あんずとつばめ社(トップページへ戻る)

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2010年11月01日(月):「初めての蘆花恒春園、ドッグラン」
2010年11月03日(水):「また蘆花へ」
2010年11月07日(日):「世田谷区動物フェスティバル」
2010年11月12日(金):「またまた蘆花へ」

2010年11月19日(金)〜23日(火):「北陸旅行(その1)」
2010年11月19日(金)〜23日(火):「北陸旅行(その2)」

2010年11月19日(金)〜23日(火):「北陸旅行(その3)」
2010年11月19日(金)〜23日(火):「北陸旅行(その4)」
2010年11月26日(金):「旅行後の食欲」
2010年11月27日(土):「道の駅のお供、その後ごはんの様子」


2010年11月27日(土)

道 の駅のお供、その後ごはんの様子

今日は 八王子の道の駅「八王子滝山」に行きました。旅行で野菜の買い出しもすませる予定だったのですが、今回はまったくうまくゆきませんでした。野菜の高騰が続 いていますが、道の駅はどうかな。「そうそう、美花も行くの?」「行きます(いそいそ)」

「滝 山」は、私たちが買い出しに行く場所の中ではまあまあです。スーパーよりは新鮮で安いとはいえ、東京都内だからか、値段はそれなりです。ただ、だいこんと かかぶとか、今回はにんじんもそうだったのですが、葉っぱが一緒についているのがいいところ。葉っぱで一品作ることができます。にんじんの葉っぱは
みじん切りにして冷凍庫へ放りこんでおくと便利。トマトソースを作るときに、セロリの代わりに入れてもいいです し、かきあげのタネに混ぜ込んでもおいしい。

買い物が終わってから美花を連れ出しました。いつもは歩くことのない、道の駅の裏に行ってみました。短いですが、整備された遊歩道がありました。一部河原 にも下りることができます。もう少し手入れをして宣伝すればいいのに。
できれば土の上を歩かせたい ひどく汚れているわけではないが
手入れをしていないので
大型のごみがちらほら
枯れた枝やら草やらがぼーぼー

この場所を知っているのは
地元の人だけじゃ?
遊歩道
道の駅の中には軽食を食べるところがあり、そのテラスが裏手につ ながっているんですが、犬禁止なんだそうです。ばかだなあ。こういうところこそ犬OKにすれば休憩する人も増えるのに。なんだか面倒くさがっている(人手 が足りない?)感じがします

裏口のところに美花をつないで、ソフトを売っているはずの軽食コーナーに向かいます。確かあったはず。
紫いろの実がきれい
「ちょっと待ってなさい」

(右)美花はちょっと
ひんひんと騒いでいた
右手がテラス

「犬と一緒にお茶を
どうぞ」ってほうが
戦略として正しくない?
テラスの感じ、悪くないでしょ
それがですね、旅行後のままになっ ていて、ここでデジカメの電 池がなくなりました。絶句。ソフトは「ミルクアイスMOMO」というお店の普通のバニラ(280円)。ああ、おいしい。でも画像がない。携帯で撮ったので すが、携帯の画像を転送するソフトが古くて、ネットからのダウンロードもうまくいかず、画像なしです。美花自身は「おいしかったから、別にいいの」だそう です。そりゃそうさ。

帰りにスーパーに寄り、美花のフードを買いました。この前「国産フード」と書いたのは間違いで、それも仔犬用でした。これは単価31円/100gくらい。 今回はもっと安いのに挑戦。こちらは国産で、仔犬用じゃなくて、半生タイプ、22円/100gくらい。この前、「安い フード」という書き方をしましたが、普通に買うとそんなに安くはないと思います。うちが使っているそのスーパーは、商品があれば、とにかく安いんです。だ からすべてのメーカーのすべての商品があるわけではないのが特徴。

さて、美花は食べるかな。帰ってから封を開けて、半カップほどやってみました。初めはフンフン匂いをかいで、安全確認をしていましたが、その後ひと粒ひと 粒食べ始めました。どうやら気に入ったようです。

そして夕ごはんのとき、下にこのフードを入れて、上にいつものをのっけたら、次のようになっていました。
なんじゃこりゃ?と思って、デジカメを構えたバカ(私)
ど、どーゆーこと?

下にある半生を掘り出して
食べているところ

どうしたら
こんなふうにかわいく
散らせることができるんだ?
(親ばか)
つれあいが「混ぜてやるとずっとこ んなふうにして食べるかもね。たまったもんじゃないよ」と言います。「そうだよね、このフードはおやつとして、別に食べさせた方がいいね」と私。日常の フードでこんなに苦労するとは思いませんでした。


2010年11月26日(金)

旅 行後の食欲

なぜだ かわからないのですが、24日(水)の夜、美花が例の 安いフードを食べ始めました。私がなんとなく、フードが入った容器を取り出し、「美花は本当にフードを食べないよね。食べないと大きくなれないよ」と話し ていると、美花が近づいきてフンフン鼻をならしました。「食べるの?食べないでしょ」と小さな粒を指でつまんでやると、ポリポリとおいしそうに食べまし た。どうせ気まぐれだと思ったのですが、また少しやると食べます。ひとつかみ、食べました。またひとつかみ、半カップと、どんどん食べてゆきます。

「ねえ、みはが安いフードを食べてるよ。なんでだろうね」

そ して昨日、今日と、ごはんの時間とは別に、おやつのようにやってみるとやっぱりおいしそうに食べます。相変わらずいつものフードはごはんとしてまあまあの 感じで食べてはいますが、この安いフードは、いわゆる「くいつきがいい」んです。安いのはとても助かるけど、確か仔犬用ではなかったし、これを食べさせ続 ける勇気はありません。それに、フードの名前も覚えていないし。

安いフードだから悪いというのではありませんが、大型犬の仔犬だし、バーニーズはじっくり時間をかけて大きくなるので、この時期のフードはとても大切で す。

な ぜ突然食べるようになったのか。つれあいの分析だと、旅行中は2種類を混ぜるとかえって食べないので、いつものだけを持っていった。だから旅行中はこの フードを口にしていない。そして旅行の緊張がとけて、食欲が戻り、味覚が変わったのではないか、ということです。そうかもしれないけど、今ひとつよくわか りません。

それにしても、旅行前までは、もともとのフードも食べないし、つなぎで買わざるを得なかったこのフードも食べないしで困ってい たのに、変だなあ。ブリーダーさんにも相談しましたが、やっぱり私たちの考え方は間違っていないと思ったし、フードの銘柄は変えないでこれまで食べさせて きました。

この数 日ポリポリ食べるので、あっという間にこのフードがなくなってしまいました。しょうがないからもう少し買ってみようかなと思っています。

美 花は食が細いので、旅行に出るとなおさら食欲が落ちて、痩せて帰ってきます。あばらが浮いている感じがしてガリガリです。仔犬ってもう少し丸っこいという か、脂肪があってもいいような気がするんですけどね。っていうかさ、普通、大型犬って、やったらやった分だけ食べるもんじゃないのか?つれあいは「美花の からだを触ると、調子が悪くなった鈴音を思い出すんだよね」と言います。

それな のに、最近体高だけは高くなってきて、メスとしてはもう十分成犬並みに大きいと思います。「栄養が体高の成長に取られてるんじゃないの?」とつれあい。そ うですね、人間でいうと身長がのびている成長期みたいです。

そういうことで、旅行後の24日に美花の体重を計ったら、26キロに戻っていました。これじゃ、10月14日と同じじゃない。美花、現在8ヶ月と20日。


2010年11月19日(金)〜23日(火)

北 陸旅行(その4)

23日(火)
起 床は05時。雨は止んでいましたが、美花にはレインコートが必要です。準備をすませてから、「こおろぎ橋」近くの駐車場に車をとめて、07時から「鶴仙 渓」を散策しました。とにかく紅葉がきれいだったので写真をたくさんとりました。
散りゆくものの美しさを感じるのは日本の心
(左)下に落ちたカエデが
こんなにきれい

(右)「こおろぎ橋」
この地は「こおろぎ町」
んー、そのまんま
足元がつるっつる(危険な香り)
画像を見ても分かるのですが、この「こ おろぎ橋」は木造で、雨に濡れてぴかぴかしていますね。つれあい、ここでいきなりすってーんと転びました。少し離れていた私のところに来ようとして美花が 引っ張ったのです。いっひっひ、私はまずは無言で圧力をかけました。その後、「ほら、自分で滑ったときに、いろいろ言われるといやでしょ。滑るときは滑る んだから」と私は静かに言いました。つれあいは「もう、美花が引っ張るからだ!」と美花を責めていました。後で車に戻ってから、腕にばんそう こうを貼ることになりました。そうとう痛かったみたいです。

散策を続けます。
木造の橋の組み方に興味あり (左)渓谷に下りて
こおろぎ橋を下から見る

(右)岩場に苔が生えて
その上に落ちたカエデ
こういう自然が作る色は
本当にすてきだ
この空間をもって帰りたいな
きれいな散策路だった (左)お天気が
今ひとつということもあり
渓谷はちょっと薄暗い
自動でフラッシュになる

(右)水をいただく
カエデがここもきれい
おいしい?
名所というわけでもないらしいけど
(上) 「采石厳(さいせきがん)」
(右)「道明ケ渕」の滝
思わぬところで滝に会う
S字に曲がっているんだそう (左)渓谷から見上げた
「あやとりはし」

(右)上がってみた
勅使河原宏のデザイン
現代的なデザインだけどこの色は好き?
ここで一旦温泉街に戻ります。
版画で写し取るっていうのはどう? (左)山中温泉のマンホール
鶴仙渓谷とこおろぎ橋か?
上に落ちているカエデも見てね
(今回はしつこくカエデ)

(右)昨日うまく撮れなかった
「芭蕉の館」前
昨日必死でたどり着いたところ
再び、渓谷へ下ります。
おいしい水はおいしいらしい
(上) にごり水をいただく(なぜなんだぁ〜)
(右)「芭蕉堂」
これはあんずのレインコート
再び、温泉街へ
渓谷を覗きこむときれいだよ
「黒谷橋」
川沿いの紅葉はここも燃えていた
ずっと歩いていたい気分
サギが2羽(もちろん作り物) (左)「菊の湯」
(山中温泉総湯)
ここに源泉がある

(右)温泉街を歩く
誰も歩いてないよ
08時40分までたっぷり歩きまし た。

今日 初めの目的地は「石川県九谷焼 美術館」です。09時すぎに着いて、10時45分まで見学しました。「ガイド無料」とあったので聞いてみたら、係の人がこちらの時間に合わせて、一緒に歩 き ながら作品の説明をしてくれるというサービスでした。私たちが「1時間半くらい」と言うと、1時間説明してくれました。これはよかっ たですよ。

展示してある作品数は少ないのですが、ひとつひとつがとにかくすばらしく、見応えがありました。係の人との話も楽しく、私たちが「魯山人」のところで 彼が焼いたおもしろい魚の焼き物を見たというと、話がはずみました。九谷焼は(基本は)五彩で描かれていて、絵柄が繊細で芸術性が高いですね。私たちは古 九谷もまたいいねと話しています。
ミュー ジアムショップは今ひとつ。あまりにいいも のを見すぎるのもよくないですね。今回は窯元をめぐる旅ではなかったので、これは次回の宿題とします。
雨やみました(レインコートなし)
(上) 美術館前
(右)同じ敷地にある
「古九谷の杜公園」
トイレに連れ出さないといけないので
はー、きれいきれい
(上) ここでも紅葉のじゅうたんが
とてもとてもきれい
ちょうど左の画像のあたり
べたべた…が好き 雨はやんでいたが
下が濡れていたので
ざっと拭いてやる

バーニーズってさ
からだを拭いてもらう
ってことだけでも
触ってもらえるから
嬉しいらしい
雨がまた激しく降り始め、ここから 「永平寺」に向かいました。最終日なので時間が気になりましたが、行ってしまえばなんとかなるだろう。どうせ帰り道だし。

もうすぐ永平寺というあたりの12時少し前、「雲粋」という看板 のそば屋さんに寄りました。この地はおろしそばが名物なんだそうです。ごまどうふとのセットを注文しました(1,000円)。確かにおいしかったけど、 「東京で食べるそ ば」みたいでした。
値 段設定もそんな感じかなあ。私たちの意見としては、780円くらいだったらと思いました。ごまどうふはおいしかったです。
有名歌手five treesさんが常連らしい つゆを直接かけて食べる
「ざるそば」と「おろしそば」
もうちょっと
ボリュームがほしかった

おいしかったけど…

ごまどうふは
もう一度食べたい
永 平寺の町営駐車場は400円ですが、それなりに離れています。永平寺まで美花を連れて歩いてみました。どこまで行けるのかなあ。道の両側にはお店が並ん でいました。永平寺の入口まで行き、切符売り場の人に聞くと、奥は公園なので犬はOKで、お寺の建物の中に入る前の庭までは入っていいとこのこと。でもな んだか気が引 けて、公園を歩きました。やっぱり庭まで一緒に入ってみればよかったな。

思った以上に広い公園でした。ここも紅葉がきれいでしたが、観光客はみな永平寺を見学しているらしく、ほとんど誰もいませんでした。
大きな標柱だ この先、入ったところまでは犬OKだそう 公園へ向かう途中、外から見た門
↑永平 寺の境内入口 ↑永平寺切符売り場
勅使門(唐門)
滝が私を呼ぶ〜
(上) 玲瓏(れいろう)の滝
こんなところで再び
滝に遭遇するとは

(真中上)もみじの
じゅうたんを歩く
赤い色がなくてもいい
黄色だけの紅葉もこんなにきれいなんて
「かわいい!」って言ってもいいでしょ
今回は紅葉の写真がいっぱい
(上) 「永平寺川」ぞい
ここも紅葉

(左)私に寄りかかって
つれあいのトイレを待つ

こういう四足って…
歩きに歩いて、一旦駐車場へ。美花 をおいて、再び戻ってお寺の入口へ。すごい 体力だね、私たち。

永平寺 は、とても重々しいところで、そんな空気が満ちている中、観光客がぞろぞろ と歩き、ざわざわとしている不思議な空間でした。それでも、観光客がみなマナーがよかったからか、一団が通りすぎて、ふと長い階段を見降ろす と、静寂さがそこにあるのです。「俗」を拒絶するような、目には見えないけれども何かの存在を感じるのです。永平寺は修行の場。厳しく、そしておだやかな 息づかいがありました。
紅葉の美しさはコントラストにもあるんだな (左)境内の紅葉
見る場所が変わると
その姿を変える
兼六園もそうだったなあ

(左下)「傘松閣」の天井画
何百畳という大広間

(下)どこまでも続くように
みえる階段から外を見る
じっくり見るには首が、イテテテ… 古い時間がとどまっている
(右)階段の端っこの
ところどころにある
これはなんだ?
(推察:掃除のときに
ちりを落とすところ)

(下)美しいたたずまい
誰か教えてください(名前も分からない)
手前に長い階段がある ああ、オレンジ色が、なんという美しさなんだ
説明書きがなければ気づかなかった
対面の仁王も極彩色だった
大 すりこぎ棒、きらびやかな仁王
鐘つき堂、入口近くのえーっと?
大みそかはこの鐘を打つのかな みなさんカメラを構えていた
伽藍を見たり、庭を見降ろしたりし て、最後に 永平寺の1年(修行の様子)を描いたビデオを見ました。永平寺で使っているお線香(1,100円)を買いました。

15時 すぎ、2往復目の帰り道、草もちみたらし(300円) を買って食べました。おいしかったけど、お店の人がなんだかなあ、でした。一か所ソフトの看板がありましたが、聞いてみると「冬場はやってないんです」と のことでした。紅葉が終わるあたりまではやっててもいいんじゃないだろうか。「なかったよ、みはちゃん。今日はソフト食べられそうにないね」
これじゃあまりに無機的でまずそうだ どうしてこんなふうに
撮れたんだろう

真っ白で妙〜な画像

普通に外で
撮ったんだけど
15時15分、駐車場を出発。給油 をすませて、15時30分、北陸自動車道の「福井北IC」に入り ました。本当は、下の道で九頭竜峡を抜け、郡上八幡近くの白鳥に抜けて、道の駅で野菜の買い出しをしたかったのですが、さすがに時間切れだ。

ど こかでソフトはないかなあ…。SAPAでとまってみないことにはわからないので、「北鯖江PA」にとまってみるが、ない。次の「南条SA」にとまっ てみる、おお?小さな小さなドッグランあり(これってドッグラン?)。
「一宮JCT」から豊田方面に向かって帰る (左)
左側:走行中の「北陸自動車道」
下:「名神高速道路」
右側:「東海北陸自動車道」

(右)こうして見ると広そうだけど
30坪くらいだったろうか?
時間がなかったので確認しただけ
そしてあったよ、ソフト。「黒蜜き なこソフト」(350円)。最近こういう組み合わせを結構食べていますが、ソフトに日本の味をまぜるとキャラメルみたいになっておいしーい!
お待ちかね! カップのにした

こういうのは
遠くからだと
なんだかわからない

ので
拡大してみた→
黒蜜をかけて、きなこをふって、うまそうですな
長らくお待たせしました 人間もこういう表情をするよね
鼻を入れないと取れないところもあるさ いつも 思うけど
カップが小さいじゃない
そうすると
大型犬って
鼻先が団子っ鼻になって
容器に乗っかるじゃない

あはは…
16時40分発。人間は、食パン に安いプリンとバナナをはさんで(何だこりゃ?)、旅の残飯整理を兼ねたおやつを食べました。夕食の場所は決めてある、ひたすら走るんだ。

北 陸 自動車道なんて、もうしばらく走ることはないよね、と話しながら走りました。高速道路はどこも似たようなものではありますが、やっぱり道路標識が違うわけ です。見たことのない土地の名前を見ながらドライブです。途中、小渋滞(つれあいは寝ている)を抜けて、米原JCTで「名神」に入り、そのまま「東 名」へ。ようやく「美合PA」で夕食です。例の「サバ味噌に定食(ドリンク付き)」がありましたが、今回はさらっと「きしめん」(330円)を食べまし た。
うまいぞ、合格だ かきあげのにした

名古屋あたりとか
岐阜あたりとか
かつおぶしが
のってるけど
地域性なのかな
21時、「小笠PA」休憩。10分 くらい前に車が何かを踏んだ らしく、しばらくホイール周りに絡んでいたらしいのです。速度を変えたときか車線変更をしたときに取れたみたいで、確認しましたがなんにもありませんでし た。22時30分、「富士川SA」。めったに眠くなることなどないのに、そして眠くなったからといって寝られるはずもないのに、眠ーい宣言。後ろで美花を 抱きながら仮眠をとりました(ぬくぬくで幸せ〜)。結局1時間分くらい寝てしまいました。 がんばれ走るんだ、明日は仕事だぞ。ということで、日付変わった24日(水)の01時少し前に自宅に到着しました。

今回の 旅は、期待をしていなかったのに紅葉がとてもきれいで、日本情緒にみちていました。美花との旅行は一応3回目。でも今回が、旅行と呼べる初めての4日間と なりました。


2010年11月19日(金)〜23日(火)

北 陸旅行(その3)

22日(月)
起 床は06時。暖かくぽかぽかしていて熟睡できました。空はどんよりしていて、予報によれば午後から雨らしい。50分ほど離れた「東尋坊」へ向かいました。 東尋坊は私がぜひ行ってみたいと希望しました。「ある名所」ということもあって、つれあいはわざわざそういうところに行かなくてもいいじゃないと言いまし たが、そこに魅かれてしまうのですよ、私は。大丈夫だから、どんなところなのか知りたいし、行ってみようよ。07時20分着。調べておいた駐車 場所に は「駐車禁止」の看板が。その道を進むと、専用駐車場らしきものがありましたが無人でした。有料なのは夏場だけなのかなあ。ぐるりと回り込み、海産物のお 土産屋さんを両側に見ながら岬へ。

朝早くから一日が始まる
(左)背景に「雄島」が見える
後で行ってみることにした

確かに切り立った崖
場所によっては断崖絶壁だ
岩場がごつごつしている
ここが「名所」なの? 岩場に下りる階段
岩場に下りてみました。つれあいが 無理に渡らせようとするので、美花が岩と岩の間に落ちてしまいました。「ふーんふーん」と悲しげな声。もうー、ひっぱるからだよ。
初めはよかった え、そんなところを? 普通に歩いていたのに
足場が悪いところを
わざわざ選ぶかなあ?

(左下)このあと美花は
穴にはまりかけた
大事をとって抱いて戻る

(下)遊覧船が待機
あぶない!あー! つれあい、なぜか笑っている こんな時間から営業?
他の観光客も写真を撮っていた
(上) 別の場所にも写真スポットが
(右)やってなさそうな展望台
夏場だけなのか、朝早いからなのか
観光客がちらほらと集まっていまし た。団体さんもいましたね。 これから遊覧船にでも乗るんでしょう。私たちはひと足先に帰路につきます。さっき通ったお土産屋さんはみなほぼ開店準備に入っていました。カニらエビが並 んでいます。ソフトはご当地ものではなかったのでやめました。

駐車場にて。お嬢様は朝一番は食がすすまないらしく、軽く運動されてからお食事を召し上がります。あー、めんどくせー(失礼)。
とんびがピーヒョロいっていました。
もそもそ食べる(いらいら) ちゃんと食べてくれよ

少しやってみて
様子をみてから
また少しやる
(袋を持っているのはそのせい)

しかたなくときどき
牛乳を入れることも
08時40分、車で1分くらいの 「雄島」に到着。駐車場は橋の手前 にありました(無料)。こちらからは東尋坊が見えます。橋を渡り、急な階段を上り、遊歩道を歩いて行くと神社と灯台がありました。。
楽しそうな予感がする (左)つれあいが
なぜ指をさしたのか
忘れてしまった

(右)お決まりの
「橋と一緒」
美花、怖がらないね
赤い橋と背景の島がすてき
整備されていない野原を歩く(へびが出そう) (左)灯台 (右)神社

(左下)鳥居の中に
「不可思議なもの」が
通り抜けて行く
いわゆる「○の通り道」
向こうは東尋坊

(下)急な階段を下りる
(右下)雄島も断崖絶壁
鳥居を抜けて東尋坊へ面している
ここだけ風がびゅんびゅん吹いている 美花、元気に歩く 下に向かっている岩が重なっているように見える
私たちはどちらかというと雄島のほ うがよかったです。特に何があるというのではありませんが、この島には古い意識を感じました。東尋 坊のほうが一般向けですね。海に目を向けると、遊覧船がだっぷんだっぷん波に揺られていました。「あれじゃあ船酔いぎりぎりだね」とあまりの激しさに苦笑 しました。09時20分までぶらぶらしました。

ここか ら加賀方面へ向かいました。東尋坊行きであろう観光バスとすれ違いました。10時ちょっとすぎ、「北前船の里資料館」に到着。予定通り、こ こで「加賀市展観施設共通入場券」(3日間、1,000円)を買いました。この入場券で9か所の施設を見ることができます。あまり買っている人がいないよ うでした。もったいないなあ。

こ こは北前船で富をなした酒谷長平の家を展示館にしたものです。すばらしいというよりも、いつの時代も、商売してお金儲けをして、下働きにはほとんど報酬を 払わずに搾取、という構造は同じだと思いました。北前船での商売 は、その土地の名産品を買い上げ、次の土地で売り、そこで買い、また売りを繰り返してゆくという、「ビジネスモデル」なわけです。

大量生産的とは言えいろいろの種類があった 「回漕店」とある:鯛を釣る 「旅籠」ってあるから旅館なのかな (左上)「船絵馬」
大きな絵馬を買い
奉納するという
普通の絵馬と同じやりかた

(その他)「引札」
絵がおもしろかったので
いろいろ撮ってみた
まだたくさんあった(楽しい〜)
「小間物商」:ここ掘れワンワン 呉服だそうです:色とりどり 二見の夫婦岩?(富士山?) けむりぐさ〜:しゅっぽっぽ
ひろ〜い(うらやましい) 「オエ」
玄関から入ったところにある
30畳のリビング、でいい?

囲炉裏は
出入り口近くにあった
というか
台所近くというべきか

しんしんと寒かったが
大きなストーブが燃えていた
まだ11時すぎでしたが、資料館に 入る前から気になっていたうどん屋さんに入りました。「凪うどん」というところ。これがとてもとてもおいしかった。宣伝しまーす。
メニューの文字、命名にもご注目あれ ぜひ「凪うどん」を
召し上がれ

甘エビ6尾のてんぷら入り

(左下)資料館前
(下)「凪うどん」
(右下)資料館の
蔵の裏手
わかめ、あしたば?のてんぷら、イモのてんぷら
私たちのほか2組くらいの観光客 また食べに来たい! 窓を開けて換気しているのか
そのうどん屋さんの話ですが、うど んがおいしいだけじゃないん です。接客の男性と、そのお店そのものに感心するこ としきり。所作からことばづかいから、その気遣いがすばらしいんです。湯呑は私とつれあいで別のものが出てきて、その出し方のきれいなこ と。さりげなく「熱いのでお気をつけて」と言います。お手ふきは使い捨てなのに、ふっかふかの肉厚。メニューの説明を受け(名前がしゃれてるでしょ)、注 文。ゆったりした時間が流れました。うどんが出 てきて、「エビのしっぽがおきらいだったら小皿にどうぞ」とおっしゃる(うーん、残すまいぞ)。器は信楽焼だとか。「とてもおいしかった」というと、自慢 をするでもなく、「そうですか」と静かにひとこと。食べ終えた後も、しばし歓談しました。ここのところ雪が「おかげさまで」少なく、冬場も観光客が来てく れるとか。「自家製ぜんざい」なるものがあり、あー食べたかった。さぞやおいしかったろうに。席数は20くらいのこじんまりしたところ。みなさん、絶対行 くべし。お店の人の美意識が感じられました。長居をしました。気がつけば12時だ。急げ。

四国のうどんつゆは「黄色」ですが、昨日のそばにしても今日のうどんにしても、ここはなぜか「白い」んです。透明というより、白い、白濁している感じ。だ しをしっかりとってあるからなんだろうか、と話しながら次の目的地へ。

12時15分、「中谷宇吉郎雪の科学館」の到着。ここは雪の結晶に魅せられた中谷宇吉郎の研究の軌跡をたどる博物館です。「日本人が尊敬する科学者」の 10位内に選ば れているんだそう(つれあいが説明を読んだ)。私も確か、教科書か何かで読んだ記憶があります。雪にまつわる実験や実演を私たちを交えて係の人がやってく れるんです。人が少ないと言うこ ともあり、私たちが車で来ているということもあって、とても丁寧に説明してくれました。係の人の感じがとてもよかった。ビデオ上映もあって楽しかったで す。
氷が融けてアルミが下りてゆく 融けたらすぐに取る(融けてなくなるから) できあがりぃ
(上) 熱伝導率が高い
アルミを使って
氷をはさみ融かすことで雪の結晶の
ペンダントを作る
という実験

小さな冷凍庫を使って
ダイヤモンドダストを
発生させる実験もした
この実験だけたくさんの見学者がいて気が散った (左) 「チンダル現象」の
実験が撮れなかったので
記念に展示パネルを1枚

氷が融けているところに
強い光を当てると
きれいな花模様ができる
ただでさえ時間が押していたのに、 さらに遅れ気味になり、14時30分まで見学。
ガラスに六角形の模様がある
時間があれば散策も楽し、だが
(左) 科学館入口
(上)入口の対面には広場が
ここから「山代温泉」へ向かい、 14時50分、「九谷焼窯跡展示館」(駐車場無料)へ。ここは窯元で、作業場があり、展示品がおいてありました。簡単には決断できない金額の九谷焼を見 る。

15時30分、「魯山人寓居跡いろは草庵」着(駐車場無料)。外は雨が降り始めていました。こじんまりとしたところでした。ロービーでは庭を眺 めながらお茶をいただきました。普通に券を買うと500円なんですが、共通券で入って、お茶までついてくるってお得。
きれいな湯呑(売っていたよ) たたずまいがきれいなんだよね
↑湯呑 は
上出長右衛門作とか
(間違っているかも)
↓菓子皿は山中漆器
↑庭の 風情を楽しみながら
「はー」っとくつろぐ
↓美花を入口まで連れ出す
(ごくろう、ごくろう)
和三盆かな、餡が入っていた 雨だ、急いで撮ろう
16時すぎ、「山中温泉芭蕉の館」へ急ぎます。雨のせいか暗くな り始めました。温泉街に着き、「こちら」の矢印はあったものの場所が分かりません。もうだめかとあきらめかけ たところ、路地の奥に発見。まずは私が館まで走って行って駐車場所を聞き、今度はつれあいに走って行ってもらい16時半ぎりぎりに滑り込みました。駐車場はお寺さんのところで、観光目的に使ってよいとのことでした。雨に濡れながら再び館へ。「すみません、17時には出ますので」 とハーハー。館内は、芭蕉が歩いた足跡を辿る展示のようでしたが、古文書が並べてあるだけなのでどうしても読めません。そこで建物を愛でることにしまし た。
写真を撮るにはとても難しい時間帯 今回の旅は
思った以上に紅葉ざんまい

それも日本庭園に紅葉という
これまでなかった経験だった
17時に外に出るころにはもう真っ暗。なんとか今日の日程を終えました。あぶなかった。

す ぐ近くの道の駅「山中温泉ゆけむり健康村」付設の「ゆーゆー館」(500円)へ。17時半〜20時までかかりました。なにゆえか。風呂がひどすぎ たんです。場所取りはするは、子どもの行儀は悪いは、親は管理しないはで、迷惑千万。
「ただし書き」が多かったのはこういうことだったのかと納得。あ まりの不快感に、受付の人に伝えました。きちんと接客のできる人で、丁 寧に謝罪して、割引券までくれました。詳しくは書きませんが、まともな浴場ではありませんでした(偶然かもしれないけどさ)。受付の人の応対がよかったの で、最終的には気分は若干上向きではありましたが。「お時間があれば、ぜひ『お客さまの声』に今のことを書いていってくださると助かります」と言われたの で、ひととおり書いておきました(受付の人の接客はよかった、とも)。館の人にしても、お客さんからの直接の苦情があると、マナーの悪いお客さんにも注意 しやすいんですよね。

普 通私は、不快な思いをした場所でお金は落とさないたちですが、どうしても気になっていたので、中 で売っていた、近くの「菊の湯」の温泉卵を買いました(70円)。私があまりに怒っていて、話を聞いたつれあいも怒り出し、卵を買うという私に、「ぼくは 温泉卵はいらない。みはと食べれば?」と冷たく言うので、せっかく買ったのにぜんぜん楽しくありませんでした。私が半分食べてから、美花に半分。もちろん 美花は大満足ですよ。きみね、まずはちゃんとフードを食べてほしいのだよ。あー、それにしてもひどいお風呂(のお客)だった。
かわいいでしょ 中はこんなです 小さなカップに
入れてくれた

温泉卵(塩つき)

食べ残しのフードに
かけてやる↓贅沢
さらに中はこんなです そして最終的にはこんなです 卵のところだけ食べてる(怒)
風呂のことで妙に興奮して、おまけ におなかもすいていて、スー パーを探すけれども、平行していた道を走り間違って、あるはずの店がない。迷い迷ってマルエイの別の店舗にたどり着きました(20時半着)。つれあいはお なかがすくと機嫌が悪いんです。とにかく口になにかつっこんでおかないといけないのに、時間が遅くなってしまいました。険悪なムード。

むしゃむしゃと夕食を食べた後、再び道の駅に戻り、最終日の計画を立て直しました。

そう言えば、今日になって左腕が痛み始めました。触ると二の腕の外側がぱんぱんに腫れていました。肋骨の痛みは、どうやらみぞおちの少し左側、ちょうど心 臓の音を確かめるときに当てるあたり。普通にしていると痛くないのですが、深く呼吸をするとか、
からだをねじるとかのばすとか、そういうときに「いててて…」となります。今日もちゃんと湿布を貼っておきまし た。

外は雨。お風呂の件でどっと疲れて、早目に就寝です。22時。
(「その4」に続く)


2010年11月19日(金)〜23日(火)

北 陸旅行(その2)

21日(日)
起床06時半。深夜に若者がローラースケートをゴロゴロやるので、なかなか寝つけませんでした。道の駅ではときどきこういうことがあるのですが、警察に通 報するのは微妙な感じ。

すぐ近くの「内灘砂丘」へ朝の散歩に出かけました。車で5分くらいのところです。特に駐車場があるというのでもなく、すでに車が砂浜にちらほらと。08時 着。
美花は足の感触 が気持ちいいのか、砂浜に降り立ちしばらくぴょんぴょんはしゃいでいました。海に近づくにつれ、砂浜がゴミでいっぱいなのが分かりました。夏 だったら掃除するんでしょうけど、それは見るに堪えない光景でした。誰かが砂浜に捨てたというより、海から流れ着いたものが多いような気がしました。
いつかは鳥取砂丘に行きたい
(左)こうしてみると
遥かなる美しい砂丘なんだけど

(左下)私の好きな「怪獣の足跡」

(下)よく見るとすごいゴミ
気をつけないとパッドを
切ってしまう
タイヤ跡もある 砂浜の感触に興奮ぎみ
美花はつれあいにまかせて、私は打 ち上げられた貝殻を拾ってい ました。こういう貝殻って何年ぶりに見たでしょう。すると、遠くからつれあいが「ねー、ちょっと見てよ。びっくりしたよ」と大きいけれども静かな声で私を 呼びました。「ウミガメが死んでるよ」とつれあいは続けました。「え?本当?ウミガメなの?」と私。「初めは岩かなにかかなと思ってたんだけど、甲羅だっ たよ。いやだったら見ない方がいいよ。向こう側が顔だから」とつれあい。「大丈夫だよ。ちゃんと見るよ」と私は言い、向こう側に回り込んでウミガメの様子 を見ました。「どうして死んじゃったんだろうね」「たぶん、海に戻れなくなったんじゃないかな」「ぼくらはこうしてたまたま観光でウミガメを見たわけだけ ど、地元の人たちはこういうことを結構経験しているんだろうね」とつれあい。
広い砂浜にぽつんと 命に大小はないけれど
その価値にも大小はないけれど
やっぱり大きな生き物を見ると
衝撃がある

「お疲れさまでした」と
手を合わせた
右前足が下りる瞬間(にこっ) (左)ごきげんのご様子
楽しくてよかったね

(右)ビニールの中には貝殻
立派な貝。いつかご報告したし
45分くらい歩きました。砂を踏み しめた美花は満足げでした。
4匹の思い出が詰まっている (左)活躍を続ける「くろちゃん」
とんでもなく乗りにくい車だが
うちにはぴったり
これから9年目に入るところ
もうすぐ7万キロ

(右)現在の乗客、1名様
一転、砂遊びでお疲れのご様子
思った以上に疲れました
予定通りの開館時間ぴったりの09時に、内灘にある「石川県金沢港大野からくり記 念館」(300円)に到着。ここは大野弁吉が発明した「からくり」、すなわち「科学装置」を展示してあります。歯車がかみ合って動く原理 を利用して、そこから現在に至るさまざまな仕組みや仕掛けが作られたんだなあと思います。車にもたくさん歯車が使われていますが、原点はここにありってこ とね。

一番気に行ったのは、大きな紙芝居のような「のぞきからくり」でした。
物語が歌で語られ、場面の絵が変わってゆくのですが、内容がおも しろいのなんの。時間があればもう一度聞きたかったです。その他、自分で試せるからくりがたくさんありました。茶運び人形の実演もあり、説明をしてくれま したよ。
紐をぐいっと引っ張った状態 半眼では「美しく撮れない」と機械が言う
これが人形の「デフォルト」 (上) 画像を撮ろうと
ピントを合わせると
「目つぶり確認」の
マークが現れた

大笑い!!
あー、おなかが痛い
下で人が舞台を回している様子 少ししゃがんで覗き穴から見る
悲しい物語だが、いやはやおもしろいのなんの (左 上)回り舞台のしくみ
せり上がっているのは
「福助」(頭だけが見える)

(上、左)「のぞきからくり」
調子のよい歌と
物語の展開がおもしろい
外の柱のデザインがおもしろい 茶運び人形の実演を待つ間
窓から見た人形館

出入り口とは
長い廊下でつながっている
着物のすそをめくって見せてくれる (左右)
「茶運び人形」の実演

(下)名前忘れた〜
水銀が入っていて
砂時計のように
重さで体重移動し
下に降りて行く
カタカタ…と動く
「自動人形(オートマタ)」ではある 結構動きが早いね。ブレたよ ふぃにーっしゅ!
針治療みたいな、電気ぶろみたいな (左)「エレキテル」
ひとりが金属に触れ
ひとりが電気を起こす
「ビリビリ…」

(右)下の紐を引っ張って
人形が動く仕組み
「ガチャガチャ…」
「赤あげて、白さげないで」とかふざけてみた
私ももちろんやってみたよ (左) おもちゃ類の
展示がある中
独楽を回す人が
「クルクル…ガガガ」

(右)「指南車」
人形は常に南を向く
「こっちだよぉ〜」
以前、テレビで見たから知ってた
湾の近く。空が青いね 美花を連れ出して
記念撮影

左手には別館もある
10時すぎまで見学した後、すぐ近 くの「ヤマト醤油味噌」に行 きました。目的は「しょうゆソフト」だったのですが、新発売の「玄米ソフト」があったのでそれにしました(どちらも300円)。しょうゆソフトは全体に しょうゆが混ぜ込んであり、玄米ソフトは甘酒の香りがして、上に好きなだけ「アイスにかけるしょうゆ」と「アイスにかけるみそ」をかけていいんだそう。 キャラメルみたいな味がする。名古屋のソフトを思い出しました。
どんな味か期待が膨らむ瞬間 「醤蔵(ひしほぐら)」にて

しょうゆとみそと
両方のソースをかけた
ソースが落ちてくる
ソフトも溶けるぞー
それはなに? (左)覗きこむような様子
もちろんソフトに
目が釘付けなのさ

このソフトはコーンも
甘くておいしい

食べるの、まだ下手だ
クリームは残っているのでしょうか 団子っ鼻がかわいい
噛むのかとおもいきや舐める そしゃく中 コーンをパリッ 横からハムハムしてみる
最後のしっぽのところ ほらー、また落とした まだ食べてます(もごもご) 帰るよ
お土産として、濃縮つゆと味噌を 買ってみました。店内では、お醤油もつゆも、そのほとんどが試飲(っていうの?)できます。比べると確かに微妙に違います。11時15分発。

さ て、今日は昼間の「兼六園」を見学します。11時半過ぎに兼六園付近に到着しましたが、どの駐車場も満車で、どの駐車場に入るか、ならばUターンしないと と、しばらくぐるぐる。結局大型駐車場の「兼六駐車場」(1時間350円、その後30分ごと150円)に決定、路上で駐車待ちの列に並びました。たくさん の人が道を歩いていました。

12時〜13時まで兼六園を見学。みなさんゆったり散策しながらご歓談でしたが、うちは
次の予定もあるのでて きぱき園内を一周しました。確かに、美しい。紅葉がこんなにきれいだなんて、想像以上でした。日本の庭のありかたというのでしょうか、決して派手というわ けではないのですが、ここかしこに目を引く造形美があります。特に「霞ケ池」の周辺は、見る場所が違うだけなのにその姿を見事に変えるのですよ。
ああ、日本の美 「霞ケ池」

どこから撮っても美しい
みんな写真におさめていた
日の当たり方によっても印象が違う
なんと見事な雪つりだろう 巨大な雪つり
単に木を雪から守るだけではなく
ならばそれそのものを
芸術品にしてしまおう
そんなふうに思わせる

自然と調和した秩序の美しさか
歩けば歩くほど… 次々と紅葉が現れ…
色どりもさまざま 彼方の山にも紅葉が
見逃したところもありましたが、時 間に合わせて急いで駐 車場に戻りました。お土産屋さんを覗きたい気持ちをぐっと抑えます。駐車場を出るのにもかなりの時間がかかりました。
うちの歴代バーニーズはみな前足で挟むんだが ちょっといっぷく

車での待機お疲れさま
どうぞ棒ガムでも
食べてくださいな
街中を抜けるのにも時間がかかりま した。そんな中、 タクシーが突然路肩から出てきて、金沢の街並みに大クラクションが響き渡ることになりました。危なかったよ。急 ブレーキを踏んだので、後部座席にたまたまのせていた荷物がどどんと落ちて、美花が驚き、かわいそうに逃げ場がなくなりました。タクシーは道をほぼ直角に 横断して右折車線に入り、「ごめんなさい」と言うように小さく「ピッ」とクラクションを鳴らしました。気をつけてくれよ。旅行中に事故なんてやだよ。

向 かうは「手取渓谷」です。まずは食べ損ねている昼食にありつくことにしました。14時20分、「一揆そば長助」に到着。駐車場はいっぱいで1台の空きに車 を押しこみました。数組分順番を 待ち、揚げ草もちがはいったそばを注文(名前は忘れた)、750円。麺は太めでぼそっとした田舎風(悪い意味ではありません。十 割そばかな)。つゆもおいしい。そばに揚げた草もちってどういう感じなんだろうと思ったのですが、食べてみれば、要するにてんぷらの代わりだということが 分かりました。おいしかったですよ。
また食べたいです あーおいしそう
巨大なぜんまい
にんじん、えのき
海苔の上におろし

右にあるのは大根
不思議な食感だった
昼食を終え、14時50分、手取渓 谷の「いこい の森キャンプ場」の駐車場へ。「綿ケ滝」を見に行きました。ひどく急な階段を下ります。気をつけてね。
くねくねと上手に下りる 前足で踏ん張ってる
猪苗代の五色湖の色を思い出す (左 上)からだを
九の字に曲げて
階段を下りる

下は岩場
落葉もあり
危険な足元
つ れあいが「下がすべるから気をつけないと危ないよ」と言いました。「大丈夫だよ」と言った私ですが、足を下ろした瞬間にもうすべっていました。左手にはビ デオ、右手にはデジカメ。ビデオの端っこがかすかにコツンといいました。「だから言ったじゃない!」と大声でつれあいが言うので、「そんなこと言ったって しょうがないじゃない、すべっちゃったんだもん。人のことでなんでそんなに騒ぐんだよ」と私。う…痛い、痛い。子どものころに背中から落ちた時のような、骨組の中で内臓が動い た感じ。

紅葉がきれいと聞いていたのですが、それほどでもありませんでした。痛い。

いくつも滝があった 美花はちゃぽちゃぽするのも好き ぐいぐい上ってゆく美花
この全 部が「綿ケ滝」?
「綿がちぎれたようなさま」とは
天然水 をいただく
美花は水辺も怖がらない
もう少 し一段の高さを
低くしないとね
上の道(駐車場)に戻り、きれいに紅葉しているところで1枚。私 がトイレから出てくると、つれあいが「見て見て、これ、てんとう虫?」と言います。ん?本当だ。(後で調べたら、「カメノコテントウ」というんだそう)
光が当たって真っ黄色だ
(左) この木だけ
燃えるような紅葉だった

(下)
大きさを小ぶりの
カメムシと比べてみてね
これがだいたい実物大の大きさ
周辺をうろうろ歩き、渓谷へ降りる他の道を探しましたが見当たりません。車に乗って川 の周辺も探しましたが、やっぱりない。そうこうするうちに「弘法の水」の看板が目にとまり、水を汲みました。
くせのない水でした そば屋さんのすぐ近く

今回は
ペットボトル数本だけ

「せっかく燃費が
よくなったんだから
20Lのポリタンクは
やめよう」とつれあい
近所の方も汲みに来ていた
どうやら渓谷は、やっぱり滝のあた りのことだったみたい。その 後、「吉野工芸の里」に行ってみました。広い敷地内に広場があり、巨大な杉の木があり、趣のある日本家屋がギャラリーになっていました。陶器の展示が ひとつ、木彫りの仏像の個展がひとつ(小 さな仏像でしたが精緻ですてきな作品)。 どちらも無料。
山頂には日が当たり、山裾は影に 近くの山は見事に紅葉していた

そろそろ夕暮れが近づくころ
木の周りに遊歩道が作られている
(左)天然記念物の
「御仏供杉(おぼけすぎ)」
1本の杉が枝を広げている
中央から右下の
柵の向こうの
小さな黒い点が美花

(右)敷地内の銀杏とかえで
日が落ちかけた中でも鮮やかな色を放っていた
17時10分。日がとっぷり暮れま した。この時期はまさにつるべ落とし。

お 風呂をもらいに「瀬領温泉」の「せせらぎの郷」を探しました。分かりにくいことを見越して、ちゃんとメモを取って略図も書いていったのですが、実際に走る と思った以上に真っ暗でさびしい道でした。看板が小さすぎて、夜になると照明もなく、途中で道を間違えてしまいまいました。再度挑戦して、到着。ぼんやり 明かりが見えてほっとしました。370円にしてはよいお風呂という感想をもちました。美花 にごはんをやったりして、なにかと19時45分。美花のごはんは本当に時間がかかります。普通、フードは1分くらいで食べてしまうでしょう?こいつときた ら5分くらいかけて、完食するわけでなし。そこからおだててほめて、牛乳を入れてやって、ぼそぼそ食べ始めて、15分で食べてしまえばいいほうです。まっ たく。

20時、「マルエイ」というスーパーに寄り、お弁当を買い、ようやく夕食です。時間が遅かったのですべて半額、な んとひとり300円くらいで、安値記録更新か?20時半、出発。地図には載ってい ない、道の駅「こまつ木場潟」を探します。こちらに向かうときに看板があったので、小松8号バイパス沿いだったと目星をつけて走ったのですが、ICを通り 過 ぎてしまいました。不案内な旅行者のために大きな看板を掲げてほしいと思います。一旦ICの側道から下りてUターンして、次のICの側道を下りて到着。バ イパスはずっと高架になっていました。21時着。

今日は、兼六園の渋滞と、渓谷で1時間以上無駄足をしたので、
「那谷寺」 には行けませんでした。どうする?明日行く?犬は禁止だけどね。

そ う言えば、途中つれあいがこう言ったんですよ。「実は、朝、○○(私のこと)がすべった同じところで、あの後ぼくも足をすべらせちゃってさ。あそこはすべ るから危ないねぇ」(←あんなに大声を出して、人を非難しておいて、今さらなにさ)。私はどうやら左の脇腹か肋骨あたりを強打したらしく、持ってきていた 湿布を貼っておきました。なんとなくにぶく痛い。息をすると痛い。ひびが入ったかな。折れてはないと思うけど。

22時30分、おやすみなさい。今夜はあんまり寒くないね。

(「その3」に続く)


2010年11月19日(金)〜23日(火)

北 陸旅行(その1)

月曜日が休日なので連休になった我が家。東京からは行きにくい北陸を選びました。

19日(金)
予 定から45分遅れの16時45分、東名に入り、「海老名SA」で夕食(おべんとう)。美花にはフードをやりましたが、あまり食べませんでした。どうやらま た緊張している様子でした。まだまだ旅行慣れしていないというのもあるんでしょう。18時、海老名発。19時45分、「日本坂PA」にて、チョコレートを つまんで休憩。美花はおやつをがつがつ食べる。はらはへってるってことさ。20時50分、「赤塚PA」にて、パンでコーヒーブレイク。美花、お しっこ。ここには外で食べられるテーブルがありました。「豊川いなり」ってどんなだ?「豊田JCT」から東海環状道路に入り、「美濃加茂PA」で休憩。こ の道路、ほぼ1車線で、ときどき追い越しのために2車線になります。うーん、使いにくい。でも「一宮」から行くよりは距離が短い。「土岐JCT」で東海北 陸道に合流。

00時ちょっきりに「飛騨河合PA」に到着しました。ここ、覚えてるよ。美花を最後のトイレに出しました。あなたは本当に何 度も何度もおしっこするのね。後ろで寝る準備をしているつれあいが「ん?なに?食べるの?」と言います。美花が、残したフードをくれと言っているんだそう で す。なぜかフードをぱくぱく食べ始めました。もちろん牛乳をかけての話ですが。「ようやく落ち着いたんじゃないのかな」とつれあい。00時30分、就寝。 寒いぞ、覚悟しろ。

20日(土)
06時、起床。昨晩珍しく私はすぐに寝入って、両手をぱちんと叩いたら朝になっていたという感じ。あー、眠い。06時50分、発。「白川郷IC」か ら白川郷へ。今回は前回の「せせらぎ公園駐車場」には行かず、「荻町展望台」へ向かいます。展望台へは156号に入ってから、鋭角に左折して少し狭い山道 を登ってゆきます。情報によれば、車の運転に自信がない場合はやめたほうがいいということでしたが、走ってみると、そんなに大変でもないと思います。駐車 場は無料です。それなりに広いので、端っこからちゃんと止めれば10台以上止められると思います。07時20分、着。

まずは展望台から白川郷の町並みを眺めました。鈴音と来たことを思い出しました。紅葉は終わっていると聞きましたが、どうでしょう。
「困った、ここはどこ?」
また旅が始まり
緊張の面持ちの美花さん

まあ慣れてくれ
うちの日常だ

(左)大きな記念碑
(右)遠くの山並みには
紅葉(朝でぼけてるけど)
笑いが不自然
そ の後、15分くらいかけて山道を下り、街並みを歩きました。「覚えてるでしょ。ここがお店の並んでいる道だよね」と話しながら歩きました。まだ朝早いの で、ほとんど人は出ていませんでした。お店も開いていない。前回09月のときとはまた違った静けさがありました。秋だからかなあ。

そぞろ歩きます。
美花、少し慣れてきたか? (左)紅葉が
きれいだったから
撮ってみた

(右)小さな柿が
たくさんなっていた
取らないのかしらん?
景観に気を配っている世界遺産、と見た
「和田家」を通り…
今回も和田家は見ません (左)今回の旅では
やけに一人と一匹で
語らってた

妙につれあいが
嬉しそう

(右)干し柿うまそー
果物大好き、干し果物もいいな
大通りから内側に入って、「神田家」。そして「長瀬家」へ。見 ていると、庭の掃除をしている人あり。当主でした。気さくに話しかけてくれて、長瀬家内部に展示してあるもの、見どころなどを話してくれました。「東京か ら来たんだったら、ぜひ見ていってください」と言われましたが、時間がまだ早いのと、今回は別のところを見る予定なので、すみません。
きれいに手入れされていた 長瀬家
松の木も古いとか


裏の柿の木は
(確か)250年は
経っているんだそう

(下)屋根のところは
こんなふうになっている
裏庭の美しさもいい しっかり組みこんである
道の脇を流れている用水路にはこんな情景が…
なめこの味噌汁〜 こうしておいて
あるんだから
「なめこ」に違いない

よね?
おお、写真のスポットが!
美花はまったく怖がらない かわいい合掌造り

ここは土足で
上がっていいらしい
(他の観光客も
そうしてたから)

(右)丁寧に抱いて
(うふふ、かわいい)
あ、仔犬に戻ってる(足は大切にね)
「明善寺本堂」が、あれ?もしかして…
「かりあげ」みたいな感じ 茅の色が違うなあと
まわりこんでみたら
やっぱり!
ちょうど茅の葺き替え中

(左下)美花の背後に
見えるのが「鐘楼門」

美花、工事の音に警戒
5人の人が上がっている 大がかりな作業
カーン、ブイ〜ン、ガッガッガ… 右の人が茅を押し込んでいる 電動のこぎりみたいなので均一に刈る (上) 「合」のマークの
トラック(合掌造りの
職人さん集団)

しばらく見学させて
いただいた
どこかの庭にふと目をやると…
初めて見た雪つり (左)ちょっと見づらいが
小さな「雪つり」が
たくさんあった

(右)手前から
合掌造りの屋根
山の紅葉
かなたの雪山
きれい、はー、すばらしい
ぐるりと歩いて、「出会い橋」へ。わたると「せせらぎ公園駐車 場」があります。駐車場はあまり車がありませんでした。紅葉の盛りが終わったからなのかなあ。
美花は橋もぜんぜん怖がらない こういうところにも配慮があってすてき
美花も寄りかかるのが大好き 紅葉は 見ごろを過ぎたとは言え

(左上)背後の紅葉
十分きれいだよね

(上) トイレの流し
いろんなところに
おもてなしの気持ちが見える


(左)ベンチでくつろぐ
再び橋をわたって、通りを歩きました。準備をしているお店で声を かけてみましたが、ソフトはまだなんだそう。残念でした、みはちゃん。じゃあ、「どぶろくきんつば」を1個、150円。これは美花のじゃないよ。
この前は早目に開いていたと思ったけど 「私もいただけるのでしょうか?」(いいえ)
ぷにゅぷにゅ(あー、やっぱ、かわいいわ) (左 上)前回はここで
ソフトを買ったんだけど

(上)「きんつば」は
ほんのりお酒の香りが

(左)やけにかわいがる
つれあい(「お馬ちゃん」をやっているところ)
下ったものは上らねばならぬ。帰りは20分かけて、駐車場へ。確 かに、歩くのが苦手な人は展望台駐車場はやめたほうがいいかもしれません。うちは平気。

09時過ぎに出発して、20分ほど走り、途中、道の駅「上平(かみひら)さ さら館」に寄ってみました。小さなお土産屋さんのようなところで、ちょっとさびしい感じでしょうか。ただ、店先には目を引く赤紫の「かぶら」がぴかぴかと 光を放っていました。おいしそう。葉つき6本で400円。「買う?でもまだ旅行初日だから、いくら冬場だといってもだめだよね」と言いつつ、断念。

10時ごろ五箇山に到着しました。今回はこちらを重点的に見学する予定です。「岩瀬家」へ(300円)。縁側で日向ぼっこをしている人がいたので、観光客 かなと思った ら、その方が当主でした。「どうぞお入りください。こちらの囲炉裏でお茶をどうぞ。少し説明させてもらいます」と言いました。

お茶をいた だきながら、五箇山の合掌造りについて、岩瀬家について、話をうかがいました。

かつて村では順番に茅の葺き替えをしていたらしいのですが、維持するのはなかな か大変、人手も必要なところ職人さんもいなくなっているんだそうです。「白川郷の明善寺がちょうど葺き替えていました」と話が進み、つれあいが「先ほ ど、20年ごとに葺き替えるとおっしゃっていた屋根ですが、経済的にも大変だと思うんですが、だいたいおいくらくらいなんですか」と尋ねました。な、なん と、岩瀬家のような大きな屋根だと数千万もかかるんだそうです(ひえ〜)。

「今年こちらは初めてなんですが、白川郷よりも静かでいいですね」と私は言いました。観光地としては白川郷は規模が大きくて「見栄え」がいいですが、五箇 山はこじんまりとしていて落ち着いた趣があります。

で はお部屋を拝見します。一階は広い仏間や床の間(書院造)がありました。「こきりこ」に使う「ささら」があったのでつれあいが手に取ってみたのですが、 じゃらじゃらとまとまりがありません。それを見ていた当主が、「これはこういうふうにして鳴らすんですよ」と実演してくれました。アコーデオンみたいなの を両手で持って、片方から手首のスナップをきかせてもう片方へ打ちつける要領です。「シャーン」と鳴ります。画像を取り忘れました。
ここの時間の流れはゆったりとしている 囲炉裏がね
思っていた以上に
いいのよー

ぱちぱち…
香りとか
ぽかっと温かいとか

つるしてあるのは
栗の実

画面のもやは
囲炉裏のけむり
「気をつけてね」と言った とんがった屋根のところ 板は、囲炉裏の熱が上がるためなんだそう 滑り止めに縄が巻いてある
こういう技術に興味があります 岩瀬家 は四〜五階建て

(左上、右上)
階段はかなり急

(左、上)
木を縄で縛って
組んである

理屈抜きに美しい技
守ってゆくものがあるというのも大変だと思う (上)二階は当時の
生活用具を展示してある
床は板をわたしてあるだけ

明かりのところが
窓にあたる

(左)一階、床の間
鴨居のこれは桃?
縁側はぽかぽかしていました。観光客として過ごす時間はとても素 敵ですが、この地の冬の生活はさぞや厳しいものだろうと想像しました。「ありがとうございました。裏手を拝見します」と言って、敷地をぐるりと回ってみま した。裏 手には水の流れがあり、小川を作っていました。犬を放したら喜ぶだろうなあと「世界遺産で遊ぶ犬」の図を思い浮かべました。合掌造りは、やは り側面からの造形が美しいですね。どうしても干し柿が気になる私でした。
自分の家に滝がほしいと思う私 傾斜が美しい均衡を保っている
干し柿、好きなんですよ 正面から見ると屋根は低そうに見えるんだが
10時40分、岩瀬家を後にして、「菅沼集落」に向かいました。 五箇山は集落別に観光をします。そうそう、白川郷は岐阜県ですが、ここは富山県。専用駐車場着10時50分。駐車代は500円でした。

駐車場の係の人が一台一台丁寧に対応して、説明をしていました。「行きはずっと歩いてゆくといいですよ。帰りはエレベーターがあります」と。「うちは犬連 れなので」と言うと、「エレベータを使って大丈夫です。トイレのことだけはお願いします」ということでした。
明度を調節してください(素人) 上から臨む菅沼集落

あっという間に下ったので
きれいに撮れなかった
菅沼集落は、大きな合掌造りの家があるというより、その集合体を 街並みとして見るようなところでした。ほとんどはお店になっていました。すぐ食べ物につられてしまいました。
もらえるかな〜の期待(これは絶対だめ) 五平餅(300円)
餅が作りおきなのは
しかたないが
小さめ、人工的、没個性的
味噌はくるみの味が強い
(それはいい)
ソフトは?ソフト。
手作りの感じがいい(かっこつける必要なし) 堅とうふアイス(300円)

五箇山名物
堅とうふ入り

大豆の味がする
もらえることに気づいた(よかったね) (左) 神妙な顔で「まつ」

最 近ようやく
美花らしい食べ方
(食べさせ方?)
というのが分かってきた
舐めることしかしないから… いろんな方向から…
微妙に角度を変えて… ときには鼻先を出さないと… 押し付けるもんだから… カップがぐちゃぐちゃ…
このカブ、どうするんだろ?(お店で使うのかな) (左)かぶらが
水槽に浮かんでいた
ここでも葉つきのが
売られていた

(右)合掌造りのお店
山と雲と背の高い木と
店舗の場合は、引いた絵のほうがいいかな
五箇山では、「五 箇山民俗館」(暮らしの様子、養蚕など)と「塩硝の館」(火薬の原料を作る工程など)を見ました(共通券300円)。小さい資料館でしたが、1館150円 と考えればいいのでは?むしろ共通券を買わないとお得感がないかも。美花は外の案内 板のようなもののあたりにつなぎました。展示を見ていると、どこかから「ふーん、ひーん、はうはう」という変な声が。「ねえ、あれ、みはじゃない?」「そ うだね」と私たち。
こうして見てみるとよく似ているが… (左)「民俗館」
(右)「塩硝の館」

どちらも外壁が
冬支度をしていた
藁を組んで
立てかけたみたいなもの
前のひさしが違う
再び駐車場方向へ戻り、トンネルを抜け、「五箇山合掌の里」に行ってみました。ど うやらここは合掌造りの家に泊まれるようで(閑散としていたけど)、ここの駐車場に止めれば無料でした(残念)。ただ結構歩きますよ。特になにがあるわけ でもなかったのですが、「籠の渡し」を探していたのです。かつて流刑人が逃げないように橋をかけていなかった五箇山。川を渡るためにかけたのが籠なんだそ うです。どこだ?
こっち側は人が来ないね (左)菅沼集落の端っこ

(左下)帰り道で
「これじゃない?」と
つれあいが発見

(下)分かりにくいが
ゴンドラ状の木の枠が
「籠の渡し」
この写真、わざと撮ったんじゃないよ こんなのに乗って川を渡るのか
帰りはエレベータで上に上がりました。他の人たちと一緒でした が、何も問題ありませんでした。

12時20分、出発。上梨地区へ向かい、ようやく昼ごはんです。12時40分、予定していたそば屋さんの駐車場がいっぱいだったので、私だけ路上で待機し ました。10分ほどして駐車場が空きました。
「拾遍舎」というところで、「と うふそば」(900円)を注文。「温かいそばに揚げだしどうふがのっているような感じ、って説明されたよ」とつれあい。まわりのみなさんは堅とうふをお刺 身で食べていました。
幸せの瞬間 麺は細め
揚げたとうふが
う、うまい
かつおぶしがのっている
量も十分

つゆの色は
関東と関西の中間で
味は関西風
食べ終わってから、再度駐車場の空きぐあいを見ましたがやっぱり 一杯でした。が、なんということはない、少し先にも駐車場があるではないですか。案内が悪いですね。13時30分、近くの「流刑小屋」まで5分ほど歩きました。小さい滝がある(生 活用水かも)。
美花がカメラ目線を決めてきた
白川郷にも続く
「庄川」にかかる橋

「おー、きれい」と
つれあい

「みは〜」
滝の上に行ってみたら、人家だった (左)見た目は滝だった

(右)「流刑小屋」
流刑人が入れられて
下の穴から食べ物を渡すだけ
なんだそう

中に裃を着た人形(罪人)が
ぽつねんと、妙にさみしい
(この人形、夜もここで一人?)
「人がいるから、覗いてごらん」
規模は小さいけれども形が美しい 見学しなかった
「村上家」

背景の紅葉がきれい
昼 もたっぷり過ぎたので、美花に朝食べかけのごはんをやってみましたが、やっぱり食べません。つれあいが牛乳を入れてやると、容器の中のものだけは食べ、 フードを追加したら、「これは牛乳が入っていないからいらない、と却下されました」とつれあい。「いいよ、もうやらなくて」と私。「食べない人にはあげま せん」

さ て、ナ ビによれば金沢まで、高速道路を使うと、北上して西に折れるルート(遠回り)で1時間。下の道だと、円を描くようなルートで1時間半。地図で見ても変な道 ではなさそうだったので、下の道に決定。14時ごろ、「相倉集落」近くを抜けて304号に左折。整備された、普通の山 道でした。途中、町中を通ったとき、工事をしていたところで水をまいていたものだから、大量の泥水をひっかけられてしまいました。フロントガラスが泥水ま みれに なり、ちょうど安いガソリンスタンドがあったので(137円)、下りて見てみたらひどいことになっていました。細かい赤土を水で溶かしたみたいな茶褐色の 泥水。水で流してはみたのですがへばりついたままだったので、手を使ってこすり落としました。太陽で焼けついたら大変なことになります。突然で すが、燃費は11くらいになっていました(椅子を取った効果らしい)。


15時、金沢の「石川県立美術館」 着。駐車場は美術館利用者は無料でした。予定通り、券は「兼六園プラス1利用券」(500円)を買いました。兼六園はこの週末はずっと夜間ライトアップし ていて、夕方のみ無料なんだそうです。

まずは美術館を見ました。石川出身の画家の絵を集めていたのですが、やはり、九谷焼のすばらしさに驚きました。ちょうど2時間見て、17時終了。その後、 美花を写真撮影に連れ出しました。
左上に「兼六園」と見える
ライトアップ、やっぱり見ればよかったかな
この交差点は信号待ちが長い (左 上)「兼六園」の入口「随身坂」だったかな

(上)「伝統産業工芸館」
の横道から入って
入口付近でちょっとだけ
撮影させてもらった

(左)車から撮った
「真弓坂」あたりの
雪つりの様子
今日の行程はこれでおしまいです。内灘に向かい、海鮮丼でも食べ るかと「厚生食堂」を探しましたが、暗くてよく分かりませんでした(次の日に分かったのですが、市場の中にあった)。18時30分、スーパー「ナルックス」に寄り、おべんとう類を買い込みました。 半額と特売のものが買えてよかった。信じられないほど安上がりの夕食(一人500円足らずでおなかいっぱいだ)。もぐもぐ。今回は、野菜不足防止に、赤大 根の甘酢漬けをたくさん持って行きました。

19時10分、「ゆめのゆ」へ向かいます。4時間コースで600円。レストランあり(安くはなかった)。ドライヤーが弱く、髪を乾かすのに30分くらいか かり、それでも生乾きで疲れた。

21時半、発。宿泊場所の道の駅「内灘サンセットパーク」は新しいので、地図に載っていません。案の定、案内の看板が見当たらず、それでも住所が「大学」 だったので、近くの金沢医科大学を目指し、みごと到着、 21時55分。ここは「内灘砂丘」があるんだそうです。美花はトイレをして、車に戻ったら、なにやら安心したらしく、今夜も「ごはん、食べる」とフードを 要求 しました。牛乳を混ぜてやると全部たいらげました。やれやれ。

案外時間がかかって、23時ごろ就寝。かなり冷えました。

(「その2」に続く)


2010年11月12日(金)

ま たまた蘆花へ

またま た蘆花へ遊びに行きました。今回はつれあいがすでに頭の中でだんどりをしていたらしく「美花を連れて行くでしょ、帰りに買い物、でいいよね」と言いまし た。「え?今日もまた蘆花に行くの?わー、よかったね、みはちゃん」

ラ ンに着いたら誰もいません。ちょうど一人(1匹)が入るところでよかった、と思っていたら、その後続々と集まってきました。前にも会った人たちです。美花 は追いかけるのは好きですが、追いかけられるのは下手です。バーニーズという犬種のせいもありますが、きみ、走るのちょっと遅くないかい?追いかけられる 様子にみんなで大笑い。

今日はLくん来ないのかなと待っていたところ、10分ほどして再会できました。美花はすでに他の子に遊んでもらっていたので体力の目盛が6分目くらいしか 残っていませんでしたが、Lくんを見て、あいさつをしたら遊び始めました。

まわりのみなさんが「2匹は同じくらいの大きさだね」とか「そっくりだね」と言っていました。飼い主には見分けがつくのですが、なにせ「ミドリガメ」、 ちょっとでも遠くになったり暗くなってきたりすると、こちらも分からなくなります。もう少し早く来ればよかったかも。
楽しいので口が開く
2匹で「はー」をやる
手前にも小さいお友だちが… Lくん は首元をかんで
ひっぱるのが好き

ときどき美花が「ひん」と
言っているけど
大丈夫だよ

美花は追い払うのが
楽しいらしい
とりあえず近いのを飲む (左)水飲み場の縁に
乗っかっていた容器から
飲んでいたが

(右)別の容器のを
飲み始める

いろいろ飲みたいんだ
奥のも飲んでみる
だんだん美花の体力がなくなってく るので、下になることが多くなり、泥と芝で全身が汚れてきました。
下になるほうが、やっぱ、汚れる 下になるからといって
「負けている」
わけでもないらしい

本当に上手に遊ぶね

(左)一時待機中
ハッハッハッ(休憩)…
えいっ! (左)美花の反撃

と思ったら

(右)すぐにごろん
おっ!
じゃぶじゃぶ…(暗闇に響く) (左)仲よく
水を飲む2匹

どっちがどっち?
左が美花、右がLくん

(右)手前が
へばっている美花
さっき飲んだからもういらない(それよか疲れた)
Lくんが来てからずっと2匹で遊ん でいましたが、そろそろ美花に限界が来たようです。伏せてほとんど動かなくなりました。Lくんが遊ぼうと誘っても、ごろごろするだけ。
飼い主としては「あちゃー」の汚れ
フラッシュで見えないが
土だらけ、芝だらけ

まだら模様の肉球が
きなこもち状態で
真茶色
今 日もだいたい1時間たっぷり遊びました。美花には予定通り買い物にお付き合いいただいてから、帰宅しました。まあ、汚れていること。ブラシをかけると、恐 ろしいほどの土と芝がぱらぱらと落ちました。ていねいに泥汚れをほぐしてから、薄めたシャンプー液でからだを拭いてやりました。足はバケツに入れてじゃぶ じゃぶします。バーニーズの毛は汚れてもべたっとしていないところは楽ですね。

美花を拭いていて、あんずとつばめを河原に連れて行っていたころを思い出しました。2匹をきれいにするのに30分以上かかったものです。大変だったけど楽 しかったなあ。


2010年11月07日(日)

世 田谷区動物フェスティバル

「動物 フェスティバル」には、記憶が正しければ、あんずとつばめのときに行ったことがあります。そのとき作ってもらった「缶バッチ」が今もぶらさがっています。 その後何度か行ったような行かなかったような。

早 めの昼食を食べて、歩いて砧公園まで行きました。会場はいつも通り、そんなににぎやかでもなく、さびしくもないという感じ。美花にも缶バッチがほしかった のですが、探しても場所が分かりません。もう終わっていたのでしょうか。ぐるっと見渡しましたが、やっぱりない。まあいいさ、ひとつひとつ見て行くことに しました。ステージでは、ポニーの演技が終わり(これ、見たかったんだけど)、盲導犬の紹介をしているところでした。

美 花は落ち着きなく、通り過ぎる犬にどどどと近づくことがあって、一瞬も気が抜けません。どんな理由があってもリードを引っ張るほうが悪い。何度も「すみま せん」を繰り返すことになりました。最近は大型犬が少ないためか、大型犬への理解がぐんと減ったような気がします。こんなに大きな犬がまさか仔犬だなんて 誰も思わない んでしょうね。しかたがないとはいえ、ブームで犬に対する理解が変わるのはちょっと悲しいな。

「ふれあい動物園」なるものがありましたが、子どもたちが群がっていたので近寄りませんでした。その近くでは「乳搾り体験」ができるところがあって、牛が 休憩中で草をはんでいました。そばには仔牛が。これがかわいいのなんの。触らせてもらいました。
すてきな牛だ
興奮ぎみだが、落ち着いている
頭が大きい、と思う (左 上)手前がお尻
頭を下げて
草を食べていた

(右上)さっそく水を飲む

(左)なんか
かわいかったから
1枚撮った(親ばか)
見ているだけで幸せな気持ちになる 頭の白いあたりを
なでてやる
結構骨っぽい感触

係の人は
大変そうだった
(特に子どもが)
めちゃくちゃに
触るから
つれあいが「なんか、かわいそう」と
牛のところを離れて、ちょうど対面 あたりのテントへ歩いている ところでした。女の子が近づいてきて、突然美花を触りました。あら困ったと思った瞬間「うちにも、同じ犬がいるの」と言います。目をやると、ん?この前蘆 花で会ったLくんではないか。お父さん(飼い主さん)がなにやら相談をしているところでした。
あー、知ってる子、という表情 数日ぶりの再会
「お!お久しぶり」

今日はきれいに撮れるぞ
今日はすぐに2匹で遊び始めました。みなさんの迷惑にならないよ うに少し離れたところで、まわりを見渡しながら遊ばせました。
芝にまみれている 「負け」というのでもないらしい 美花は遊ぶのが上手だと思う(歴代に比べて)
「ガー」も楽しいのうち 上の3 枚は
下になっているのが美花
どうやらこれが
美花のスタイルみたい

(左下)これはLくん

(右下)左側が美花
ごにょごにょと遊ぶ
近くにいた子どもが「ねえ、けんか してるの?」と聞いていました。母親が「違うよ、遊んでるの」と言っていました。どったんばったんしながら、低くウーっとうなったりして、楽しそうに遊ん でいました。

飼 い主さんが「HP、見ました」と言いました。おお、なんとすばやい。美花の名前から検索してくださったんでしょうね。「そうですか、ありがとうございまし た。恥ずかしながらの雑文を書いています」というようなことを言いました。「この前は日が暮れてから撮ったので真っ暗でした」「今日はちゃんと撮るから ね」と私はLくんに言いました。

「そう言えば、この前は何か食べていましたけど、大丈夫でしたか?」と私は聞きました。飼い主さんは「実は、あれから下痢をし まして。数日続いて、そうだ、だから昨日あたりにおさまった感じですね」と言いました。なんでも土を食べていたんだそうです。どうしてなんだろうね。

遊びはまだ続いています。
Lくんが回り込む
えいっと回り込む感じ

その場で
ぐるぐるしながら遊ぶ
口元をくっつけるのも遊びのうち 逃げる美花 これは楽しい 美花の反撃
「この夏は大変でしたよね」と私。「ずっとエアコンつけっぱなしで、一歩も外にはr出られませんでした」と飼い主さん。Lくんが04月から05月あたりに生まれたとすると、ワクチンが終 わってようやくお散歩というあたりが猛暑だったわけですね。「うちは食欲が落ちてしまったんですけど…」と私。「うちは…落ちませんでした(笑)」と飼い 主 さん。私も笑いました。「なんとなく落ちなさそうですよね」と。

遊びはまだ続いています。
本当に同じ感じで遊んでいた こんなふうに
対等に遊べる経験は
とても貴重

ありがたや〜
さて、どう動くか
何度か休憩を入れて遊び続けていま したが、美花からは「おしまい」のサインが出ました。Lくんはちょっぴり興奮しすぎて、飼い主さんにつかまっていました。
そろそろ「おいとま」したい (左)私の足の前に
背中を向けて
座っている美花

(右)つかまっているLくん

たくさん遊んでくれて
ありがとう
まだまだ遊べそうな感じ
「ありがとうございました。また。 少し園内を歩いてきますね」と言って別れました。本当にまた会えそうな気がします。

近くには、ポニーの試乗場所があり、左手には小さな馬が2頭いました。ロバかと思ったけど。ちなみに私はロバが好き。
これが本当の「お馬さん」 のど、渇いてた
実は、おやつをもらった (左 上)小さな馬たち

(上)遊んだので
たくさん水を飲む

(左下)画面右に
白い馬が見える
(これポニーなの?)
と、美花がまたもやブイーンとリー ドを引きました。「あ、すみ ません」と言いました。「もう3回目ですね、何度もすみません」と私。その方は同じ犬種の大きな子と小さな子を連れていました(分かる人には分かるだろ う)。「そうですか?大丈夫ですよ」とその飼い主さん。「まだ若いですよね」と言うので、「そうなんです、まだ仔犬なんです。8ヶ月です」と私が言うと、 「あー、じゃあしかたないよね」と言ってくれました。

ステージでは「ダンス」をやっているところでした。遠巻きから拝見。私たちが見たの は、服従訓練を応用して、音楽に合わせてその動作をするものでした。言うのは簡単ですが、きちんと訓練できていないと、人の前でそれをお披露目できないも のです。
「私は遊んでへとへとです」 緑色のTシャツを
着ている人たちが
ダンスの人たち

いろんな犬種がいた
「うちの子、ばかなのよね」とか
「大型犬は頭がいいのよね」とか
うそだってことが分ろうというもの
時計が14時を過ぎました。「缶 バッチがなかった」と私が騒ぐので、つれあいが「自分で撮って作りなさい」と言いました。「やだよ、人から撮ってもらって、作ってもらうのがいいの」と 私。そうでしょう?それが記念というものだよねぇ。

ソ フトかなにか売ってないのかなあとお店を覗きましたが、普通のだったらいらないよね、それならコンビニで2個買えるじゃないと、 やっぱり散歩の延長気分でした。すると、つれあいが背中のバッグをごそごそと。人間にはバナナを持ってきたらしいです。美花にはここでまたおやつをやりま した。
旅行用の「シールつきビニール袋」 おすわりしたまま首をのばした 「よし」の瞬間 かわうそみたいな顔だ(仔犬ってことかも)
期待! アジを 1匹
確か、 スナギモ
おいし かった、でしょ?
園内も秋の気配。どんぐりとかバラ とか。ん?バラって秋だった?
どんぐりの形が好き (左) 今年は各地で
どんぐり不足

バラ3枚

(右下)用賀への橋
バラがきれい
こういう色もあるんだなあ これはまた鮮やかな色 つれあいが「みは、写真だよ」と言っている感じ
3時間くらいのおでかけでしたが、 休憩なしでたっぷり歩いたの で、家に着くと美花は満足げでした。おなかがすいているふうだったので、珍しく早目に夕ごはんを食べさせました。でも、相変わらずガツガツというのではな く、一握りくらいを残しました。これに牛乳をひたひたくらいに入れてきれいに食べさせました(いつもどおり)。

美花はすでに夜モードで ぐっすり寝ていました。夜中近くの寝る前にトイレに連れ出していますが、つれあいが「美花、トイレ行くよ」と言うと、よっこらしょっとからだを起こして、 玄関先まで歩くとそのままどたんと伏せて寝てしまいました。どんだけ疲れてたんだ?でも楽しかったでしょう?
Lくんと一緒に遊べてよかったね。


2010年11月03日(水)

ま た蘆花へ

おとと い行った蘆花のドッグランがとてもよかったので、祝日だけど(つまり、観光客が多いかも)また行きたい、と私。「みはちゃん、行きたいよねー。行くよ ねー」と気分を盛り上げます。あ、もちろん出かける予定の何時間も前のこと。

美 花は最近私たちが外出の準備を始めると、じっと様子をうかがうようになりました。留守番になるのか、それともお供ができるのか。つれあいがときどき準備を しながら「みはも行くんだよ」と余計なことを言います。「そういうの、準備が終わるあたりにしてよ」と私。お出かけ用の首輪もできるだけ出かける直前にす ることにしています。留守番とお出かけの区別はできるだけ分からないほうがいいですね。

今日はすでに会員証を持っているのでたっぷり1時間遊べます。この前と同じくらいの時間に到着しました。休日だからでしょう、駐車場はポールをはずしてた くさんとめられるようになっていました。

美花はさっさと確認をすませて、どちらかというと小さい子を追いかけて遊んでいました。
ここで偵察するのだ
(左)坂の上のこの位置は
見晴らしがいいので
美花にとっては
居心地のいい場所らしい
たぶん牛追いの血だと思う

(右)早々に水を飲む
ずいぶんリラックスしている
水飲み場の位置も覚えたみたい
と、ラン内にバーニーズらしき姿 が。お互いに自己紹介をしました。その子は Lくん、6ヶ月だそうです。まだ耳のところに赤毛が残っていて、ふわふわとしていました。体格は美花がちょっぴり大きいくらい。犬種が同じなので動きが そっくりで、だーっと走り回って遊ぶというよりも、その場でぴょんぴょんしたり、回り込んだりと、せっかくこんなに広いランなのに、ちまちまと遊ぶ2匹で した。

飼い主さんによると、前のバーニーズはとても長生きだったそうです。「そうですか、うらやましいです。うちは前の子が4才でした」と鈴音のことを話しまし た。どうしても、ガンのことと短命である(あった)ことは口に出てしまいます。

そ の後、Lくんがなんとなく遊ぶ感じではなくなって、地面にある何かが気になるらしかったです。小石、土、芝?「一番最初の子が、ときどき大量に草を食べた がって、ね(と、つれあいに言って)、早朝とか夜中に外に連れ出したこともありました」と、つばめのことを思い出して話しました。つばめは突然床やカー ペットをなめ続けることがあって、そういうときは草を食べに散歩に出たものでした。「砂も食べたことがあるんですよ」と話しました。バーニーズは何かと食 べる傾向があるので(異食)、こういうことはいろいろ知っておきたいと思っています。


17時を過ぎると暗くなってきて、Lくんはグリーンのライトを首につけてもらっていました。私はようやく「写真を撮ってもいいですか。HPに載せるのも大 丈夫 でしょうか」と聞きました。飼い主さんは快く「いいですよ」と言ってくれました。もっと早く聞いておけばよかった。フラッシュになると近影がうまく撮れな い。

さて、どっちがどっちクイズ。ヒントは顔のブレーズの太さと耳の毛かな?
新しいお友だちができました 美花はもう疲れていたので
伏せたままで遊んでいる

足がすでに「かえる」になってるし

LEDのライトっていいと思った
買ってやろうかな
(左下の画像、ほのかに緑色)
Lくんの首の白い毛が鈴音を思い出させる
ほんのちょっとだけ体力が回復した美花だが べたべたと伏せたまま… これでも遊んではいるんだけど
それぞれ、ばらばらと そろそろ遊びもおしまい
美花は完全に
伏せてしまったし
Lくんは地面の芝が
また気になり始めた
飼い主さんに「そろそろ帰ります。 また遊んでくださいね。ありがとうございました」とあいさつをして、駐車場に向かいました。
デジカメだと
17時30分って
こんなに暗く写る

くろちゃんに乗って
帰ろう
今日も充実した午後でした
偶然が重なっているんだと思いますが、美花の周りにはバーニーズ の仔犬のお友だちがたくさんいます。嬉しいです。美花にとっても、とてもいいことです。


2010年11月01日(月)

初 めての蘆花恒春園、ドッ グラン

「ドッ グラン検索」をしていて、近くの蘆花恒春園にドッグランがあることを発見しました(←遅い)。ここ数年のいろいろを経て、この08月に再開したらしいので す。午後から日が差してきたことだし、つれあいも休みだし、行きたいとなったら行きたい、とはもちろん私のこと。

旅 行の途中で切れてしまった車の左前のヘッドライトを交換してもらい、家に戻ってから美花を連れて、蘆花園へ向かいました。今回は準備も要領もよろしく、 犬の鑑札と狂犬病予防接種済みのシールを持って、駒沢公園の利用カードを入れているホルダーも持参。駐車場に着いたら、左手にドッグランを見て(後で ねー)、一度外に出るようにしてサービスセンターに行きます。登録のためにはそこまでは犬を入れていいんだそうです。

用 紙に記入していると、「写真をいいですか」と言われたので、「はい」と言いつつ美花の目の周りをぬぐっていたら、「もう大丈夫です」とさっさと撮られまし た(きれに撮れたのか?)。写真も登録するらしい。会員証をもらい、ホルダーは200円で買うんだそうですが、私みたいに持って行けばいいんだそうです。 駒沢公園のと蘆花園のとで表と裏になりました。

ラ ンは、小型犬と中大型犬に分かれています。これ、本当にいいです。中大型犬のランに入る犬と飼い主は「覚悟」をして入ってくださいねということですね。大 型犬の飼い主にとっては、気が楽です。最近は多くのところがそうらしいのですが、犬連れしか入れない(犬を連れていないのにランに入って「遊ぶ」 人がいるから)、一定年齢の子どもは入れない・子どもだけでは入れない(危ないから)、バギーも入れない(危ないから)など、具体的な禁止事項がありま す。いいことだと思います。本来は「常識的に考えればいい」と思うのですが、トラブルが起きたときに「なにが悪いんだ」から始まって、「そん なことどこにも書いていない」と問題が大きくなることがあります。

美花はドッグランという場所に慣れたらしく、放すとすぐに周りの確認をしていました。
初めてですがよろしくお願いします
小型犬が吠えるので「なんでしょうか」と見ている
(上) 「失礼しまーす」というような
低姿勢の様子

(右上)私たちについて来る
のかと思いきや
入口のほうに戻って
隣の小型犬の子たちと
交友をあたためていた

(右)フェンス沿いに歩く
フェンス越しの小型犬が気になる
その後、小さな犬種の子を追いかけ て遊んでいました。とても追いつきっこな かったのですが、追いつめられると小さな子は身動きが取れなくなったりもしますね。最後は飼い主さんのそばから離れないまま、「もう来るな」と吠えられ て、美花は近づいては飛びあがって逃げていました。美花の電池残量が少し減ったあたりで、大型犬が現れました。飼い主さんが慣れた手つきで美花を触ってく れたので、すぐに「かえる」になっていました。「7ヶ月?(バーニーズだから)やっぱり大きいね」と言われました。
股関節がはずれているわけではありません (左)「かえる」が出るのは
リラックスしている証拠
触ってもらって大満足の図

(右)しばらくしたら
帰ってしまったので残念
遊んでくれる子、来ないかなあ
その後、また別の元気な子がやって 来ました。飼い主さんは「今 日初めて来たんです」と、「うちもそうなんです」と私。美花はその子とまた追いかけっこをしていました。バーニーズは追うのが専門です。バーニーズは牛追 いもしていたので、「ハーディング」のようなものとも言えますから、間違っても追いかけられる役まわりになったら大変。必死で逃げるだけになります(逃げ 切れない)。全行程、40分くらいでかなり疲れたらしく…
限界が見えてきた やけにきれいに伏せたので
1枚撮った

笑顔というより
走って疲れたの顔
そろそろ帰るかなと思ったころ、思 い出したようにまた遊び始めました。この子は走るのも早いし、俊敏だし、体力ありの犬種。
流れるような画像(単にぶれただけ)
(左)その子を追いかけた

(右)入口の水飲み場の方へ
帰るの?
帰る前に水を飲みました。
ようやく水を飲む (左)とりあえず
ひとつの容器から飲む

(右)もう一つにも
入れてもらった
飲むとなったらあれこれ飲む
が、飲んだらまた遊ぶんだそうで す。ひとっ走り。
本人は必死で走っている (左)一生懸命
追いかけたところで
自由自在に動ける子には
とうていかなわない

(右)このタイルのところで
急旋回してころんだ
けが、しないでね
駐車場が1時間まで300円なの で、これにて終了。駐車場からドッグランが近いので助かりますね。車に乗った美花は満足そうに、ハーハーと息をしていました。本当だったら、鈴音と一緒に 走っていたのになあと、やっぱり思います。

夜 は、道の駅で買ったみかんを食べました。季節初のみかん。美花にとっては初めてのみかん。「やってもいいんだろうか?」と私(めずらしく)。「あなたにま かせますよー」とつれあい。M&Mさんのところに行って以来、なんとかフードを食べてきた美花です。まあ、いっか。
初物ですね?
食べてはみるけど 前歯ではさんだ感じ
食べたか? 食べつ けないので
なかなか食べられず
口に入れたと思ったら
出してしまい
みかんがだんだん
ぴかぴか、つるつるに

楽しんで食べている
出しました
駒沢公園はコンクリ、蘆花は土だか らいいですね。傾斜があるのはよしあしですが、眺めがよく、正方形に近いので広々使えます。実際、駒沢よりも広いみたいです。

自宅からは駒沢の方が便利ですが、美花のためには蘆花のほうがいい。また行きます。

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