とある日の葛城家。
シンジ君はいつものように家事に精を出し。
アスカ嬢はいつものようにリビングでゴ〜〜ロゴロ。
名目上(だけ)の家主はえびちゅのために労働中。
一段落ついたシンジ君、ふたり分の紅茶とお菓子をお盆に載せてリビングへ。
「アスカぁ、お茶にしない?」
「うん♪」
アスカ嬢は満面の笑みをシンジ君に向けながら、ガバっと勢い良く起き上がります。
シンジ君も嬉しそうに微笑みながら、ティーカップとお菓子の皿をテーブルの上に。
勿論、向かい合わせの位置に置くような野暮な真似などしません。
お揃いのカップが、仲良く隣り合わせに。
並んで座るふたりの間には、誰も入れる隙間などありません。
「・・・・・あれ?」
お菓子のお皿を見たアスカ嬢、ちょっとだけ意外な声を上げます。
お皿の上にはいつものチョコチップではなく、○ッキーが。
「ゴメン・・・・アスカのお気に入りのクッキー、今日は売り切れてたんだ。
それで・・・・・」
シンジ君の済まなそうな表情に、アスカ嬢は首を横にフルフル。
「ううん・・・いいの。
シンジが用意してくれたものだったら、何でもいいんだよ・・・・アタシ」
「アスカ・・・・・」
「ホラホラ♪
紅茶が冷めないうちに食べましょ?」
ニッコリ笑ったアスカ嬢、ポッ○ーを手に取るとシンジ君の口元へ。
ハートマークを周囲に撒き散らしながら、ふたりは互いに食べさせっこ。
ぽりぽりぽりぽり・・・・・
ぽりぽりぽりぽり・・・・・
ふと気づいた時には、皿の上に残ったポ○キーは一本だけ。
互いに顔を見合わせます。
「アスカ、食べて良いよ?」
「ううん、シンジが食べて?」
互いに譲り合う為に、お皿の上のポッキ○は手付かずのまま。
何を思いついたのか、アスカ嬢は心持ち頬を染めながらシンジ君に聞きました。
「ねぇ・・・・半分こしよっか?」
「そうだね・・・・そうしよっか」
シンジ君が手を伸ばそうとするのを止めるアスカ嬢。
ひょいっと持ち上げ、自分の口に咥えます。
「ん♪」
シンジ君もアスカ嬢の意図に気付き、頬を染めたりなんかして。
でも、戸惑う事なく反対側を口に咥え・・・・・
ぽりぽりぽりぽり・・・・・
ぽりぽりぽりぽり・・・・・
ちゅっ♪
その日から、おやつにポッ○ーが必ず出るようになりましたとさ♪
ちゃんちゃん♪
・・・・・・・・・あー、背中が痒い(A^^ゞ;;;;;;
管理人のコメント
なるほど!
map_sさんはいつも奥様とそうしてポッキーを食べているのですね!(爆)
そういえば、ジャイアントポッキーというのがありましたねー
今もあるのでしょうか?(汗)
しかし……ジャイアントポッキー……
……できないよね。さすがに。(汗)