空を見上げるアスカ

 Yan さんからアスカさんのCGを頂いてしまいました。
 ありがとうございます♪
 このアスカさんは、空の向こうに何を見ているのでしょうか?
 
 以前、YanさんがちびアスカのCGを描いたときに、メールをお送りしたことがあります。
 その時に、ちょっとしたFFを付けさせていただきました。
 内容は、シンジ君がタイムスリップをして、昔に戻ってしまい、ちびアスと出会ってしまう、と言うものでした。
 短くてとても作品とは呼べるレベルのものではないのですが、このアスカさんを頂いて、またまたひらめいてしまいました。
 以下電波。(笑)
 
 過去にタイムスリップしたシンジが、ちびアスカと別れて現在に戻ってくるシーン。
 そこには成長したアスカが青空に向い、手を広げてシンジを待っていた。

「シンジ!」
「ア、アスカ? ど、どうしてココへ?」
 アスカは真っ直ぐにシンジを見つめる。
「ばかっ。あんたのことは全てお見通しよっ!
 あたしは……ずっと昔からあんただけを見てきたんだからぁ!」
 シンジが落下する先にアスカがいる!
「アスカッ、あぶないっ!」
「あたしだって、あんた一人位支えることはできるのよっ!
 一人で悩んでないで。あたしがいるじゃない!」
 シンジはアスカの心が嬉しかった。
 この腕でアスカを抱きしめてやりたかった。
 しかし今はそんなことを考えている余裕は無い。
 アスカに怪我をさせるわけにはいかない。
 シンジは何とかアスカにぶつからないように回避しようとしたが、支えの無い空中。
 どうにも出来ない。
 あとは、神に祈るのみだ。
 シンジは身構えた。
 
 衝撃がシンジの身体を貫く。
 
 はっとしてシンジは目を開けた。
 目の前に柔らかそうな金色の髪が揺れている。
「――ア、アスカ。アスカッ! 大丈夫?」
 シンジは、腕の中にいる少女に問い掛けた。
 きゅっと、背中に回された腕に力が入る。
「――大丈夫よ」
 鈴を鳴らすような声が、聞こえた。
「よかった。シンジを捕まえることができて――」
 心のそこからの安堵の言葉。
「ごめん。――アスカ。心配かけて」
「心配なんてしてない。信じてたから」
 二人は見つめあい――そして……
 
 きゃー!(*^^*)
 
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