メンバーの小屋

森川小屋

パンクの歌詞

高速道路は日本列島の距離を縮めている。もちろん、渋滞の時を除けば。君達はもっと早く、もっと先へと進みたくないか?スピード制限がなければ良いと思わないか?渋滞もなければ良いと思わないか?路肩走行を大手を振ってやりたいと思わないか?

アナーキズム思想であれ何であれ、あることに惹かれると、それについて調べたくなる。ところが、アナーキズム思想の場合、本を読もうとすると、眠くなることが多々ある。まぁ、何であれ思想本の場合、当てはまる。小説のように、興奮して一晩で最後まで読んでしまった、ということはまずない。書いてあることが難解だからだ。さらに、文体が難しいことが多いからだ。

非常に申し訳ないが、バクーニンの「神と国家」を私はまだ読み終わっていない、というよりも、読み通す気がしない。クロポトキンの翻訳本(相互扶助論・近代科学とアナーキズム・パンの略取)は読み終わったが、一冊に数ヶ月かかった。ブクチンの翻訳本もそうだった。翻訳書だけではない。幸徳秋水の「帝国主義」も「社会主義神髄」も最初の数ページで頓挫したままだ。大杉のように短いエッセイだけが載っているのなら読めるのだが。全くアナーキズムについて知らない場合はなおさらだろう。私は、玉川信明氏の「アナキズム」は非常に読みやすく良い入門書だと思っていたが、友達に貸したら、「絵が多いくせに、難しい」と言われた。

そんなとき、パンクロックの歌詞は非常に有効な媒体なのではないか、と思う。その音楽性のために、単なる一時的流行として見なされることが良くあり、実際、今のメジャーレーベルから出ているパンクなど、そのお流行的やり方と金儲け主義的活動から考えて、パンクなどでは断じてないのだが、音楽性だけ取られてパンクという名前でまかり通っている。こういうことに嫌気がさしたのかどうか知らないが、元デッド=ケネディ−ズのジェロ=ビアフラは、現在バンドではなくスポークン=ワードという形でライブハウスでしゃべくりながら、パンクの精神を伝えまくっている。

ここでは、私が好きな欧米バンドの歌詞を日本語訳して紹介しようと思う。なるべく余り知られていないバンドを選ぶが、もし、既に日本語訳があって、何らかの法的に決定された強奪権に抵触するようであれば、お知らせ願いたい。また、バンドの情報は意図的に載せないので、関心を持った人は自分で調べてほしい。

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