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2010年04月28日(水)〜05月04日(火):「山陽、四国旅行(1)」
2010年04月28日(水)〜05月04日(火):「山陽、四国旅行(2)」
2010年04月28日 (水)〜05月04日(火):「山陽、四国旅行(3)

2010年04月28日(水)〜05月04日(火):「山陽、四国旅行(4)」
2010年04月28日(水)〜05月04日(火):「山陽、四国旅行(5)」
2010年04月28日(水)〜05月04日(火)

山陽、四国旅行(5)

05月03日(月)
起床05時半。鈴音の様子はかなりいい。 おはようののびをしたり、鼻を突っ込んできたり、ばんばんお手をしていました。いつものおちゃめでうるさいすず。缶詰半分にチーズ1枚。パンは食べません でした。私たちは「なるべく人間のはやらないほうがいいね」と、「昨日は水を飲みすぎだったから」と言いました。「昨日ササミジャーキーを買ってやったか ら、それをやったほうがいいよ」とも。水を飲み、トイレもして、便は少し軟らかかったけれども問題ないでしょう。ここ数日で一番いい感じがしました。

す ずが食パンを食べないので、人間は昨日買った「じゃこ天」をはさみ、サンドイッチにして朝食です。じゃこ天そのものはおいしかったのですが、パンが2日くらい 前のものだったことと、野菜類がなかったので、サンドイッチとしてはあまりていをなしていませんでした。こちとら残飯処理班となりました。

昨夜見た飛行機はこれでした。
「空の先駆者」とある 道の駅内に
「二宮忠八飛行館」がある

ライト兄弟よりも早く
飛行原理を着想したんだそう
知らなかった
07時に出発して、1時間くらい走って金刀比羅宮の駐車場に到着。1年前とは違うところでしたが、ここのほうが便がよくて広い。商店街を抜けて、いよいよ二度目のお参り。
朝早いからまだ休業
(上)籠に乗る人もいる
いくらなのかなあ
(右)ここにも備前の狛犬
この前は気づかなかった備前焼
体調が悪いとこういうことはしないはず
(上)こんな様子もあった
これって元気な証拠
(右)じゃぶじゃぶ飲む
水を飲みたがるのでとにかく飲ませる
ここまでは軽い足取り 「大門」

ここまでで
少し上ったなという感じがする

奥の「五人百姓」は
まだ傘(お店)を広げてはいなかった
ここでまずどうするか考えましたが、鈴音の様子から大丈夫そうだったので、もうひと越え上ってみました。
もう少し歩けるかな? なんとなく鈴音を気づかう

大丈夫なんだけど
様子をいつも見ている感じ

表情とか歩き方とか

さあ「旭社」が見えてきた
元気、元気(に見えたんだよ)
ここから右に折れて行くと「御本宮」なのですが、「どうする?」「大丈夫そうじゃない?」「そうだね」

御本宮に到着。すずちゃん、よくがんばりました。ここで、チャウチャウを飼っているという方たちと話しこんでしまいました。私たちよりももっと遠くから旅行に来ていました。
ご無沙汰しました、戻ってきましたよ
(上)1年ぶりの「御本宮」
「奥宮」にはいつか必ず
(右)「神楽殿」の太鼓
色鮮やかな太鼓
ここでも水を飲む
富士の形はなぜも私たちの美意識を動かすのか
(左)御本宮の右手から
眺望が楽しめる

(右)「讃岐富士」が見えた
うん、美しい形だ
今回は絶対奥の院まで行きたかったんですよね。でもあきらめざるをえませんでした。

すずは水をたっぷり飲み、そのたびにおしっこをしました。水が汲めるとこ ろで常に補給しました。食べることに関しては少しよくなったのに、本格的な多飲ひん尿が始まっていることに気づきました。確かにこの数日は暑いのでいつもより水を飲んでも おかしくはないんだけど、それにしてもちょっと飲みすぎ。

下りは楽です。もうたくさんの観光客がいました。ま だ09時でしたが、予定通りのものを食べます。前に食べた「中野うどん学校」は数10メートル移動していました。相変わらずテントのような店舗で したが、少しこぎれいになっていました。念のため「犬は大丈夫ですか」と聞きましたら、「迷惑にならない場所なら大丈夫です」とのこと。それで一番奥の席 に進みました。
ちょっと派手になってたかも こういうのも売っている(らしい)
朝ごはん後でもつるっと入る 料金変わらず

(左)
温玉しょうゆ
(400円)
(右)
ぶっかけだし
(300円)
いい子にしている犬には寛大であってほしい 日陰になるから
待たせるのも楽

お店の人に
「何犬ですか?」
と聞かれた
計画としては、すずにも「温玉の味なし」をやる予定だったんです。お皿をもって行こうねって。でもこういう状況だったので、万一食べなかったらもったいないし、「ドギーバック」をやるのも気がひけたのです。残念だった、本当に。

そしてこちらは予定通り。今回はクリームを多めにやりました。ご当地ものはおいしい。

おいもはもちろん金時
和三盆+おいも
ソフト(300円)

すずがきらきら
している
私たちも嬉しい
キラキラ…「もらえそう」
どれくらいの分け前になるか お、クリームが上の方まで
あっという間でした〜たくさん食べてよかった
二 度目のお参りをすませ、商店街を抜け、川沿いの休憩場所で水を汲みました。ここで、買ったお守りを開けてみました。今回の旅は、すずのことがすべてを動か していました。祈るのも願うのもすずのこと。去年親たちにお守りを渡したのですが、今年は私たちのために。お守りは車にさっそ くつけ、「こんぴら狗」はすずの首輪につけてやりました。「どうか、どうか、すずが何でもありませんように。元気になりますように」
(問)さて、どれくらいの大きさでしょう 「幸福の
黄色いお守り」
   +
「ミニこんぴら狗」
(1,500円)
パカりんと開ける(答)狗は高さ2.5cmくらい
参拝客が集まるころに私たちは金刀比羅宮を後にしました。09時30分発。ここから徳島方面へ向かいます。10時35分、脇町の「うだつの町並み」へ。無料駐車場がありましたが、小さくてすでに満杯。遠くにも駐車場 がありましたが、ここはだだっ広いだけで、直射日光が照りつけていました。元の駐車場に戻ったところ、運よく1台が出るところでした。それでもすずを車内 においていくのは無理だったので、車のうしろの垣根のところにつなぎました。

最近この「うだつ」に私たちは親和性があるらしいです。各地に残っている古い街並み。
ここのうだつはごてごてしていない あんずとつばめのころに
美濃を通り
鈴音とは去年
そのうだつの町並みを
見学

(右)「うだつの城下みち」
とある
「わきまち」
入り口右手は「格子造り」 無料開放されていた

(左)森家
9代目が医師だったそう

(右)その当時の
診療室が復元されていた
外からの光がやさしい
あるお土産屋さんの二階のギャラリーで「日本むかしばなし」の 絵を書いている一人、池原昭治さんの原画展を無料でやっているというので見てみました。ここで小事件があったのですが、あまりにひどいお話なので詳しく書 きません。いえ、ようやく歩けるほどの子どもの面倒をまったく見ていない親(保護者含む)がいたのです。それで注意したのでした。せっかく絵を観賞してい るのに、だいなしでした。とはいえ、絵葉書を2枚購入。

期 待していた郷土資料館は観光案内所のようなところで、展示と呼べる感じではありませんでした。オデオン座は少し離れた場所にあったので今回はパス。すずの 様子が気になりました。必ず、何時に観光を始めたのか時間を見ておいて、一定時間で戻ることが大切です。今回は1時間。急げ。
土の上のほうが涼しかないかい? 戻ってみたら
車の下に潜り込んでいた
普通なら大笑いするのだが
ちょっと心配した

が、連れ出すと引っ張る元気は
いつも通り
どうやら草が食べたかったらしい
記念撮影のつもりだったけど
11時50分、出発。冷房をガンガン入れて走ります。人間にとっては「日差しは強いけれどもさわやかな初夏」というふうな表現になるんでしょうけど、犬にとっては「日陰はいいけれど、車内と日が当たるところにおいては危険」という陽気です。

暑いからね、どうしようか。目的地に行くだけ行って、駐車場がだめならやめよう。12時15分、「阿波和紙伝統産業会館」着。日陰を選んで車を止めました。それでも限度は15分。会館受付の人に事情を説明して、15分ごとに車に戻り冷房を入れてからまた会館に戻りました。

こ ういう努力をいとわなかったのですけども、300円の入館料の割には見るべき展示がなく、これにはがっかりしました。2階に和紙ができるまでのビデオが あったので見せてもらいましたが、本来なら、このビデオの内容について、現物の展示と説明があってしかるべきではないでしょうか。もらったパンフレットを見 ると「財団法人」。うーん、これでいいのか?

和紙づくりを体験しに来る人には意味があるかもしれ ませんけどね(もちろん別料金)。ただ、ここは作業場が上から見えるようになっていておもしろいとは思いました。でも昼休みに行くと誰も いませんよ。私たちはしばらくいたから見れたけれど。でも見たところで作業の説明がないから、すべて推察なんですよ。たぶんこれこれをやっているのだろ う、と。だんだん300円の怒りがわいてくる。
「上の通路は静かに歩いてください」とのこと (左)こんなふうに
上から作業場が見える

(右)たぶん
梳いているところ
これは間違いない
バケツからくむらしい
繊維をもんでるのか? これはおもしに違いないごろごろしていた
はがしたら完成?コウゾの繊維を
溶かしたり?
水分をとったり
はがしたり
いろいろやっている
と、推察
筒状のところから出るのか?
お客さんは私たちの他2名 会館の入り口

どうしても記念写真を
撮りたいものだから
鈴音さんにお願いして
1枚撮り
走るように車に戻った

とにかく暑い

13時40分、楽しかったのか忙しかったのか、腹が立ったのか、とにかく見学終了。和紙の便箋を買いました(文句があってもほしいものは買うのね)。

車 を走らせているとうどんのセルフ店を発見。なんか分かんないけど入ってみる?どんなところ?ちょうど駐車場所が全部陰になってるし。お店の人は気さくな人で、 「うちは夜が忙しいんで、昼は暇なの」ということでした。確かにお客さんは誰もいませんでしたが、お店自体はちゃんと機能している雰囲気があります。どう やらトラックの運転手さんなんかが利用するようなところでした。昭和のかおり漂う店内。ごはんは自分でよそうみたい。「全部セルフなんです」と、ほー、自 分でやるのか。私は冷たい麺を頼んだのでお店の人がやってくれましたが、つれあいは自分でやるのです。冷凍麺を入れたら、麺がほぐれるまで待つ。動か さない。硬めの状態でざるをあげて、湯切りはきっちりと。麺が温まらないといけないけれども、湯につけすぎると麺が柔らかくなってしまう。つれあいは「お もしろかった」としきり。そう、うちでは冷凍麺を食べたことがなかったのだ。
温める 器にもって
もうちょっと手前で
麺をあげるべきだった
とつれあい

(左)「小」(250円)
(右)「大」(300円)
+てんぷら(50円)
つゆをどうぞねぎなどのせてはい、できあがり
ここから今日の散歩が2ヶ所続きます。まずは「土釜(どがま)」というところ。名前からどんなところか想像できませんが、滝が落ちる場所が釜のようだと言うことからそう呼ばれているんだそうです。西に進み南下します。
山と山が重なっているあたりに鳴滝「鳴滝」
山道を行くと
突然看板が出ている
駐車場なし

近くに車をとめて
眺めてみる

見える?

そこからしばらく走ると
↓「土釜」があった↓
それなりの山の中だったのですが、観光客は結構いました。車を適当にとめて見に行きます。
きれいな水の色だった
橋からの水の眺めもよい
←水がきれい ↑かかる橋
すずちゃん、もう少しがんばってお付き合いください。再び北上して、脇町を抜け、徳島自動車道近くの「阿波の土柱(どちゅう)」へ(ナビで行くと迷った)。これは国の天然記念物で、130万年前の礫層である岩石が、雨水の浸食をまぬかれてセメント化して土の柱となっているんだそうです。歩いていきます。どんな感じ。
ちょっと疲れ気味だったかも次回は向こうまで歩いて行こう
本当ならゆっくり散策する場所だ細切れの散歩
元気に歩いていた

「波濤嶽(はとうがたけ)」は
ガイドブックの写真より
もっと迫力があった
時間と体力があれば、歩いて土柱のところまで行けるようでした。「おーい」と叫んで遠くから声が聞こえるような距離。

16時半ごろになり、土成にある「岡田製糖所」にはぎりぎり間に合う時間でした。滑りこめるか?あら、資料館が・・・
車の中から記念撮影
看板だけは残っている
淋しい資料館

残念でした
資料館前の敷地にお店があるようだったので行ってみました。開 いているんだろうか。「いらっしゃいませ」との声。資料館は昨年だったかに閉館してしまったんだそうです。サトウキビが取れた後だったら、作っているとこ ろが見られるんですけど、と言っていました。和三盆ではなく、こんなものを買ってみました。東京でも買えるんでしょうけど。
小さな袋「鳴門っ娘」(160円)
中身はごらんのような
まさにさつまいも
味は鳴門金時+和三盆

これは楽しくおいしい
いやー、よくできてる!
17時20分、今日のお風呂は御所温泉です。鈴音に缶詰をやったところ、とりあえず食べたので安心。

「御 所の郷」(600円)では、子どもたちのお行儀があまりに悪くて、ここでも保護者を注意(私、いつも文句を言っているわけではないです。この風呂でのこと も、本当にひどかった。他の人たちも困ってたもん)。せっかくゆったりお湯につかりたかったのに、いらいらして上がりました。売店でにんにくを売っていた ので購入(500円)。

車に戻ると、すずが吐いていました。ここで私たちは、なんとも言えないいやな空気に包まれ、旅行を続ける気持ちになれませんでし た。夜だし、どうせ旅行は明日半日を残すだけだし、旅行なんてまたいつでも行けるから、帰ろう。19時。

そう決めて、私たちは高松自動車 道の「白鳥大内IC」へ向かいました。予定外のことだったということもあり、見事に渋滞につかまってしまいました。高速道路なのに、2車線が1車線にな り、車は混んでゆくばかり。異常な渋滞です。淡路島に入ってから「洲本〜垂水 渋滞45キロ」という掲示を見たとたん、これはだめだと思いました。

体 力に自信のある私でしたが、すずのことが心配でとても疲れていました。ここで断念するのは不本意でしたが、さすがに限界を感じました。それで洲本手前の 「緑PA」に車を入れましたが、もう混んでいるというような表現では説明できないほど。安全地帯になっているところはもちろん、歩道よこにもびっしりの車 で、そ ういうところに空きを見つける車が列をなしていました。それでもしばらく待っていると1台空き、幸運にも車を止めることができました。

私たちは夕食も食べ損ねていましたので、ここで買い置きのパンを適当にのどに流し込み、てきぱきと寝支度をして休みました。21時30分、就寝。

05月04日(火)
朝起きたら、PAの車は少しずつ走り出しているようでした。渋滞は解消していました。
?時、御在所PA:伊勢うどん(420円)、きつねうどん(480円)、給油(148円/L)・・・伊勢うどんはもどきだったかなあ
09時20分、浜松西IC:「渋滞120分 静岡まで3時間」の表示・・・実際そんなでもなかった
12時20分、富士川SA:ここでまた渋滞
14時、東名を下りる
--------------------
この日の鈴音の様子はまったく記録されていません。ただ、車を走らせながらふたりして「すずちゃん、旅行につきあってくれてありがとうね。楽しかったよ」と何度も言っていたことを覚えています。「帰ろうね。もう四国はいいね」とも言いました。

山陽、四国はよいところでしたが、こういう状況で旅を続けてしまったので、不安や心配の気持ちが旅の情景と入り混じってしまいました。旅に出てよかったのかどうか、すべてはしかたなかったのかどうか。

旅を振り返ってみると、確かに鈴音はいつもとは違う状態ではありましたが、それは家にいたときからの続きのように思えました。旅の途中でときどき吐 いたり、偏食がひどかったりしましたが、それでも食(べる)欲はあり、そして確かに食べていました。画像はある瞬間を切り取ったものなので、それがすべて を語っているわけではありませんが、それでもすずは元気に毎日の日程をこなし、いつもどおりソフトをおいしそうに食べていますよね。疲れているふうもあるに はありましたが、旅行とはそんなものだと、私たちは経験的にそう感じていました。

結 局、私たちは気づくのが遅かったんです。それでも、04月の旅行前のすずの様子、旅行中のことを何度も思い出しても、まさか腫瘍のせいだとは思えなかっ た。後から思えば、なんという不注意。少なくとも旅行前には病院に連れて行くべきでした。実のところ、私は旅行前のぎりぎりまで「本当に旅行に行く?」と 言っていたんです。悪い予感があったんです。ならばなぜ決断できなかったんだ?

これが鈴音との最後の旅行になりませんように。また必ず旅行に出られますように。




2010年04月28日(水)〜05月04日(火)

山陽、四国旅行(4)

05月02日(日)
起床は06時くらい。鈴音はレトルトも食 パンも食べませんでした。チーズを食べたそうな様子を見せたのでやってみると食べました。 人間用は塩気が強いけれども、この際かまいません。元気は元気だったので、また少し様子を見ようと思いました。

一夜明けてみると、「うたづ臨海公園」はこんなでした。
朝もやがかかっていた (左)ここから瀬戸内海が
見渡せる
右手が瀬戸大橋方面

(右)復元された入浜式塩田
体験できると
ガイド本にあった
少しずつ水分が抜かれてゆく
07時に駐車場の鎖が下げられました。30分ごろ出発して、07時45分、「善通寺」に到着。駐車代は1日200円。お寺さん裏手の「香色山」に登りたいのですが、すずは大丈夫かな?もし無理だったら引き返そう。
鈴音は普通に歩いていた
四国88か所を
めぐるのと同じ
ご利益がある
ということだったが
道を間違えたらしい

(左)稲荷さんだけ
お参りできた
看板に「頂上まで41M」とある
頂上はすがすがしかったがすでに日差しが強い香色山山頂

鉄骨むき出しの
2本のコンクリートは
なんだ?

すずは伏せている
ちょっと疲れたらしい
登山は30分ほどでした。善通寺境内は犬禁止だったので、すずは物産会館脇の人気のないところにつなぎました。車の中はもう暑くてだめです。
お参りの人がたくさん 境内への橋「済世橋」

今回の旅行は
神社・仏閣・城と
犬はだめというところが多かった

いい子で待っててね
すずの健康を祈った 善通寺は弘法大師生誕の地
75番札所
三大霊場のひとつ
(左)御影堂(みえどう)

(右)東院への「仁王門」
ここでいったん境内が切れる
東院にある善通寺の本堂
(上)「金堂」
(右)五重の塔
これはみごと、見上げるほど大きい
大きいのでかえって気づかない (左)「大楠」
樹齢は1,000年以上だそう
い、いっせんねん?

(右)鐘つき堂
静かに撞いた
お参りでは、いつもどおりいろいろとお願いしたいこともありましたが、あま りにすずのことが心配で、すずがなんともありませんように、これは一過性のものでありますように、無事旅行が終えられますようにとお祈りしました。物産会 館でお線香をひと箱購入(1,000円)。なぜか高いほうにした。09時半ごろ。

裏手に行くとすずはいい子で伏せて待っていました。でも 今思うと、下の画像のごとく、立ちあがって私たちを迎えなかったのはちょっと変でした。駐車場の係の男性が「おとなしいね。じっと待ってましたよ」と言い ました。ここまではまあ普通のこと。その後「お菓子をやったんだけど、食べなかったよ」だって。人の犬に勝手にお菓子やった?と驚き、食べなかったんだ、 警戒心が強いから食べないけど、食べられなかったのかなと、むしろ不安な気持ちに。
舌を出しているのは喜んでいるから 私たちのいつもの感じだと
1時間くらいは
そんなに待たせたわけでは
ないのだが
なんだかすずが
がんばっているような
気がしてきて
たくさんほめた
なんだかやっぱり様子がどこか変?
車に戻り水をやりましたが、鈴音は朝から1リット ルくらい飲んでいました。「チーズが塩っぽかったんだろうから、やっぱり人間のはやっちゃだめだ」と話しました。でも、これまた後から考えたら、小食で食 いつないでいて、水だけはしっかり飲んでいたので、こういう形で塩分を取れたことはとてもよいことでした。何が災いだったのか、何が幸運だったのか。お祈 りのかいあってか、今回はたくさんの運に恵まれていました。だから、すずの本当の不調に気づくのが遅れたとも言えます。

10時、丸亀城近くの駐車場に到着(30分100円)。屋根つきだったので車が涼しくなります。
暑い1日が始まった
お堀を越えて丸亀城へ
そういえば、もうすぐ子どもの日
さっさと記念撮影
遠くから見ると立派だけど こいのぼりは好き
10時40分、駐車場に 戻り、すずに水を飲ませます。とにかく水ばかり飲みます。外に出すと、そのたびに長いおしっこをします。普通はせいぜい1日2回。連れ出せばするにはしま すが、ほとんどちょろりとしか出ません。でも今日はかなり様子が違いました。喉が渇いているらしいことは分かるとし て、その原因は?腎臓か?それにしても食欲とはもともとは関係ないはずだけど。

「すずちゃん、変ねえ」と言いつつ、朝から何も食べていないのも気になり、買いおきの菓子パンをやると、どの種類もぱくぱく食べました。うーん、食べることは食べるんだ。なんだか分からなくなってきました。
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大 量の水を飲み始めたのは、気持ちが悪くて吐きたかったのと、炎症のためにのどを冷やしたかったんだと思います。また、朝の起きぬけは食欲がなく、少し時間 が経てば食べられるようになっていたらしいんです。からだを横たえると腫瘍が消化管を圧迫するため、吐き気と食欲不振が起きていた、しばらくするとそれが おさまる、を繰り返していたわけです。それにしても、徹底的に水を飲み続けた鈴音は本当にえらかったと思います。すずのいろんな変化に気付かなかった私た ち。でも、本当に、あまりに微妙な状態だったので、まさかそんなことになっているとは思わなかったんです。
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11時ごろ、「丸亀平井美術館」へ。
丸亀新聞放送会館のビルの中にそれはありました。無料です。すずは外に出して、車の陰につないでおきました。ここは、現代スペインの作品のコレクションで、独特 の感性の作品が多く、抽象画が中心でした。個人的には「孤独の家」のシリーズがよかったです。他にも気にいったものがいくつかありました。

11時20分、「うちわの港ミュージアム」駐車場横にうどん屋さんを発見。呼ばれたら取りに行くタイプのセルフ。時間がかかったのでちゃんと麺をゆでて、てんぷらも揚げたてででてきた。うまかった。「喰うかい?」という店名。
これはおいしい! (左)「大」360円
ゲソ天が80円

(右)「中」260円

ちょっとうろ覚え
食べ終えて、いったん車に戻り冷房を入れました。車は日陰にとめ、ここで しっかり冷やしてから、ミュージアムにゴー。30分を限度に見学しました(無料)。梅図かずおさんのコーナーがあって、ユーモアに満ちた絵柄が楽し かったです。うちわは竹を割ることから始まって、それをひらいて紙を貼り、周囲を切り取って、縁をつけて出来上がります。なるほどねー。うちわは丸亀の地 場産業で、金刀比羅宮の赤いうちわでも有名ですね。資料館としてはまあまあでしたが、それは実演が見られなかったからかも。うちわづくりが体験できるよう でしたよ。ここの観光客は数組くらい。
1コマ漫画の様相(オチつき) (左上)撮影可
だったけど
一応ぼかしてみた
「まことちゃん」

金魚が好き
うちわを乾かす
竹をひらいたところ糸でしばってひろげてゆく木版の図柄
12時30分、見学終了。再び、昨日の宿泊場所の道の駅に戻りました。ここ坂出は塩業が盛んでした。道の駅にはかつて「うたづ町産業資料館」があったのですが、今は なくなり、朝見た塩田だけが残っているそう。おみやげに塩キャラメルを買いました。では「塩ソフト」を食べましょう。
まろやかな塩味 塩ソフト(250円)
まさに、塩っぽかった
塩味は甘みを引き立てる
鈴音は食べるのかなあと思って見ると、「ちょうだい」の顔。 「これ、塩ソフトなんだよね。塩分はダメだよね」とふたりして顔を見合わせました。それでほんの少しだけクリームを残してやりました。あー、今思えば、全部 やってもよかったんだ。コーンがしっかりしていたのが救いだった。
食べたいから舌が出る こういう鈴音の様子
どう思います?

確かに普通のものは
ぱったり食べなくなった
とはいえ
こんな表情なら
健康だと思ってしまう
やさしくコーンをひとくち
中のクリームも気になる外を攻略しないと中が食べられないようやくクリームに達する
ここからは交互にいける「うまい?」食べたよ
よかった、ソフトは食べるんだ
コーンをいつもどおり
おいしそうに食べ
中のソフトも
きれいに食べた

元気に見える
ちゃんと水を飲んでおいてね
13時半ごろ、「善通寺市美術館」を探しましたが分からなかっ たので電話をかけました。市役所の隣。「讃岐漆芸」というので、てっきり漆器かと思いましたが、多くは漆を使った絵画と屏風でした。大西忠夫と いう作家なんだそうです。そうかそうか。10点ほどしかありませんでしたが、これはよかった。ひとっこひとりいなかったけど。14時25分、見学終了。

行 きに突然渋滞につかまり、
これはなにかおかしいと迂回して美術館に行ったのですが、帰りに渋滞の理由が分かりました。うどん屋さんでした。ブルーシートをかけたような屋外店舗に人があふれていました。駐車待 ちの車が交差点まで列をなしていたのです。車を走らせていたら、また またとんでもない行列を見ました。これは「おか泉」というところでした。すごいな讃岐うどん。

15時20分、「坂出塩業資料館」(200円)に到着。鈴音は外につなぎました。ここもまたとても暇そうな、事業仕分けされそうなところ。コンパクトにまとまっていました。塩づくりの歴史と苦労が 分かりました。こういう資料館とか博物館を見るといつも思うのですが、その施設に魅力がないのか、それとも見に行く人たちが学ぶ気持ちがないのか。「無条 件に面白い、楽しい」というのは必要だと思いますが、ものの成り立ちとか、ものづくりとか、歴史とか(私が言うのもなんだけど)、そういうものができた必 然 性とか、知らなかったことが分かるとか、そういうのを楽しいなって思わなければ、施設は本来的な意味をもたなくなってしまうのではないでしょうか。とか、 まじめに考えた、16時10分。
思わず「すず、大丈夫?」と声をかけた 戻ってみたら
結構陽が当たっていた
だから言ったのに…

物置的なところだったから
しょぼくれた感じがする

いつもなら心配しないのだが
このときはちょっとドキドキした
鈴音はたくさん水を飲み、おしっこをしました。

ここから近くの「五色台」へ。海岸沿いをドライブして17時ごろ「大崎鼻」のとっぺんに車を止めました。後で上の展望台に行ってみましたが、ここからの眺めのほうがよかったと思います。
日本的な風景はとても美しい
(左)点在する島が美しい
ここの無人販売で
甘夏を買った

(右)展望台から
きれいはきれいだったけど

本格的にドライブしたい場所
すずは撮影に飽きている
今 日の予定はすべて終了。途中スーパーの「イオン」で買い物をしました。17時45分、見つけたうどん屋さんで夕食です。つれあいはかけを3玉にちくわ揚 げ、私は冷やし梅を注文。これが大失敗。私のはササミ入りだったんです。たいていは、どんなものでもいちいち「これは肉類は入っていませんか」と念を押す のですが、この時は「梅」と聞いて、まさかササミが入っているとは思わず、そして、うーん、なんか疲れていて思考停止だったというのもあります。食べない わけにもいかず、ササミをつまみだすことになりました。なんと行儀の悪い、なんという失態。お店のかた、申し訳なかったです。すずにやればよかったと後で 気づくも遅し。つれあいは「おいしかった」との感想ですが、私はそういうことで、しばらく気分が悪くなってしまったのでした。麺のこししか覚えていない。
やっぱり、いちいち聞くべきだ (左)梅冷やし(280円)

(右) 3玉(320円)に
ちくわ(80円)

安かったですよ
お風呂は「香南楽湯」というところで、前日の「ぽかぽか温泉」と同じ会社が経営しています。50分以内であれば100円返金するという「ひとっぷろ」に挑戦しました(実質500円)。ちょっと忙しかったけれども200円得しました。20時30分。

宿泊地は道の駅「空の夢もみの木パーク」です。鈴音にごはんをやってみました。食べるかな、どうでしょう。
すずの様子からは「食べたい」というふうでしょ 缶詰を準備するつれあい

半分くらい食べた?
あまりやると
また朝気持ち悪くなって
吐くんじゃないかと
控えめにした
見事食べました
新しいのを開けて、追加一応食べた1缶空だけど、全部食べたわけではない

--------------------
4日目も無事終了。鈴音が食べたのは、人間のチーズ数枚と数種類の菓子パンを全体としては2個くらいとソフトをひとかけ、それと缶詰が半分くらいかな。合間に少しだけおやつを食べていたはず。そう言えば、旅行の前半には、毎日牛乳を飲んでいました。

水を飲みすぎていることについて、人間用のパンとかチーズを食べさせたためかもしれ ないと、かえって理由が分からなくなってしまいました。でも、それでもよかった。食べて、飲んでいましたから。次の日は二度目の金刀比羅宮参り。楽し みにしていましたが、すずの様子を見て、上まで上がるかどうか決めようと思いました。下でこの前みたいにうどんとソフトを食べればいいじゃない、と。調子 が悪いならそのまま家に帰ってもいいじゃない、と。この日初めて、「これは帰ったら病院に行かないとだめだね」と話しました。「よく分からないけど、これ だけ水を飲んでいるから腎臓かもしれないし、どちらにしても、何か変だ」と。帰るとなると、私は寝ずに車を走らせることができるので、「いつでも帰れる」 という点では心配はありませんでした。どちらにしても、この連休、病院は空いているんだろうかという疑問が頭をよぎっていました。


(その5へつづく)




2010年04月28日(水)〜05月04日(火)

山 陽、四国旅行(3)

05月01日(土)
早 朝05時くらいだったか、鈴音が変な動きをしていました。起床はその30分後。朝ごはんに缶詰をやったら、しばらくして外で吐いてしまいました。中には昨 日食べた葉っぱが入っていました。それ自体はよくあることなんですが。吐きたいから葉っぱを食べたのか、葉っぱを食べたから吐いたのか。どちらにしても やっぱり吐いたか。帰ろうかな。様子を見よう。やっぱり帰ろうか。でもその気持ちは口にしませんでした。

朝一番に、近くの「鳴滝」に行ってみましたが、ネットの情報通り、どうやら私有地の中にあるらしく見ることはできませんでした。今回は滝にご縁がないです ね。

鈴音はその後食パンを1枚食べました。目がきらきら。ほっとしました。
いつもどおり 食パンを食べる
こんな画像
別におもしろくないけれど
このときは
「食べた、よかった」
という思いで撮った
おいしそうだった
07時50分、昨日と同じ地下駐車 場へ。そう、今日も倉敷観光を続けることにしました。散策をしているうちに、お店がぼちぼち開き始めました。美観地区の人たちは早朝から掃除に余念があり ません。さすが町を資産と考えて、町ぐるみでがんばっているんですね。
朝は涼しくていいね 古い街並みが残る
路地を歩く

こういう路地は
抜けた向こうの道が
どうなっているのか楽しみ
焼くと朽ちないのかな こういうマンホールが各地にあると素敵
(左) 表面を焼いたような板壁
墨状になっている(正しい?)
(右)「くらしき」と書いてある
マンホール
ほら、やっぱり藤の花だ
歩いていると「温泉」を発見(昨日気づいていたら) 重要文化財「大橋家」
まで歩いてみた
重厚な古い建物
9時から内覧できるらしい

うちはもちろん
こうして外を見るだけ
昨日逃したソフトを探します。あっ たあった。普通のバニラでしたが、200円でとってもおいしい。鈴音には少し多めにやりました。いつもどおりに食べたので、大丈夫そうだと安心。冷たいものだとおいしいのかな、クリームだから食 べやすいのかなと。「人間だって風邪のときとか、調子が悪いときはそうじゃん」とかつれあいが言います。実際そうだったんでしょうね。炎症を起こしていた んだから。
朝なのでクリームがちょっとぐったりめ 画像を小さく
切り取りすぎた

ソフトは普通の大きさ
おいしそうに食べるところを撮りたかったのに 珍しく画像を撮り損ねた
シャッターと間違えて
なんと電源を切ってしまった

ばかばか

ということで食べたあと
食べられてよかった
最後は川沿いを歩きます。昨日もぐるりと歩いた場所です。
旅の中盤、すずの様子ばかりを気にしていた 歩調もいつもどおり
朝早いので暑くもなかったし

(右)倉敷川沿い
つれあいを見上げる様子、いつもどおり
なんだろうと思ったら、有隣荘特別展示「幻燈夜会」(ヤノベケン ジ)というものだそう。
古めかしきたたずまいにこのポップな世界 左から
犬?
宇宙服を着た子ども?
ゴジラ?

これらが川沿いから見える
08時55分、散歩終了。鈴音は ちょっと元気な様子を見せました。駐車場にすずをおいて、人間だけで観光をしました。

「日本郷土玩具館」(400円):私は張り子とか土人形が大好き。ここでは全国のそうした玩具がびっしり展示されていた。何時間見ても飽きない。毎日見て も新たな発見がありそう。それにしても、お客さん誰もいないなあ。
「倉 敷市立自然史博物館(150円):「倉敷昆虫館」ってのもあったのだけど、虫系はちょっぴり苦手、と思いきや、ここにも昆虫がぁ。でもアジアの巨大ナナフ シもあれだけ大 きいと(体長30cmとかそれ以上あるんだ)、プラスチックの模型だと思えばこわくない。妙にリアル、いや本物だもん。
正面から撮ってもつまらないから (左)ナウマンゾウ後姿
センサーで「鳴く」

(右)植物のコーナー
展示はきれいで見やすかった
独楽を選ぶ 両手でこするようにして回す ありゃりゃ、あらぬところに
独楽を見つけるとやりたくな るつれあいであった
再度挑戦 ひえー、床にころげていった 別の独楽を回してみる
12時ごろ倉敷を出発(駐車代は結 局800円)。「あ、まんじゅうを買い忘れた」と思ったが遅かった。途中の巨大な「ジャスコ」でお弁当を買いました。昨日 からサラダを食べています。おせじにもおいしいとは言えないしろもの。それでも野菜不足が続くとまずいので、今回は旅の初めから積極的 に野菜を取っています。もそもそ食べている後ろで、鈴音はおなかがすいている様子でした(キャベツが好き。でもやっても食べない)。

ここから児島地区へと向かい、14時30分、港町下津井に到着。駐車場が直射日光で信じられないくらいに暑い。夏の様相。これでは鈴音をおいていけないの で、一緒に行くことにしました。
ま ず「むかし下津井回船問屋」(無料)へ。すずは外の陰につないでおきました。小さかったけれど充実していました。これで無料とは。最近建てられたのかな あ、きれいだった。

北前船でにぎわった町なんですね。母屋では当時の家屋が再現されていました。

内庭の様子 陶器のトイレ(現在はもちろん使用不可)
古い梁
資料館2階
ひっそりとしたお土産屋さんで干しエビ(80g、300円)を買 いました。外では鈴 音のまわりに人がいて、いつものようにいろいろな質問を受けました。
今思えば、元気などあるはずがない (左)外で待つすず
暑かったし
体調も今ひとつだったので
なんとなくだらっとした感じ

(右)資料館前にて
「撮るよ」というと、一応笑ったりもする
近くの「下津井祇園神社」に行って みました。そこから湾が見渡せるらしいですが、どんな感じ?
階段も普通に上っていたんだけどなあ (左)階段を上ってゆく

(右)おお、海が
「瀬戸大橋」だ
うわー、気持ちいい、いい眺め!
この階段を上がるのはやめておいた (左)「下津井祇園神社」

(右)梅の実がきれい
季節の移り変わりが分かる1枚
対面にもう2匹 (左)神社の狛犬が
2匹いるぞ
1匹はやっぱり
備前焼と見た

(右)見晴らし台
階段がちょうど
折れたところ
さわやかな初夏。暑いが風もあり
15時くらいに「ベティ・スミス  ジーンズミュージアム」に到着。ここも無料。すずは工房との間にある奥の日陰につなぎました。ジーンズに関する詳しい説明があるのかなと思っていましたが、こ の点まあまあでしたかね。15分ほどで見終わりました。その後、歩いて近くの「アウトレット」を覗きました。つれあいのおすすめで私のジーンズ用のベルト を1本。
待たされるのがいやな様子もいつもどおりだったし (左)ウォーリーを探したまえ
おいてすぐ、何度か吠えていた
涼しかったからか
元気に(立って)待っていた


(右)ミュージアム前
ラブを飼っているという家族に
声をかけられる
バーニーズを飼っているという
若い男性とは話に花が咲いた
「うちの犬は太ってるんです」と
すずはこのときやせ始めていた
その男性にあまえていた
16時前に出発。いよいよ瀬戸大橋 を渡ります。妙に緊張する。楽しみだー。16時15分、「与島PA」で休憩。
みんな順番で写真を撮った (左)瀬戸大橋の記念碑前
たくさんの人が来ていた

(右)頭上に瀬戸大橋
向こうに見えるは四国
(とはいえここも
香川県だけど)
約1キロ続く橋
鈴音のためにソフトクリームを買ってやろうと思ったのですが、こ このPAはとても広いので断念。これからの行程のことも考えていざ、四国の地へ(だから、ここも四国だって)。わーい、橋を渡りきった。

まだ少し時間があったので、高速道路を下り、Uターンする形で道の駅「瀬戸大橋記念公園」へ向かいました。なんだか殺伐とした感じのまっすぐの道。時間が 遅かったからなのか、がらんとしていました。
これからしばらく藤が咲き誇る (左)今回の旅行は
藤の花がたくさん
本当に美しい

(右) 見るはずだった
「瀬戸大橋記念館」
ああ、時間切れ
入館無料は見るべし
すっきり見渡せるというのがいいんだと思う 四国坂出市側からの瀬戸大橋
(繰り返しますが与島PAも坂出市)

展望箇所が充実しているということもあってか
橋がとても美しく感じるなあ
公園はきれいに整備されていましたが、誰もいないとむしろ寂しい 感じがしました。瀬 戸大橋は上が自動車、その下には電車が通っているんですね。夕暮れ時、電車が行き交うたびにゴォーという音がしたり、橋のつなぎ目で大型 トラックが跳びはねるガタンという音も聞こえてきて、すずは落ち着かなくなり、こわがっていました。せっかく日常の騒音を逃れて来たのに、かわいそうに。

18時35分、今日のお風呂場「丸亀ぽかぽか温泉」に到着。付設のレストランでうどんを食べました。味はまあまあ。これはしかたないか。

つゆはまあいいけど、麺がね いくらだったかな
600円弱?

炭水化物攻撃
お風呂はとてもよかったです。サウ ナが2つ。最近のお風呂は安くて(500円〜700円)、いろんな種類のお風呂があって、ボディーソープ、シャンプー・リンス、ドライヤーやくしも無料で 使えるところが増えました。

そ の後「マルナカ」で、すずの缶詰などを購入。マルナカってこの周辺地域では大きなチェーンなんだと改めて思います。21時20分、道の駅「うたづ臨海公 園」着。海沿いで、周りはタワーだとか、結婚式場の明かりがあって派手な感じ。夜になると出入り口にチェーンがかけられます。

寝る準備を しながらも、鈴音のことを心配していました。トイレ出しをして、22時に就寝しましたが、その後00時30分ごろすずが起きだしたので、トレイに連れ出し たところ、大量のおしっこをしました。そしてまた後ろに下がるようなしぐさ。吐きたいのか?(吐きたかったんです)
--------------------
3日目もとりあえず無事終了。鈴音が今日1日で食べたのは、食パン1枚とソフトひとかけ、そして記録に残っていないのですが、おそらく休憩の合間に缶詰とか ササミジャーキー、びっけなど。いろいろを少しずつ食べていたのだと思います。食べたそうにするのですが、そしておなかがすいているらしいのですが、食べ られないという様子でした。この日私はとても不安になっていて、帰ってしまおうと何度も思っていました。それでも水はたっぷり飲んでいるし、まったく食べ ていないわけでもない、ぐったりしているわけでもない。悪くなったように見えたり元気になったり、食べないと思ったら食べたりするものだから、その様子に 一喜一憂しつつ、旅行継続か断念かと心が揺れました。「また明日朝起きてからどうするか決めよう」とふたりして話しました。

(その4へつづく)




2010年04月28日(水)〜05月04日(火)

山 陽、四国旅行(2)

04月30日(金)
早 朝04時前に鈴音が車内で落ち着かない様子を見せました。伏せたり起き上がったり移動したりで、これはつれあいの実家でも見せた様子。外に連れ出すと、昨 日食べ たレトルトの中身らしきものを吐きました。消化されていなかったらしい。レトルトは肉類が入っているので色の変化に気づきにくかったのですが、今思えば、 少し血が混じっていたのかもしれません。胃か食道の粘膜をいためていたのでしょう。

すずは吐いたあとも、外で後ずさりするようなちょっと変な様子が見られたので私は心配し始めました。嘔吐については旅行前にネットで調べていました。私は 眠りを遮られたこともあり、07時くらいまで寝ていました。つれあいは予定通り05時半ごろ起きて、ひとりで訪問予定地のナビ設定をしていました。

鈴音のことを話しながら、また1日見て、おかしければ旅行を中止しようと思いました。

朝の出発が遅れました。「黄谷(おうたに)の滝」に向かいます。メモを頼りに車を走らせますが、 看板もなく、広がるはT字の道と畑とまわりの山。くたびれた大きな観光の看板を見つけたので、車を止めて 見に行くと、後ろから突然「どこに行くの?」と声をかけられました。車に乗った地元の人でした。「黄色の谷の滝、と書くところに行きたいんですけど」と私 が言うと、「おうたに、ね。この道をまっすぐ行って、横道に入ったところだよ」と、「車で行けますかね?」、「行ったことないからなあ」との答え。ていね いにお礼を言って車に戻り、どうする?

つれあいはこういうときは「行かない」を選びます。私もなんとなくいやな予感がして、鈴音の ことも心配だったので気乗りしませんでした。今回は中止(あとからネットで詳しく調べたら、かなり細い道で、途中から未舗装道になるんだそう。滝自体はす ばらし いということで、次回根性があるときにまた)。

朝の散歩がなくなったので、来る途中で見た「藤祭」の場所に行ってみましたが、藤の花がまだ咲いてない、神社(公園)には犬が入れない、でこれまた中止。 ぐるりと歩いただけで散歩終了。今日はついてないなあ。

09時ごろようやく朝食になりました。今日は時間がずれています。鈴音は食パンを2枚とレトルトパック1個をぺろりと食べました。ほっとひと安心。でも歯 茎が かなり白かったので、なぜだろうと思っていました。これも今なら分かるのですが、消化管に潰瘍ができ、炎症が起きていて出血していたので、軽い貧血を起こ し ていたらしいのです。

今日の観光は、まず「岡山県備前陶芸美術館」(500円)に行きました。観光客は誰もいなかったので、陰になっていたタクシーの駐車 場所に車をおきました。09時半から1時間ほど見学。昨日、窯変について学んでいたので、そこに注目して作品を見ることができました。つれあいは「青備 前」が 好きなんだそうです。私は「緋襷(ひだすき)」。すばらし いものをたくさん見ました。ちょうど「備前現代茶陶の美」というのをやっていて、現代の作家の作品を売っていました。ちょっといいな、ほしいなと思うとン 10万円平気でしたりして。まったく器って。

美術館の人に南大窯跡について尋ねると、「そこなら歩いて行ったほうがいいですよ。この前草を刈ったばかりなので、見るなら今です」との こと。鈴音と行ってみました。なるほど、トンネルは車高の低い軽くらいしか通れません。
この傾斜を利用して窯が作られていた 下を見ると割れた陶器がざくざく
草を 刈ったばかりという
意味がよく分かった

草 原と化した窯「跡」

鈴音は草を食べたがる
いつもそうなので
この時も気にしなかった
(右)大口を開けている
葉っぱを食べると吐くので心配していた
小さな観光物産展といった感じ 「備前焼伝統
産業会館」前にて

「伊部(いんべ)駅」のところ

窯元に行くならこの周辺
11時半。昼は、気になっていたさぬきうどんのチェー ン店に入ってみました。「むらさき」というセルフ店。すずを車に残したままなので、さっさと注文して食べました。いくらだったか覚えていません。たぶん二 人で 800円くらい?
確か「中」を選んだと思う チェーン店なので味はまあまあ
とはいえ、「普通」のうどんに比べればおいしい

舌がこえてきた私たち
午後の第1部は、10キロほど離れ た「備前長船(おさふね)刀 剣博物館」(500円)です。曇りがちなお天気でしたが、いったん日がでると危険。太陽の位置を予測して(原始的だ)、建物のぎりぎりに車をつけ、半分を 陰 で覆います。犬連れ旅行の駐車は本当に神経をつかいます。でも注意してしすぎることはありません。

以 前、岐阜の関市で刃物の博物館に行きましたが、展示としてはそっちのほうが充実していたかな。個人的には「鞘」と「柄」に興味があります。「今泉俊光刀匠 記 念館」は小さいながら、個人の軌跡がよく分かってよかった。企画展の「江戸川柳と日本刀」もおもしろかったです。ここの売りは、鍛刀場と刀剣工房で実演が 見られるところなのですが、前者は第2日曜しかやっていないし、後者はちょうどお昼だったためかひとりしかいませんでした。そこにいた若い職人さんと話が できま した。
誰もいないんだよ (左)公開鍛錬場・
鍛刀場、工房

(右)博物館入り口
博物館の入り口
朝からろくに散歩をしていないので、鈴音を連れて近くを散策しま した。日は陰ってき ましたが、車の中は暑いしね。13時ごろから20分くらい。
車での待機が長いとこういう態度になる ごきげんだったりかまってほしいと
歩きながら股くぐりをしようとする

普段どおりだったので
まさか体調が悪いとは思わなかった
観光客のいない静かな神社 長船刀剣の森と
靭負神社
「ゆきえ」と読むんだそう

狛犬が備前焼→
狛犬が備前焼
さて、倉敷に向かいます。途中何度か目にする「ホルモンうど ん」ってなんだ?(本当に、なんだったっけ?お土産屋さんに売ってたけど)

14時半ごろ、倉敷市の市営芸文館地下駐車場に到着(30分100円、4時間を超えると1日800円)。地下なら安心してすずをおいて行けます。「大原美術 館」(1,000円)へ。グレコとかモネと、モディリアーニとか有名な作品がたくさんありました。本館のほかに、分館、工芸・東洋館があり、何度で も出たり入ったりできますから、時間があれば休憩しつつたっぷり一日かけてもいい。私たちは控えめに2時間ほど。
新緑が美しい 「大原美術館」本館
たいへんな人出だった

ゆったりした展示空間
駐車場に戻る道すがら、芸文館とな りの、将棋の「大山名人記念館」(無料)を見学。17時ごろまで。

明日の計画を考えつつも、とりあえず鈴音との散策を楽しむことに。再び「美観地区」へ戻りました。
ぶらぶらと
← 川沿いの道を歩く

青 のりとしょうゆ味の
↓せんべい(1枚120円)
このお店は裏手にあった
食べるか食べないか せんべいがほしいらしい

本当はやってはいけないけど
ひとかけだけやってみたら
食べた
はごっ、て食べてる顔 噛んでる、噛んでる
ソフトはいいのが見当たりませんで した。残念だね。そのまま散策を続けました。
これはただの記念写真 「観龍寺」前

通っただけだけど
咲けばきれいだろうなあ 今回はなにかと犬禁止が多い
つれあいは藤の花が大好き (左上)「阿智の藤」
樹齢300〜500年
まだ咲いていない

(右上)
行けなかった「阿智神社」

(左) 公園内の藤棚
倉敷観光の予定がまだ残っていましたが、流れからいって、このま ま四国へ向かったほうが効率がよいと思いました。が、突然、今日が平日だということに気づき、だとすると瀬戸大橋を渡るのに1,000円割引で はない、これは大変 と思ったけれども、お風呂をもらう場所としていた長船に戻るのは間に合わず、岡山で寝るしかなくなりました。後で再び気づいたのですが、連休中はずっと休 日割引だったんですねー。あー、ばかだ。でもそれはそれでよかったけど。

ガソリンスタンドの人にどこかに風呂がないかと尋ね、駅前にあるかもしれないと望みをもちましたが、見つかりませんでした。21時すぎ、道の駅「みやま公 園」着。鈴音はおなかがすいているらしく、昼間に買っておいた缶詰を開けてやり、半分ほど食べました。おなかがぐるぐる鳴っていました。
あまりに立派なので作り物かと思った 道の駅のトイレの中に
巣作りしていたツバメ

よく見るツバメと違って
とても大きかった
明日はどうしようかな。倉敷に戻っ てみ損ねたところを見るか。それとも四国にわたってしまうか。
--------------------
2日目も無事終了。今日も全体としては鈴音はいつもどおりでし た。でもやっぱり気になるのは「食べない」ということでした。水分補給の回数がほんの少し多めでしたが、暑いからだろうと思っていました。なにかが変だ。 でも楽しそうにはしている、つらそうではない。どうぞ明日の朝は吐きませんよ うにと思っていました。
(その3へつづく)




2010年04月28日(水)〜05月04日(火)

山 陽、四国旅行(1)

はじめに
連 休の旅行を楽しみにしていた一方で、私たちは鈴音の様子も気になっていました。吐くことがときどきあって、ドッグフードを食べなくなったのですが、すべて は連日の工事の騒音のためだと思っていました。震えるほど怖がっているから、軽い胃腸障害になったのだろう、神経質なたちだからフードが一時的にいやに なったんだろう。フード以外のものは食べるし、散歩も普通に歩くし、元気いっぱい。ちょっとやせたけれども、旅行に連れて行っても大丈夫。それに仔犬が来 たら、しばらくは旅行になんか出られない。「すずと一緒の旅行はこれで最後になるね」と言っていました。「次の旅行は仔犬と一緒」と。

鈴音のことは旅行後の「日誌」を読んでください。ここではそういう不安な気持ちの中敢行した、あいかわらずのどたばた旅行をお届けします。これがすずとの 最後の旅行になりませんように、と今祈るような気持ちです。

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04月28日(水)
仕事を終えて、19時30分、東名に入りました。予定より30分遅れ。20時「三方原PA」で休憩。みんなでおやつを食べる。日付かわって01時40分、 「三木SA」にてガソリンを入れる(147円)。02時30分、就寝。

04月29日(木)
朝06時ごろ、鈴音が車内で少し吐きました。07時30分、起床。SAのドッグランで走らせました。
すずの様子を見ていましたが、いつ もどおりでした。
朝のドッグランは気持ちがいい
↑ 元気にごくごく
おなじみのマーク→
高速道路の標識にこのマークをいれてほしい
その後、山陽姫路東ICを下りまし た。

今日初めての目的地は「姫路城」。駐車場は大手門の有料駐車場へ。24時間営業なので、何時に入ってもOKで、初めの3時間が500円、1日なら800 円。日陰を見つけてとめました。城内の公園を歩いて行きました。人はまばらです。
おお、ついに来たか
遠 くに見えしは姫路城
聞いてはいたが、広く、大きい
記念碑の前
ちょうど09時の開門をしらせる太 鼓の音が「どどん」と聞こえました。城内は犬の立ち入り禁止だそうです。世界遺産、国宝だからか?とても大きなお城でした。30分くらい散策。
暑いので水分補給は忘れずに (左)姫路城入り口横
ここで水を飲ませる

(左下)こんなふうに
修復工事をしている

(下)信号待ちの鈴音
バーニーズは
股に入るのが大好き
いつものすず
時代のズレがあって面白い絵柄 とにかく人と一体になろうとする
いったん駐車場に戻って、すずを車 におきました。やはり木が陰をつくっていて涼しかった。

左手に姫路城を見つつ、「姫路市立美術館」(200円)へ向かいます。
市立の美術館とは言うものの、その割には規模が小さくてあまり見 応えはありませんでした。有名な絵もありましたが、つれあいは「マチスの『ジャズ』は、ぼくはだめだなあ」と言いました。ふたりともユトリロはよかったね との感想。美術館か ら「姫路文学館」(300円)へはかなり歩かなければなりません。再び、姫路城を左手に見て城内の公園を歩きます。
たまには、1枚 (左)花がとても
きれいだったので
「撮ってあげる」と

(右)何種類か
咲いていたが
どなたか名前を
教えてください
自然の美しさには勝てない
文学館は姫路城からかなり離れていました。車がすれちがうのが大 変なくらいの小道を通ると、その姿が見えて来ました。車でも行けるのですが(無料駐車場)、この暑さではすずをおいてゆけないので、木陰の駐車場で正解で した。

文学館 は安 藤忠雄さんが設計した建物です。しろうとの私たちには、外観はごく普通のデザインに見えましたが、内部は、回廊のようなつくりになっていて、光の取り入れ 方がきれいでした。姫路にちなんだ作家たちの展示と司馬遼太郎記念室というのがありました。もう少しゆっくり見たかったのですが、どうしてもすずの様子が 気になって急ぎました。
「お金をかけましたね」という建築 作品名はなんだったかなー
個人的には庭を見るのが好き (左 上)文学館外観

(右上)作品名は
少なくとも
「ひつじ」ではなかった

(左下)館の敷地にある
「望景亭」なる日本家屋
12時過ぎ、駐車場に戻りました。すずは朝からパンしか食べませ ん。ドッグフードは持ってきていますが、食べないかもしれないと、菓子パンを多めに買い込んでいました。おやつなら食べるんですけど。
食べたいのですよ クリームのところはやれません
クリームパンの外側をはいでやっているところ
外側だけをやる 最後のひとくち
スライドドアを開けて空気を入れ替 えていたところ、子ども連れの観光客に話しかけられました。あとあと気づくのですが、今回はどの地域でも、どの場所でも、たくさんの人に声をかけられまし た。みなさん気さくな人柄なのか、躊躇がないのか。

12時30分ごろ、予定より早めですが備前に向かいました。道順からいって、まずは滝を見に行くことにしました。一度ゴルフクラブの敷地に迷い込み、入り 口 の人に聞いたところ、顔に笑みをたたえつつも「違います」「ここではないです」とかなり形式的な答えが返ってきました。口ぶりから、私たちが探している滝 のことを知っているに違 いないと思い、感じ悪いなあと思いましたが、たぶんたくさんの人が迷い込んで同じように聞いてくるのでいやなんでしょうね。でも、それでも、地域観光のた めにもう少し親切心はないものでしょうか。車で引き返し、あきらめかけたころ、偶然看板を発見。14時30分、「深谷(ふか み)の滝」着。
実際、滝つぼまで行ってみたよ ひっそりと落ちる滝
高さはないが
まわりの木々との
バランスがきれいだった

もっと近づくと
滝つぼが見れた
15時ごろ、「旧閑谷(し ずたに)学校」着。1670年に岡山藩主が創設した学問所です。備前焼の瓦が見られるというので、外観だけの観光。敷地内に 犬はだめだそうですが、おそらく有料の学校敷地内のことだと思います(聞きませんでしたけど)。でも、すずはつないでふたりだけで見に行きました。
外につないだらしばらく騒いでいた 独特の光沢がある瓦
すずの 後方にあるのが学校
駐車場の敷地から撮った

(右上)講堂入り口の門がまえ
確かに、備前焼の瓦だ

(右下)石塀は重要文化財だそう
つれあいが「撮っといて」と
かまぼこのような曲線をもつ塀
まわりの緑が入っていなくて殺風景な1枚 学校から5分ほど歩くと
「黄葉亭」がある

ここは犬OKと判断した
学校手前のお店で看板あり。「しょ うゆぶっかけソフト」?気にある気になる。
これは本当にいい考えだ 300円也

ソフトの上に
お好みで
きなこをかける
食べてみると、確かにうまい!キャ ラメルのような、プリンのような、愛知で買った味噌キャラメルのような。しょうゆって甘いものにあうんですね。すずにも好評でした。でも、しょうゆのとこ ろは絶対やっちゃだめだよ。
上の部分は人間がいただきます だんだん分量が少なくなる だんだん心配になってくる
今回は少し多めにやった ちょうど鼻が入る大きさのカップ コーン がないのは
残念だけど

しょうゆの楽しみも
犬にはご法度だけど
それでもおいしい
ソフトクリーム
クリームの場所によっては「ブタ鼻」になる いろんな角度で舐めないと うまかった
15時45分、備前市方面へ向かいます。時間がせまってきたので、急いで「備前市歴史民俗資料館」へ。無料なので、てきぱきと見れる展示だろうとふみました。 16時着。備前出身の作家のことや、備前焼のことについて学びました。備前焼について今回初めて触れ、「窯変」のことを具体的に知るに、これは奥深いと思 いました。1時間見れて、17時終了。

17時といえば、まだまだ夕方が始まったばかり。さて。「備前焼伝統産業会館」に寄ってみました。備前焼を売っていましたが、ここでは今ひとつぴんときま せんでした。その多くが「普通の」備前焼だったからかもしれません。

まわりを見渡しても食事をするところはなさそうだったので不安になり、会館の店員さんに聞いた近くのスーパー「マルナカ」に行きました。人間はそこで夕食 をとり、すずは買ってやったレトルトパックのフードを1パックだけ食べました。よかった。
その他にも、食パンとリンゴを買っておきました。

そんなこんなでいい時間になってき たので、「和気(わき)鵜飼谷温泉」でお風呂をもらいました。連休中は720円だそうですが、今 日はまだ通常料金の600円。打たせ湯とか気泡湯とかあったのですが、大きな湯船の区画が分かれているだけで、まあまあの感じ。サウナと露天風呂もありま した。

今 日の宿泊は道の駅「黒井山グリーンパーク」。以前有料道路だったものが今は無料になっているのを知らず(ナビが古いし)、まわり道を して疲れて到着。次の日の計画を確認しつつ、鈴音と一緒に牛乳を飲み、いちごを食べました。すずの目はきらきらしていて、ごきげんでした。食欲がないわけ ではなさそう。22時半ごろ就寝。
--------------------

1日目が無事終わりました。 すずの様子が気になりはしたものの、工事の音からも解放されたし、気分転換になっているだろうと考えました。1日元気に歩いたし、楽しそうな様子もいつも どおり。食べないのもしばらくはしかたがない、フード以外は食べているから大丈夫だろうと。でも、なんとなく心の中でもやもやしたものが残っていて、東京 に 帰るとなったらすぐに決断しようと思っていました。
(その2へつづく)

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