ふっふ、久しぶりの日本だ・・・

輝く朝日が、まるで 僕等を祝福してくれるようだね。 シンジ君

あの 狂暴女と 冷血女に、君を独占されて 少し 寂しかったけど

僕の熱いハートは、まだ 君に 引き付けられっぱなしさ

待っていてくれ

今、君に合いにいくのさ

僕等の 真実の絆は、たとえ どんな障害が 立ちふさがろうとも 永遠を 約束されているんだね

さぁ、シンジ君

僕は 君の元に 帰ってきたよ

 

 

 

 

マイ・スイート・ホーム

愛しのシンジ君

 

 

 

 

 

朝もやの中を 一機の飛行機が、滑走路に降りてきた

フランスからの 旅客機

そのファーストクラスの 乗席に座っているのは、銀髪の青年

透けるような白い肌

顔には 大きな 黒のサングラス。しかし、顔半分覆うソレがあっても、端正な顔立ちは 隠しようもなかった

ほっそりした肢体を包む、最高級のスーツ

周りの客達も、ちらちらと 視線を送っていた

しかし、彼は そんな 熱い眼差しに、目もくれない

時折、内ポケットから 写真を取り出しては、ニヤニヤ ほほ笑んでいた

「 ・・・シンジ君・・・」

当然 彼の小さな呟きは 誰の耳にも 届かなかったが・・・

やがて 着陸の時間が 訪れ、スチュワーデス達が乗客の周りを 歩き始める

彼の前に現れたのは、ブルネットの美女

「 もうすぐ 第3新東京です。御用意をどうぞ」 (当然 フランス語です )

そして 彼の手の中に、自分の電話番号と住所が書かれたメモを滑り込ませた

青年は、正確な発音で 答える

「 メルシー、マドモワゼル ♪」

そして、そのメモをポケットの中に 仕舞い込んだ

ちらっと 流し目を送ったスチュワーデスは、笑顔を浮かべて 立ち去る

その魅惑的後ろ姿を見ながら 彼は小さくつぶやいた

「 ふむ。 まあまあかな・・・」

 

 

「 ねぇ、ねぇ、母さん。あれ、あれ♪」

急に上着を引っ張られて、彼女は振り向く

そこに居たのは、顔を真っ赤に興奮させた 自分の娘

「 何? どうかしたの? ナオちゃん 」

「 ほら、ほら、あれ・・・」

少女は母親を掴んだのとは 逆の手を、とある方向に向ける

その指の先は、ロビーを歩いている 銀髪の青年を指していた

「 ん? あの人が どうかしたの?」

「 もぉ〜母さんったら〜・・・あれ、『 カ・ヲ・ル 』よ♪」

「・・・へっ?」

怪訝な顔の母親に、娘は呆れ果てた

「 もぅ。ほら、あの スーパーモデルの カヲル じゃない♪」

そこまで言われて、やっと 彼女は 思い出した

「 あぁ・・・あの ホモモデルの・・・」

 

カヲル・・・数年前に突如ファッションモデル界に現れた 謎の麗人である

そのほっそりした 肢体。銀色の髪に真紅の瞳という 不自然な そして妖しい容貌

男役でも、女役でも こなせる 不思議な存在として、ファッション界に 鮮烈なデビューを果たした。

たちまち トップモデルとしての地位を確立し、その存在は 広く 世界中に知られる事となった

ただし、それは ゴシップ記事によるところが 大きい

世界中を渡り歩く彼は 又 世界各地に ”恋人”を 創る男だった

それも 男女 問わず

いや、男の恋人の方が 女性のソレよりも 多い

『 男も女も 同価値なのさ。僕にとってはね・・・』

とある記者に聞かれた彼は、そう 答えたという

ただし、彼の男の恋人の半分は、黒い髪と瞳を持ち 中性的な容姿を持つ 少年達

この事から マスコミは 『 昔、日本で失ってしまった 恋人を 今でも 追い求めているのだろう・・・』 との 勝手なイメージを作る事となる

・・・あながち 間違いでもないが

とにかく、彼が 世界中の恋人達と寄り添う 写真は、頻繁に 紙面を飾り、彼の名前を知れ渡せるのだった

特に ある傾向の少女達は、カヲルが美少年と見詰め合う画像に 狂喜し、その妄想を拡大させる刺激剤とする

この事から 『 ホモモデル 』との異名が与えられるのだったが、別に 彼は 男オンリーな訳ではない

どっちでも OK♪ という 無節操なだけである

 

「 もお〜、お母さんったら〜」

思春期を迎えた少女は、小さく頬を膨らませて 母親を睨んだ

「 止めてよぉ〜ね〜♪ そんな低俗な呼び方 」

「 でも、そうなんでしょ?」

「 せめて、『 薔薇の貴公子』って 呼んでくれない?」

「 はいはい、薔薇の貴公子ね・・・」

母親は 呆れたような顔で、ため息をついた

「 それより、母さん! カメラ、カメラ!」

「 へっ?」

「 もう〜、カメラよ! 持っているんでしょ?」

「 あぁ、確か 鞄の中に・・・」

アタフタと カメラを取り出したが、その時 被写体である 彼は 既に遥か彼方

「 あぁぁぁぁぁ、せっかく 写真撮ろうと 思ったのに〜」

「 まぁまぁ、ナオちゃん・・・」

地団太踏んで 悔しがる娘を、母親は なんとか 宥めようと 必死だ

「 せめて、サイン 貰っておけば 良かった・・・」

しょんぼりする少女だったが、とあるモノが目に入ると ピタッと 立ち止まった

「 ん、どうしたの? ナオちゃん 」

同じく立ち止まる母親に、少女は けたたましい声をあげる

「 きゃぁぁぁぁ〜〜! 新刊が 出てるぅ〜〜 」

叫び声と共に、側の書店に 突進した

そして 一冊の本を取り上げる

愛らしい少年・・・上半身が 脱がされていたので 辛うじて 男の子だと 判別できる・・・が何本もの手で 裸にされている という 妖しい表紙がついた ヤヲイ本だった

「 ちょっと、ナオちゃん・・・」

「 お母さん、これこれ♪『 山岸 レイ 』 の新刊よぉ〜! それも 一番大好きな 『 シンジくん』 シリーズ♪

あっ、これはね。シンジくんっていう とっても カワイイ男の子のシリーズでね。毎回 危ないキャラ・・・マッドな保険医とか、 行かず後家の教師とか、ドイツからの転校生とかに、襲われちゃうんだけどね、いつも 危ない所で 幼なじみの男の子に 助けられるの。

で、この 幼なじみの少年ってのが 実は カヲルを モデルにしているんじゃないか? って大評判なのよ♪ だって 紅い瞳に 蒼銀の髪で ちと 無口で 妖しい雰囲気ってのが ピッタリなんですもの♪で、この2人が いつも ラストでね・・・」

嬉しそうに ヤヲイ本を解説する娘に、母親は 何とも言えない視線を 浴びせる

『 ・・・ナオミ。私には 貴方が 何を言っているのか、よく 判らないわ・・・』

そんな 母の嘆きも 知らずに、少女は 更に大きな声をあげた

「 きゃぁぁぁぁ! KanaO( カナオ)の 新刊も出てるぅ〜〜」

ヤヲイ少女の 暴走は 今日も止まらない・・・

 

 

 

空港を出た 青年の前に、静かに 一台の車が停まった

紫色の ギラギラした メタリック。前世紀では カウンタックと 呼ばれていたスポーツカーだった

ウインドーは、黒いスモークがかかっていて 運転者の様子が うかがえない

・・・が

スポーツカーは 停まると 同時に 両脇の ガルウイングを上げる

それは まるで 獲物を見つけたワシの姿

車から ニョキっと 出てきたのは、赤いハイヒールとストッキングに包まれた白い足

フワッと 肩のラインで 切り揃えられた黒髪をゆらし、ビシッと 決まっているスーツ姿の 美女

口元のホクロから 何とも 色気が感じられる

彼女は 艶ぽっく 微笑むと、彼に 応対した

「 お帰りなさいませ、カヲル様・・・」

「 あぁ、御苦労さま・・・」

彼は 思わず 礼を労った・・・が 本心は

(・・・んっと、この女性の名前 何だっけ?)

余りにも 恋人が 多すぎる為に、カヲルは 名前さえも 覚えきれなかった・・・

 

カヲルは 運転席に回って ハンドルをとった

軽快なエンジン音が鳴り、そのスポーツカーは 滑らかに 走り出す

助手席の美女は、鞄の書類を取り出しながら 今後のスケジュールを 報告した

「 カヲル様の今回の帰国は、残念ながら3日だけと なりました。来週 ニューヨークでの ショーが入ってますので それしか 時間が取れませんでした。・・・本当に 残念です。」

最後の一言は 彼女の心情を表している

日にちが多ければ 多い程、彼女自身が カヲルの相手を出来るチャンスが 増えるのだ

「 まっ、しょうがないね・・・」

運転しながら カヲルは クールに答える

普通の1流モデル・・・特に カヲルクラスのスーパーモデルならば そんなに あくせく働かないでも 優雅な生活が出来るのだ・・・が

カヲルの場合、世界中に居る 数多くの ”恋人達”の 面倒もみていた

その為には 懸命に働かなくてはならない・・・という 不本意な次第である

それなら、恋人の数を 制限すれば良いモノを、更に 手当たり次第に 増やしていく カヲル

・・・結局 自業自得 と いう

「 その代わり、この3日間は カヲル様の要望通り 完全に フリーです。何の予定も 入れてませんから・・・」

「 ありがとう。すまないね・・・」

別名 ”女殺し”・・・異名 ”男殺し”でもある 爽やかな笑みを 浮かべる カヲル

見る見るうちに 知的な美女の頬は ピンクに染まり、瞳が潤んでいく

それを見た カヲルは、今度は意味ありげな 笑いとなって 車を停めた

海沿いを走る国道

その側の 堤防の影

朝早い事もあって、辺りに 人影もない

「 ん〜♪ 飛行機に乗りっぱなしだったから、すっかり 疲れたよ・・・ちょっと 休憩していこうか?」

わざとらしく 伸びをすると、上着を脱いで シャツのボタンを外しはじめる

「 ・・・はい 」

彼女も 謎めいた笑みを浮かべると、邪魔になる上着を取って 助手席のシートを ゆっくりと 倒した

外では 海鳥の鳴き声だけが 響いていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後、カヲルは 一人で 運転していた

あの美女の姿はもう無く、ただ その香水だけが 残っている

「 ふん、ふふん・・・ふん♪」

どこか スッキリした顔で 鼻歌を鳴らす カヲル

崩れたシャツの隙間に、虫に刺された様な赤い跡が 残っている

やがて 車は 海岸線を外れると 山の方に向かう

そして とある住宅街の中に 入っていった

まだ 所々に 雑木林や 畑が残っている のどかな 街

そんな中を通り抜けて ある丘の上に到着した

その丘の上には、広い敷地を構える 大きな屋敷

・・・と いっても 敷地の半分は 畑であり、屋敷も木造で それほど 立派なモノではない

しかし この家には、彼の”永遠の恋人・・・になる予定”の人が 住んでいる

感慨を込めて 見つめるカヲルは、そっと つぶやく

「 ・・・シンジ君、僕は 君の元に帰ってきたよ・・・」

やがて 中古車や ボロボロの軽自動車の隣に 場違いな最新式のスポーツカーを 停車させると、ゆっくりと 玄関に歩き出す

まだ 朝も早い為に 辺りは しんと 静まり返っていた

はやる気持ちを 押さえるかの様に わざと ゆっくり 歩く カヲル

その脳裏に浮かぶのは、まだ どこか少年らしさを残す 魅力的な青年

その 柔らかな笑みを 思い出すと、思わず 顔が 歪んでくる

「 あぁ・・・シンジ君・・・」

彼は 幸せな吐息を洩らした

 

 

しかし ドアを開けた 彼の目に飛び込んできたのは 思いもよらぬ光景

永遠の恋人は、すっかり 衰えた顔を見せるのだった

「 ・・・シンジ君・・・」

「 あっ・・・・・・カヲル君・・・」

頬はこけて、目は窪んでいる

やつれた顔にかかる 数本の髪の毛

服装も ボロボロで、あちこち すりきれていた

そして手にしていたのは 数本の造花

すぐ隣にある箱には、その造花の材料が 山となって積まれていた

寂しそうな瞳の シンジ

「 こ、これは・・・一体・・・」

驚愕したカヲルは 声も出ない

そっと うつむいて シンジは つぶやく

「 ・・・しょうがないよ・・・だって 貧乏なんだ・・・」

それは どこか 絶望した声だった

「 だからって これは・・・」

ボソボソと つぶやく シンジ

「 ・・・アスカも レイも 遊び回ってばかりで、生活費も入れてくれないんだ・・・

ミサトさんは 相変わらず 酒浸りだし・・・リツコさんも 無茶な実験ばっか やっているし・・・

加持さんも 近頃は 見て見ぬ振りなんだ・・・

父さん達は ワガママしか言わないし・・・最近は 子供達だって・・・」

背中を丸めて 鳴咽を洩らす シンジ

「 ・・・みんな・・・みんな、僕の事なんか・・・」

「 シンジ君!」

カヲルは 思わず 駆け寄って シンジの背中を抱いた

「 僕が居るよ! 君には 僕が居るじゃないか!」

自分の激情を吐露するカヲルを、そっと見上げる シンジ

信じたい・・・でも 裏切られるのは もう 嫌だ・・・そんな 瞳

恐れるシンジを、カヲルは 優しく見つめた

「 ・・・僕を信じてくれるかい? 」

「 カヲル君・・・良いの? 本当に カヲル君に すがっても 良いの?」

「 当たり前じゃないか・・・」

傷ついた子犬の様なシンジを しっかりと 抱きしめた

「 ・・・カヲル君・・・僕は、僕は・・・」

シンジも それ以上 何も言えずに、カヲルの背中に 腕を回すだけだった

人の暖かい温もりに ただ 涙するだけの シンジ

優しく 抱きしめる カヲル

互いの心を 暖めあった 2人は、やがて・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ぐっふっふっ♪・・・やつれた シンジ君ってのも 結構 そそるな・・・」

カヲルの口元は だらしなく 歪み、目は 妄想の中だけに 生きていた

完全に 暴走状態の カヲル

従って 自分に向けられた 殺気を 感知する事は 出来なかった

やがて 玄関にたどり着くと ゆっくりと チャイムに 指を伸ばす

しかし その指は、終着点に 到着する事はない

カヲルの 浮かれた瞳には、玄関の両脇から 襲ってきた 赤と蒼の影を捕らえられなかった

蒼い疾風が カヲルの体を通り過ぎた

赤い稲妻が カヲルの体を 打ちのめした

ガスッ、ドコッ 「 うげっ♪」

一瞬だけ 異様な音が 響く

そして 1分後

カヲルの乗ってきた スポーツカーは、何故か カヲルの体だった ソレを乗せて ゆっくりと 静かに 走り出すのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ・・・カヲル君、遅いね・・・」

シンジは、時計を見上げて そっと つぶやいた

時計の長針は 7時を過ぎており、皆 朝食を終えて くつろいでいる 時間

自分で煎れた緑茶を すすりながら 心配そうな シンジ

「 朝食には着くって 言ってたのに・・・」

「 まっ、彼も 彼の事情があるんでしょ♪」

お気楽な声をあげたのは やっぱり エビチュを抱えていた ミサト

「 別にワシは 来んなら 来んでも 良いけどな・・・」

鍋に少しだけ残っている 味噌汁をすすりながら トウジも 応える

「 あぁ〜あ、せっかく サイン 貰おう と 思ってたのに・・・」

「 へっ? 何でですか?」

マユミの疑問に、マナは ちらっと 舌を出す

「 てへっ♪ その手のマニアに 高く売れるのよね〜♪」

「 ・・・何だ。考える事は 一緒か・・・」

カメラを弄りながら 残念そうな ケンスケ

そんな のん気な空気の中

テレビから 軽薄な音楽が流れて、朝のニュースを放送する

「 ・・・・・・さて、ここで 第3新東京から ホットなニュースが届きました

今朝、7時頃 通勤 通学客が 混雑する 新箱根駅の 改札前に 全裸の男が 現れました。

この男ってのが あの 有名な スーパーモデルの カヲルでありまして、フラフラの状態で 歩いてました。

かなり 酒に酔っていたようで、体内からも 強いアルコール反応が 検出された模様です。

すぐさま 警察に 連行されていきましたけど、本人は 酩酊状態で 訳の判らない事を 言っていたようです

現場は 一時 大混乱で、何故か カメラを買い走る 少女が 多数 居たそうです・・・」

隣の席では、呆れた顔の コメンティター

「 ・・・また、彼ですか・・・」

「 はい、今回 久しぶりに 日本帰国で 浮かれていたんでしょうけど・・・これでしばらくは 警察の厄介でしょうね。」

「 まったく 毎度 お騒がせの人ですな・・・」

互いに 苦笑しあう テレビ人

それを見た シンジは 一言

「 何だ、又か・・・カヲル君も しょうがないな・・・」

 

アスカと レイは ただ 黙って 紅茶を飲んでいた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ども、どらこ です

すみませ〜〜んっ!

とある作品の 電波の 余りモノです(爆)

いや、なおさん

そのうち ちゃんとした 続きを送りますから(笑)

 


 ぶわっはっはっはっはっ!\(≧0≦)/

 ずばり、サブタイトルな内容に、最初から最後まで楽しませて頂きました。
 いや〜どらこさん、期待を裏切りません。
 カオル君、最高!(爆)
 
 >アスカと レイは ただ黙って 紅茶を飲んでいた・・・
 ありありと、情景が浮かびますね。(笑)
 しかし、アスカとレイの連携プレイ。
 世界でこれほど強力なものは無いでしょう。(笑)
 
 しかし、冒頭で出てくる「ナオ」って女の子……
 しかも、「KanaO」って……(^^;;;;;;;;;
 そうか!そういうことか、リリン!
 こういう伏字の仕方もあるんだね!(爆)<違います
 
 
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