い行列が出来ていた。
戒壇巡りは次回に回し、願掛けと煙だけは全身にしっかり浴びてきた(笑)
中に頭まで突っ込んできたぞ。
   

   


あとは、参堂をブラブラしながら、おやきを食べたり、リンゴソフトを食べたり、最後は新蕎麦で締め。
蕎麦やは、地元オビさんに言わせると、参道メインストリートの店は、あくまでも観光客相手商売。
他にも旨い店があるんだということで、ちょっと外れた小さな蕎麦屋にGO!(店の名前は忘れてしまった〜)
蕎麦も旨かったけど、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りというまさに蕎麦オンリーの焼酎も旨かった!
昼間から、堂々と酒を飲めるって し・あ・わ・せ
 おやきは、好みがあると思うが、個人的にはナスが一番旨かったな。
 参道の「いずみや」という店で売っていたリンゴソフト。
 ちゃんと本物のリンゴの味がしていて、旨かったぞ。
 知る人ぞ知る「酒饅頭本舗つるや」の酒饅頭。
 和菓子の本場、金沢人も旨いと絶賛。
 蕎麦、旨かったぁ。蕎麦通じゃないけど、違いがあるってのは分かった。

   蕎麦焼酎の蕎麦湯割り すぐ酔っちゃうよ。

善光寺からキャンプ場までは、蕎麦焼酎の酔いのおかげで熟睡。全くいい気なもんだ(笑)
途中、和田村の湯遊パークで入浴し、サッパリしてからキャンプ場生活 2回戦開始!
久しぶりにダッジオーブンなど取り出して、焼きリンゴに挑戦。
挑戦と言ったって、ただリンゴにシナモンをかけて、ダッジオーブンに放り込んだけだが(笑)
そのうち、ヤチボン&げんちゃん、すーさん、みやちゃん夫婦&さとう夫婦も相次いで到着。
大人数でスクリーンに入って暖を取りながら、すき焼きをつっついた。

〜俺流ダッジオーブンの巻
  
俺だって、ダッジオーブンくらい持ってるんだ。
レパートリー? そんなの関係ねぇ。 思いつきこそダッジの魅力さ。
今日はみんなにご馳走するぜ。


仕込んだら、後は火にかけるだけさ。
火加減? そんなの関係ねぇ。これはダッジだぜ


あとは、飲んで待つだけさ。
火加減のチェック? そんなの関係ねぇ。 クジラパパ、見ておいてよ。


ほ〜ら!ちゃんと出来たじゃないか!
味?そんなの関係ねぇ。 ダッジ料理は雰囲気で食うもんだ!


 一方、ダッジオーブンの達人 すーさん
 時間や火加減のチェックは完璧。作り出される料理も絶品。
 俺流のダッジが恥ずかしくなるほどのプロ級の腕前。
 DOのことを色々教えてもらいました。
きっと、いい生徒にはなれませんけど。
   鮭の親子丼ダッジ風
 遠路広島から ゆきさん&ひろみんご夫妻
 木曽路の宿場町巡りを堪能されてました。

 ひろみん:ねぇ、この焼きリンゴ、あおちゃん作ったってよ。大丈夫かな?
 ゆきさん:・・・・・・・。(視線は、すき焼きへ)

 ひろみん:ねぇ、ちょっと聞いてるの?

 上記夫婦の会話はノンフィクションです(笑)
 
 宮ちゃんご夫妻

 まっち:ねぇ、この焼きリンゴ、あおちゃん作ったってよ。大丈夫かな?
 宮ちゃん:ん〜、難しい質問だけど、大丈夫だろ〜。でも、まだ生だぜ。 
          リンゴだから腹は壊さないだろうけど。 不味くても旨いって言ってやろうぜ。
 
 上記夫婦の会話はノンフィクションです(笑)

寒いけど、楽しいで〜す。ごちそうさまでした〜!


最終日は、用事があって早めにキャンプ場を後にした。
実に3年ぶりのリンゴキャンプ。
つきなみな感想ではあるが、この時期は車旅での車中泊もいいが、やっぱりキャンプ場で焚き火を囲んでのんびりするのが最高だ。
焚き火の魔力はすごい。ストレスでうつ病になったら、焚き火療法なんか効くんではないだろうか。
おかげで、ストレスで参っていた心身もすっかりリフレッシュできた。
よき酒、よき景色、よき肴、よき湯、そしてよき仲間があったからなのだが。


さて、次はどこにでかけよう!