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2021年12月02日(木):ふじみの前足と手作りごはん

2021年12月02日(木)

ふじみの前足と手作りごはん

11 月末ごろ遠出をしました(ご報告はまた)。戻った数日後に、ふじみが左前足をかばっているような歩き方をしました。つれあいが朝の散歩で気づいたのです。 怪我でもしたのではと思い見ると、パッドが擦れて米粒の半分くらいの大きさがピンク色になっていました。きっとこれが原因だと思いつつも、犬はパッドが切 れたくらいで痛がることはあんまりないなとも思いました。

ときどきワセリンを塗ってやっていたのに、数日後には別のところも切れていました。特に、散歩の初めのころは大興奮してぐいぐい引っ張るからでしょう。なすすべなし。

歩く様子を見ていると、力強く前に歩こうとしているときに、カタンカタンと変な歩き方になり、歩調が穏やかだとほぼ普通の歩き方です。ときどきは、左足が 地面につく瞬間にスキップのようにしてかばって歩くこともありました。でも、室内ではまったく正常。どこを触っても嫌がらず痛がらずで、結局原因は分から ずじまい。数か月前にも変な歩き方をしたことがありました。

もちろん推察はできます。足や指を骨折した、ヒビが入った、筋を痛めた、成長痛(この前はこれだったんだと思う)、リンパ系のガンなどなど。つれあいは「バーニーズを飼っている以上、常に覚悟をしているから、様子をみましょう」と、ずいぶん冷静。

とりあえず1週間くらいは様子を見ないとと思っていた、まさに1週間後の今日、朝つれあいが「今日は歩き方がずいぶんよかったよ」と言います。ほうほう、 治ったのかしらん。夕方の散歩では、もう完璧。元に戻ったようです。つれあいいわく「散歩は短めにしてたから、治りが早かったんだと思う(自分の判断は正 しかった!)。つまりは自分の治癒力で治したってことだよ」と。

ちょうどこのことと平行して、フードがなくなる危機が訪れました(笑)。年に2回くらい起こる現象です(大笑)。なんとか間に合わせたいと登場するのが手 作りごはん。1日おきくらいに1食これを作りました。今回の中身は、サツマイモ、ニンジン、キャベツ、ニボシなどを柔らかく煮て、最後に卵を落とします。 散歩の前に準備しておいて、帰ったら冷ごはんとまぜまぜしたらできあがり。

とにかく、食いつきがよろしい。2回目ともなると、近づいてきて「ワクワク」している音が聞こえてきそうな感じです。今日なんて、作り始めたのにわざと無 視して(たぶん期待しないようにしているんだと思う)、でもやっぱりこれはと思ったらしく、いそいそとキッチンに集ってきました。

フードをやる順番はもちろん、はなみが先でふじみはあとです。普段、はなみがこぼしたフードのつぶをふじみがこっそり取ろうものなら、はなみは激怒します。だから、ふじみは何かをもらうときにはいつも一歩下がって待っています。

何がおかしかったかというと、まぜまぜごはんのお皿を持って「はい、はなちゃん」と低い台の上に載せた瞬間に、ふじみがマズルを突っ込んで食べ始めたので す。「ふじちゃん、それははなちゃんのでしょう」と言ってもぜんぜん聞いていません。はなみも怒ればいいのにと思ったのはおとといのこと。

今日はちゃんとはなみにやろうとして、ふじみが少し向こうにいて、はなみが目の前で待っているのを確認して、「はい、はなみ」と言って皿を置きました。さ て、ふじみにやろうともうひとつの皿を手にして振り返ると、なんと、ふじみがはなみのごはんを横からガツガツ食べているではないですか。仔犬たちが並んで 食べている、まさにアレです。

もうおかしいったらない。はなみも食べるのに必死で、「はなちゃん、こっちのを食べなさい」という声も届かず。首元を引っぱって、新しい皿のほうに誘導しました。もう、どっちがどれだけ食べたのかよくわかりません。

とにかく大好きなんです。食べた後は、まだ目がキラキラして、口角をあげてずっと笑っています。そのあとは、部屋に静けさが満ちます。そう、とても豊かな感じで眠っているのです。

おそらく、いつもこういうものを食べていると感動もないんだと思いますが、ときどき舞い降りてくる幸運に大満足の2匹でした。

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