「ウマ・ワユリ 〜アンデスに広がる少女の夢」

***公演の模様をホームページ上で再現いたします。***

暗闇の中に、教会の鐘が高らかに鳴り響き、重なりながらクレッシェンド
していく。突然の静寂の中、響いてくるのはギターとケーナの
生演奏による<
Paisaje de Nieve


「夜の大空を支配して、白く、黄色く、笑う月が、今日は半分だけ輝いて、西の山の端の雲間に隠れると、今まで遠慮がちに瞬いていた星たちが、今度は、思いっきり体を揺すり、さも楽しげに踊り出す。
深い沈黙の中、アンデスの暗闇に、まだ誰も知らない、
希望に輝く美しい魂が、そっと静かに眠っていた。」

「東の空が白むころ、最後の星が瞬いて、アンデスの日は 始まります。
刺すように冷たい夜明けの空気、乾いた大地と、
清らかな水の香りのする靄のなかに、
人々が火を焚く煙の渦が、 ゆっくり、ゆっくりと
立ち上っていきます。
やがて、あたりがすっかり明るくなると、
木立の中で鳥がさえずり、
小さな草花は、新鮮な太陽の光を受けて、
力いっぱい微笑みます。
囲いの中で目を覚ました、羊やリャマの群れが騒ぎ出すころ、
人々は畑仕事に出かけます。
そして、少し離れたその後に、少女が羊たちを連れて出発しました。」

<夜明けとともに、小太鼓の音が聞こえてきて、バンダ(ブラスバンド)の
伴奏 によるクジャワーダ(糸紡ぎの踊り)が、始まる。>
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<少女の登場。単調な毎日の仕事の中で、いつしか少女は雲になって遠くへ 行きたい夢を膨らませていく。>

<いつか学校で習ったスクレの町を少女は思い出す。そこではきれいな ポジェーラをはいた女性がハンカチをふりながら、男性とバイレシートスを 踊っている...>

<家に帰った少女は薪を折りながら火を焚いている。
明日ポトシの鉱山で働いているリカルドおじさんが
家にやってくるのを聞き、
まだ見たことがないポトシの喧嘩祭りのことや、
チャランゴのことなどに思いをはせる。
やがてチャランゴを弾くリカルドおじさんが現れ、
少女は、ポトシの祭りの踊りを夢見る。>

<第2部は、アンデスの少女の日を描写した創作舞踊
「ウマ・ワユリ」から始まる。
踊るのは夢の中の少女を演ずるセノビア・キノシタ。>

<畑で働いている少女は、ジャガイモをラパスの町に運ぶトラックの
運転手から聞いた、東のアマゾン地方のことを思い出す。
少女の空想の中で、陽気なサンタクルスの人々が
バルス(ワルツ)とタキラリを踊り出す>

<水瓶の中を覗き込んだ少女は、今まで空想の中で自由にいろいろな
町で
踊っていたもう1人の自分に出遭う。 たまらなくなった少女は
村を飛び出し新たな世界へと旅立つ。

<琴の演奏で「鳥のように」>

<ラパスについた少女は、市場をうろうろしているうちに、
チョリータ達が踊るクエッカ・パセーニャを見る>

<しかし現実はきびしく、少女は職を転々としなくてはなりませんでした。
でも少女は、ラパスに着いた日に目にした、あの踊りが忘れられず、
いつか自分がきれいな衣装を着て踊ることを夢見て働いたのでした。
そして1年後のカーニバルの朝。少女はカポラーレスという踊りで
カーニバルに参加し、自分の夢を実現したのでした。>


<カーテン・コール>

 

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