どらこさんの
KISSの温度「G」Edition 16th

 暗闇の中
 いくつかの モノリスが立ってた
 
「 ・・・このままでいいのか?」
「 碇ゲンドウ・・・信頼出来る相手なのか?」
「 最近耳にする噂・・・あれは・・・」
「 『癒し』か・・・」
「 あれはいかん、あれはいかんよ 」
「 奴め、勝手にシナリオを変更しおって」
「 自分一人で 人類を補完するつもりか?」
 すると 重々しい声が流れた
 
「 うむ、これ以上 奴に任せる訳にはいかん。ワシが出よう・・・」
 
「「「「「「 おぉぉぉ 」」」」」」」
 
 そして キール議長は 不気味に微笑んだ
 
 
 
 
 
 カツン、カツン、カツン・・・
 セントラルドグマの奥深く
 真っ暗な通路を靴音だけが響く
 それは 最近ちまたで噂の 『赤いサングラスの悪魔』
 黒いマントと髭をなびかせ
『ニヤリッ』と笑いながら 通路を進んでいた
 と
 反対側から聞こえる 奇妙な音
 ガチャンッ、ガチャンッ♪
 まるで機械を動かしているかの様な金属音
 彼は立ち止まって 目をやる
 暗闇でも見えるサングラスに、やがて 一つの影が映る
 それは・・・人?
 ガチャンッ、ガチャンッ♪
 まるで体をヨロイで覆ったかのようだった
 少しずつ 近づいてくる それ
 ガチャンッ、ガチャンッ♪
 金属音を奏でていた それが ようやく立ち止まった
 じっと 対峙する 2つのモノ
 赤いサングラスに映った それは・・・
 
 高さ 180センチほどか
 恰幅のいい 体
 それを全体で覆っている 金属
 ロボット?
 ・・・と いうより サイボーグ?
 頭らしきモノも上半分はヘルメットのようなモノで覆われ
 目の所にはまるで ジオンのザグのようなサイバー
 赤い点滅が左右に動く
 しかし、顔下半分は 人の顔
 艶々とした脂ぎった肌
 口の周りの 皺だけが かなりの高齢を予想させる
 そして 真っ赤な唇
「 ・・・久しぶりだな、碇 」
「 その声は・・・キール議長ですな 」
「 ふっ、驚いたか この姿 」
 ・・・そりゃ 確かに驚くわな
 ・・・まるっきり 出来の悪い 『ロボコップ』
 ・・・しかし、本人 得意そう
「 見よ、これこそが 『メガキール』 だ!」
 偉そうに胸張る 変な老人
 一方 不気味男は ニヤリッと笑うだけ
「 ・・・それで、何か用ですか?」
「 む!?・・・」
 全然 恐れ入らなかったので ちと不満そう
 しかし
「 ふっ、碇・・・貴様を倒しに来た。これ以上 お前の勝手にさせる訳にはいかん 」
 ガチャンッ、ガチャンッと歩き出す
 一方 ヒゲは バサッとマントを翻す
 そして 正面で対する2人
 互いの肩をつかむと
 
 ・・・キスをした
 
 (注、暗闇の為 音声だけをお楽しみ下さい)
 
 
 ブチュュュュ♪
「 うむ、やるな、碇・・・」
「 ふっ、問題ない 」
 
 グチュ、グチュ
「 ふっ、これで どうだ?」
「 ・・・まだまだ 」
 
 レロレロ
「 ふっふっふっ・・・」
「 むっ、舌を使ってくるとは・・・」
 
 カミカミ
「 うっ、いかん。耳は・・・」
「 ふっ、噛まれるのが好きでしたな・・・」
 
 ピチャ、ピチャ
「 まだまだ 若いもんには 負けん」
「 ・・・年寄りの冷や水・・・」
 
 ベチョ、ベチョ
「 くっ・・・」
「 ふっ、これが 癒しですよ 」
 
 チクチク
「 うっ、髭がぁぁぁ」
「 ・・・計画通りだ 」
 
 チュッ、チュッ、チュッ
「 これで どうだ 」
「 なかなか やりますな・・・」
 
 
 
 暗闇の中
 誰にも知られる事のない おぞましい戦いは そのまま続いたという・・・
 
 ゲンドウ対メガキール 『G消滅作戦』
 
 
 
 Eチーム あげて 廃となっている・・・(笑)
 
 
 
 
 


 ぐあああぁぁっ。(^^;
 ううっ。夢に出てきそうです。
 この、ぐちゃぐちゃ、べちょべちょが。(爆)
 これを読むのもコメントつけるのもいやだなぁ。(^^;
 
 でも、どらこさん、これをどういう気持ちで書いたのだろうか?(^^;;;
 
 
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