どらこさんの
KISSの温度「P」Edition


 休日の葛城家
 いつもは 掃除 洗濯に追われている少年が うたたかの 昼寝を楽しんでいた
 リビングに ゴロンと 横になっている シンジ君
 その無邪気な寝顔で どんな夢を見ていたのだろうか?
 そんな 少年の横顔を あるモノが つついた
 
 ・・・ツン、ツン
「 ・・・う〜ん、止めてよ〜 アスカ〜♪ 」
 シンジの寝言
 
 ・・・ツン、ツン
「 ・・・そんな・・・駄目だよ、綾波・・・」
 ・・・どんな夢 見てるんだ?
 
 ・・・ツン、ツン
「 ・・・お酒臭いよ、ミサトさん♪ 」
 端正な顔が 少しだけ 歪んだ
 
 ・・・ツン、ツン
「 ・・・ヒィー! 勘弁して下さい、リツコさん・・・」
 今度は 恐怖に歪む
 
 ・・・ツン、ツン
「 ・・・あの・・・その・・・マヤさん?」
 いい加減、目を覚ますのだろう
 少しずつ その瞳が 開かれる
 その目に 映る 光景は・・・
 ・・・白と黒のツートンカラー
 そして 赤が 混じった トサカ
「 ・・・あれ? ペンペンだったの?」
「 クワァー♪ 」
 温泉ペンギンは そんな シンジの頬を 優しくつつく
 ・・・ツン、ツン
「 あっ、ごめん・・・僕 眠っちゃったんだね。 お腹空いたの? すぐに ご飯にするから・・・」
「 クワァー♪ 」
 シンジは 立ち上がると、すぐに キッチンへと 向かった
 そんな 後ろ姿に 切ない声の ペンペン
 
「 クワァァーー♪ 」
 
 
 ・・・本当は キスしているつもりの ペンペンであった・・・
 
 
 ちゃんちゃん(爆)
 
 
 

seiriyu@e.jan.ne.jp

なおのコメント(^ー^)/

 シンジ女難を絡めてくるあたり、さすがです。
 特にリツコさんあたり……(^^;
 そういえば、ペンペンって……メス?(^^;


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