○期日:2007年5月2日〜5日
 
 ○場所:湯沢〜六日町〜十日町〜直江津〜能生〜白馬

 ○P泊地:谷川岳PA(関越トンネル手前のPA
        能生漁港(道の駅となり)
        白馬アルプスオートキャンプ場(旧チキンジョージキャンプ場)

 
 ○お会いしたファミリー(順不同)
   マコチャン、クジラパパ、とーちん、宮ちゃん、おびさん、かわちゃん、
   やまちゃん、しーとさん、モアさん、うっちゃん、PRLさん、ヤチボン

 


ストレス社会に生きるあなた! ストレスたまってませんか? σ(^_^;は、かってないほどに溜まっている(笑)。 
なんのストレスかはおいといて、我々キャンパー(こう呼んでいいかどうかは疑問ですが)にとって、最大のストレス発散は出かけること!

そんなわけで、仕事のことを気にしながらも、3日間で新潟〜日本海〜白馬と越後と信州を回ってきた。




GWの渋滞は連休前夜から始まる。 しかし4月以降、連日帰宅は深夜。夜が弱い自分としては、一刻も早く出発して、少しでも遠くに行っておきたい。
そこで、貴重な連休最終日(6日)に出勤して、2日にできない仕事を片付けるという、まさに
肉を斬って骨を絶つ作戦をとった。
おかげで、7時には自宅出発。 おなじみの首都高速渋滞には、しっかりはまりながらも関越道は空いおり、アオキングは新潟に向けて疾走。
途中のトイレ休憩でも、昨年の反省を生かし、「人員点呼を行う サチ、ハイジいるか!」と完璧な対応。
*昨年の反省とは、2006キャンプ日記のGW版をご覧ください。

沼田を過ぎるころには眠くなってきたが、久しぶりに出かけられるという興奮がカフェインの代わりになって一気に関越トンネル手前まで走った。
到着後はママと旅の安全とストレス発散を願って乾杯!
夫婦水入らずで語り、飲み、眠りました(あっ、寝るのは別々ですよ)。






ブラインド越しに差し込んでくる朝の光で爽やか目が覚めた。 今日は仕事じゃないんだ!いよいよGWが始まるんだ。
新潟へ向かう車の量の多さに驚きと焦りを覚え、早速出発した。

 まずは実に17年ぶりの関越トンネル越え。そう、数えてみると17年ぶりです!
 就職して、スキーにはまった時によく、石打、岩原、中里、上越国際に滑りにきていたのだ。
 それ以来の関越トンネル。いつもは夜だったから気が付かなかったが、こういう形をしていたんだ。
 山肌に口をあけるそれはアオキングをハッピーランドに誘う、タイムマシンのようだった(笑)

トンネルを抜けるとそこは越後の国。ついこないだまでスキー天国だったところだ。これまた17年ぶりに湯沢で降りてみた。 
スキーのシーズンオフの上、時間的にも早かったせいもあり、閑散としていたが、あちこちにリゾマンが立ち並ぶ湯沢はとても懐かしかった。
街中をあちこち走り回ってから、穴沢河川公園という場所で、朝食休憩とのんびりタイム。ホントに久しぶりにのんびりくつろいだ。
ここは、湯沢高原ビールという地ビール館に隣接しているので、P泊も面白いかもしれない。
    

お腹も一杯になったところで、お米とスキー場とへぎそばの看板が目立つ17号を北上開始。


途中、子供がぜひやってみたいということあり、塩沢(南魚沼市)にある「つむぎの里」という、機織体験ができるスポットに寄った。
なんでも、1200年もの歴史があり、その伝統を今に伝えているのだそう。体験もできるが、「本塩沢」などの織物や座織り機などが販売・展示されている。


商売っ気を感じさせないが、体験を申し込むと「まずは私が模範を見せるから」と親切なおばさんがカッタン、カッタン。
色々と説明をしてくれるが、なにせ基本知識がないのでよく理解できない。
それでも、素早い手さばきと足さばきで、格子模様の織物をあっという間に出来ているのがよく分かった。地道な作業だ!
  

続いてはさっそく体験。 マンツーマンで指導を受けながら、真面目な顔してカッタン、カッタン。
「上手ねぇ」なんてお世辞を言われ、喜びながらカッタン、カッタン。
最初は慣れない手つきだったが、5分もすると、リズムも出てきて、いい感じ。規定の10センチ分があっという間に出来上がった。
指導がいいためか、生徒にセンスがあったのかは定かではないが、なかなかすばらしい作品が完成。
サチなんかは「将来、この道で生きていこうかな」などと言う始末
いずれにしても伝統工芸に触れることができて、素晴らしい総合学習になった!
ちなみに体験料金は、10センチ単位で1000円から。糸の質で値段が違うようである。
   



さて、R253で六日町を経由して、十日町へと車を走らせる。山越えになるのだが、この峠道はアオキングには辛かった。
エンジンはうなるが、いっこうにスピードが出ず、後続車に迷惑をかけてしまった。
途中に七日町、八日町、九日町があるかと思ったが、見つからなかった。
十日町の道の駅「クロス10十日町」で一休みしようと寄ってみると、ものすごい人だかり。
なんと、時期をずらした成人式が行われていたのだ。色とりどりの着物を来た20歳の若者たちは、まるで着物ショー。
ちなみに、十日町は豪雪地としてだけでなく、着物の町としても有名なのだそうだ。
数年後にサチが成人式を迎えるが、いい意味で目の保養になった。
そうそう、最近「荒れる成人式」と言われ、不必要に騒ぐ新成人がいるが、ここの新成人たちは実に落ち着いていた。
  
 


その後は、日本の原風景とも呼べるような農村地帯を抜けて、一路日本海を目指した。
いくつか町や村を通過したが、まるで童謡「ふるさと」のモデルであったかのような景色のところばかりだった。
観光地としてもやっていこうと努力しているようだったが、あのままの景色さえ残っていれば、いいのではないか。

田んぼそのものをアートの舞台としているようだったが、どうも不釣合いにしか思えない。
もっともこの不釣合いさがアートなのだとしたら、それはすごいことだ。芸術は爆発だ!


直江津からやっと日本海。直江津といえば、北海道オタクのσ(^_^;にとっては北海道航路のターミナルがある街。
さっそく、フェリー埠頭に行ってみたが、なんと! 北海道航路は閉鎖されてしまっていたのだ。
利用客が少なく、採算があわないらしい。大洗ー苫小牧まで閉鎖されたらどうしようと、真面目に心配してしまった。

とりあえず、撤去されずに残っていた看板で記念写真!

気をとりなして、今日の目的地能生に向かう。日本海を右手に見ながらのシーサイドドライブだ。
房総や伊豆の海岸線のように渋滞することもなく、快適なドライブが楽しめた。
途中、上越の郷津海岸というところで、海洋フィッシングセンターなる魚釣り公園を発見。
放流している釣り堀ではないが、貸し竿もあって手軽に釣りが楽しめるという初心者にはうってつけのスポット。
心地よい風も吹いていたし、時間的にも余裕があったので、さっそく釣りにチャレンジ!
もっともチャレンジと言っても、ソーセージみたいな餌を付けて、垂らしただけ。
あとはボーっとするのみ。それでもママが20センチ級のタナゴを釣り上げた。正確には偶然釣れていた。
ともかく、無欲の勝利と言ったところか。(ちなみに、ママはこれを見て、鯛が釣れたと言っていた)
ちなみに入場料100円、貸し竿200円。竿・餌を持参すれば入場料のみ。時間制限はないようだったな。


 釣りを堪能(笑)したところで、いよいよ本日の最終目的地である能生へ
能生といえばカニ。 道の駅「マリンドリーム能生」にあるカニ屋横丁で大量にカニを買い込み、その場で食べるというもの。ここで、マコチャン、とーちん、クジラパパと合流して、みんなでカニオフを開催。
カニ屋はたくさんあって初めてだと迷うが、今回はクジラパパやマコチャンが前回購入したという店で買い込んだ。正直なところ、どこで買っても同じなのだが、あとは勢いと活気が選択のポイントだ。 もちろんリピーターならなおよい。
 今回は一杯3000円のカニを一杯購入。そこに4〜5杯の小さいカニがオマケで付いてきた。結局、原価はいくらなのか。よっぽど安いんだろう。
 「おばちゃん!もう一超え」 「もう一杯入れて!」などとこのやりとりが面白いのだが、オマケのカニはやはりオマケである。身の締まりや味はそれなりである。それでもカニを飽きるほどほうばるといった豪快さはここならではの特権であろう。 我が家は2回目だが、大満足であった。
 ちなみにカニだけでなく、そのほかの海産物もかなり安い値段で仕入れることが出来る。おすすめのスポットだ!

 値段の交渉が始まった! 値引をしなければ損をする!
 大阪のおばちゃん顔負けの値切り
 両者納得の商談成立で記念撮影
 ここのおばちゃん、元気がいいし、口もうまい。
 次回また行ったら、さらにまけてくれるかな。
 一番右のを3000円で買ったら、その他のがオマケで付いてきたということになる。
 

そして、カニパーティ!ささやかな贅沢。

 カニを食べているときは無口になるというが、本当にみな静かに食べていた(笑) 不思議なもんだ。
 ちょっとスカスカの身で、冷凍だったけど、大満足!のカニパーティでした。

そうそう、カニを食べる前に近くの長寿温泉「ゆとり館」という日帰り入浴施設に行った。
決して新しくも広くもないが、昔の民家風の味わいのある施設である。
そこの休憩コーナーで地元のおじいさんと知り合った。
近くに住んでいる山菜取りが趣味(仕事?)というおじいさんだ。
おじいさんのお話を一部紹介すると、

 第1話
   (ブルブル震える)おじいさん曰く
 老人は、風呂に入ると肛門が緩む。気をつけろ!プカプカ浮いてくるぞ。ここでもあったんだ。
  (笑いをこらえながら)青木思う
 もしかして、自分の体験談を言ってるんじゃないのか? 風呂で一緒じゃなくて良かった。
 
 第2話

  (震えのためにタバコに火をつけられない)おじいさん曰く
  毒キノコの味は3種類「苦い」「辛い」「くちびるが痺れる」しかない。俺は、今までキノコを見つけるとちょっとかじって自分で味を確認しながら判別してきた。今じゃ、全部見分けられる。お前らもやってみろ。
  (引きつりながら)青木思う
 もしかして、その毒キノコをかじり続けたおけげで、体が震えてるんじゃないのか? 自分を犠牲にしながらキノコを食いたく ない。

 第3話

 (歯が2本しかない)おじいさん曰く

 クマよけをするときに、お前らは鈴を持つだろ。あれはダメだ。逆にクマが寄ってくる。俺はキンチョールを体中に散布するんだ。そうすると臭くてクマが寄ってこん。それに蚊にも刺されない。証拠に昨日もクマにあった。20メートル先にいたが、俺が臭いもんだから寄ってこんかった。
 (懐疑心を持ちながら)青木思う
 だいたい、キンチョールを体に撒いて大丈夫なのかよ。クマが臭がる前に、自分が臭くてたまらないだろう。この体の震えはキンチョールの撒きすぎか? それに昨日クマに会って、臭いから来なかった? どうも話がうますぎるなぁ。

 
第4話
 (ブルブル震えながら)おじいさん曰く
 白馬の手前の小谷には無料のいい温泉がある。駐車場も広いし、24時間だ。トンネルの手前を右だ。
 (完全に疑いながら)青木思う
 本当かよ。 聞いたことないぞ。だいたいトンネルなんていっぱいあるじゃないか。

いずれにしてももう一度会ってみたいお爺さんである。






翌日もいい天気。本当にさわやかな朝だった。
仕事のストレスが日本海の空に溶け込んでいくようだった。このまま時間が止まればいいと思えてきた。
能生の道の駅まで散歩したが、道の駅の裏手は芝生広場になっており、いいP泊スポットだ。
   


ここで記念写真をとり、それぞれの場所に向かうために一時解散。
一緒に過ごす時間とそれぞれの家族で過ごす時間のどちらも大切にしようということだ。

我が家は、日本海を西に向かい、車で5分の弁天島で食後の散策。
P泊していた場所から歩けばいいのに、横着な性格が出て、ついつい車で移動してしまった。
赤い橋の向こうに小さい岩礁島があって、灯台が建っている。上まで登れば日本海やシーサイドラインが一望できるというスポットだ。
なんでも能生のシンボル的存在とのことだ。
駐車場も無料だったし、空いていたのでのんびり潮風にあたるこができた。
橋の上から見る海は綺麗で、夏の海水浴場としては、かなりの人気スポットだろう。


更に、車を西に走らせ、親不知・子不知で知られる「道の駅 親不知ピアパーク」まで移動。
なぜ行ったのか! 財布を捜しに行ったのだ。
実はちょうど3年前のGWに金沢への旅の途中、ここで財布を紛失したのである。
なけなしのお小遣いはもちろん、免許からカードまで一切合財を無くしてしまい、大騒ぎになった。(騒いだのは自分だけだが)
その財布を捜しに来たというわけだ。

果たして財布はそこに、そこの駐車場に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あるわけない!


ちなみに余裕の無かった前回はゆっくり景色を楽しめなかったので、
一応冗談抜きでちょっとだけ財布を捜して、後は日本海の景色を楽しんだ。
ここは、昼間もいいが、夕日の時間なら日本海に沈む美しい夕日

 海と断崖絶壁の間にへばりつくように国道8号や高速道路が走っているのが分かる。
 親不知・子不知の名前の由来は、あまりの難所であるがために、ここを通行するときは子は親のことを、親は子のことを心配している余裕がないということから、この名称になったそうだ。
 ここで食べた、カレイの姿揚げがほのかにカレー味がして旨かった。
おすすめの一品
 道の駅から見えるこの岩礁は、鬼クリ岩と投ケ岩。その昔、親不知の険で散々いため付けら得た腹いせに、弁慶が投げた岩がこの岩だそうだ。
 確か、この島の右側が子不知で左側が親不知と書いてあった。


 弁慶の伝説はあちこちに残っている。


さて、財布を見つけられないまま、糸魚川方面にUターン
ところで、中学校か高校の理科の時間でフォッサマグナって言葉を聞いた覚えがありませんか?
このフォッサマグナと糸魚川が大きな関連があるのだ。
フォッサマグナ温泉、フォッサマグナミュージアム、フォッサマグナパークなどなどが糸魚川には点在している。

フォッサマグナとは

 明治政府に招待され来日したナウマン博士(ドイツ人)が、山間の盆地を見てフォッサマグナを発想したのが始まり。ちなみにフォッサマグナとはラテン語で「大きな溝」という意味である。フォッサマグナは、幅約100km・長さ300kmにおよび、本州中央部を南北に横切っている。 西側の境は,新潟県糸魚川市→長野県白馬村→仁科三湖→長野県大町市→長野県松本市→長野県塩尻市→諏訪湖→山梨県小淵沢町→山梨県早川町→静岡県静岡市に至る線。この線は糸魚川−静岡構造線(略して糸静線)と呼ばれている。ちなみに、フォッサマグナの東側の端は、直江津ー平塚構造線である。

 というわけで、フォッサマグナパークに立ち寄り、小休止を兼ねて地質学のお勉強。ガイドブックによると、この構造線を実際に見ることができるとのこと。
 日本を分断するフォッサマグナを自分の目で見れる! 
   これは凄い! 
     日本の裂け目を目撃だ!
 駐車場から奥へ奥へと入っていく。歩きやすいように整備されていて、森林浴も兼ねたハイキングとなった。
 ついに看板発見!  いざ、フォッサマグナへ!

これがフォッサマグナだ!

と言われても、どれ?というのが本音。 どこでにもあるんじゃないの? 確かに土の色が違うようだけど。

ということで、さらに接近して、地質調査を断行。


結局よく分からない(笑)
地質学はハイキング気分で理解できるような単純なものではなかったのだ。
それでも我が家は日本を分断するフォッサマグナをこの目で見て、この手で触ってきたのだ。
きっと、サチもハイジもテストでフォッサマグナが出題されたら、答えられるだろう。


ちなみに、この画像だとハイジはユーラシアプレートにいて、σ(^_^;は北アメリカプレートにいる。

地質学の学問に疲れたので、オビさん・川ちゃんの待つ白馬へ!
本日の宿泊地は 白馬アルプスオートキャンプ場(チキンジョージオートキャンプ場改め)
洒落た名前のそこは、残雪の凝る北アルプスが見渡せ、抜群のロケーションのキャンプ場だ。
ぼっとんトイレ、商売っけのない管理人さん、古びた場内と決して人気があるようなキャンプ場ではないが、
ロケーションは抜群、温泉も徒歩圏内、白馬観光の拠点とリピーターリピーターも多いかもしれない。

オビさんに会うのは1年ぶりかな? 川ちゃんに会うのは3年ぶりかな?
お2人ともガルヴィを通して知り合った良き仲間である。
良き肴、良き酒で良き友と遅くまで楽しい時間を過ごすことができた。
ホント、久しぶりに笑ったような気がする。









明日はもう仕事だ。今日中に帰らなければならない。
若干憂鬱な気分で目が覚めたが、北アルプスの絶景がそんなことを忘れさせてくれた。


秋の再会? 飲み会で再会? ともかく再会を約束して、キャンプ場を後にした。
せっかく白馬まできたのだから、どこかで遊んでいこう。一押しのジャンプ台は行ったことがあったでの、ゴンドラで八歩尾根に行くことにした。
まだ、スキー場が一部オープンしていたが、一般観光客も乗車OKであった。
スキーヤー半分、観光客半分といったところか。
ゴンドラが上がるにつれ、白馬の街並みが一望に見渡せ、標高を感じさせたが、高所恐怖症のσ(^_^;でも平気だった。
  
ゴンドラを降りると、そこはまだ営業中のスキー場のゲレンデで、久しぶりの雪に遭遇することができた。
当然、雪はベチョベチョの状態だったが、さすがはこの時期にスキーをするほどのスキーヤー。
誰一人として転ぶ人は見当たらず、地肌を上手に避けながら、軽快に滑っていた。
チェーンもいらないし、寒くないし、来年のGWは、スキーをしに来るかなとちょっとだけ思った。ちょっとだけ・・・・
  


八方じゃない、一方、ゲレンデの反対側は、雪の解けたゲレンデの斜面を利用してパラグライダーが飛び立っていた。
パラグライダーが飛んでいるのは見たことがあるが、こんなに近くで見るのも離陸の場面を見るのも初めて。
興味深々、1時間以上もずっと眺めていた。


しかし、離陸は難しそうだ。風を読み、パラグライダーに風をはらませ、風に負けないように力いっぱい斜面に向けて走り、飛び立つ。
女性の方は、この風に負けてしまい、なかなか飛び立てないでいた。
飛び立ってしまえば簡単そうに見えた(もちろん大変だろうけど)が、そこまでが大変そうだった。
   
 地上でテイクオフの準備。
 一人でやるのではなく、地上サポーターが離地点にも着陸地点にもいる。
 風をはらみ、キャノピーが立ち上がると、風に逆らって斜面を駆け出す。
 まさにフワッと浮くといった感じに見えた。
 アッという間に見えなくなった。

 ずっと見ていて、空中散歩を体験してみたい気になってきた。
体が空中を離れるその瞬間は、どういう気持ちなんだろう。風を切る音はどんな音がするんだろう。
そのくらいの速度で飛んでいるんだろうか(時速30キロ程度だって)
どのくらい飛び続けられるのだろう(ベテランが風さえつかめれば、何時間でも飛び続けられるらしい)
しかし、飛び立つ前の恐怖心はどう克服するのだろうか。σ(^_^;のような高所恐怖症でもできるだろうか?
怖いけど、機会があればぜひ! やってみたい。
ちなみに15分間のタンデム体験は12000円程度。 斜面を駆け下りて、1〜2メートルの浮遊を経験するだけなら5000円程度だった。
そうそう、自分で購入するとしたら、一式60万程度とのこと。 もちろんライセンスも必要になる。


大満足の八方を後にし、次は白馬五竜のかたくり祭りに向かう。
祭りって言うくらいだから、さぞ盛大なイベントが繰り広げられ、かたくりの花がゲレンデ一面に咲いているんだろうと期待していたが、
これは期待はずれで、なかなか見つからない。
ようやく見つけたかたくりは、ゲレンデの脇の斜面にまばらにかたくりの花が咲いているだけだった。
   


かたくりの花  大群生というわけじゃじゃなかったが、癒し効果抜群の花でした。

白馬でゆっくりしすぎて、この時点でもう3時過ぎ。では、そろそろ帰りだしますか。
帰りたくないなぁと後ろ髪を惹かれる思いでハンドルを握る。
渋滞をどう避けるかを検討した結果、クジラパパの提案で、大町を抜けて、三才山トンネルを経由し、R254で行くことになった。
これが大正解でほとんど渋滞知らずで埼玉県内まで来られた。

途中、三才山トンネル直前でやまちゃんから電話
「すぐ後ろにいるからトンネル抜けたところで待ってて!」
実は、白馬のキャンプ場で一日違いで会えずにいたところだったのだ。
やまちゃんたちは、安曇野周辺を回って、帰る途中。
他にもAKMLのしーとさん、うっちゃん、モアさん、PRLさん、ヤチボンが一緒だった。
みなさんと再会も実に久しぶり。 
しばし、キャンピングカーが三才山トンネル駐車場を埋め尽くし偶然オフを開催。
再会を約束して、再び帰路についた。


その後、西下仁田温泉「荒船の湯」で休憩を兼ねて入浴。
このままP泊したい気持ちを抑えて、再び出発。 途中、上信越道の渋滞の情報が入り、そのまま一般道で花園へ。
花園ICから関越に乗り、わずかな渋滞だけで切り抜け、自宅到着は1:30.

急ぎ足の3日間だったが、4月からの1月があまりに忙しく、ストレスもたまっていたので、いい休養になった。
遊びができなければ、仕事ができないを改めて実感したGWの旅となった。