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2009年06月20日(土):「犬が横断
2009年06月20日(土)

犬が横断

野菜の買い出しの帰り道。いつもの帰り道。甲州 街道の少し狭めの2車線の中央寄り。車はごく普通に流れていました。そんなに混んでもなかったし、そんなにすいてもいない。

突然つれあいが「あ!」と小さな声。ほぼ同時に 私は心の中で「あ!」と言って、軽くブレーキを踏んでほんの少しだけ左にハンドルを切りました。ちょっと車が揺れた程度。

一瞬の出来事だったので、ことの次第をきちんと 理解するまでにしばらくふたりして茫然としていました。

まとめてみるとこんな感じ。

1mくらいのリードがついたミニチュアダックス が道路左の歩道から飛び出した。歩道寄りを走っていた車にも轢かれず、私の車からも上手に逃げ、そのまま対向車線側を走り抜け、無事渡りきった模様。

ま ずはつれあいの視界前方に犬が見え、私が見えたのは車正面中央からやや右寄りの位置で、走っている犬の首元からリードがひらひらとうごめいていました。 轢くよりもせめて当てるほうがましと、ハンドルを切ったのでした。瞬間的な判断だったのですが、急ブレーキ・急ハンドルは危険と思ったのでしょうね。その すぐ後に周囲の車からクラクションが聞こえなかったということは、迷惑をかけない程度でことがすんだということだと思います。改めてバックミラー とサイドミラーを確認したら、他の車はゆとりのある車間距離で走っていました。幸運だったのかもしれません。

い つも頭の中で思い描いて練習しているのですが(いわゆる、シミュレーションってやつです)、突然動物が出てきたら轢いても仕方ないと覚悟して、被害が最低 限に納まるようにしなければなりません。動物を轢かないことを優先すると、後続車、左右の車と事故になるかもしれないし、万一歩行者を巻き込んだら大変な ことになりますね。

つ れあいと「今のは結局何だった?」と、起こったこと を一応理解するのに1分。それからは「あー、怖かっ たよー、よかった、轢かなくて。あの犬生き延びたよね、信じられない。対向車線で何の音も しなかったから、たぶん渡りきったよね」と私は言いました。つれあいは「僕は絶対だめだと思った。轢いちゃうだろうなって。でも轢かなくてよかったよ、動 物を轢くっていやなことだよ。タイヤで踏んだ感触とか」と。

あの犬の飼い主さんはどうしただろうね。リード が離れてしまったような単なる事故だったのかな。それとも脱走?仔犬だったのか?私は初めひょろ長い狸かと思ったよ。

これまでも何度か犬の横断(もどき)は経験しま したが、犬を飼っているほうが気をつければ、たいていのことは回避できますよね。かく言う私も、これまでの3匹には何度も逃げられているので、自戒の念を 込めてのご報告です。

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