○期日:2007年2月10日〜12日
  ○場所:アクアライン、横須賀、三崎
  ○P泊地:海ほたる&三崎漁港

 ○ご一緒ファミリー
   クジラパパ とーちん 宮ちゃん

昨年末から私事都合によりお出かけを自粛してきましたが(悪いことしたわけじゃないぞ)、久しぶりに家族全員アオキングでお出かけしてきました。
3連休ということで、当初は伊豆方面に行く予定でしたが、サチの学校&バイトがあることが判明!
なら2日間で行ける近場ということで、三崎までマグロを食べに行くことにしました。
実は、これまで三浦半島は我が家にとっては、近くて縁遠い場所。
すぐ隣の県なのに、内房へ出かけたときは東京湾の向こうにいつも見てるのに、行ったことがなかったのです。
温泉があるわけじゃなく、大根&マグロ&朝市くらいしか思い浮かばず、たいした事ないかなと思っていましたが、ところがどっこい!
のんびりできる素敵な場所で、マグロも旨い! お気に入りスポットが増えました。

 サチの学校が終わるのを待って夕方に出発。 途中、高速入り口寸前でETCカードを忘れたことに気がつき、Uターン。 出かけるのも久々なのでETCカードの存在すら忘れてました。大幅な時間ロスをするも子どもたちのリクエストで海ほたるに無事明るいうちに到着。みなさん大丈夫ですか? 
 アクアライン・海ほたるの利用は2度目だけど、かなり前のことでよく覚えていない。 潮風にあたりながら初めて気分で散歩をして、写真をパチパチ撮りました。撮影スポットもあちこちにありましたよ。夜もライトアップされて綺麗でした。
 海ほたるは、たんなるSAを超えていますね。すっかり観光地。お土産やさんや東京湾の景色を見ているだけで、ずいぶん時間がつぶせそう。 この日は連休初日ということもあり大混雑で、観光バスの団体さんも次から次へとやってきて、あるおばさんは「出発まであと10分!」と叫びながら大量にお土産を買い込んでいました(笑) そのお土産も様々で落花生の隣にしゅうまいと千葉と神奈川の名産が並んで売られているのが両県の中間点らしい。
 このままここでP泊。夜もそれほどうるさくなく静かに寝られました。もっとも、悪天候時は暴風雨がもろにくるので、うるさいでしょうけど。

 翌朝は快晴。すばらしい朝明やけも富士山も幕張新都心もはっきり見えました。富士山は下の写真ですが、分かりますか。



横須賀と言えば、総武−横須賀線快速&米軍&海軍&カレーライス、あと山口百恵で耳慣れた地名ですが、実は初めてやってきました。
まずはあらかじめ調べておいた、日露戦争で大活躍した戦艦三笠が復元保存されている三笠公園に行きました。
東郷平八郎司が乗艦する連合艦隊の旗艦として日本海海戦でバルチック艦隊を撃破したことで有名です。
思ったよりも小型で大和のような巨大戦艦という感じはしませんが、その主砲の大きさや各種砲塔の威圧感は戦艦そのものでした。
内部展示も充実していて、三笠の戦績,海上自衛隊の活動の様子、当時の各種資料、模型など好きな人は半日くらい過ごせそうです。
特にバルチック艦隊との日本海海戦での作戦行動を紹介するコーナーは見ごたえがありました。
東郷元帥のとった作戦はなかなかのものだったんですね。
艦長や長官の船室も再現されていまして、その豪華さは戦い場というよりも、客船のような感がありました。
「敵艦見ゆ!」

  

 東郷平八郎の像
 きっと、核のない世界の平和を望んでいるでしょう。
 
 
 トイレ、浴槽、洗面台そして公室
 当然、艦長や長官専用です。ちょっとしたホテルなみの装備。
 
 30cm主砲
 残念ながらテントの下に保存されていたので、堂々とした全体像を見ることができませんが、その大きさ、迫力はすごいです。
 射程距離は10キロだったとか。

 こいつがドスンとバルチック艦隊を撃破したわけです。
 東郷元帥の遺髪が保存展示されてました。よく残っていたなと感心しちゃいました。
 (よく見えませんでしたけど)

次は、有名な横須賀ドブ板通りをブラブラ。なんでも昔はその通りの下をドブ川が流れていたとか。米兵のたまり場だったとか。
学生のときに横須賀から来ていた仲間が「ドブ板通りは怖くて歩けない」って言っていた記憶だけが残っていたのですが、
現在のドブ板通りは、すっかり観光地風になってまして、怖いところというイメージはありませんでした。夜になるとどう変身するのか知りませんけど。
ちょうどフリーマーケットを開催していて、観光客でけっこうにぎわっていました。
そうそう、横須賀発祥のスカジャンたくさん売ってました。でも、あの刺繍はσ(^_^;にはあわないなぁ。

さて、お腹も空いたので横須賀海軍カレーを食します!  レトルトでは食べたことがありますが、本物は初めて。
海上自衛隊では今でも週に一度カレーが出るそうです。 長い航海で曜日の感覚がずれるため、金曜日はカレーの日だって言うけど、本当でしょうか。
さて、カレー専門店は市内に多くあるようですが、三笠公園のスタッフに教えてもらった一押し店で食べました。地元の人気店だそうです。
     
カフェテラス ウッドアイランドと言います。 カフェテラスとなっていますがカレー屋です。
最初に通ったときは、外まで人が並んでいました。 店内は狭く、縦長で4テーブルしかなかったかな。
他店と食べ比べたわけじゃありませんが、かなり美味しかったですよ。
辛さの中にコクがあると表現すればいいでしょうか。それと、ジャガイモに独特な味がついていてインパクトがありました。
場所は三笠公園の近く、米軍基地のゲートの真ん前といえば分かるでしょうか。
ガイドブックを持った人が次から次へと来てましたが、σ(^_^;らが出ると「準備中」になってしまいました。
そうそうオリジナルのカレー専用スプーンが使われています。右利き用しかありませんが、確かに普通のスプーンよりは食べやすいかも。
販売もしていました。(4本買った人がいた!)
       

余談ですが、店外で待っている最中、ゲートで警備をしていた米兵にカメラを向けたら怒られました。
当然です。悪気はないし、某国のスパイでもないんだけど、軽率でしたね。
銃らしきものを肩からぶら下げていたし、撃たれるかと思いました(爆)
写真を撮っていいのは、これだけです!



 横須賀から三崎までは連休ということもあり、かなり混んでいました。特に海岸通りは凄かったです。夏休みの土日はすごいんでしょうね。
 ただ渋滞していたおかげで、東京湾越しに見える内房を「あれが鋸山かな、あのへんがばんやかな」と楽しむことができました。なにより天気が良くて最高でした。 それに暖かかったし。

 三崎港に到着するも観光客で市内は大混雑。車をとめる場所もありません。京急三崎口駅へのバス停もいつ乗れるのかというくらいの行列でした。グルグル回ってようやく漁港のはずれにスペースを発見。一休みしてから
産直センターうらりという海鮮市場にショッピングに出かけました。

 この「うらり」がまた凄い人! みなさんマグロ目当てなのでしょうが、ゆっくり品定めなどできない有様。これだけの人がどこから来たんだろう。 周辺のマグロ料理店も軒並み満員御礼状態。どの店も外までかなり並んでいました。日本人はマグロが好きなんですね〜(笑)

 それでもまぐろコロッケをほおばり、民宿あほうどりのプリン(試食)に舌鼓を打ち、明日の朝食にとマグロステーキや切り落としを買い込み、夕食場所の下見も済まて夕日を拝むことができました。城ヶ島の向こうに沈む夕日は綺麗でした。そうそう、サンセットクルーズなる遊覧船が400円ほどで出航していましたが、タイミングがあわず乗れませんでした。次回はぜひ!


       

夕食は、みんなでちょっと豪華に外食です! 
いろいろ調べてきましたが、三浦のマグロ料理店は値段もメニューもどこも似たり寄ったり。 
ちなみに観光客価格の店が多く、決して安くはありません。一人2000円程度は覚悟しておかないと。
とーちんがテレビでも有名な「くろば亭」を調べてきてくれましたが、かなりの行列だし、ちと遠い。
そこで駐車場所からも近く、手ごろなメニューがあったちりとてちんに決定。良くも悪くも食堂風。
ちなみに、この面白いネーミングは落語の話だそうですよ。
メニューは豊富です。特に「ちりとてちん丼
」は全て小丼ですが、「づけ丼」「てり焼丼」「ネギトロ丼」が一度に味わえます。
他には中トロ茶漬けが旨かったですね。つまみでまぐろの胃袋やらまぐろの味噌田楽なども食べ、生ビールがすすみました。
座席が別々ながらも満足なひと時でした。

なお、帰ってきてからHPで色々調べてみると、味はそこそこだが接客に不満というコメントが目立ちました。
確かに若い女性(バイトかな?)の接客は良くなかったな。ライバル店も多いようだし、改善していかないと客が減っちゃいますよ。
  




まぐろショッピングにまぐろグルメに満足したあとは、宮ジルに集まって、久々の懇談会(笑)
久しぶりのおしゃべりに楽しいひと時でしたが、これまた久しぶりの遠出で眠くなってしまい、23:00過ぎにはお休みなさい。

翌朝も快晴。しかも暖かい。それこそシャツ1枚でOKくらいの陽気です。
暖冬はいいけれども、寒くなきゃならない時に寒くないと、あとでしっぺ返しがくるんじゃないかと不安になりますね。
 朝日に輝く城ヶ島大橋

 昨日購入したまぐろのステーキと切り落としで朝食を済ませます。 昨晩もマグロ、今朝もマグロのマグロ尽くし。
特にこのステーキが美味しかったです。バターで焼いて塩コショウ&醤油で味付け。ちょっとしたレストランの味でした。

朝食後は、釣りと買い物。買い物はまたまたまぐろのステーキを購入。安いですよ、3パックで1000円ですから。
釣りの方は遊び半分でしたが、クジラパパが借り物のシカケともらった餌でカレイ&ハゼを釣り上げました。
ここ三浦漁港の岸壁からはイシダイやマダイも釣れるそうです。 ウッソ〜と思いましたが、真面目なリピーターいわく「先週も先々週も30センチ級のマダイが釣れてるよ」と。
ちょっと魅力のあるポイントでした。
    

渋滞前に東京を抜けるために午前中には暖かい三浦を後にし、大黒PA経由で渋滞知らずで3時間かからずに自宅に到着。
ホント久々のお出かけでしたが、心身ともにリフレッシュできた連休でした。
やはりお出かけをしないと!

2月か3月にもう一度三浦に行って見ようと思います。釣りもゆっくりしたいし、城ヶ島にも渡ってみたいしね。もちろん朝市にも行きたいですね!
あなたも三浦いかがですか?

今回の情報コーナー

◇横須賀市内は有料駐車場ばかりで、キャンカーが置ける場所も限られます。ところが、探せばあるもので路上駐車ではありますが一箇所見つけました。取り締まりは多分ないでしょう(責任は持てませんが)。公表はしませんのでDMを。

◇魚市場の「うらり」は閉店間際に行きましょう。安い生ものがさらに安くなりますよ。

◇三崎方面の500円以下の入浴施設は限られます。銭湯が数軒(今回あてにしていた三崎の銭湯はつぶれていました)、マホロバ・マインズ三浦(時間帯に注意500円の時間帯と1000円の時間帯があり)、横須賀市のソレイユの丘(600円)くらいしかいありません。

◇「うらり」の各店舗ですが、冷凍食品を買うとドライアイスが付く店とそうでない店があります。確認してから買うようにしましょう。

カレーよもやま話 Byヤチボン

 カレーが日本に初めて紹介されたのは文明開化の頃に英国海軍によってって事になってるんだよ!
 当時、イギリスがインドを植民地支配してたのは知ってると思うけど、英国海軍が軍隊食のビーフシチューにカレーパウダーを入れたのが始まりとされてます。いわゆる本格インドカリーとはかけ離れた物だったらしい・・・。その後、日本の主食である米に合う様に小麦粉でとろみをつけたのがカレーライスの始まりって話しだよ。
 そんで、日露戦争の時に帝国海軍・横須賀鎮守府が、調理が手軽で肉と野菜の両方がとれるバランスのよい食事としてカレーライスを採用し、その後、復員した兵士がこれを広めたため、カレーライスは全国に広がったって話しだよ〜。現在でも海上自衛隊では毎週金曜日にカレーライスって決まってるんだって!
 これは海上生活では曜日の感覚が無くなるんで・・・って事らしい。確かに海軍カレーは横須賀が発祥ってのは事実らしいよ! Byヤチボン