2021年02月06日
(土):枝を食べて、よくあることだけど |
2021年02月06日(土) 枝を食べて、よくあることだけど 犬は、枝をひろって食べる派と枝には興味がない派がいますが、うちの2匹は「枝に目がない」。ことの発端は、楓です。楓は枝が大好きだったので、それを見ていたはなみがまねをして、楓亡きあともそれがおさまらず、ふじみに伝授されたってわけです。 枝を食べるのは危ないとの話もありますが、まあ、大丈夫。はなみの場合はどちらかというと柔らかめの枝を砕きながら食べます。ふじみは堅いのをガリガリと やるので、「出るもの」がトゲトゲになりビニール袋が破れるから気を付けないといけません。問題は、東京の枝は汚染されているからやめてほしいのです、 葉っぱもね。だから、枝OKなのは山梨だけです。それでも、近所の緑があるところを歩くときは枝を拾ってはバリバリと食べることがあります。 夕方にいつもの散歩の出かけました。歩き出して少し経ったあたりで、ふじみが枝を見つけて食べ始めました。いつまでも口を動かしているので、これは歯のどこかにひっかかっていることがわかりました。 初めてこれが起きたのは、まだはなみが小さいころ、三分一湧水を歩いているときに起こりました。突然もがきだしたので、詰まらせたのではないかと焦ったの でとてもよく覚えています。考えてみれば、棒ガムを食べているときにもときどき起こるのですけどね。もがいても、ちゃんと息をしていれば大丈夫。(でも、 初めて見るとどうしようって思う) 話戻って、散歩の途中で取ってやろうとしたのですが、ふじみは口を開けさせないので、この体制では絶対無理。一応やっては見ましたが、ひとりで押さえたく らいではやっぱりだめです。口の中のものを取るときは気を付けないと噛まれるし、簡単にはいきません。はなみなら、すんなり口を開けるんだけどなあ。ふじ みは始終くちゃくちゃと口を動かしながら、突然立ち止まり、唾液でどろどろになりながら自分で取ろうとするのですが取れません。散歩がぜんぜん楽しくな い。 家に戻り、つれあいに馬乗りになってもらい、私もふじみの頭の部分に馬乗りになり、口元を押さえて口の中を見ようとしますが、唾液ですべってなかなか口が 開いたままになりません。ふじみも振りほどこうとするので何度も失敗。とりあえず棒ガムを1本やってみましたが、食べただけで枝は取れませんでした。 まずは、口の中がどうなっているのかを知りたいと思い、ガムを頭上に掲げて興味をもたせると、ふじみは口を開けてごきげんな様子でガムを見上げました。 「あー、やっぱり上あごのところにぴったりはさまってる」と私。要するに上の左右の歯の間のあごに横棒になって枝が挟まっていたのです。ついこの前も、は なみがこれをやらかしました。 手では取りにくいので、私は直径1pくらいの長い棒を持ち出して、ふじみの口を押えてから、上あごと枝の間をめがけて棒を突っ込み、下方向に棒を動かしま した。当てずっぼうの2回目で枝が取れました。この「直径1pくらいの長い棒」は、もう20年くらい前に、先っちょにヒラヒラでもつけて、たんぽぽのおも ちゃを作ろうと買ったものでした。「たんぽぽ、ありがとう、役に立ったよ」と私は言いました。 ふじみはストレスから、横たわって30分ほど荒い息をしていましたが、その後、いつも通りにすやすやと食後の眠りにつきました。つれあいは「よかったね え、器用に取ってもらって。ぼくだったら病院に連れてくしかなかったよ」と言いました。「枝が歯に挟まったくらいでは死なない」ことが経験的にわかってい たのでよかった。私たちも犬飼になって20年以上になりました。 |
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