このコーナーは、工房周辺の穴虫の村の様子・自然などを、ご紹介していきたいと思っています。

―― 「穴虫」について ――

「穴虫」とは面白い地名ですが、歴史的にも古い土地で、古文書に「穴蒸」ともあります。
工房付近の西穴虫は、二上山から派生した二本の尾根の末端に挟まれた所なので、あるいは「穴」の雰囲気でしょうか・・

工房近くのゴボ山(御坊山)では、奈良時代の高級官僚の墓誌の書かれた骨壷が出土され、国宝となっています。
注・金銅威奈大村骨蔵器
村には、江戸時代に建てられたと思える、蔵がいくつもある立派な民家も何軒か残っていて、土塀・焼き杉板・しっくいの壁などに挟まれた昔からの曲がった細い道の様子は、そのまま昔にタイムスリップしたような雰囲気があります。



―― 二上山と穴虫 ――

・ 地理 : 二上山(「にじょうさん」、古くは「ふたかみやま」)は、500メートル程の死火山です。金剛〜葛城山からの山並みのはずれ、生駒〜信貴山からの山並みとの接点にあり、南の峠は竹之内峠、北の峠は穴虫峠・田尻峠となり、昔から大和と難波の接点になっていました。穴虫は、その峠越えの街道の古い村だったのでないでしょうか。
また、山麓には、凝灰岩(石切り場跡・鹿谷寺跡)やサヌカイト、金剛砂が出ました。金剛砂は、穴虫が産地で、村には扱い業者が何軒もあります。
・ 歴史 : 頂上には大津皇子の陵墓があります。大津皇子は、天武天皇の子供で、持統天皇に讒訴され殺された悲劇の皇子です。万葉集にもそれを嘆き悲しんだ姉の歌があります。
・ ハイキング : 穴虫・畑からのルートもあります。工房から、山麓の新池までま20分(右写真)、そこから頂上までまで50分。途中、春の尾根道はツツジ街道になります。








* 穴虫の村と二上山







* 二上山・畑ルートの新池 ・秋と春