あんずとつばめ社(トップページへ戻る)

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2010年04月04日(日):「ジャパンインターナショナルドッグショー」
2010年04月10日(土):「朝の散歩の後、吐く」
2010年04月10日(土):「仔犬を見に」
2010年04月18日(日):「つくばに連れてゆく」
2010年04月20日(火):「連日の騒音」
2010年04月23日(金):「狂犬病予防注射」
2010年04月25日(日):「あんずとつばめのお墓参り」
2010年04月25日(日)

あんずとつばめのお墓参り

あんずとつばめのお墓参りに行きました。つばめがいなくなってから4年、あんずから2年。去年は旅行を優先させたので(それだけじゃないんだけど)、あんずの初めてのお墓参りでもあります。

今回は、切り花ではなく、苗をいくつかもって行きました。花の名前にうといので分からずじまいになっていますが、オレンジと黄色のきらきらしたのと、薄紫の優しいの。すでに義母がしだれ桜の苗を植えてくれていました。「咲いたらきれいだよ」と言ってくれました。


つ ばめが奥のほう、あんずが手前。つれあいと「ここに植えようか」とか、「こっちとこっちに別々でもいいんじゃない?」とか、口ではそんなふうでしたが、私 の心の中は無言のままでした。黙々と土を掘り、苗を植え、土をかけました。「おやつを持ってこようか」とつれあい。「うん」と私。

二人で お参りをした後、私はひとりでしばらくあんずとつばめと、実際にはつばめとかもしれませんが、心の中で話をしていました。心の中の話というのは、ことばで 伝えるものではないような気がします。いろいろな気持ちの断片を思い浮かべ、あの頃の日常を思い出しました。静かな時間が流れます。

何度 か時間をおいて、苗のまわりの草むしりをしました。この土の下に2匹が寝ているというのは、とても変な気持ちです。つばめの場合4年間、あんずは2年間。 泣かなかったと言えば嘘になりますが、それでも自分の涙を冷静に受け止めることができるようになりました。日々の生活の中では、つばめの姿はすでに消えて いて、あんずはときどき丸まって寝ている感じがします。つばめの代わりに4歳の鈴音がいます。

散歩のときに、以前に書いた近くの神社のことばを見に行きました。鈴音に名前をつけた後に発見した奉納のことばです。
「神鈴の音」を「すずね」と読ませている
偶然にせよ
私たちにはとても
意味のあることだった


さて、その当人ですが、義父母宅に着くや、大好きなりんごをむいてもらい、はしゃぎにはしゃいで、これは元気になってよかったと思ったのもつかの間、フードは食べないは、食べたら吐くはで、食欲がないからと、これまた大好物のさつまいもを食べたら全部吐き戻しました。

義父母には、連日の工事の話をして、「どうやら騒音とフードのイメージが重なって、食欲不振になっているらしんですよ」と言いました。「すずちゃんは、からだは大きいのに、気が小さいんだね」と言われました。

病 院でもらった試供品も食べたのは一袋だけ。ここ数日まともに食べていないので、やせて腰骨が少し出っぱっているように思えます。このままこういう様子が続 くようなら病院に連れて行くしかないでしょうか。食べたい気持ちはあるにはあって、パンとかびっけとか果物だったら食べるには食べるのです。でも、何かの はずみで気持ちが悪くなるのか吐いてしまう。

家に帰る車の中で、パンをひとかけやりました。家に帰ってからはベビーフード(仔犬用)を半カップ食べた後もじっと自分の容器を見ているので、もう半カップやったら10粒くらい残しましたが、食べました。今日は牛乳はなし。その代わりまたパンを少し。

今のところ、疲れた様子でぐっすり寝ているので、なんとなく大丈夫そうなのですが、また明日から工事が始まります。見ている人間のほうが心がきゅーってなります。一緒にがんばりたいと思います。



2010年04月23日(金)

狂犬病予防注射

雨が降ったり、雪になったり、初夏の暑さだったり、もう2週間くらいそんな お天気です。今日はそんな小雨の中、鈴音を狂犬病の予防注射に連れて行きました。この二日間は工事は延期。ほんの少しだけ落ち着きを取り戻しつつあるすず ですが、昨日もほとんどフードを食べていません。おやつは食べます(怒)。食べ残したフードがもったいないので、牛乳をかけてやると、食べます(笑)。お だてると食べることがあります(大笑)。だから、予防注射を受ける用紙には特に記入をしませんでした。体調が悪いわけではない。

すずは病 院に入って、診察室に呼ばれるやいなや抵抗を始め、入り口のガラスドアを押し開けんばかりでした。危ないのでとりあえず鍵をかけて(後で解除した)、つれ あいが抱いて診察室に運び込みました。体重を計ってもらうと、なんと30キロちょっと。ひどく痩せたじゃないですかい?だいたい32〜3キロあたりだった のに。おそらくここしばらくで2キロくらい減ったんでしょうね。

「今、近所が工事中で、怖くて震えてるんですよ」と言うと、男先生が「そ れはかわいそうだ。ストレス続きだね」と優しく言ってくれました。注射は一瞬で終わりました。「フードをほとんど食べてないんですけど、おやつは食べてる し、下痢してないから大丈夫なんですけど」と私。

お金を払うときに、つれあいが女先生に「今度仔犬が増えるので、また手術に来ると思いま す」と言いました。「どんな犬ですか?」と相変わらずそっけないふうで言う女先生(ほんと、いい人なんですけどね)。私はすずを指差して「同じです」と言 いました。「鈴音のときが5カ月くらいだったので、それくらいにまた連絡します。03月生まれなんで、夏ごろですね」と続けました。

「それでは」と言って出口に向かうと、すずは急いで外に出ました。つばめは病院が大・大好きで、女先生に飛びついて抱っこしてもらったりしてたのになあ。

病 院に置いてあった成犬用のフードを三種類もらって帰ったので、いつものを1カップと試供品のひとつをやってみました。ぺロリと食べました。もしかしたら、 騒音が怖くて、そのとき食べたフードが悪い記憶になっていて一時的にいやになっているのかもしれません。私たちとしては、安いフードでもいいのならかまわ ないのよ、すずちゃん。しばらく他のと混ぜて食べさせてみるかな。

一般的に大型犬は偏食が少ないと言われています。あんずなんて好ききら いはなかったですね。つばめはバーニーズらしくありました。信頼できない人からはもらわないとか。これがブリーダーの夫Mさんだったりするので笑える〜。 この前のドッグショーでも「あれ、すずちゃん、ぼくからのは食べないの?」と言われていました。「山梨パパ」なのにね。出荷前のあなたを一生懸命お風呂に 入れてくれた人ですよ。

そういう意味では、バーニーズ2匹目でようやくこいつらの細かい生態が分かり始めています。


 
2010年04月20日(火)

連日の騒音

連日の騒音に鈴音がおびえています。家の近くでここ1ヶ月ほど工事が続き、 お昼を除いて1日中がたがた、ぶんぶん音がしています(と思います)。今朝もまたフードを吐きました。最近は散歩の後にフードをやるようにしたり、半分ず つやったり、一粒ずつやったり(そうするときちんと噛んで食べる)、いろいろ工夫しています。

まずは食べない。食べたら食べたで、胃が気持ち悪くなるんでしょうね。つれあいが「人間だってそうじゃない。こういう状態が続くと、消化力も落ちてくるよ」と言います。おっしゃるとおり。下痢をしているわけじゃないから、そんなには心配してないんですけどね。

あ まりに怖がるので、見ていてかわいそうです。以前は人んちの犬のそんな様子を聞いても、「なんだ、それくらい」と思っていましたが、大いに反省していま す。震えるほど怖いって、自分の経験からもどんな気持ちか推察します。怖がるだけ怖がったら、すずはぐったりして眠ってしまいますから、それも正常な反応 だとは思いますが。

そんなこんなでここのところ、鈴音らしい闊達な様子がなくなりました。いつもならうるさいくらいべたべたしたり、ぴょ んぴょんはねたりして騒ぐんですが、どうもしょんぼりして元気がありません。猫のフードを失敬する姿もなくなりました(いいことだけどさ)。あまり股くぐ りが見れなくなったのもつまんない。

今月は狂犬病の予防注射に行かなければならないのに困ったものです。

すずには私たちには聞こえない音も聞こえているらしく、じっと耳をすましては警戒し、気がつけば呼吸が荒くなり、ぷるぷる震えています。あと1週間くらいしたら工事も終わるだろうから、なんとかがんばってほしいと思います。



2010年04月18日(日)

つくばに連れてゆく

毎日騒音が続いていて、鈴 音のストレスも相当なもの。たまには野菜の買い出しに連れて行こうと、今日はつくばに出かけました。すずは車が大好きです。うちの子たちはみーんな車が好き。これから何が起こるのか、わくわくするみたいです。「車=楽しい」と記憶されているのですね。

第一弾の買い物をすませて、「さて、どこに行こうか」と考え、初めて「科学万博記念公園」に行ってみました。駐車場があるにはあるのですが、昼ごろはもういっぱいでしたが、運よく1台分空いていました。みんな路上駐車をしていましたが、慣れない土地では危険な行為です。

公園は、市民の憩いの場所と言った感じ。散歩もでき、ちょっとしたピクニックもできる広さがあり、ボール投げやバドミントンをしている親子もいました。お花見の時期は過ぎていましたが、それでも桜がきれいでした。

向こうに桜並木が見える
日差しは強かったが
からりとしてここちよい

池があって白鳥がいた

でっかい鯉が泳いでいた
遠巻きならこんな感じ
近づくとこんな感じ
ピンクの花と、緑と赤の葉と
桜は最後まで美しい

公園内をぐるりと散歩したあと、トイレの近くの休憩場所からアイスクリームを持った人が現れました。「ん?アイスの自動販売機か?」例の「数字のアイスクリーム」でした。120円、チーズなんとかっていうのを買ってみました。

うちはいつも1個をみんなで分けるなあ
おなじみ
自動販売機のアイスと言えば?

結構小さい
「お座りして待ちなさい」って言われたアイスが目の前に移動そろそろ出番か?
なにかと舌が出ているすず。今回は3センチくらいやった。↓これは紙
幸せのひとときは・・・あっという間に終わるカラでーす

もう一か所の買い物をした後、水戸街道を走って帰りました。つくばは野菜が安くて新鮮だなあ。ここ んところの天候不良とは思えない数の野菜が並んでいました。キャベツと大根はさすがに小さめだったけどね。今年初のたけのこも買いましたよ。煮物はもちろ んのこと、たけのこごはん、てんぷらもよし、トマトソースと一緒にパスタもおいしい。


すずちゃん、気分転換になりましたか?




2010年04月10日(土)

仔 犬を見に

鈴 音が吐いた2日目、ブリーダーさんのところに仔犬を見に行きました。ドッグショーのときに「また連絡します」と伝えたものの、何かと自信がない私は「どう するの?」を繰り返していました。つれあいは「自分で決めてよ。僕からは(僕の意思で)連絡はしないからね」といじわるを言います。「僕はすずだけでいい からね」とも。

そ う言いつつも、つれあいは09日(金)に連絡をしてくれて、私にメールが届きました。「どんな感じだった?」と私がおそるおそるそる、でも ちょっぴりわくわくしながら聞いてみると、「この前言ってた03月06日生まれの子、いるって。他にもお客さんがいるらしいから、見に行くなら土曜日のほ うがいいと思うよ」と言いました。「じゃあ、電話するからね」

こういう決断は、つれあいは本当に早い。それでも私は、「本当に見に行くの?見に行くってことはもって帰るってこと?」と何度も繰り返していました。つれ あいは、「今、仔犬を連れてくるにはいいタイミングだと思うけどね」と言ってくれました。「それに、連れてくるかどうか、商品は見てみないことには分から ないでしょ?」と笑いながら言いました。当日、妻Mさんだけが在宅ということでした。

かくして午後13時、ブリーダーMさん宅に到着。 私たちが着いたことを知らせるように、犬舎の犬たちがいっせいにわんわん吠えます。しばらくすると妻Mさんが出てきました。「あれ?今日はすずちゃんいない んだ」の声に事情を説明して、「なんで吐くんでしょうね?バーニーズはやっぱり山犬なので、神経質なんじゃないかと思うんですよ。つばめもそういうところ ありましたよ」と話しました。

犬舎にいる子たちのことをひととおり聞いて、すずの父親ラーに再会しました。ドッグショーのときにラーのことを話したらMさん二人で目を合わせて妙な苦笑い を浮かべて「今ラーはどろどろだよね」と言っていました。見てみると意味が分かった。アンダーコートがわき出ていて毛玉がポコポコ。「あー、だからこの前笑ってたんだ」と、私たちも大笑いしました。M妻さんいわく「次のお風呂はラーって決まって るの」と。ずっとお風呂に入れないといけないと思ってきたんだそうですが、この前ショーがあったばかりだし(ショーの子に手がかかる)、冬場の風呂入れは大変で、乾かす先から凍っていくんだそうですよ。うへー、さすが山梨。

 
妻Mさんとの話はとても楽しくてなかなかつきませんでしたが、ふと思い出したように「そう、次の人たちが来る前に見せとかなきゃ」と言って、3匹の仔犬をひ と抱えにして戻ってきました。「1匹だけ残っているんじゃなかったんですか?」とつれあい。「うん、1匹だけなんだけど、どの子にするのかを決めているわ けじゃないから、好きな子をどうぞ、今のうち」と。

つれあいの顔が勝ち誇ったようにきらり(「ほら、僕が言ったとおり、一番乗りしないと仔犬を選べないんだよ」)。3匹の仔犬はどれも片手でなんとかすくえるかなと思え るくらいの大きさでした。観察していると、動き回る子、静かな子、しばらくすると探索する子、すぐ寝る子、遊びをしかけるのがいれば、踏まれるのがい る。見ているうちにだんだんその子らしさが分かってきます。1匹の子は、とても静かで控えめ。後ずさりをするほどではありませんが、ほとんど前のほ うに出てくることはありませんでした。もう1匹の子は、人なつこくて、すぐにすりよってきました(かわいいぞ)。もう1匹の子はつかず離れずですが、遊び 好きに思えました。

そ うこうしているうちに、もうひと組のお客さんが来ました。「こんにちは」とお互いに挨拶をしました。とても感じのよい方たちでした。大きな犬は初めてとの ことで、M 妻さんからいろいろ聞いていました。M妻さんが同意を求めるように私たちに話しかけることもあったり、私たちから「これは言っておいたほうがいい」と思っ たことを伝えたりもしました。あまり怖がらせるのもよくないですが、やっぱり大型犬、ある程度の覚悟をして飼わないと「こんなはずではなかった」となった ら、(申し訳ないけど)犬がかわいそうです。

そ んな中、M妻さんのペット(と、彼女自身が嬉しそうに言っていました)、オスのBくんの登場となりました。まあ、本当に大きなこと。おもしろいんですが、 体高はすずとそんなに違うわけではないのに、骨格、つまりからだの幅が全然違います。頭のはちとか、足とか尻尾の太さとか、すずだって結構大きいなと思っ てい ますけど、もうぜーんぜん別物!やっぱり男の子いいよなーといつも思います。でも、人口過密の住宅街で犬を飼うには、オスはさらに覚悟が必要です。

つれあいが「近くに行って見てきてごらんよ」と 言います。M妻さんがお客さんを迎えている間におしっ こをしたこともあって、みんなすやすや寝ていました。「ごめんね、ちょっと起こすよ」と言いながら、気になる2匹を抱き上げたり、触ったりして、どうしよ うかなと考えました。

・・・仔犬を見に行ったからといって、もって帰 ると決めたわけじゃない・・・

つれあいが「どうする?決まった?」と言いま す。

・・・だって、2匹目を飼うってことさえまだ決 めてないよ・・・

仔 犬選びの間にも、話はあちこちに飛び、また仔犬選びに戻ります。つれあいと、こそこそと、「あの子はこうだね」とか「あっちの子はどうかな」と話していま した。そこに夫Mさんから電話が入り、「私がいないときに見に来たってことですか?」と冗談を言われました。そして「1匹、もってってくださいよ」と。私 が「うちは大きい子がいいんですよね」と言うと、「だったら、しっぽのつけ根が大きな子にするといいですよ」と。「頭のはちは大きい方がいいでしょう?」と聞くと、 「頭はこの時期から大きなほうがいいです」と夫Mさん。

最終的には、私たちの好みを知っている妻Mさん の助言もあり、比較的ブレーズの模様がずれていない、一番大きくなるであろう子を選びました。鼻の色素が一番抜けてた子。前に書いたことばで言えば、「つかず離れずの、遊び好きそうな子」です。

これまでずっと、動物の見立ては私に任され てきました。でも、すずのときはつれあいが決めました。それで、久しぶりに頭の中をぐるぐるさせて考えました。バーニーズのスタンダード、ショーに出すわけではないけど、譲れない点・気にならない点、最後は好み。

・・・決めてよかったのかなー。本当に2匹目、 家に来ちゃうんだろうか・・・

こんな感じでぼーっとしていた
「おいで、おいで」と言うと、こうして来る
かわい い仔犬
すでに何かは始まっているけど
まだ何にも始まっていない

まだ目は若干青かった

左の大きいのがBくん
仔犬の面倒を見るのが大好き
大きいのと小さいのと、ぬいぐるみみたい

「じゃあ、そろそろリボンつけよっか」そう言う と、M妻さんは仔犬を抱き上げて、ピンクのリボンを首に結んでくれました。つれあいが手伝っていました。私はとにかく画像を撮ろうと必死。

いい子にしててね いやがる(そりゃそうだと思う)
「リボン、短かすぎたかな」と妻Mさん
リボン をつけてもらう

「きつめに結ばないと
仔犬どうしで遊んでるとき
絡んじゃうのよ」とMさん
ツボを心得ているから騒がない
←持ち上げても
じたばたしなかった

ショーのポーズ→

骨格がよくわかる
おー、きれいに立つじゃないか、びっくり
こんなポーズで撮らせてくれた
またまたぼーっとしている(大丈夫か?)
お となしそうな子だけど
真偽のほどは分からない
15時半ごろになって、ようやく重い腰をあげました。私たちが居 座っては後から来た方たちも決めにくいでしょう。そう思いながらも長居をしました。「引き取りの日にちとか、また連絡しますから」と言って、中央道に向か いました。

帰 りの車の中で、「本当に決めてよかったのかな。まだ実感がわかないけど」と私が言うと、「いいんじゃないの。実物が来れば、いやでも実感がわくさ」とつれ あい。「もう1匹の子もかわいかったんだ。眉の模様が燃える炎みたいになってて、つばめそっくりだったんだよ。顔のブレーズもあの子のほうが細かったか ら、きっときりっとした顔だちになるだろうね」と私が言うと、「よかったんじゃない、つばめに似た子じゃないほうが。正解だと思うよ」とつれあいが言いま した。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないけど、そんなこと考えたところで何かが変わるわけでもないし。

今あらためて仔犬の画像を見て、「ああ、またとても重い責任を感じるな」と思っています。そんなふうに考えちゃだめ?考えすぎでしょうか。「いのちを選 ぶ」って、ため息がでるほどつらい。

また報告しますね。



2010年04月10日(土)

すず、朝の散歩の後、吐く

昨日の朝、つれあいが言いました。「すずが散歩 から帰ったら、食べたごはんを全部吐いちゃってさ」

「お はよう、すずちゃん」という私の声に、鈴音はちょっぴり元気がありません。少しだけぶんぶんとしっぽを振ってあいさつしたら、いつものところで丸まりまし た。思い当たることと言えば、散歩のときに小さめの犬種に会っことんだそうです。いつものようにすずがごあいさつと近づいて行ったら、突然がぶり。「おし り あたりをかすめたけれどもけがはしなかったよ」とつれあい。「 飼い主さんは焦ってたよ」

そして今日の朝。「ねえ、ちょっと」とつれあい の声。「また吐いたから、見てほしいんだけど、こんな感じ」

見ると朝ごはんのフードを3分の1ほど吐いてい ました。「昨日は全部だったけど、今日は少ないな」とつれあい。すずはしばらく落ち着かないふうでうろうろして、伏せたり、座ったり、起き上がって歩きま わっていました。

心配。とっても心配。

出かける準備をしながらもすずの様子を見ていま した。30分もすればずいぶん落ち着いて、1時間後には大きなのびをしていたのでほっとしました。

特に怖がっている感じもないし、びくびくもな し。外の雲行きも怪しくないし(風とか雷とか)。うーん、やっぱり犬にかまれた精神的ストレス?それにしては繊細すぎませんかねえ。

こういう繊細さはつばめのときから慣れてはいる んですが、違うパターンでボールが投げられると、うまく受け取れないんですよね。そういう点ではゴールデンは扱いやすかった。特にあんずがそうだったのか もしれませんけど、何の心配もいらなかったよ。

「念のため、しばらくは散歩がすんでからごはんをやってみよう」と つれあいが言いました。そうね、そのほうが安心だね。胃捻転を起こしても怖いしね。

なんとなくすずのことを気にとめながらも外出しました。運の悪いことに、ちょうど今日から周辺で大掛かりな工事が始まるのです。音に敏感なので留守番中に おびえないかなあ。そしてこんなときに限って、玉つき事故の渋滞に巻き込まれて帰宅時間が遅くなりました。

大丈夫かなと思ってドアを開けると、元気なすずの姿が現れました。やれやれ、よかった。夕方の散歩もなんなくこなし、ごはんも大丈夫でした。ひと安心。


今日のお出かけについてのお話はまた。



2010年04月04日(日)

ジャパンインターナショナルドッグショー

今 回から「アジア」ではなくて、「ジャパン」に名称が変わりました。知らなかった。前売り券(800円)を買って参加しました。駐車場は、いつものところは 工事中で、対面のほうへ誘導されました。っていうか、ビッグサイトの駐車場に行くと、いつもながら係の人が直接話すだけ。交差点のところと、いつもの入り 口のところに看板を出しておけばいいのでは?左折したらUターンしなければならないのだから、それも看板を出しておけば?なんだかいつもイライラするな あ。駐車代金はいつもどおり1,500円。

1年前はバーニーズは朝一番ではなかったのです が、今年はまたもや朝一に。ショーの初めのほうを見そ びれました。これまたよく分かりませんけど、リングの掲示には08時30分〜12時半だったかな、その間にバーニーズとドーベルマンの審査があると書いて あるわけです。だいたいでいいから、審査の終わりの時間くらい書いておけばいいのに。またもやなんとなくイライラ。

ブ リーダーさんと友人の姿を探しながらも、途中で退席した人の椅子に座って審査を見ました。それにしても出陳数が50頭って、そしてギャラリーの多さに驚く ばか り。私たちがドッグショーの参加を始めた2001年のころは、ショーに出ているバーニーズなんて全部で10数頭くらいだったでしょうか。リングをちょろっ と走ればおしまいでした。つばめを連れてい ると、みんながわーわー言って近づいてきました。それくらい珍しかったんですよ。

こ こらへんの住宅街ではいまだ珍しいほうとは言え、知名度は一丁前になっていますし、ショーでは「普通の犬」になりましたね。増えすぎた感じはありません が、それでも減る感じはありません。やはり大きな犬種なので、管理が大変だし飼いにくいんだと思います。それはそれでよいことです。

毛にうずまるのでぼんぼりをつけた
プラスチックの飾りもついている(見えないけど)
首輪の下に首飾りもついている(つれあいがつけた) この前 新しい首輪を
作ってやった

今度のはぼんぼりが
たくさんついている
名前はいつもどおり

みんなに「かわいい」と
言われたよ

審査後、ブリーダーさんを探しました。パドックにいなかったので電 話をしたら、外にいるとのこと。向かっている途中で友人のMさんとも合流。Pちゃん元気でした。

鈴音のことを報告したり、今のバーニーズの現状を聞いたりしました。03月に生まれた仔犬がまだ残っているそうです・・・だからどうした?ほしいんですけ どね。ブリーダーさんには「また連絡します」とだけ言って別れました。

その後、買い物。またまたお店の数が 減っていました。犬とは直接関係ないものもいく つかあったような気がするし、これまでの感じからすると、少なくとも日本のドッグショーでは、お店は宣伝のために来ているのだと思います。とすると、安売 りをするかサンプルを配るかしないと、ただただそこにいるだけでは売れませんよ、と思いました。我が家の収穫はそんなにありませんでした。だって、おや つあんまり売ってないんだもん。そのわりには会場が狭くなったからでしょう、ひどい人ごみでした。

ここで友人とCちゃんとも再会。元気そうでした。つばめからの付き合いの人たちがだんだん少なくなってきています。時間とはそういうものですね。ま、私が 没交渉にしているっていうのもあるんだけどさ。

こじんまりと買い物をすませた後、
会場をあとにした のは昼過ぎごろだったでしょうか。ささっと首都高で帰りました。そう言えば、先月、大橋JCTから新宿、池袋と環状線がつながりましたね。

桜がきれいな今日このごろ。最近は少しだけ散歩の距離をのばして、桜並木がきれいな某所を歩いています。見る人が見れば「ああ、あそこね」という場所。私 は通勤のとき車で横切るだけだったので、新しい発見がありました。
犬としてはかなり大きい (左)後ろに犬、だと思う
これは車からも見える

(右)首都高側には
上のほうに鶏が

こんなのあるって
知らなかった
「ブレーメンの音楽隊」を思い出した
すずちゃん、今年もよい1年になりますように 川沿いの桜

ここから駒沢通りまで
桜並木が続く

鈴音は昨日04月03日、4歳の誕生日を迎えました。まだまだ仔犬 のようなはしゃぎぶ りですが、成長が遅いバーニーズ、まだまだ仔犬の時期が続くと思います(続いてほしいな)。お誕生ケーキはないので、ショーで買ったおやつをたくさんやり ました。思えば4年前、ショーの次の日につばめが体調を崩し、「なんでその日にたくさんおやつをやっておかなかったんだろう」とずいぶん後悔しました。悲 しい気持ちが浮かびます。食べられるときに食べておきなさい、と思います。

心のどこかが痛くなる04月、春の日です。

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