天使の醜聞

 

 

 

 


 
 神様・・・私は罪を犯しました。
 種族を超えた恋慕の情は、その始まりに過ぎなかったのです・・・
 
 ああ、神様・・・
 女に二心は許されぬと、あなたはかつて言われましたね。
 ひれ伏し、その御声に心を委ねた私に、あの時の信仰は留まってくれなかったのでしょうか?
 創世の史が始まって以来、守り続けた純潔・・・
 あなたの御許に至る祭壇のみが、私を捧げる唯一の場であった筈なのに。
 
 神様・・・
 
 私は、恋を知りました。
 ああ、神様・・・
 これが、あなたの審判なのですね?
 二人の凛々しい殿方の狭間で、引き裂かれそうな私の心・・・
 
 ああ、神様・・・神様!
 
 いっそひと思いに、この卑しい肉体を引き裂いてください。
 
 許されぬ情愛で汚れた私を二つに分かち、あの方達の手で罰してください。
 
 汚らわしい肉体を拘束し、薔薇の鞭で戒めて下さい。
 
 全ての自由を剥奪し、無限の苦痛を注いでくださイィィッ!
 
 はぁ、はぁ・・・
 
 ・・・なんなら、ローソクだっておっけぇですぅ♪
 
 ふ・・・ぅんっ・・・はぁっ、はぁっ・・・
 
 その、○○○はまだ経験ありませんけど、神様が望むのなら私・・・ふああっ!?
 
 はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・ああ、想像しただけでイッてしまいそう・・・
 
 
 
 
 
 
「っでえええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぃっ!!!!!!! 」
 
「目標、分離しました! 」
 
「ぬぅわあああんてインチキッ!? 」
 
「あ・・・アスカッ!!・・・へ? 」
 
 二体に別れたイスラフェルから、敬々しく麻縄とローソクを手渡された僕たちは。
 
「なんでェ? なんでアタシのデビュー戦はこうなのよぉっ!!!? 」
 
 涙で顔をくしゃくしゃにしながら、使徒の殲滅に成功した・・・
 
 
 
「どうしてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!! 」
 
 
 
 アスカの心に、新しいシュミを刻みつけて。
 

 

 

 

 

 

 


管理人のコメント
 食う寝る36さんから『天使シリーズ』第三弾です♪
 イスラフェルさんが殲滅されてしまったら、アスカさんのシュミは誰を相手にしたら良いのでしょう。
 もちろん、不幸な少年に決まってますよね?
 ハァハァ(半角)(笑)
 
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